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野田成人のブログ

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 ネットに面白い話が転がっていたので。

いじめたくなる環境

 狭い家の中に子どもたちを閉じ込めていたら兄弟げんかがどんどん激化します。絶えられなくなり同じような山や森や広い公園に子どもたちを放牧するとそれはのびのびと遊び、互いに協力をしたり思いやりあったりするという現象は我が家ではよくあります。

 狭い家の中や教室、遊具のすくない狭い公園、車の中、バスや電車の中、狭い環境の中で行動を制限すればするほど、子どもたちは余裕をなくし、周りに対して寛容でいられなくなる。私は、いわゆるいじめもこの延長線上で起こってくるものなのではないかなと思っています。

 前回記事も含めて、拙ブログでも何度かいじめに言及した。「狭い家、狭い環境」がいじめたくなる環境だという上記内容を、小生流に話を広げてみたい。

 現代においては、大人社会にもいじめが蔓延しており、それが児童虐待など弱い者イジメ連鎖になっていると書いた。大人社会も「狭い環境」に閉じ込められているからだろう、と小生は考える。大人社会の「狭い環境」とは、資本主義における競争原理と、民主主義にネットが絡んで生じている衆目監視の状況である。

 資本主義の競争原理は、安心・安全・安くて便利で快適なサービス・商品を提供するという理念の元で、労働者は社畜として扱き使われる。細かいマニュアルや社内コンプライアンスによって縛られ、自由裁量権のない社畜は狭い領域に押し込められる。

 もう一つの方は、民主主義というより自由とか平等とか人権という言葉の方が分かりやすいかも知れない。自由・平等・人権というのを各人が盾に振りかざし、お互いに自由な領域を狭めて行っている現実がある。一昔前ならお目こぼしがあったような軽微な犯罪でも、法の下の平等で裁かれなければいけない。大目に見てやろうという寛容さが、自分のクビを締めてしまうことすらある。特に警察や公務員はピリピリしている。

 バカッターに代表される若者の「やんちゃ」を、本人・周囲も含めて再起不能なまでに追い詰めるのは、社会に寛容さ許容量がなくなった証左である。ネットの便利さ面白さは、このようなリスクと隣り合わせ。危険なおもちゃの害悪にさらされているのは、バカッターだけではない。援助交際等未成年者がさらされるリスクは、親が知らないだけということもある。

 今の世の中、昔に比べて雁字搦めでキュウキュウとしている。そう感じるのは小生だけではないだろう。お金で得られる物質的豊かさ、これを維持せんが為に法律だのマニュアルだのコンプライアンスだの、大人も子供も狭い領域に閉じ込められている。

 喩えるならば、資本主義という巨大なシステムの建築物がある。その建築物がどんどん出来上がっていく高度成長期は、どんどん部屋が増築されていくような時代だったのだろう。一人一部屋をもらって子供達が喜んでいるかのような希望溢れる時代だった。

 ところが余りにも増築を重ねすぎて、もうこれ以上大きくできない。どころか増築しすぎで、一部倒壊しかかっていたりもする(ちょっと前のギリシャとか)。何とか建物全体を維持しようと、改築したり補修・補強したりする。その度毎に余計な柱や壁が増えて、部屋は徐々に狭くなってきた。

 部屋が狭くなる度、強い者は「お前、あっち行けよ」と弱い者をより狭い領域に押し込める。かつての電子立国日本を築いた大企業も、みんな肩身が狭い想いをしている。仕方なく正社員を「リストラ部屋」に押し込んだり、下請け企業を切って貧困状態に押し込めて、なんとかしのいでいる現状だ。

 狭くて窮屈、更には倒壊リスクも出てきた資本主義システム下でいじめられているより、もっと広々とした所に放牧してのびのびとした方が人間は幸福になれる筈。え?どこにそんな広々とした場所があるかって?そりゃ、資本主義のシステムから距離を置くか、あるいはシステム全体が壊れないと無理でしょう。

 そのシステムの欠陥に気づきたくないのか、世の中は自分のクビを締めるかのように、子供達にもより非寛容になっている(下記記事参照)。
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<改正少年法>有期刑上限引き上げ 参院で成立
毎日新聞 4月11日(金)10時43分配信

