072037-12
ブログ主張要旨・本の広告・報道機関各位他
コメント
なんか前回から変な読み違いしてますね
今回の記事ではオウムは社会の縮図という対応関係は明記されてませんよ
単に否定したいだけの意識が読み違いを呼んでいるのでしょう
それからあなた、オウム関係者ではないというのは嘘ですね
どうせ言い訳するんでしょうけど
今回の記事ではオウムは社会の縮図という対応関係は明記されてませんよ
単に否定したいだけの意識が読み違いを呼んでいるのでしょう
それからあなた、オウム関係者ではないというのは嘘ですね
どうせ言い訳するんでしょうけど
オウムと日本社会どちらが先に崩壊するか?
何だか、ゴキブリか何かが生き残る話にも思えてきました。
『週刊ヤングジャンプ』に、「テラフォーマーズ」という漫画がありまして、
http://youngjump.jp/terraformars/file03/
火星を地球のような環境にしようとゴキブリを放ったところ、
そのゴキブリが進化して、人間並みの知能とより強靱な肉体を持つようになって、
人間と対決するようになってしまった話です。
何だか、
「オウム」をゴキブリみたいに扱っている気がしないでもないですな。
で、わたしとしては、
社会よりも、オウムいや、Alephの方がしぶとく生き残る気がしないでもないです。
Alephの皆様には不愉快でしょうが、
一般人はAleph=ゴキブリと見なしている者も多いかもしれません。
『週刊ヤングジャンプ』に、「テラフォーマーズ」という漫画がありまして、
http://youngjump.jp/terraformars/file03/
火星を地球のような環境にしようとゴキブリを放ったところ、
そのゴキブリが進化して、人間並みの知能とより強靱な肉体を持つようになって、
人間と対決するようになってしまった話です。
何だか、
「オウム」をゴキブリみたいに扱っている気がしないでもないですな。
で、わたしとしては、
社会よりも、オウムいや、Alephの方がしぶとく生き残る気がしないでもないです。
Alephの皆様には不愉快でしょうが、
一般人はAleph=ゴキブリと見なしている者も多いかもしれません。
>なんか前回から変な読み違いしてますね
>今回の記事ではオウムは社会の縮図という対応関係は明記されてませんよ
>単に否定したいだけの意識が読み違いを呼んでいるのでしょう
出現頻度が高いあんたの方が、人への批判・否定は多い。
それが事実。
>それからあなた、オウム関係者ではないというのは嘘ですね
>どうせ言い訳するんでしょうけど
憶測での物言いwww。
意見への反論をしただけだが、それに対して”人”への批判・侮辱を行うとは、いったい何様だろうか。 その幼稚さから、あんたは、オウムかなにかのカルト宗教所属の人かい?
速攻で、また暴言を吐いてくることを予測しておくwww。
>今回の記事ではオウムは社会の縮図という対応関係は明記されてませんよ
>単に否定したいだけの意識が読み違いを呼んでいるのでしょう
出現頻度が高いあんたの方が、人への批判・否定は多い。
それが事実。
>それからあなた、オウム関係者ではないというのは嘘ですね
>どうせ言い訳するんでしょうけど
憶測での物言いwww。
意見への反論をしただけだが、それに対して”人”への批判・侮辱を行うとは、いったい何様だろうか。 その幼稚さから、あんたは、オウムかなにかのカルト宗教所属の人かい?
速攻で、また暴言を吐いてくることを予測しておくwww。
あら、ご自身の読み違いに対しての考察は全くないんですか
「悩んでいる君へ3」のコメントより
ふーん
ではどういう意味なのか、あなたはどう理解しているのか解説してください。
別に自分が解説する必要は感じてないんだけど
誰かやってほしいなと思ってるんで
君にお願いするよ。
野田さんも立場があって、宗教臭いことはあまり言えないだろうと思って補足してるんだよ。
できれば自分は書き込みしたくない。いや、マジで。
わざわざ山ん中に引っ込んだんだから。
| 201211-08 22:40:38 | #l.rsoaag URL [ 編集 ]
あれ?早く解説してくれよ
意識をどうチェンジするのかという具体的な技法が重要だろ
瞑想家なんだから精神論で終わるわけないだろ
| 201211-10 17:08:12 | #l.rsoaag URL [ 編集 ]
余計なこと言ってねぇで
早く「おもしろい」建設的な解説しろよ
何の有益な投稿もできないなら黙るのはお前等だ
| 201211-10 22:14:15 | #l.rsoaag URL [ 編集 ]
あぁ、なるほどね。
チャクラ使えない人間のエネルギーだったから
現役たちじゃないなと思ったら、そっち系統の人か。
君の不安や焦りの感情はちゃんと伝わってきてるよ
ちょっとピントズレてるから自分の言葉で説明してくれないか?
ま、いいこと言ってると思うよ
せっかくだからちゃんとまとめてくれよ
| 201211-11 01:01:56 | #l.rsoaag URL [ 編集 ]
なんだ
まだ戦うつもりか。。。
| 201211-11 01:29:55 | #l.rsoaag URL [ 編集 ]
l.rsoaagさん
l.rsoaagさんが
「精神統一に向かい」ますように^^
| 201211-11 02:18:28 | #- URL [ 編集 ]
なんだよ現役かよ
お前ら修行してねぇなぁ
てんで霊的パワーねぇぞ
情けねぇ
こんな所で余計な茶々入れてるくらいだから
たかが知れてると思ったが、まさかの現役かよ
あぁ、余計がっかりしたぜ
アレフも終わりだな
他のヨーガ団体の人間ならこの程度かなと思ったが
現役でこれかよ
あーどうしようもね
法則のホの字すら出てこねーし
あーよくわかったわ。
| 201211-11 02:30:18 | #l.rsoaag URL [ 編集 ]
l.rsoaagさんへ
l.rsoaagさんが
「エゴに向かう」状態から
「精神統一に向かう」状態になりますように^^
「すべての願望と想念を、内部の一点にもっていきなさい。
それが真我実現です。
心は静かにしておくべきです。
~ ラマナ・マハルシ 「不滅の意識」より ~ 」
山の中はたいへん冷え込みますね。
お体ご自愛ください^^
| 201211-19 14:40:09 | l.rsoaagさんへ #- URL [ 編集 ]
「悩んでいる君へ3」
http://alephnoda.blog85.fc2.com/blog-entry-808.html
あらら、この人はいったい何がやりたいんでしょうね
脇役ですらない単なる投稿者の私にw
野田さん、ご迷惑おかけします
せっかくの新刊本の告知にふさわしくない状況なので
必要でしたら私の投稿含め削除してください
脇役ですらない単なる投稿者の私にw
野田さん、ご迷惑おかけします
せっかくの新刊本の告知にふさわしくない状況なので
必要でしたら私の投稿含め削除してください
l.rsoaagさんに
静かになってもらいだけです^^
自分の読み間違いで野田さんに食いかかり
挙句の果てに私に静かにしろと脅迫するんですか
野田さん、この人のIP曝してもらえませんか?
誰か心当たりがあれば教えてください
もしお暇でしたらでいいですが。
挙句の果てに私に静かにしろと脅迫するんですか
野田さん、この人のIP曝してもらえませんか?
誰か心当たりがあれば教えてください
もしお暇でしたらでいいですが。
汝の敵を愛せ、迫害する者、嘲笑する者、気に入らない者の為に祈れ
但しその祈りは、相手のプライドを傷つけるものではなく、むしろそれを満たすものでなければならない。
あー忙し
但しその祈りは、相手のプライドを傷つけるものではなく、むしろそれを満たすものでなければならない。
あー忙し
l.rsoaagさん
「l.rsoaagさんに静かになってほしいだけです^^」
というのは
「l.rsoaagさんに静寂になってほしいだけです^^」
という意味ですよ^^
l.rsoaagさんが思考・感情に巻き込まれ苦しんでいるので
先日静寂の聖者ラマナ・マハルシの言葉を紹介し
ラマナ・マハルシの孫弟子であるガンガジの
「あなたの動揺に気づいている意識は静寂そのものです」
という質疑応答を紹介したのです。
ラマナ・マハルシの弟子であり
ガンガジの師であるプンジャジのメッセージも紹介します^^
l.rsoaagさんが思考・感情に巻き込まれている状態から解放され
静寂である自分自身に気づくことができるよう祈っています^^
「パパジ~『あなたは静寂そのもの』 」
http://www.youtube.com/watch?v=dSS7SwHIzW8
「4分で目覚め」
※この動画に登場する女性は若き日のガンガジらしいです。
http://www.youtube.com/watch?v=H14cQg1jTcs
「ガンガジ~「私たちの本質」 」
http://www.youtube.com/watch?v=nFPjlk-sccY
というのは
「l.rsoaagさんに静寂になってほしいだけです^^」
という意味ですよ^^
l.rsoaagさんが思考・感情に巻き込まれ苦しんでいるので
先日静寂の聖者ラマナ・マハルシの言葉を紹介し
ラマナ・マハルシの孫弟子であるガンガジの
「あなたの動揺に気づいている意識は静寂そのものです」
という質疑応答を紹介したのです。
ラマナ・マハルシの弟子であり
ガンガジの師であるプンジャジのメッセージも紹介します^^
l.rsoaagさんが思考・感情に巻き込まれている状態から解放され
静寂である自分自身に気づくことができるよう祈っています^^
「パパジ~『あなたは静寂そのもの』 」
http://www.youtube.com/watch?v=dSS7SwHIzW8
「4分で目覚め」
※この動画に登場する女性は若き日のガンガジらしいです。
http://www.youtube.com/watch?v=H14cQg1jTcs
「ガンガジ~「私たちの本質」 」
http://www.youtube.com/watch?v=nFPjlk-sccY
↑
二番目の動画いいね~♪
涙流して一緒に笑ったw
この瞬間でこの人は大きく気づいたんだろうね。
めったにあることじゃないと思うけど。
凄い手腕・・というか双方の絶妙なタイミングで起こったような感じがする。
そういうことなんだね。
涙流して一緒に笑ったw
この瞬間でこの人は大きく気づいたんだろうね。
めったにあることじゃないと思うけど。
凄い手腕・・というか双方の絶妙なタイミングで起こったような感じがする。
そういうことなんだね。
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テレビ東京
テレビ大阪ではネットするのかしら? もし東京だけなら、難視聴地域チャンネルを視聴できる仕掛けを自宅に持ち帰らないと・・・ ←独り言
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以下の要件さえ満たしていればおります
・手持ち現預金5万円以下
・不動産や生命保険など換金可能な資産がない
・親族の支援がない
・過去3ヶ月平均の収入が生活最低基準を切っている、もしくは近い未来においてその基準を満たせないことが明らか
具体的方法
