元オウム教団幹部 野田成人のブログ

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 オウム事件の恐ろしさとは、ごく普通の人むしろ良い人が無差別大量殺人を起こしたということ。善悪二元論的に、「自分たちは善である」と正当化し、外側に悪を投影しながら「社会は悪である」と信じて疑わなかった。無思考に直線的にその善に向かって邁進し、それがどこに向かっているのかを見ようとしなかったことが、悲劇につながった。

 小生はこれは人類を支配してきた一神教の呪縛であると考える。前世紀の大日本帝国しかり、真理流布のために異教徒を容赦なく殺戮してきたキリスト教徒しかり。では現在のオウム報道他日々起こる犯罪報道について、この呪縛を免れているとあなたは言い切れるだろうか?

 現代人にとっての神は「お金」「通貨」であるが、これもオウムと同じく一神教の狂信者(ユダヤ教徒及びプロテスタント)が広めたものである。アベノミクスは単に通貨のバラマキにより、主に円安で大企業が潤っただけである。肝心の成長戦略については、何も出てこない。あたかも経済成長が永遠に可能であるかのような錯覚を与え、70億にまで増えた人類が、未来どこに行き着くのかを考えることはない。70億人が日本人並み生活をするだけの資源・食料は、地球には存在しない。

 国家財政赤字が減る当てもないのに、国債と紙幣ばかり垂れ流せば、通貨は単なる紙切れに成り下がり得る。その神の権威(=通貨制度)が危うくなった時、人類が再び争い合うことはないと言えるだろうか?

 通貨制度信認と対立する関係にある金相場に関して、田中宇が丁度面白い記事を書いている。これはタダなので読んでみればよろしい。通貨が信認を失い紙切れになるという事態は、何十年かに一度の割合(それ以上かも)で地球上で起こっている。日本でも終戦直後、預金封鎖があり金兌換券(きんだかんけん)が紙切れになった。小生の祖父母はこれで金持ちから転げ落ちた(他に農地改革で土地を取られたのもある)。

 現代金融システムの脆弱性については、拙ブログで何度も触れてきた。現代生活の便利さ・快適さは、当たり前のようにお金が使えるから成り立つ。しかしそれは「借りたお金は返す」という信用創造の上に成り立ってきた。今、日本人含め先進国の人々は、個人で返しきれない借金を、国家に肩代わりしてもらうことで金融を成立させている。

 本来経済とは「経世済民」つまり世の人々を救うことである。しかし個々人は信用により得た借金を返すことなく、国家という実態のないものに押しつけ、「お金は使いたいが借金は返したくない」「お金は俺のモノ、借金は他人のモノ、国家に押しつけておけ」と考える。そのようなエゴが、経済を本来の理想からかけ離れたものにしている。

 この点についてオウムから社会に戻ってみて小生が気づいたのは、武装化していく時期のオウムとそっくりな空気が充満しているということ。今の社会がオウムと同じ轍を踏みつつあるのではないか。これが小生の懸念であり、オウム事件の総括・反省でもある。

 「顧客第一主義」「全てはお客様の為に」という建前は、世の人々を助けるということに合致する。しかし金を稼ぐために、無茶な要求をする客でも、心にもないお世辞と綺麗事を並べて、やりたくもない心を押し殺して頭を下げる。一旦裏に回れば上司と客への罵詈雑言、このギャップに疲れ果てている。疲弊しているが故に、自分が客の側に回れば態度は尊大になる。「こっちは金を払っているんだ!」というモンスターカスタマー。

 「全ての魂の救済」「衆生済度」というオウムの建前は美しいものだった。しかし救済の為、グルの為という無茶苦茶な指示でも、逆らえないので、やりたくもない心を押し殺して「ハイ、分かりました」と頭を下げる。一旦裏に回れば「こんなことできるわけないよ」と否定的な話。このギャップに疲れ果てているが故に、自分が部下や信徒に指示する側に回れば態度は尊大になる。「これはグルの意思なんだ!」「救済なんだ!」「なぜできないんだ!」。

 掲げている理想とは裏腹に、個別の人格に対しては尊重することや共感することがほとんどない。画一化された価値基準に従うような人間が量産され、その規格に当てはまらない人達は「悪」として阻害され攻撃対象となる。量産されるのは、教団で言えば、グルに帰依する真面目な信徒であり、社会で言えば効率よくお金を稼ぐ労働力である。

 「平田公判」にも書いた通り、普通に働いてお金を稼ぐという画一化された基準に当てはまらない生活保護者は、抑圧された労働者の悪の要素が投影された攻撃対象となる。それ以外にも今回の平田被告含めた犯罪者や、軽微な法令違反を犯した政治家なども攻撃対象となる。これらの攻撃対象にもそれぞれの人生・物語があり、その人なりに一生懸命生きてきた過程がある。しかしほぼ全て類型化・記号化されて断罪されるのみである。平田信は「逃走し続けた元オウム幹部」というように。