 罪を犯した少年に言い渡す有期刑の上限引き上げなど、厳罰化を柱とする少年法改正案は11日午前、参院本会議で賛成多数で可決、成立した。少年事件の被害者遺族らから「成人と比べ量刑が軽い」との声が高まり、法制審議会(法相の諮問機関)が昨年2月に改正要綱を答申していた。

【少年犯罪減らしたい】息子の命日に被害者の会結成

 現行の少年法は、成人なら無期刑となるケースでも事件当時18歳未満であれば、10年以上15年以下の有期刑にできると規定。3年以上の有期刑に該当する場合でも、判決時20歳未満の少年に対しては5年以上10年以下を上限とする「不定期刑」を言い渡すと定めている。

 改正により、有期刑の上限は20年に、不定期刑の上限も「10年以上15年以下」にそれぞれ引き上げられ、従来より重い刑を科すことが可能となる。不定期刑の幅が広がりすぎないようにする規定も設けられた。

 検察官と国選付添人の弁護士が少年審判に立ち会える事件は、これまで殺人や強盗などに限られていたが、窃盗や傷害といった事件も新たに対象となる。

 少年法を巡っては、2009年に大阪府富田林市で高校1年の男子生徒が当時17歳の少年にバットで殴られるなどして殺害された事件の裁判員裁判で、大阪地裁堺支部が、不定期刑の上限である5年以上10年以下の懲役を言い渡したうえで「刑期は十分でなく、適正な法改正が望まれる」と異例の言及をした。【和田武士】

 ◇少年法改正の骨子

・事件当時18歳未満の少年に対する有期刑の上限を15年から20年にする。

・判決時20歳未満の少年に対する不定期刑の上限を、短期は5年から10年に、長期は10年から15年にする。

・検察官や国選付添人が少年審判に立ち会える対象事件を窃盗や傷害などにまで広げる。

コメント


いじめをなくそうという取り組みが、教育番組で取り上げられていました。
有名なタレントが出演し、いじめの実態を赤裸々に語り、いじめがいかに
人間の心を破壊するか。ときには涙を流しながら子供たちに訴えかける。
狭い環境。つまり狭い家、教室、公園で遊び学ばざるをえない日本の多くの子供たち。
そういう環境が、いじめを助長させる面はあるでしょう。
しかしその中で、思いやりの心で、順応しにくい子供も仲間として受け入れる、そういう心をはぐくむこともできるでしょう。
児童虐待などで、親をなくした子供たちが集う施設がテレビで紹介されていました。
彼らは、心に深い傷があります。しかし、そこは「思いやり」の空間でした。
仏心をまだ小学生の子供に見ました。
環境的には狭い空間でしたが、それがかえって思いやりの心を育てる環境にもなりえます。
その施設の先生は厳しく指導します。その根底にあるのは、傷ついた仲間たちに対する「思いやり」を持ちなさい。ということなんだと思いました。










某さん、いつもコメントどうもです。

某さんの立場としては、狭い環境がいじめの原因になるとばかりは、いいきれない、という主張なわけですね、ふむふむ、この話題はとても興味深い、ぜひ、ちょっと時間をかけて話をしてみたいです
じつは、高校の頃の体育の教師がこの種の話をよく聞かせてくれました、狭い環境がいじめを助長するという説は、昔からあったようです、
この先生がいうには
野生の鳩にはいじめ現象はみられないが、鳩小屋で鳩を飼っていると、必ず一羽だけいじめられっこの鳩がでる、かわいそうに思っていじめられっこを隔離すると、また別の鳩が決まって一羽だけ、いじめられる
のだそうです
この話によってこの先生は、いじめ、とは環境からくるストレスが根本原因なのだ、という説を教えてくれていたのだと思います、いじめられる側にも原因がある、などの説は、やはりいいわけにすぎないのです
しかし、狭い環境が必ずしもいじめの原因にばかりなるわけではない、というのも事実であると思います
狭い環境はストレスとなりますが、うまくそれを解消してやれば、いじめの原因となるストレスは、内部の結束をつよめるエネルギーにもなり得るのではないでしょうか
たとえば、オウム真理教の出家制度が、まだ社会からの隔離生活として山奥で成立していた時代、彼らにはいじめはなかったとおもいます、社会融和路線が進められ、世界が広がった時期と、野田さん他、いじめられ、追い出されちゃった人が出始めた時期とはリンクするではないですか
ようするに、出家生活においては、出家している自分たちに自尊心をもち、外社会を、穢れたものと非難することで、狭い環境でたまったストレスからくるいじめ欲求を社会に向けて解消したため、かえって内部の結束が高まっていたというわけでしょう
中国や南北朝鮮が、自国内部の不満を外国にそらすために、日本批判をつづけるような事例と似ているのでしょうが、まあいじめ解消の方法論としては、難ありといえど、ありかなしかでいえばあり、な方法だと思います
それにしても野田さんの陰陽転換論の立場からは、どのような方法論をとられるのでしょう?
これまでの文章をみると、締め付ける父性的、きびしさ、と母性的寛容さ、そのどちらもその危険性を非難なさっているように見受けられますが、今の時代、はたして必要とされるのは、母性、父性のどちらだと結局はおもっておられるのですか?