一度窓口に行って断られて下さい、そのやりとりを録音するなり記録しておいて下さい。その上でお住まいの県の法テラスに相談して下さい。一件当たり7万までお金が出る仕事なので(生活保護がおりればあなたに負担はありません)、誰か弁護士が同行してくれる筈です。
・手持ち現預金5万円以下
・不動産や生命保険など換金可能な資産がない
・親族の支援がない
・過去3ヶ月平均の収入が生活最低基準を切っている、もしくは近い未来においてその基準を満たせないことが明らか
具体的方法
一度窓口に行って断られて下さい、そのやりとりを録音するなり記録しておいて下さい。その上でお住まいの県の法テラスに相談して下さい。一件当たり7万までお金が出る仕事なので(生活保護がおりればあなたに負担はありません)、誰か弁護士が同行してくれる筈です。
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やりとりは筆記でも良いです。
上記4番目のコメントは、これ以上はここではできません。しかし弁護士が「必要」と感じたら、それなりのアドバイスがあると思います。
上記4番目のコメントは、これ以上はここではできません。しかし弁護士が「必要」と感じたら、それなりのアドバイスがあると思います。
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それを人助けでやっているとしたら素晴らしいことだけど、
その問題自体、生活保護で問題とされていることで、市町村によって対応が違います。非情に難しい問題でこちらも抜け道を通っている以上、おいそれとこの場に詳細を書くことはできません。
現状では、どこに住んでいるかによってアウト・セーフどちらか分かれ目となるところ、セーフとするにも弁護士等の支援が必要になると思います。
その問題自体、生活保護で問題とされていることで、市町村によって対応が違います。非情に難しい問題でこちらも抜け道を通っている以上、おいそれとこの場に詳細を書くことはできません。
現状では、どこに住んでいるかによってアウト・セーフどちらか分かれ目となるところ、セーフとするにも弁護士等の支援が必要になると思います。
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賠償報告、いちいちしなくていいからね。
国に迷惑かけずにお金、賠償しなさい。
国に迷惑かけずにお金、賠償しなさい。
皆様
あけましておめでとうございます。
去年のことで気がかりなことが一つ、
「アグネスラム似」ってとこだけが今一ピンと来なくて引っかかっております。
今年もよろしくお願い致します。
去年のことで気がかりなことが一つ、
「アグネスラム似」ってとこだけが今一ピンと来なくて引っかかっております。
今年もよろしくお願い致します。
こんちわ
私のブログ、サーバートラブルでデータ全部消し飛んだそうですw
http://www39.atwiki.jp/atword/pages/471.html
普通まずありえないことですが、弱小のとこなんで仕方ない。
ま~これもカルマなんでしょうがない。
別のとこで再開とかはまだ未定です。
とちょっと報告までに。
http://www39.atwiki.jp/atword/pages/471.html
普通まずありえないことですが、弱小のとこなんで仕方ない。
ま~これもカルマなんでしょうがない。
別のとこで再開とかはまだ未定です。
とちょっと報告までに。
バックアップ無いって\(^o^)/
有り得ん・゜・(つД`)・゜・
有り得ん・゜・(つД`)・゜・
どうなんでしょうね~、
内容がらみで削除ってことはあるのかどうか
私も最初はバックアップ取ってましたが、
まさかデータ飛ぶことは無いだろうとサボってたら
ま~、くだらないこと書いてないで少し静かにしてなさいってことかw
私も最初はバックアップ取ってましたが、
まさかデータ飛ぶことは無いだろうとサボってたら
ま~、くだらないこと書いてないで少し静かにしてなさいってことかw
toall
趣味的なブログではなく、
救済を意識したブログにしなさい
という意味だと解釈しておけばいいのでは?
救済を意識したブログにしなさい
という意味だと解釈しておけばいいのでは?
「救済」すか、
どこか懐かしくよそよそしい響きの単語になってしまいましたね(^^)
始めまして。yamahirosiと申します。ブログ経由で野田様の
ご著書を注文させていただきました。
野田さんのブログの社会の拝金や社会のおかしかなどを
鋭く突く記事などを読んで非常に凄いぐだなあと
思って感動、共感することもあります。
読ませていただいている事に感謝しています。
また、被害者の方への賠償、ホームレス支援、
大家業など、をご引き受けになられて、非常に
ご苦労が多いと思います。
私は滋賀県の田舎の方のアパートに一人暮らし、
拝金謝儀社会で、奴隷労働をしてこの先更に
社会の端に追いやられつつあるクズみたいなものです。
義務教育もまともに受けてきた事は無いですが。
もし仮に何か手伝える事がありましたら、
なんでも手伝いたいです。野田さんの活動応援してますよ。
新しい本とか出たら買いますよ。
ご著書を注文させていただきました。
野田さんのブログの社会の拝金や社会のおかしかなどを
鋭く突く記事などを読んで非常に凄いぐだなあと
思って感動、共感することもあります。
読ませていただいている事に感謝しています。
また、被害者の方への賠償、ホームレス支援、
大家業など、をご引き受けになられて、非常に
ご苦労が多いと思います。
私は滋賀県の田舎の方のアパートに一人暮らし、
拝金謝儀社会で、奴隷労働をしてこの先更に
社会の端に追いやられつつあるクズみたいなものです。
義務教育もまともに受けてきた事は無いですが。
もし仮に何か手伝える事がありましたら、
なんでも手伝いたいです。野田さんの活動応援してますよ。
新しい本とか出たら買いますよ。
どうもありがとうございます。
出張中でメール返信は遅れますが、今しばらくお待ち下さい。
出張中でメール返信は遅れますが、今しばらくお待ち下さい。
お返事ありがとうございます。出張お疲れ様でございます。
お忙しいところ申し訳ないです。
当方はメールの返事はいつになっても構わないです。
お忙しいところ申し訳ないです。
当方はメールの返事はいつになっても構わないです。
ttp://aya-uranai.cocolog-nifty.com/blog/2011/12/post-87de.html
拝金主義ってのは、「その魂が好く生きるための環境運気(金運)」を見ずにそれが宿っった便宜上の器だけを重視し追い求めるってことなのだろうか。
拝金主義ってのは、「その魂が好く生きるための環境運気(金運)」を見ずにそれが宿っった便宜上の器だけを重視し追い求めるってことなのだろうか。
tさん応援してます
懲りずに大予言です。
なんか信憑性があるような・・・・
エド・ディムス少佐
https://shanti-phula.net/ja/social/blog/?p=36801
太陽フレアー 元CIA スノーデン氏
http://rockway.blog.shinobi.jp/%E8%87%AA%E7%84%B6%E7%8F%BE%E8%B1%A1/%E3%82%B9%E3%83%8E%E3%83%BC%E3%83%87%E3%83%B3%E3%81%AE%E6%83%85%E5%A0%B1%EF%BC%9A%E9%81%BF%E3%81%91%E3%81%8C%E3%81%9F%E3%81%84%E5%A4%AA%E9%99%BD%E3%83%95%E3%83%AC%E3%82%A2%E3%83%BC%E3%81%AE%E3%83%84%E3%83%8A%E3%83%9F%E3%81%AE%E5%88%B0%E6%9D%A5
野田さんの意見をききたいのです。
じゃあ、別に記事としてコメントします、数日以内に。
こんばんは。
オウムを知らない世代です
野田なるとさんって石川公一さんに似てますよね
兄弟なんでしょうか
オウムを知らない世代です
野田なるとさんって石川公一さんに似てますよね
兄弟なんでしょうか
兄弟ちゃうで
今度エピソード書く
今度エピソード書く
上祐さんと個人的に会話する事って今もありますか?
ない
野田さんが、
実験的に、果敢に挑戦されている事は
とても貴重なビジネスモデルに成り得ます。
私は嬉しく思います。
野田さん、少し時間をください。
受け入れる素地が、まだまだ業界には浸透していません。
性急に進めると、良いものであっても淘汰されます。
私、個人の考えは、今後近い将来の賃貸市場は、野田さんのやり方を
受け入れざるを得ない状況になると考えています。
需要と供給のバランスです。
地域差がありますが、
築年数が古いエリアの物件は、どんなに室内をリニューアルしても
賃料の限界があります。
そのような物件に、生保受給者等々の方々を
積極的に受け入れる。
住み分け、差別化は決して、悪いことではないのです。
利害関係者、全てに有益であればそれでいいはずです。
私は、野田さんの活動を理解しているつもりです。
今後とも宜しく、お願い致します。
ところん
実験的に、果敢に挑戦されている事は
とても貴重なビジネスモデルに成り得ます。
私は嬉しく思います。
野田さん、少し時間をください。
受け入れる素地が、まだまだ業界には浸透していません。
性急に進めると、良いものであっても淘汰されます。
私、個人の考えは、今後近い将来の賃貸市場は、野田さんのやり方を
受け入れざるを得ない状況になると考えています。
需要と供給のバランスです。
地域差がありますが、
築年数が古いエリアの物件は、どんなに室内をリニューアルしても
賃料の限界があります。
そのような物件に、生保受給者等々の方々を
積極的に受け入れる。
住み分け、差別化は決して、悪いことではないのです。
利害関係者、全てに有益であればそれでいいはずです。
私は、野田さんの活動を理解しているつもりです。
今後とも宜しく、お願い致します。
ところん
大切なものは、目に見える世界より近くに
http://aya-uranai.cocolog-nifty.com/blog/2013/11/post-58f3.html
「セルフ」の概念を説いた心理学者ユングもまた、仏教哲学には大きな関心を寄せていた。セルフは古今東西の神や仏のイメージの元ネタにされたという。また、特に東洋人が見る夢の中にセルフが登場するときは神仏の姿で象徴的に現れることがあるといわれている。それこそまさに、セルフは外部の何処でもなく、自分自身の内部にこそ存在している証だ。
人間は、かなり昔から「己の内なる深淵に潜む尊くて大切に感じるもの」を拝んできたみたいだ。一人一人に自前の神仏がいるらしい。八百万の神仏・・・
「セルフ」の概念を説いた心理学者ユングもまた、仏教哲学には大きな関心を寄せていた。セルフは古今東西の神や仏のイメージの元ネタにされたという。また、特に東洋人が見る夢の中にセルフが登場するときは神仏の姿で象徴的に現れることがあるといわれている。それこそまさに、セルフは外部の何処でもなく、自分自身の内部にこそ存在している証だ。
人間は、かなり昔から「己の内なる深淵に潜む尊くて大切に感じるもの」を拝んできたみたいだ。一人一人に自前の神仏がいるらしい。八百万の神仏・・・
節約も良いけどね、真理救済策にカネ使わないと
癌にかかるぞ。
グルの批判などで、偏った貧乏性身についているんじゃん?