 このように対象に悪を投影して、よってたかって攻撃する背景には、極めて認識しづらいのであるが、画一化された価値基準に対する破壊衝動がある。「金を稼がねばならない」という強迫観念で取り繕っている表面と本心の乖離が激しくなると、それ自体投げ出してしまいたくなるものだ。しかし投げ出すわけにも行かないので、どこかに攻撃対象を見つけるわけだ。

 別の喩えをあげれば、子供のいじめにも似ている。

(いじめの話に続く)

◆おまけ

「死刑囚の心情に配慮する」必要性も否定されたけど、と・に・か・く・危・険

オウム3死刑囚「ついたて不要」 21日から出廷
朝日新聞デジタル 1月21日(火)3時26分配信

 東京地裁で続くオウム真理教元幹部平田信(まこと)被告(48)の裁判員裁判で21日、元教団幹部の死刑囚に対する証人尋問が始まる。拘置所の外に出ること自体が異例の死刑囚の心情に配慮し、証言台と傍聴席の間についたてが設けられ、傍聴人には姿が見えなくなる。ただ、出廷予定の3死刑囚はいずれも「ついたては不要」と、関係者に不満を漏らしているという。

 21日に出廷するのは、中川智正死刑囚(51)。その後、2月3日と4日に井上嘉浩死刑囚(44)、同5日に林(現姓・小池)泰男死刑囚(56)が登場する。

 死刑囚への証人尋問は、平田被告が公証役場事務長の仮谷清志さん(当時68)拉致事件で起訴内容を一部否認するなど、検察側と弁護側の主張に争いがあるため、実施が決まった。

コメント


>国家財政赤字が減る当てもないのに、国債と紙幣ばかり垂れ流せば、通貨は単なる紙切れに成り下がり得る。その神の権威(=通貨制度)が危うくなった時、人類が再び争い合うことはないと言えるだろうか?

そんなバカは貧窮ビジネス信者であり、賢者達は戦争、大洪水でさえ
些細な出来事なんです。
なぜなら知っているからだよ。


最近、ハンナアーレントというユダヤ系ドイツ人の哲学者を扱った映画を観ましたが、アーレントのナチスに関する分析の中にオウム事件の被告人に通じるものを感じました。

アーレント自身もナチスによる迫害の被害者ですが、ナチスの親衛隊長のアドルフ・アイヒマン裁判を傍聴し、アイヒマンを「悪の凡庸さ」と表現しました。ユダヤ迫害という人類史上でも類を見ない悪事の現場責任者でありながら、アイヒマンはその悪事に見合う怪物ではなく、思考停止し自分の義務を淡々とこなすだけの小役人にすぎず、ユダヤ人虐殺はその小役人の仕事の帰結として起こった、としました。

このアーレントの論考は、当時衝撃を持って受け止めらたようです。映画中では、この論考によりアメリカのユダヤ人インテリ階級の激しい反発を受けていく過程が描かれていました。

凡庸な人間がそうした悪になり得るということは、人間は誰でも思考を放棄すればアイヒマンのようなことをしでかすかもしれない。

これは当時のオウム幹部、といはれた人たちにもそのまま当てはまりそうですが、アイヒマンのときと同じように、世間はその幹部達を怪物と扱わなければ納得しないのですよね。多くの人が内心気づいているように、ほとんどの人は凡人に過ぎないんですけどね。

はいでがーさん、興味深いコメありがとうございます。
全くそのとおりですね、いつの時代も。

「全ての魂の救済」「衆生済度」というオウムの建前は美しいものだった。しかし救済の為、グルの為という無茶苦茶な指示でも、逆らえないので、やりたくもない心を押し殺して「ハイ、分かりました」と頭を下げる。一旦裏に回れば「こんなことできるわけないよ」と否定的な話。このギャップに疲れ果てているが故に、自分が部下や信徒に指示する側に回れば態度は尊大になる。「これはグルの意思なんだ!」「救済なんだ!」「なぜできないんだ!」。

 はい、現在のあなたです。


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14/01/25
「全ての魂の救済」「衆生済度」というオウムの建前は美しいものだった。しかし救済の為、グルの為という無茶苦茶な指示でも、逆らえないので、やりたくもない心を押し殺して「ハイ、分かりました」と頭を下げる。一旦裏に回れば「こんなことできるわけないよ」と否定的な話。このギャップに疲れ果てているが故に、自分が部下や信徒に指示する側に回れば態度は尊大になる。「これはグルの意思なんだ!」「救済なんだ!」「なぜできないんだ!」。  はい、現在のあなたです。 » 返信
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14/01/23
未練がましいのかお前。 おまぁ、もう関係あれへんやろ! 見っともないぞ、グシグシと。まぁ、グルからパイプカットされた いい例やなお前みたいな。暇かしらんけど、一生ゆうとけや。 » 返信
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