仏の心10
◆仏の心10
以前、元ヤクザで刑務所の出入りを繰り返していたが、またまた無銭飲食で刑務所行きになったお爺さんの話を書きました。「仏の心」シリーズですが、その爺さんが5/5に前橋刑務所から出所予定。はあぁ~~~~(ため息)。
5月と言えば、ゴールデンウィーク。それが終われば、8日から「走る爆弾娘、菊地直子公判」が始まります。連休が終わった後は、マスコミ連中含めみんなでお祭り騒ぎ。そんな最中に、カルマの重い爺さんと付き合わなければなりません。爺さん、体が悪くて、八王子の医療刑務所にもいたそうです。もう正直なところ…
なんでそのまま刑務所で成仏してくれんかってん!
いや~、もう正直な気持ちです、ホンマに。もう80近くて身寄りがない、元ヤクザの爺さん、恐喝とか周りに迷惑ばかりかけた挙げ句の無銭飲食。もう誰がこんな爺さん相手するっちゅうねん。。。
爺さんが小生に「身元引き受け人になってくれ」って連絡して来たから、こういう返事を送った。要するに、金は全部こっちで管理するという条件。こっちで計算したのは、中である程度仕事して報奨金が貯まっていれば、出所時に
「はい、約束通り報奨金全部手渡して?」
「いや、これは俺が稼いだお金だ!」
「はい、じゃあ約束違反だからサイナラ~」
で終わる可能性も考えた。しかし爺さん、医療刑務所に行くくらい体が悪くて、報奨金もほとんど無いらしい。そうなると、本人としては当方に預けるべき金も無いわけだから、担保を差し出す必要も無くノーリスクでこっちのサービスを受けることになるだろう。
もうホンマ、こんな爺さん引き受けるメリットって何があるか?敢えて言えば、こうやってここで愚痴をぶちまけて、ブログの記事ネタにするぐらいしかない(泣。こうやって「一応困ったちゃんの人助けやってますよ~」っていう宣伝に使うしかない。はぁ~ 。
一応「やらない善より、やる偽善」。いや、こうやって本音ぶちまけてますから、善を偽装しているワケでもないんです。
じゃあ、なんでそんなヤツ助けるんだって?自分がそういう地獄のような状況になった時のリスクを減らすためでしょうかね。誰だってそんなクソジジイ相手にしたいと思わないだろうし、まして況んやそんな状況に陥りたいとは思わない。それは小生だって同じだけど、一旦それを目に入る現実として認識する以上、それを変容させるしかないというか。
喩えるならば、部屋の中にウンコが落ちているのを目にした。普通の人は、そのウンコの周りを壁で隠して目に入らないようにする。小生は、自分のいるところだから、嫌だけどそのウンコの掃除をする。そういう違いかも知れない。
何にしろ、地獄の中に突っ込んでいかないと、地獄は消滅させることはできないんだろう。そういう信条ですかな。「今更ハルマゲドン」説唱えるキチガイの戯言です。
◆最近嬉しかったこと
愚痴ばっかりじゃあれなんで、最近嬉しかったこと書きましょう。
「もうチラシ配りは絶対やりません!」
と言っていた自称ダメ人間のTさん。暖かくなってきたことだし、ダメもとでチラシ配りをやってくれるよう連絡して見ました(末尾添付のメールを送付)。
しかし数時間経っても返事がないので、「やっぱり自分で決断するというのは無理なのかな…」と思っていたところ、「お金頂いておりますので、やります」と回答が来た。
お金を頂いているというのは、生活保護をもらっているという意味。三歩進んで四歩下がってように思えたが、また一歩進んだかな(^_^)
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私が今回Tさんにチラシをやるかどうかを聞いているのは、一つには、(個別具体的事情なので省略)。
ただそれ以上に重要なことは、結局あなた自身が自分で判断して勇気を持って踏み出すということをしなければ、いつまで経ってもダメ人間から抜けられないから、やるのかどうかを聞いています。
例えば私がいくら、あなたができそうな仕事を沢山用意して、あなたがそれをこなしたとしても、あなたはいつまで経ってもそこに甘えているだけ。自分でリスクや責任を負って、自分の生き方を決めるということができないまま。そうなると、人からやらされているだけで、何をやっても面白くない、何をやっても価値が見いだせない、という今の状態から抜け出せないんです。
人生の意味づけは自分でするしかないんです。
コメント
さっきロフトイベント企画みました。私はやっても良いけど、新人類をアク禁にする上祐氏は無理なんでは?
まあ、最終的には上祐と新人類を交えた対談を目指すということですが、その前段階でなんらかの形で出来ればいいなと思います。
しかし、そのあとに「エゴ」がいろいろ思考し、悩みを発生させてるように思います。
とっさの行動が一番正直です。そのあとの「思考」が煩悩だと思います。
希望の家だって、キリスト教の団体だって淡々と慈愛をもって活動しているよ。
大袈裟に表現するなよ。
野田さんの菩薩の修行に合掌!