癌にかかるぞ。
グルの批判などで、偏った貧乏性身についているんじゃん?
1位は「オウム真理教」
警視庁が選んだ大事件、1位は「オウム真理教」 明治以降100の事件・事故から
創立140周年を迎えた警視庁は職員へのアンケートで、10大事件を選んだ。
1位は地下鉄サリン事件などのオウム真理教事件(平成7年)、2位は東日本大震災(23年)、3位はあさま山荘事件(昭和47年)だった。19日から警察博物館(東京都中央区)で始まる特別展で紹介する。
アンケートは明治10年の西南の役から昨年10月の台風26号による伊豆大島災害までの100の事件・事故、災害を事前に選定し、1人が3つに投票する形で実施した。対象は全職員約5万人で回収率は91%。
4位以下は、3億円事件(昭和43年)▽大喪の礼、即位の礼・大嘗祭(平成2年)▽オウム事件特別手配容疑者3人の逮捕(24年)▽世田谷一家殺害事件(12年)▽秋葉原無差別殺傷事件(20年)▽西南の役▽八王子スーパー強盗殺人事件(7年)-だった。
オウム事件については「平和といわれた日本で発生し、世界中に衝撃を与えた」「部や所属を越え、一つになって戦った」。東日本大震災には「人生観を変えさせられた。警察官であることを超えて、これからの人生においていつ何が起きるかを考えさせられた」との意見が寄せられた。
産経新聞 3月19日(水)10時38分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140319-00000507-san-soci
創立140周年を迎えた警視庁は職員へのアンケートで、10大事件を選んだ。
1位は地下鉄サリン事件などのオウム真理教事件(平成7年)、2位は東日本大震災(23年)、3位はあさま山荘事件(昭和47年)だった。19日から警察博物館(東京都中央区)で始まる特別展で紹介する。
アンケートは明治10年の西南の役から昨年10月の台風26号による伊豆大島災害までの100の事件・事故、災害を事前に選定し、1人が3つに投票する形で実施した。対象は全職員約5万人で回収率は91%。
4位以下は、3億円事件(昭和43年)▽大喪の礼、即位の礼・大嘗祭(平成2年)▽オウム事件特別手配容疑者3人の逮捕(24年)▽世田谷一家殺害事件(12年)▽秋葉原無差別殺傷事件(20年)▽西南の役▽八王子スーパー強盗殺人事件(7年)-だった。
オウム事件については「平和といわれた日本で発生し、世界中に衝撃を与えた」「部や所属を越え、一つになって戦った」。東日本大震災には「人生観を変えさせられた。警察官であることを超えて、これからの人生においていつ何が起きるかを考えさせられた」との意見が寄せられた。
産経新聞 3月19日(水)10時38分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140319-00000507-san-soci
無登録で聖地巡礼、上祐氏設立「ひかりの輪」を捜索
利益数百万円 警視庁公安部
聖地巡礼名目で無登録のまま旅行業を営んだとして、警視庁公安部は6日、旅行業法違反容疑で、オウム真理教元幹部の上祐史浩氏が設立した「ひかりの輪」の東京都や大阪府の関係施設8カ所を家宅捜索した。
平成19年以降、同様の巡礼を約50回繰り返して数百万円の利益を上げているとみられ、公安部は上祐氏らから事情を聴くなどして全容解明を進める。
捜索容疑は旅行業の登録を受けずに、今年5月31日~6月1日に長野県内で聖地巡礼名目の旅行を企画。ひかりの輪のホームページで募集した参加者から旅行代金を受け取って報酬を得たとしている。
捜査関係者によると、この巡礼には上祐氏ら約30人が参加し、パワースポットとして知られる戸隠神社や善光寺などを訪れた。参加者のうち約10人は信者ではなく、1人約3万~3万7千円の代金を受け取っていたとみられる。
公安調査庁によると、7月末時点でのひかりの輪の信者は約200人。
産経新聞 8月6日(水)12時10分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140806-00000531-san-soci
利益数百万円 警視庁公安部
聖地巡礼名目で無登録のまま旅行業を営んだとして、警視庁公安部は6日、旅行業法違反容疑で、オウム真理教元幹部の上祐史浩氏が設立した「ひかりの輪」の東京都や大阪府の関係施設8カ所を家宅捜索した。
平成19年以降、同様の巡礼を約50回繰り返して数百万円の利益を上げているとみられ、公安部は上祐氏らから事情を聴くなどして全容解明を進める。
捜索容疑は旅行業の登録を受けずに、今年5月31日~6月1日に長野県内で聖地巡礼名目の旅行を企画。ひかりの輪のホームページで募集した参加者から旅行代金を受け取って報酬を得たとしている。
捜査関係者によると、この巡礼には上祐氏ら約30人が参加し、パワースポットとして知られる戸隠神社や善光寺などを訪れた。参加者のうち約10人は信者ではなく、1人約3万~3万7千円の代金を受け取っていたとみられる。
公安調査庁によると、7月末時点でのひかりの輪の信者は約200人。
産経新聞 8月6日(水)12時10分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140806-00000531-san-soci
この動画は素晴らしい最高のものだ、ありがとう<とある。。>様
最近、やっとわかりました。
オウム(アレフ)の人が、オウム(アレフ)と異なる教えをまず受け入れない、理由が。
創価学会員が法華経以外読まない理由が。
敬虔なキリスト教徒が仏教を信じるはずがない理由が。
宗教ってそういうことだわ。
アレフにいて、異教の本など信じない。
ごくごく自然なことだわ。
論理的に批判されようが、そんなことは全く関係ないわ。
それが信仰ってもんだわ。
オウム(アレフ)の人が、オウム(アレフ)と異なる教えをまず受け入れない、理由が。
創価学会員が法華経以外読まない理由が。
敬虔なキリスト教徒が仏教を信じるはずがない理由が。
宗教ってそういうことだわ。
アレフにいて、異教の本など信じない。
ごくごく自然なことだわ。
論理的に批判されようが、そんなことは全く関係ないわ。
それが信仰ってもんだわ。
『革命か戦争か』
私はキリスト教徒ですが、今現在はいろいろな思想から刺激を受けています。
先日『革命か戦争か』を購入して読んでいます。
なかなか興味深いものがあります。
野田さんの名前で検索したらこのブログを見つけました。
読み終わったらここでいろいろと話して見たいです。
先日『革命か戦争か』を購入して読んでいます。
なかなか興味深いものがあります。
野田さんの名前で検索したらこのブログを見つけました。
読み終わったらここでいろいろと話して見たいです。
【野田】オウム真理教とイスラムとの類似【理論解明の手がかり?】
「イスラム国」北海道大学生 勧誘の驚くべき手口!
