元オウム教団幹部 野田成人のブログ

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 小生の事業について、「自称ダメ人間」を対象とする「意識化」について述べてきました。これは「認識消滅」とほぼ同じです。対象の中にある要素(欠陥)について、自分の中の要素として認識した上で、それに修正を加える、というものです。

 この作業は、対象とそれなりに距離が近くなければできるものではありません。通常の人間関係は、表面的に当たり障りのないところまでで、それ以上深いところに立ち入ることはしません。深いところに立ち入って、しかも相手の欠点に注文をつけようものなら、人間関係が壊れかねないからです。よってそれなりの信頼関係、もしくは相手が逃げられない状況に追い込んだ上で、この作業は可能となります。

 これを個別の人間関係を作らず、外側から観察するだけで行うことも理論上は可能ではあります。その実践は「他人(ひと)のふり見て我がふり直せ」のようなものになりますが、現実にはその深層心理まで見極めることは極めて難しいです。なぜならこれらの欠陥を抱える人達は、往々にしてそれを巧妙に隠しているからです。自分自身でも認識しないで済むように無意識の壁の向こうに隠しているのです。他人がそれを理解するのは容易ではありません。

 例えばいつもの「自称ダメ人間」Tさんの場合も、仕事を頼むと「はい、わかりました」といつも二つ返事で快諾してくれます。しかし嫌なことでも押し殺していい顔をする習性が染みついているので、嫌とは言えず「はい、わかりました」なのです。よってやりたくない、嫌な気分は無意識の壁の向こうに押し込まれ、「朝起きたら気分が悪くなったので…」という無意識に動かされて放浪の旅にでるのです。

 このような表向き「良い子」で、内面はドロドロの人間が、出家教団には何人か存在しました。それらの人は、傍目には全く原因不明の病気や体調不良を訴えることがありました。「物音がちょっとでもすると、もうダメなんです」「体が突然動けなくなるんです」。このような症状を訴えていた彼等に対して、10数年前は理由が分からず対応できませんでした。しかし今ではその理由がよく分かります。

 それらの人は、周囲の人に言わせると人当たりがよく八方美人的なところがありました。しかし一旦切れたり、嫌なことに直面した時の反応は凄まじかったです。今から考えれば、彼等は元々八方美人的な性格の所、更に教団内の戒律によって「こうあらねばならない」という縛りで雁字搦めになっていたのだと思います。そのようにして表向き「良い子」で振る舞うが故の不満が無意識に蓄積され、原因不明の体調不良となって現れ出ていたのでしょう。

 一つ思い出す例があります。上記原因不明の症状を呈していたある女性は、ある時こういうことを言い出しました。

 「男性と女性の下着を一緒に洗濯するのは性欲の破戒じゃないか?」

 出家生活で共同生活をしている教団では、洗濯物はまとめて担当のおばさんが洗濯する部署がありました。男性出家者が女性出家者の下着を洗濯するならそういわれても仕方がありませんが、その洗濯おばさんが洗濯しても「破戒だ」というのです。正直当時「はあ?そこまで潔癖にする必要あるかいな?」と思いました。この出来事から1年程後、その女性出家者は、男性出家者と一緒に団体を辞め、同棲を始めたと聞きました。要するに自身の性欲を、無理に押し殺していた結果として原因不明の症状が出たのでしょう。

 このような極端な例は、出家教団の厳しい戒律があったが故に起こったと思われます。しかし出家教団ではなく一般社会においても、社会的常識・規範によって抑圧されることもあります。というより正常な親子関係を通じての人間形成がなされることがなく、自己否定・人間不信のまま社会に放り出されるのです。

「いつまでも甘えていてはいけない」
「ワガママを言ってはいけない」
「感情を出さないようにしなければ」

 これらは社会人として当たり前で最低限のことのように思えますが、人によってはそれが抑圧として働き、無意識に不満を蓄積せしめるものとなるのです。これはケースバイケースで対応するしかありません。

 重要なのはどのような観念・考えであれ、それをコントロールできることです。必要な時に必要な観念を形成し、必要なくなればそれを壊す。しかし正常な親子関係がなかった場合、表面上は社会的常識を備えた物わかりの良さで取り繕っていますが、自己否定・人間不信を抱えたままということが多いです。そこに切り込んで行く必要があるんです。

(つづく)

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