>どのような方法論、母性、父性

正確にご理解頂くには「一神教支配の終焉」を1度お目通し頂いた方が良いかも知れませんが、今の一神教・父性文明は勝手に終わると思ってます。よって必要とされるのは母性ですが、時代そのものが根底からひっくり返るでしょう。それは人間がどういう選択をする云々というレベルの話では無く、地球の意思・宇宙の流れで抗うことはできないのだと考えます。

その転換期には、ノアの方舟あるいは仏典におけるお互いが「これは獣だ!」と罵り合って争うというような状況が現出するのではないかと考えます。

勿論小生の見解は、現実に第三次世界大戦とも言えるようなレベルの破壊がなければ、正当性は担保されず、単なるキチガイの戯言に過ぎません。しかし仮に何も起こらなかったとしても、貧困層の基本的人権の生存権その他を盾に現実的な善の実践を行いつつ、財政赤字でひっくり返りそうな拝金資本主義に一撃を加えるというものであり、その点で転換するという流れに乗った行動にもなるものです。勿論10-20人保護を取る人が増えたからと言って、どうということはないですが。

また#JalddpaAさんだねw 確か1234とかそんなヤツでしょ。

#JalddpaA さんは 1111 だね
真似されるし、紛らわしいから違うのにして欲しいです。

>みんなJalddpaだとなんか困ることあるんでしょうか?

みなさん1人1人は、ネットの数あるブログの一つに通りすがりにコメントするような感じで気にしないかも知れませんが、私からすれば自分の家に色んな人が来て、名前がみんな同じで紛らわしいのです。

1111だから、それを入れれば誰でもJalddaさんのコメントを削除できます。なりすましもできます。

>三段目、母性的

http://alephnoda.blog85.fc2.com/blog-entry-918.html

三段目の記事全部ご覧になったんでしょうか?その上でご自身が実践されるというのなら私は何も言いませんが、私はやりません。

>野田さんは何をしようとしていなさるのですか?

一神教文明の一つの欠陥は、効率を追求するが故に何事もマニュアル化してしまったり、結論だけ先に知ろうとすることです。それが人間を狭い領域に押し込め、生き甲斐を奪う過程でもあります。

http://alephnoda.blog85.fc2.com/blog-entry-763.html

何をしようとしているか、というのは、私の動機やそれを生起させることになったものも含めて一体のものです。青い鳥を捜す旅は、最初から自分の飼っている鳥が青い鳥であることを知っていれば成立ません。結論を知らないが故に、推理小説は面白いのです。推理小説に、犯人とトリックを書いた栞をはさんで売るバカな本屋がどこにいるでしょうか?

私の手伝いを5年以上やってきてくれている2人には話しました。尤もその2人もほとんど理解していない話なので、キチガイの戯言とお気になさらぬよう。

では、理想的には、いわゆる、(いまさら)ハルマゲドンは起こったほうが人類の益になるとお考えですか?それとも、阻止したいとお考えですか

宇宙の流れに理想も阻止もありません。また「おこった方が」という思考は、麻原が陥った誤りでもあります。確定的な思考に陥らないように、どちらでも良いと考えるわけです(金持ちまっしぐらだし)。

この続きをお望みでしたら、南浦和までお越し下さい。顔の見えない相手と議論するためにコメント欄を設けているワケではございませんので。

http://uni.open2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1397224741/1-

日本では、まったく放送されません

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