http://www.youtube.com/watch?v=NQQOZkQtNZ8
【イスラム国】日本人を斡旋していた元大学教授とオウム真理教性の指摘
http://www.youtube.com/watch?v=CwjbNMzozg4
http://www.youtube.com/watch?v=NQQOZkQtNZ8
【イスラム国】日本人を斡旋していた元大学教授とオウム真理教性の指摘
http://www.youtube.com/watch?v=CwjbNMzozg4
グローバル資本主義の完成と崩壊の問題
現在は最後の砦の中国の資本主義世界参入により恐らくマルクスの言ったところの資本主義完成状態(グローバル資本主義)は実現されている、つまり機は完全に熟しているように思います。本来なら第3諸国であるアフリカ諸国が競争に参入するチャンスさえ与えらず死ぬ(競争敗北絶滅)、というのは何か「グローバル資本主義の理念」に反しているような気はしますが(つまり完全競争の阻害・情報化社会化の異常加速化による戦わずして決まる矛盾)。だとしたら神の見えざる手は随分選民的だな、と。それこそ本当に神などいるのかよ、って話です。アフリカ諸国の人々は前世罪人の集まりだ、とかそういう話なら分かりますが。自分の思うグローバル資本主義はもっと似たり寄ったりの力の諸国で形成された世界が競争し、勝敗を勝ったり負けたりによって世界が進化する、というイメージだったのですが、このままでは資本主義界の勝ち負けはほぼ揺るがないでしょう。勝利国が富を独占し、敗北国は搾取されるのみ。それこそイスカンダルから宇宙人でも到来してなにかやってくれない限り。そして今、資本主義の崩壊が起こるというのならば、まずこの資本主義の勝利国アメリカが完全な破綻するはずです。しかし軍事力は世界一ですから、経済破綻しても、核でもなんでもせっかくの資本を自国の崩壊救済に使用せぬはずはありません。使うでしょう、恐らく。自らが死に瀕して人類ヒューマニズムも糞も無くなると思います。
もしかしたら昨今、イスラムに言いがかりをつけて仕掛けている戦争郡は全てそういうことなのかもしれません。金が無いので他の国から金を調達してひとまず我らが生存しよう、というわけです。あとは、朝鮮半島あたりをいじり、北朝鮮のKCIAあたりに扇動させ日本に核をぶち込む、混乱に乗じて同盟国を救済という話で北朝鮮、あまり余ってついでに韓国(つまり朝鮮半島リセット)を消滅させる。すると朝鮮半島が0になりますからその再建で日米が儲かる、と。日本も北の核攻撃で半壊すればアメリカはもっと儲かる、と。このあたりで資本主義、つまりアメリカの崩壊の時間稼ぎができます。
いきなり対中国はリスクが大きすぎます。日米で中国に勝利できる軍事的目算が立たない限りそこまで危険な賭けをするアメリカの裕福な人々はいないような気がします(もしかしたら自分たちだけで死なないシェルターでご観察という選民エリートがいるかはわかりません。ただ敗北した場合自分たちは生きながらえても肝心の巨万の富が入ってきません)。
当面祭りの前菜としてその命と血肉をくいものにされる恐れがある民族は朝鮮人・日本人・イスラム人だと考えられます。この前菜を堪能してから、中国は最後のメインデッシュになるかと。これらは「現在、また近い未来もアメリカが軍事的世界一の力を所有する」の前提条件をもとにして書いています。
安部政権の憲法改ざんもどきも単に神の日本軍復活のため、つまりアメリカを手伝えや、というアメリカの指示こといでしょう。
まあこうなった以上、戦争は絶対にあるでしょう。
ただこれら全てが終わった時、資本主義の崩壊になる、いや、これを資本主義の崩壊と呼ぶのかは自分ではわかりません。ただアメリカが資本主義国の王、世界の支配者となった、ということになりますって・・・あ、そうか、それは確かに資本主義ですね。新しいピラミッド階級社会の実現という話ですか。
神(の見えざる手)はアメリカを選ぶんですかね。マルクスの人類共産平等主義は何処へいったんでしょうね。神は自然界の弱肉強食や獣界・畜生界と同じく単に暴力的能力的強者を選ぶんでしょうか?いや、そもそも神が人類をこの世界の支配者にしたのと同じ理由であれば、人の内でもそういうことはあるかもしれませんね。するとキリスト教・一神教の愛や分かち合いの教えは全部嘘八百となりますが、もしかしたら野田さんの本の内容はこういう感じなんでしょうか?自分はアドリブで今適当に書いてみただけなんですけど。
これらとオウム崩壊との関連をいうのであれば、単にオウム(株)という会社が資本主義の弱肉強食の中でワタミに負けて倒産した、あるいは国内最大手日本国(株)につぶされただけ、という話にもできますが。
また続きを思いついたら書いてみたいと思います。
もしかしたら昨今、イスラムに言いがかりをつけて仕掛けている戦争郡は全てそういうことなのかもしれません。金が無いので他の国から金を調達してひとまず我らが生存しよう、というわけです。あとは、朝鮮半島あたりをいじり、北朝鮮のKCIAあたりに扇動させ日本に核をぶち込む、混乱に乗じて同盟国を救済という話で北朝鮮、あまり余ってついでに韓国(つまり朝鮮半島リセット)を消滅させる。すると朝鮮半島が0になりますからその再建で日米が儲かる、と。日本も北の核攻撃で半壊すればアメリカはもっと儲かる、と。このあたりで資本主義、つまりアメリカの崩壊の時間稼ぎができます。
いきなり対中国はリスクが大きすぎます。日米で中国に勝利できる軍事的目算が立たない限りそこまで危険な賭けをするアメリカの裕福な人々はいないような気がします(もしかしたら自分たちだけで死なないシェルターでご観察という選民エリートがいるかはわかりません。ただ敗北した場合自分たちは生きながらえても肝心の巨万の富が入ってきません)。
当面祭りの前菜としてその命と血肉をくいものにされる恐れがある民族は朝鮮人・日本人・イスラム人だと考えられます。この前菜を堪能してから、中国は最後のメインデッシュになるかと。これらは「現在、また近い未来もアメリカが軍事的世界一の力を所有する」の前提条件をもとにして書いています。
安部政権の憲法改ざんもどきも単に神の日本軍復活のため、つまりアメリカを手伝えや、というアメリカの指示こといでしょう。
まあこうなった以上、戦争は絶対にあるでしょう。
ただこれら全てが終わった時、資本主義の崩壊になる、いや、これを資本主義の崩壊と呼ぶのかは自分ではわかりません。ただアメリカが資本主義国の王、世界の支配者となった、ということになりますって・・・あ、そうか、それは確かに資本主義ですね。新しいピラミッド階級社会の実現という話ですか。
神(の見えざる手)はアメリカを選ぶんですかね。マルクスの人類共産平等主義は何処へいったんでしょうね。神は自然界の弱肉強食や獣界・畜生界と同じく単に暴力的能力的強者を選ぶんでしょうか?いや、そもそも神が人類をこの世界の支配者にしたのと同じ理由であれば、人の内でもそういうことはあるかもしれませんね。するとキリスト教・一神教の愛や分かち合いの教えは全部嘘八百となりますが、もしかしたら野田さんの本の内容はこういう感じなんでしょうか?自分はアドリブで今適当に書いてみただけなんですけど。
これらとオウム崩壊との関連をいうのであれば、単にオウム(株)という会社が資本主義の弱肉強食の中でワタミに負けて倒産した、あるいは国内最大手日本国(株)につぶされただけ、という話にもできますが。
また続きを思いついたら書いてみたいと思います。
文章訂正
ただこれら全てが終わった時、資本主義の崩壊になる、いや、これを資本主義の崩壊と呼ぶのかは自分ではわかりません。ただアメリカが資本主義国の王、世界の支配者となった、ということになりますって・・・あ、そうか、それは確かに資本主義ですね。新しいピラミッド階級社会の実現という話ですか。 →x
ただこれら全てが終わった時、資本主義の崩壊になる、いや、これを資本主義の崩壊と呼ぶのかは自分ではわかりません。ただアメリカが資本主義国の王、世界の支配者となった、ということになりますって・・・あ、そうか、それは確かにグローバル資本主義崩壊ですね。新世界秩序社会・新体制というか。新しいピラミッド階級社会の実現という話ですか。
ここ(支配者となった王アメリカ)に愛があればここで、
世界各国の「競争」はなくなり、地球は「アメリカ世界合衆国」となりマルクス主義っぽい意味の共産主義じみたものが出来上がりますが、ここでアメリカに愛がなければ支配者(一等アメリカ人)と二等アメリカ人(アジア人)、三頭アメリカ人(イスラム人)、などというアニメのような階級のあるピラミッド地球になる、そんな感じの意味ですか。→○
ただこれら全てが終わった時、資本主義の崩壊になる、いや、これを資本主義の崩壊と呼ぶのかは自分ではわかりません。ただアメリカが資本主義国の王、世界の支配者となった、ということになりますって・・・あ、そうか、それは確かにグローバル資本主義崩壊ですね。新世界秩序社会・新体制というか。新しいピラミッド階級社会の実現という話ですか。
ここ(支配者となった王アメリカ)に愛があればここで、
世界各国の「競争」はなくなり、地球は「アメリカ世界合衆国」となりマルクス主義っぽい意味の共産主義じみたものが出来上がりますが、ここでアメリカに愛がなければ支配者(一等アメリカ人)と二等アメリカ人(アジア人)、三頭アメリカ人(イスラム人)、などというアニメのような階級のあるピラミッド地球になる、そんな感じの意味ですか。→○
畜生界、自然界と違って人間界には「愛」があって欲しいですね
つまりキリスト教の説く「神の平等な愛」「心の話」が。
愛する者は救われる。
助ける者は救われる。
盗む者は滅びる。
暴力を用いる者は裁かれる。
苦しめる者は苦しめられる。
信じる者は救われる。
のような法が畜生界にはなくとも、この人間界にはあって欲しいものです。
つまり「神」は「人間の法」はあって欲しいものですって、動物殺しといて自分らだけ虫がいい望みですかね(笑)
ただキリスト教はイエスは決してその信者に「財産や富」享受の約束はしていません。
だから経済的にはどんなに貧困でもそれ(のもたらす悦楽等)はもしかしたら関係ないのかもしれません。
心の魂の幸い(意識の天国)を約束しているだけなのですから。
愛する者は救われる。
助ける者は救われる。
盗む者は滅びる。
暴力を用いる者は裁かれる。
苦しめる者は苦しめられる。
信じる者は救われる。
のような法が畜生界にはなくとも、この人間界にはあって欲しいものです。
つまり「神」は「人間の法」はあって欲しいものですって、動物殺しといて自分らだけ虫がいい望みですかね(笑)
ただキリスト教はイエスは決してその信者に「財産や富」享受の約束はしていません。
だから経済的にはどんなに貧困でもそれ(のもたらす悦楽等)はもしかしたら関係ないのかもしれません。
心の魂の幸い(意識の天国)を約束しているだけなのですから。
キタキタキタまた「アイツ」がキタ【グローバル資本主義と組織型宗教教団オウム真理教】
「アイツ」が来たので書きます。書かざるを得ません。
「アイツ」には逆らえません。
「アイツ」は知る者なのだから。
【グローバル資本主義と組織型宗教教団オウム真理教】
その言葉を聞きました。「アイツ」から。
さて2500年前にもどって考えて見ましょう。
たとえばブッダがいます。そしてあるときブッダに執拗に自分や自分の弟子たちに嫌がらせをしたり、教団に圧力をかけたり、国に訴えたりする者が幾人か現れました。教団の前に立ちふさがったのです。またはデマを流して教団の評判を落とすやら何やらほとほとブッダが手をやいて気をもんでいたりしていた(実際のブッダや2500年前のブッダの教団に絶対にそういうことはまずあり得ませんが)と仮定してみます。
そして(実際のブッダは決してそうは想ったりしませんが)仮の話です、ブッダは「こんなんじゃあ私の大勢の信者が修行が妨げられて解脱する救われる予定の良家の優れた比丘たちまで解脱のチャンスを今生逃してしまうなあ、来世昆虫に生まれて修行などできなくなるかもしれないのに。」、と。そうブッダは想ったとします。
「清浄行をし熱心に修行して、なおかつ世の人々の苦しみまで救おうという我らに嫌がらせをする悪い奴らは絶対に来世は地獄で阿鼻叫喚の考えられないような地獄に落ちて恐らくは数千年もそこにとどまらなくてはならないのになあ」、と。
ブッダは考えに考えた末、ここはより一人でも多くの苦しみが救われ、その救われた我が信徒はまたさらに大勢の衆乗救済を行うことだろうに、救済の輪は<笑っていいとも>などの表層的な売名のEGOの輪など問題にならないほどのまさに聖なる輪なのに・・・それは人類全体にとってもどれほどの光となることだろう、そこにつけて又我らの教団の邪魔・嫌がらせ・デマ流し等々をするあの哀れで愚かで無知で凶暴悪質な悪人たち自身にもとてつもない災いと地獄の責め苦が待っているというのに(彼らにはそんなことは知れるはずが無い処にいるので何もわからないだろうけれども)。
「二択だな・・・」ブッダはそう考えました(本物のブッダはそんなこと考えたり言ったりしませんが)。
「何が二択なんですか?ブッダ尊師よ。我らでもその意味が理解できるようにそれについて説いてください!私はあなたをあなたの言葉を全て信じております」、と。すると尊師はスッと立ち上がり尊師を囲む比丘衆に向かって、「宜しいではそれならばこの言葉の意味を汝らに説いてあげよう。よく聞きなさい。」と。
「例えばここにだよ、Aさんという人がいたと。いいですか。このAさんは生まれて今まで功徳を積んでいたので、このままだと天界へ生まれ変わりますと。いいですか、ここまでは。じゃあ次の条件ね。ところが、このAさんには慢が生じてきて、この後、悪業を積み、そして寿命尽きるころには、地獄に落ちるほどの悪業を積んで死んでしまうだろうと。いいですか。こういう条件があったとしましょうと。
つまり、ここで出てくるのは天眼、来世を見つめる力、あるいは宿命、前生の力、あるいは漏尽、相手のカルマを完全に見つめる力といったような、いろんな神通力の要素がありますよと。いいですか。
じゃ次にだ。このAさんを、ここに成就者がいたとして、殺したと。この人はどこへ生まれ変わりますか。天界へ生まれ変わる、そのとおりだね。しかし、このAさんを殺したという事実をだよ、他の人たちが見たならば、人間界の人たちが見たならばね、これは単なる殺人と。いいかな。そして、もしだよ、このときにAさんは死に、そして天界へ行き、そのときに偉大なる救世主が天界にいたと。そして、その天界にいた救世主が、その人に真理を説き明かし、永遠の不死の生命を得ることができたとしましょう、Aさんが。いいですか。このときに殺した成就者は何のカルマを積んだことになりますか。
すべてを知っていて、生かしておくと悪業を積み、地獄へ落ちてしまうと。ここで例えば、生命を絶たせた方いいんだと考え、ポアさせたと。この人はいったい何のカルマを積んだことになりますか。殺生ですかと、それとも高い世界へ生まれ変わらせるために善行を積んだことになりますかと。ということになるわけだよね。でもだよ、客観的に見るならば、これは殺生です。客観というのは人間的な客観的な見方をするならば。
しかし、ヴァジラヤーナの考え方が背景にあるならば、これは立派なポア(という魂の救済のための善行)です。」
この教説を信者に説いたその後ブッダ(仮)は、
うなづちを打ってあたかも獅子吼するように
「良し、慈しみの心で我らと無数の衆生、そしてこのまま悪行を繰り返し続け地獄に落ちて長く苦しむはずの運命の彼れら救うため、我らが信徒、良家の子の修行の完成を失うといったこの状況・現状を全部見事に解決するために、彼らの命を奪ってあげなさい。
分かりますか?真理の教えが、私の今しがた語ったことの意味が?」「・・・・・・(しばらくの沈黙の時が流れる)」
そして一人剃髪をしている鋭い目の少し興奮したようなまだ人生の青春の真ん中にいるような目つきの少し鋭い比丘、「私にはその尊師の言葉の意味が分かります。また尊師がこれから何をどうされようとしているのか・・・。理解できます、尊師の全ての言葉の意味が!!」・・・突然そう叫んで尊師に寄り近づいていくとその御手を硬く握り締めたのです。
「オレもわかる、わかるぞ」
「分かった、そうか、そうだったのか!!」
「アタシは女比丘尼、・・だけどね、アタシも分かりました尊師!」
<ここで音楽が流れる>
戦え~我らの真理の実践が~いまやってくる~
戦え~我らの真理の実践が~いまやってくる~
遥かな昔から~予言されていた~
真理の世界が待っている~
いまぞ~我らの真理の戦いが~ 始~ま~る~~
いまぞ~我らの戦いが~ 始ま~るんだ~
戦え~我らの真理の伝道を~いま守るんだ~
戦え~我らの真理の伝道を~いま守るんだ~
宇宙の秩序が~約束していた~ 真理の世界が~
立ち現れる~
いまぞ~真理の~戦~いが~始まる~
いまぞ~真理の~戦~いが~ 始ま~るんだ~
戦え私の真理の救・・・・・・・・・・・・・・
・・・
(fade・・・・)
『Global capitalism and Tissue-type religious Aum Shinrikyo』
企画・製作
グローバル資本主義と
組織型宗教教団オウム真理教製作委員会
第一部(完)
・・・・To Be Continue
「アイツ」には逆らえません。
「アイツ」は知る者なのだから。
【グローバル資本主義と組織型宗教教団オウム真理教】
その言葉を聞きました。「アイツ」から。
さて2500年前にもどって考えて見ましょう。
たとえばブッダがいます。そしてあるときブッダに執拗に自分や自分の弟子たちに嫌がらせをしたり、教団に圧力をかけたり、国に訴えたりする者が幾人か現れました。教団の前に立ちふさがったのです。またはデマを流して教団の評判を落とすやら何やらほとほとブッダが手をやいて気をもんでいたりしていた(実際のブッダや2500年前のブッダの教団に絶対にそういうことはまずあり得ませんが)と仮定してみます。
そして(実際のブッダは決してそうは想ったりしませんが)仮の話です、ブッダは「こんなんじゃあ私の大勢の信者が修行が妨げられて解脱する救われる予定の良家の優れた比丘たちまで解脱のチャンスを今生逃してしまうなあ、来世昆虫に生まれて修行などできなくなるかもしれないのに。」、と。そうブッダは想ったとします。
「清浄行をし熱心に修行して、なおかつ世の人々の苦しみまで救おうという我らに嫌がらせをする悪い奴らは絶対に来世は地獄で阿鼻叫喚の考えられないような地獄に落ちて恐らくは数千年もそこにとどまらなくてはならないのになあ」、と。
ブッダは考えに考えた末、ここはより一人でも多くの苦しみが救われ、その救われた我が信徒はまたさらに大勢の衆乗救済を行うことだろうに、救済の輪は<笑っていいとも>などの表層的な売名のEGOの輪など問題にならないほどのまさに聖なる輪なのに・・・それは人類全体にとってもどれほどの光となることだろう、そこにつけて又我らの教団の邪魔・嫌がらせ・デマ流し等々をするあの哀れで愚かで無知で凶暴悪質な悪人たち自身にもとてつもない災いと地獄の責め苦が待っているというのに(彼らにはそんなことは知れるはずが無い処にいるので何もわからないだろうけれども)。
「二択だな・・・」ブッダはそう考えました(本物のブッダはそんなこと考えたり言ったりしませんが)。
「何が二択なんですか?ブッダ尊師よ。我らでもその意味が理解できるようにそれについて説いてください!私はあなたをあなたの言葉を全て信じております」、と。すると尊師はスッと立ち上がり尊師を囲む比丘衆に向かって、「宜しいではそれならばこの言葉の意味を汝らに説いてあげよう。よく聞きなさい。」と。
「例えばここにだよ、Aさんという人がいたと。いいですか。このAさんは生まれて今まで功徳を積んでいたので、このままだと天界へ生まれ変わりますと。いいですか、ここまでは。じゃあ次の条件ね。ところが、このAさんには慢が生じてきて、この後、悪業を積み、そして寿命尽きるころには、地獄に落ちるほどの悪業を積んで死んでしまうだろうと。いいですか。こういう条件があったとしましょうと。
つまり、ここで出てくるのは天眼、来世を見つめる力、あるいは宿命、前生の力、あるいは漏尽、相手のカルマを完全に見つめる力といったような、いろんな神通力の要素がありますよと。いいですか。
じゃ次にだ。このAさんを、ここに成就者がいたとして、殺したと。この人はどこへ生まれ変わりますか。天界へ生まれ変わる、そのとおりだね。しかし、このAさんを殺したという事実をだよ、他の人たちが見たならば、人間界の人たちが見たならばね、これは単なる殺人と。いいかな。そして、もしだよ、このときにAさんは死に、そして天界へ行き、そのときに偉大なる救世主が天界にいたと。そして、その天界にいた救世主が、その人に真理を説き明かし、永遠の不死の生命を得ることができたとしましょう、Aさんが。いいですか。このときに殺した成就者は何のカルマを積んだことになりますか。
すべてを知っていて、生かしておくと悪業を積み、地獄へ落ちてしまうと。ここで例えば、生命を絶たせた方いいんだと考え、ポアさせたと。この人はいったい何のカルマを積んだことになりますか。殺生ですかと、それとも高い世界へ生まれ変わらせるために善行を積んだことになりますかと。ということになるわけだよね。でもだよ、客観的に見るならば、これは殺生です。客観というのは人間的な客観的な見方をするならば。
しかし、ヴァジラヤーナの考え方が背景にあるならば、これは立派なポア(という魂の救済のための善行)です。」
この教説を信者に説いたその後ブッダ(仮)は、
うなづちを打ってあたかも獅子吼するように
「良し、慈しみの心で我らと無数の衆生、そしてこのまま悪行を繰り返し続け地獄に落ちて長く苦しむはずの運命の彼れら救うため、我らが信徒、良家の子の修行の完成を失うといったこの状況・現状を全部見事に解決するために、彼らの命を奪ってあげなさい。
分かりますか?真理の教えが、私の今しがた語ったことの意味が?」「・・・・・・(しばらくの沈黙の時が流れる)」
そして一人剃髪をしている鋭い目の少し興奮したようなまだ人生の青春の真ん中にいるような目つきの少し鋭い比丘、「私にはその尊師の言葉の意味が分かります。また尊師がこれから何をどうされようとしているのか・・・。理解できます、尊師の全ての言葉の意味が!!」・・・突然そう叫んで尊師に寄り近づいていくとその御手を硬く握り締めたのです。
「オレもわかる、わかるぞ」
「分かった、そうか、そうだったのか!!」
「アタシは女比丘尼、・・だけどね、アタシも分かりました尊師!」
<ここで音楽が流れる>
戦え~我らの真理の実践が~いまやってくる~
戦え~我らの真理の実践が~いまやってくる~
遥かな昔から~予言されていた~
真理の世界が待っている~
いまぞ~我らの真理の戦いが~ 始~ま~る~~
いまぞ~我らの戦いが~ 始ま~るんだ~
戦え~我らの真理の伝道を~いま守るんだ~
戦え~我らの真理の伝道を~いま守るんだ~
宇宙の秩序が~約束していた~ 真理の世界が~
立ち現れる~
いまぞ~真理の~戦~いが~始まる~
いまぞ~真理の~戦~いが~ 始ま~るんだ~
戦え私の真理の救・・・・・・・・・・・・・・
・・・
(fade・・・・)
『Global capitalism and Tissue-type religious Aum Shinrikyo』
企画・製作
グローバル資本主義と
組織型宗教教団オウム真理教製作委員会
第一部(完)
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『一神教支配の終焉』を読みました。
最後の方のページでの野田さんの言葉が印象的でした。
私の高校・大学の後輩である豊田亨を初め、廣瀬健一、林泰男、井上嘉浩、林郁夫、土谷正美、早川紀代秀などは、死刑もしくは無期懲役という重罪を負うまで、洗脳から脱却できなかったのです。殺人事件を犯し、警察検察マスコミから責められ、裁判所で被害者遺族に目の前で泣かれるまで、人間の心が取り戻せなかったのです。暴走して事件を起こして重罪に問われるまで分からなかったということです。繰り返しますが、「脱洗脳」とは容易なことではありません。(p156)
何だか、悲しい。
共に夢を見て、共に笑って、共に歩んだ仲間であったはず。
でも、否定されねばならず、対立することもせねばならず、多くを捨てねばならない。
もしこれを「悲しい」と思えないのであれば、不幸だ。
私は人の心というものはガラス細工のような繊細さを失ってはならないと考えています。
その意味で、苦しみや悲しみは人間としての心の大切な機能です。
この大切な機能を人工的に操作して鈍くしたり、不動のものとしたりすることが悟りの境地ではなく、まるで反対方向になりはしないかと思えました。
むしろ、本当に悲しむべきを悲しみ、本当に苦しむべきを苦しむ人は、幸いです。
本当の意味での「悲しみ」「苦しみ」、人の心が本来の機能を持つことが、偽りの「悲しみ」「苦しみ」からの解放なのではないか。
拝金主義的にグローバル資本主義を謳歌する生き方は、本来の人としての生き方を失わせます。
小さな花を見て奇麗だと思う心、大自然の中で癒される感覚、人の温かさ、親切、笑顔、それらを失ったら、いつまで修行しても悟れない。
以上は、キリスト教徒的な表現ですけど、きっと仏教のいうところの「慈しみ」というものに重なるのではないかと思っています。
「慈しみ」というものがなくても悟れるブッタがいたら、私にとっては意味がないのかもしれない。
政治や経済の評論家たちの慌ただしさの中で、この世を上から眺めてみたり、じっと静まって洞察してみたりすると、この世の世界は見事なそれも得体の知れない幻想の中でつくられていることがわかってきます。
そんな世の中で生きているのですから、心が失われて当然です。
森達也氏は著書『A』の中で「彼らが今もオウムに留まり続ける理由、そのメカニズムは、オウムの内ではなく、オウムの外、すなわち僕らの社会の中にある。」(p113)と語っているのだけれども、野田さんの『一神教支配の終焉』はそれを暴こうとしているように思えました。
死刑もしくは無期懲役となった人たちに対する社会的な怒りや彼らを全否定してしまうのは当然なことかもしれない。
でも、もし私たちがそれで終わらせたら、オウム事件に関して何も本質的なものは見えてこないでしょう。
さらにもっといえば、彼らの内に純粋な想いもあって、むしろ私たちからは独善に見えるその部分に彼らが決して否定できない純粋な想いが覆われているのかもしれません。
それを認めないと、この問題の本質はきっと見えてきません。
叩いて壊そうとすればかえってそれを守るために頑なになります。
だから、「繰り返しますが、『脱洗脳』は容易なことではありません。」という野田さんの言葉は私の心をうちました。
私の高校・大学の後輩である豊田亨を初め、廣瀬健一、林泰男、井上嘉浩、林郁夫、土谷正美、早川紀代秀などは、死刑もしくは無期懲役という重罪を負うまで、洗脳から脱却できなかったのです。殺人事件を犯し、警察検察マスコミから責められ、裁判所で被害者遺族に目の前で泣かれるまで、人間の心が取り戻せなかったのです。暴走して事件を起こして重罪に問われるまで分からなかったということです。繰り返しますが、「脱洗脳」とは容易なことではありません。(p156)
何だか、悲しい。
共に夢を見て、共に笑って、共に歩んだ仲間であったはず。
でも、否定されねばならず、対立することもせねばならず、多くを捨てねばならない。
もしこれを「悲しい」と思えないのであれば、不幸だ。
私は人の心というものはガラス細工のような繊細さを失ってはならないと考えています。
その意味で、苦しみや悲しみは人間としての心の大切な機能です。
この大切な機能を人工的に操作して鈍くしたり、不動のものとしたりすることが悟りの境地ではなく、まるで反対方向になりはしないかと思えました。
むしろ、本当に悲しむべきを悲しみ、本当に苦しむべきを苦しむ人は、幸いです。
本当の意味での「悲しみ」「苦しみ」、人の心が本来の機能を持つことが、偽りの「悲しみ」「苦しみ」からの解放なのではないか。
拝金主義的にグローバル資本主義を謳歌する生き方は、本来の人としての生き方を失わせます。
小さな花を見て奇麗だと思う心、大自然の中で癒される感覚、人の温かさ、親切、笑顔、それらを失ったら、いつまで修行しても悟れない。
以上は、キリスト教徒的な表現ですけど、きっと仏教のいうところの「慈しみ」というものに重なるのではないかと思っています。
「慈しみ」というものがなくても悟れるブッタがいたら、私にとっては意味がないのかもしれない。
政治や経済の評論家たちの慌ただしさの中で、この世を上から眺めてみたり、じっと静まって洞察してみたりすると、この世の世界は見事なそれも得体の知れない幻想の中でつくられていることがわかってきます。
そんな世の中で生きているのですから、心が失われて当然です。
森達也氏は著書『A』の中で「彼らが今もオウムに留まり続ける理由、そのメカニズムは、オウムの内ではなく、オウムの外、すなわち僕らの社会の中にある。」(p113)と語っているのだけれども、野田さんの『一神教支配の終焉』はそれを暴こうとしているように思えました。
死刑もしくは無期懲役となった人たちに対する社会的な怒りや彼らを全否定してしまうのは当然なことかもしれない。
でも、もし私たちがそれで終わらせたら、オウム事件に関して何も本質的なものは見えてこないでしょう。
さらにもっといえば、彼らの内に純粋な想いもあって、むしろ私たちからは独善に見えるその部分に彼らが決して否定できない純粋な想いが覆われているのかもしれません。
それを認めないと、この問題の本質はきっと見えてきません。
叩いて壊そうとすればかえってそれを守るために頑なになります。
だから、「繰り返しますが、『脱洗脳』は容易なことではありません。」という野田さんの言葉は私の心をうちました。
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確かにそう思います。肯定的に捉えるとそうなりますね。
それは素晴しいことだと思います。
物事を肯定的に捉えれば、そのようになると思います。
ものごとは、心によって作り出されるのですから。
それは素晴しいことだと思います。
物事を肯定的に捉えれば、そのようになると思います。
ものごとは、心によって作り出されるのですから。
仏教を国教としているブータンの国王は
日本のいい面を語っておられますね。
これが仏教を実践している人の姿だと思います。
しかし、われわれは襟を正さないといけません。
この国の現状はけっして楽観できる状況ではないことも事実です。
『われらは、ここにあって死ぬはずのものである」と覚悟をしよう。』
昭和天皇は、日本国民に対する愛と同時に
死を悟られていたんだと思います。
多くの人々を救うのなら、わが身を捧げますということを表明なさった。
防人禅師の意見に感動し、禅師の禅定力の高さを思い知りました。
ありがとうございます。
日本のいい面を語っておられますね。
これが仏教を実践している人の姿だと思います。
しかし、われわれは襟を正さないといけません。
この国の現状はけっして楽観できる状況ではないことも事実です。
『われらは、ここにあって死ぬはずのものである」と覚悟をしよう。』
昭和天皇は、日本国民に対する愛と同時に
死を悟られていたんだと思います。
多くの人々を救うのなら、わが身を捧げますということを表明なさった。
防人禅師の意見に感動し、禅師の禅定力の高さを思い知りました。
ありがとうございます。
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サイババ生誕祭に行けば元サマナに会えます
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野田さんの現在の活動について
野田さんの現在の活動しておられる
主にホームレス支援の活動について、
この様な活動をされている方は野田さん以外にも多々ありそれを生業にされている方も多い様に思えます。
私の認識ではホームレスの方達の主に行政からの生活保護支給の条件整備での支援によりその生活保護支給による会の運営に思えるのですが、
全くの営利を目的にしない実質上に利潤の発生しない活動ならともかくも
会を運営して過去になん百万円ものオウム被害者に対する賠償をしている事実からもとかく世間では、ある意味でホームレスを食い物にしその行政からの生活保護をカスメ取る活動との単純な考え方も実際に少なくもない様に思えるのですが、
野田さんの率直なお考えを知りたいです。
主にホームレス支援の活動について、
この様な活動をされている方は野田さん以外にも多々ありそれを生業にされている方も多い様に思えます。
私の認識ではホームレスの方達の主に行政からの生活保護支給の条件整備での支援によりその生活保護支給による会の運営に思えるのですが、
全くの営利を目的にしない実質上に利潤の発生しない活動ならともかくも
会を運営して過去になん百万円ものオウム被害者に対する賠償をしている事実からもとかく世間では、ある意味でホームレスを食い物にしその行政からの生活保護をカスメ取る活動との単純な考え方も実際に少なくもない様に思えるのですが、
野田さんの率直なお考えを知りたいです。
野田さんへ。
野田さんがああいう本を書いたのは、不況が長引いて、持つ者と持たざる者との区別が明瞭になってきたからだと思います。もともと貧富の格差の少なかった日本では異常なくらい。
それで資本主義の欠陥が強調されるんですね。財の配分機能がなってないって。これに加えて、貧困層の増加から社会不安が増大すれば、経済の崩壊そして社会の革命的変化というシナリオが出てきます・・・
野田さんの気持ちは分かります。だって一番貧しい人と毎日付き合っているんですから。「どうなっているんだ」って言いたくなりますよ。誰だって。
今の自民党政権は落第生。だって景気を良くするっていう、政治家にとって一番大切な仕事ができないんだから。それでいて、もっと給料 (税金) よこせって言うんでしょ。本当に開いた口がふさがらない。
でも、選挙すれば、いつも自民党が勝つんですよね。多分、選挙民は怖がっているんじゃないかと思います。自民党が与党でなければ、状況がもっと悪くなって、それこそ飢え死にさせられるんじゃないかって。それに、地震の時、民主党政権が国民を全然守ろうとしなかったこと、覚えてる人多いからね。
最近では十代二十代の若い人も自民党に投票している。いろんな理由があるんだろうけれど、多分、面接試験対策という面が大きいんじゃないかな。自民党に投票しているって言えば雇用者側も高い点を付けてくれるだろうから。
今の安倍政権は、やれ愛国だ、やれ国防だっていうけれど、実のところ日本を守ろうだなんて考えてないと思う。だって、原発動かすっていうんでしょ。戦争になって何処からかミサイルが飛んできて原発を直撃したらどうなる? 奇襲なら防ぎようがない。鹿児島にある原発に当たったら、一巻の終わりだからね、日本は。風は西から東へ吹くから、北海道を除く日本全土が放射能に覆われることになる。
安保新法だって嘘っぱち。中国もロシアもアメリカと戦争したくないんだから、日本を軍事攻撃するはずがない。どっちも大砲よりバターを優先してるからね。それに、本当にアメリカと共同軍事行動するんなら、非正規戦に対応できるように自衛隊を再編するはず。自爆テロや路肩爆弾に対処できるユニットを新設するはず。でもそんな動きはない。
結局目先のお金が欲しいだけなんだよ。安保新法で兵器の発注を出せば、防衛族議員にリベートが転がり込んでくる。そうなれば、金の欲しい議員は一斉に安倍政権の藩屏になってくれる。それが目当て。要らない兵器を発注する予算は国民から巻き上げる。長距離高速利用者に増税するっていうけれど、そうすれば、遠くから運ばれてくる品物の値段が高くなるからね。結局一般庶民が一番苦しむことになる。
結局、安倍自民党は、国民の不安感を利用して、ひどいことばかりしている。これに対抗するには、「怖がらないこと」。
代議士・議員って、国民の被用者だからね。給料もらって仕事しないでもっと金よこせなんていう従業員は、解雇するしかない。そうやって初めて本当に私たちのために働いてくれる政治家が出てくるんだよ。気骨のある人って、どこにでもいるからね。
それで資本主義の欠陥が強調されるんですね。財の配分機能がなってないって。これに加えて、貧困層の増加から社会不安が増大すれば、経済の崩壊そして社会の革命的変化というシナリオが出てきます・・・
野田さんの気持ちは分かります。だって一番貧しい人と毎日付き合っているんですから。「どうなっているんだ」って言いたくなりますよ。誰だって。
今の自民党政権は落第生。だって景気を良くするっていう、政治家にとって一番大切な仕事ができないんだから。それでいて、もっと給料 (税金) よこせって言うんでしょ。本当に開いた口がふさがらない。
でも、選挙すれば、いつも自民党が勝つんですよね。多分、選挙民は怖がっているんじゃないかと思います。自民党が与党でなければ、状況がもっと悪くなって、それこそ飢え死にさせられるんじゃないかって。それに、地震の時、民主党政権が国民を全然守ろうとしなかったこと、覚えてる人多いからね。
最近では十代二十代の若い人も自民党に投票している。いろんな理由があるんだろうけれど、多分、面接試験対策という面が大きいんじゃないかな。自民党に投票しているって言えば雇用者側も高い点を付けてくれるだろうから。
今の安倍政権は、やれ愛国だ、やれ国防だっていうけれど、実のところ日本を守ろうだなんて考えてないと思う。だって、原発動かすっていうんでしょ。戦争になって何処からかミサイルが飛んできて原発を直撃したらどうなる? 奇襲なら防ぎようがない。鹿児島にある原発に当たったら、一巻の終わりだからね、日本は。風は西から東へ吹くから、北海道を除く日本全土が放射能に覆われることになる。
安保新法だって嘘っぱち。中国もロシアもアメリカと戦争したくないんだから、日本を軍事攻撃するはずがない。どっちも大砲よりバターを優先してるからね。それに、本当にアメリカと共同軍事行動するんなら、非正規戦に対応できるように自衛隊を再編するはず。自爆テロや路肩爆弾に対処できるユニットを新設するはず。でもそんな動きはない。
結局目先のお金が欲しいだけなんだよ。安保新法で兵器の発注を出せば、防衛族議員にリベートが転がり込んでくる。そうなれば、金の欲しい議員は一斉に安倍政権の藩屏になってくれる。それが目当て。要らない兵器を発注する予算は国民から巻き上げる。長距離高速利用者に増税するっていうけれど、そうすれば、遠くから運ばれてくる品物の値段が高くなるからね。結局一般庶民が一番苦しむことになる。
結局、安倍自民党は、国民の不安感を利用して、ひどいことばかりしている。これに対抗するには、「怖がらないこと」。
代議士・議員って、国民の被用者だからね。給料もらって仕事しないでもっと金よこせなんていう従業員は、解雇するしかない。そうやって初めて本当に私たちのために働いてくれる政治家が出てくるんだよ。気骨のある人って、どこにでもいるからね。
野田さんの現在の活動について
そうですか、まあ難しい事は分かりませんが、何にせよ住む所の無い人達に住居や食事を提供している事は事実なんで何にせよホームレス支援な事は事実ですよね、
しかし野田さんのこの活動は行政の生活保護制度があり成り立つ事でその生活保護制度が無ければ成り立たないし会の運営も出来ませんよね、
その意味では行政に寄りかかった活動の様にも思えます。
全くの無から有を生む独立した活動とは言い難い、
仮に別の労働組合活動の様な活動であれば単に住居や食事を提供する活動でなくその就労なり自立を促し支援する形になりますが、
とかくホームレスに陥っている方達はその就労意欲が無かったり、精神的な障害などにより就労などが出来ない人達が多いでしょうから難しいですよね、
野田さんが過去に帰依していたオウムの教祖の麻原彰晃は若者達を自由自在に操る達人だった訳ですが、
私のオウムに対するイメージではオウムの若者は野田さんや上祐さんをはじめとするエリートや優等生が多かった気がします。
麻原彰晃はそのエリートや優等生を自由自在に操り我が細胞として活動させていた。
麻原彰晃は野田さんや上祐さんの様なエリートや優等生ではなくてもある意味でそれを上回る天才だった。何か人達を操る理屈ではない不思議な力があった。
仮にその麻原彰晃なら就労意欲の無いホームレスに就労意欲を持たせ生活の自立をさせる事が出来たと麻原彰晃を間近に観て来た野田さんは思われますか?
それとも麻原彰晃の能力はそれとは全く別と野田さんは思われますか?
しかし野田さんのこの活動は行政の生活保護制度があり成り立つ事でその生活保護制度が無ければ成り立たないし会の運営も出来ませんよね、
その意味では行政に寄りかかった活動の様にも思えます。
全くの無から有を生む独立した活動とは言い難い、
仮に別の労働組合活動の様な活動であれば単に住居や食事を提供する活動でなくその就労なり自立を促し支援する形になりますが、
とかくホームレスに陥っている方達はその就労意欲が無かったり、精神的な障害などにより就労などが出来ない人達が多いでしょうから難しいですよね、
野田さんが過去に帰依していたオウムの教祖の麻原彰晃は若者達を自由自在に操る達人だった訳ですが、
私のオウムに対するイメージではオウムの若者は野田さんや上祐さんをはじめとするエリートや優等生が多かった気がします。
麻原彰晃はそのエリートや優等生を自由自在に操り我が細胞として活動させていた。
麻原彰晃は野田さんや上祐さんの様なエリートや優等生ではなくてもある意味でそれを上回る天才だった。何か人達を操る理屈ではない不思議な力があった。
仮にその麻原彰晃なら就労意欲の無いホームレスに就労意欲を持たせ生活の自立をさせる事が出来たと麻原彰晃を間近に観て来た野田さんは思われますか?
それとも麻原彰晃の能力はそれとは全く別と野田さんは思われますか?
春夏秋冬
真善美の探究【真善美育維】
【真理と自然観】
《真理》
結論から言って, 真偽は人様々ではない。これは誰一人抗うことの出来ない真理によって保たれる。
“ある時, 何の脈絡もなく私は次のように友人に尋ねた。歪みなき真理は何処にあるのか, と。すると友人は, 何の躊躇もなく私の背後を指差したのである。”
私の背後には『空』があった。空とは雲が浮かぶ空ではないし, 単純にからっぽという意味でもない。私という意識, 世界という感覚そのものの原因のことである。この時, 我々は『空・から』という言葉によって人様々な真偽を超えた歪みなき真実を把握したのである。
我々の世界は質感。
また質感の変化からその裏側に真の形があることを理解した。そして我々はこの世界の何処にも居ない。この世界・感覚・魂(志向性の作用した然としてある意識)の納められた躰, この意識の裏側の機構こそが我々の真の姿であると気付いたのである。
《志向性》
目的は何らかの経験により得た感覚を何らかの手段をもって再び具現すること。感覚的目的地と経路, それを具現する手段を合わせた感覚の再具現という方向。志向性とは或感覚を具現する場合の方向付けとなる原因・因子が具現する能力と可能性を与える機構, 手段によって, 再具現可能性という方向性を得たものである。
『意識中の対象の変化によって複数の志向性が観測されるということは, 表象下に複数の因子が存在するということである。』
『因子は経験により蓄積され, 記憶の記録機構の確立された時点を起源として意識に影響を及ぼして来た。(志向性の作用)』
我々の志向は再具現の機構としての躰に対応し, 再具現可能性を持つことが可能な場合にのみこれを因子と呼ぶ。躰に対応しなくなった志向は機構の変化とともに廃れた因子である。志向が躰に対応している場合でもその具現の条件となる感覚的対象がない場合これを生じない。但し意識を介さず機構(思考の「考, 判断」に関する部分)に直接作用する物が存在する可能性がある。
《思考》
『思考は表象である思と判断機構の象である考(理性)の部分により象造られている。』
思考〔分解〕→思(表象), 考(判断機能)
『考えていても表面にそれが現れるとは限らない。→思考の領域は考の領域に含まれている。思考<考』
『言葉は思考の領域に対応しなければ意味がない。→言葉で表すことが出来るのは思考可能な領域のみである。』
考, 判断(理性)の機能によって複数の中から具現可能な志向が選択される。
《生命観》
『感覚器官があり連続して意識があるだけでは生命であるとは言えない。』
『再具現性を与える機構としての己と具現を方向付ける志向としての自。この双方の発展こそ生命の本質である。』
生命は過去の意識の有り様を何らかの形(物)として保存する記録機構を持ち, これにより生じた創造因を具現する手段としての肉体・機構を同時に持つ。
生命は志向性・再具現可能性を持つ存在である。意識の有り様が記録され具現する繰り返しの中で新しいものに志向が代わり, その志向が作用して具現機構としての肉体に変化を生じる。この為, 廃れる志向が生じる。
*己と自の発展
己は具現機構としての躰。自は記録としてある因子・志向。
己と自の発展とは, 躰(機構)と志向の相互発展である。志向性が作用した然としてある意識から新しい志向が生み出され, その志向が具現機構である肉体に作用して意識に影響を及ぼす。生命は然の理に屈する存在ではなくその志向により肉体を変化させ, 然としてある意識, 世界を変革する存在である。
『志向(作用)→肉体・機構』
然の理・然性
自己, 志向性を除く諸法則。志向性を加えて自然法則になる。
然の理・然性(第1法則)
然性→志向性(第2法則)
【世界創造の真実】
世界が存在するという認識があるとき, 認識している主体として自分の存在を認識する。だから自我は客体認識の反射作用としてある。これは逆ではない。しかし人々はしばしばこれを逆に錯覚する。すなわち自分がまずあってそれが世界を認識しているのだと。なおかつ自身が存在しているという認識についてそれを懐疑することはなく無条件に肯定する。これは神と人に共通する倒錯でもある。それゆえ彼らは永遠に惑う存在, 決して全知足りえぬ存在と呼ばれる。
しかし実際には自分は世界の切り離し難い一部分としてある。だから本来これを別々のものとみなすことはありえない。いや, そもそも認識するべき主体としての自分と, 認識されるべき客体としての世界が区分されていないのに, 何者がいかなる世界を認識しうるだろう?
言葉は名前をつけることで世界を便宜的に区分し, 分節することができる。あれは空, それは山, これは自分。しかして空というものはない。空と名付けられた特徴の類似した集合がある。山というものはない。山と名付けられた類似した特徴の集合がある。自分というものはない。自分と名付けられ, 名付けられたそれに自身が存在するという錯覚が生じるだけのことである。
これらはすべて同じものが言葉によって切り離され分節されることで互いを別別のものとみなしうる認識の状態に置かれているだけのことである。
例えて言えば, それは鏡に自らの姿を写した者が鏡に写った鏡像を世界という存在だと信じこむに等しい。それゆえ言葉は, 自我と世界の境界を仮初に立て分ける鏡に例えられる。そして鏡を通じて世界を認識している我々が, その世界が私たちの生命そのものの象であるという理解に至ることは難い。鏡を見つめる自身と鏡の中の象が別々のものではなく, 同じものなのだという認識に至ることはほとんど起きない。なぜなら私たちは鏡の存在に自覚なくただ目の前にある象を見つめる者だからである。
そのように私たちは, 言葉の存在に無自覚なのである。言葉によって名付けられた何かに自身とは別の存在性を錯覚し続け, その錯覚に基づいて自我を盲信し続ける。だから言葉によって名前を付けられるものは全て存在しているはずだと考える。
愛, 善, 白, 憎しみ, 悪, 黒。そんなものはどこにも存在していない。神, 霊, 悪魔, 人。そのような名称に対応する実在はない。それらはただ言葉としてだけあるもの, 言葉によって仮初に存在を錯覚しうるだけのもの。私たちの認識表象作用の上でのみ存在を語りうるものでしかない。
私たちの認識は, 本来唯一不二の存在である世界に対しこうした言葉の上で無限の区別分割を行い, 逆に存在しないものに名称を与えることで存在しているとされるものとの境界を打ち壊し, よって完全に倒錯した世界観を創り上げる。これこそが神の世界創造の真実である。
しかし真実は, 根源的無知に伴う妄想ゆえに生じている, 完全に誤てる認識であるに過ぎない。だから万物の創造者に対してはこう言ってやるだけで十分である。
「お前が世界を創造したのなら, 何者がお前を創造した?」
同様に同じ根源的無知を抱える人間, すなわち自分自身に向かってこのように問わねばならない。
「お前が世界を認識出来るというなら, 何者がお前を認識しているのか?」
神が誰によっても創られていないのなら, 世界もまた神に拠って創られたものではなく, 互いに創られたものでないなら, これは別のものではなく同じものであり, 各々の存在性は虚妄であるに違いない。
あなたを認識している何者かの実在を証明できないなら, あなたが世界を認識しているという証明も出来ず, 互いに認識が正しいということを証明できないなら, 互いの区分は不毛であり虚妄であり, つまり別のものではなく同じものなのであり, であるならいかなる認識にも根源的真実はなく, ただ世界の一切が分かちがたく不二なのであろうという推論のみをなしうる。
【真善美】
真は空(真の形・物)と質(不可分の質, 側面・性質), 然性(第1法則)と志向性(第2法則)の理解により齎される。真理と自然を理解することにより言葉を通じて様々なものの存在可能性を理解し, その様々な原因との関わりの中で積極的に新たな志向性を獲得してゆく生命の在り方。真の在り方であり, 自己の発展とその理解。
善は社会性である。直生命(個別性), 対生命(人間性), 従生命(組織性)により構成される。三命其々には欠点がある。直にはぶつかり合う対立。対には干渉のし難さから来る閉塞。従には自分の世を存続しようとする為の硬直化。これら三命が同時に認識上に有ることにより互いが欠点を補う。
△→対・人間性→(尊重)→直・個別性→(牽引)→従・組織性→(進展)→△(前に戻る)
千差万別。命あるゆえの傷みを理解し各々の在り方を尊重して独悪を克服し, 尊重から来る自己の閉塞を理解して組織(なすべき方向)に従いこれを克服する。個は組織の頂点に驕り執着することなく状況によっては退き, 適した人間に委せて硬直化を克服する。生命理想を貫徹する生命の在り方。
美は活活とした生命の在り方。
『認識するべき主体としての自分と, 認識されるべき客体としての世界が区分されていないのに, 何者がいかなる世界を認識しうるだろう? 』
予知の悪魔(完全な認識をもった生命)を否定して認識の曖昧さを認め, それを物事が決定する一要素と捉えることで志向の自由の幅を広げる。予知の悪魔に囚われて自分の願望を諦めることなく認識と相互作用してこれを成し遂げようとする生命の在り方。
《抑止力, 育維》
【育】とは或技能に於て仲間を自分たちと同じ程度にまで育成する, またはその技能的な程度の差を縮める為の決まり等を作り集団に於て一体感を持たせること。育はたんなる技能的な生育ではなく万人が優秀劣等という概念, 価値を乗り越え, また技能の差を克服し, 個人の社会参加による多面的共感を通じて人間的対等を認め合うこと。すなわち愛育である。
【維】とは生存維持。優れた個の犠牲が組織の発展に必要だからといっても, その人が生を繋いで行かなければ社会の体制自体が維持できない。移籍や移民ではその集団のもつ固有の理念が守られないからである。組織に於て使用価値のある個を酷使し生を磨り減らすのではなく人の生存という価値を尊重しまたその機会を与えなければならない。
真善美は生命哲学を基盤とした個人の進化と生産性の向上を目的としたが, 育と維はその最大の矛盾たる弱者を救済することを最高の目的とする。
【真理と自然観】
《真理》
結論から言って, 真偽は人様々ではない。これは誰一人抗うことの出来ない真理によって保たれる。
“ある時, 何の脈絡もなく私は次のように友人に尋ねた。歪みなき真理は何処にあるのか, と。すると友人は, 何の躊躇もなく私の背後を指差したのである。”
私の背後には『空』があった。空とは雲が浮かぶ空ではないし, 単純にからっぽという意味でもない。私という意識, 世界という感覚そのものの原因のことである。この時, 我々は『空・から』という言葉によって人様々な真偽を超えた歪みなき真実を把握したのである。
我々の世界は質感。
また質感の変化からその裏側に真の形があることを理解した。そして我々はこの世界の何処にも居ない。この世界・感覚・魂(志向性の作用した然としてある意識)の納められた躰, この意識の裏側の機構こそが我々の真の姿であると気付いたのである。
《志向性》
目的は何らかの経験により得た感覚を何らかの手段をもって再び具現すること。感覚的目的地と経路, それを具現する手段を合わせた感覚の再具現という方向。志向性とは或感覚を具現する場合の方向付けとなる原因・因子が具現する能力と可能性を与える機構, 手段によって, 再具現可能性という方向性を得たものである。
『意識中の対象の変化によって複数の志向性が観測されるということは, 表象下に複数の因子が存在するということである。』
『因子は経験により蓄積され, 記憶の記録機構の確立された時点を起源として意識に影響を及ぼして来た。(志向性の作用)』
我々の志向は再具現の機構としての躰に対応し, 再具現可能性を持つことが可能な場合にのみこれを因子と呼ぶ。躰に対応しなくなった志向は機構の変化とともに廃れた因子である。志向が躰に対応している場合でもその具現の条件となる感覚的対象がない場合これを生じない。但し意識を介さず機構(思考の「考, 判断」に関する部分)に直接作用する物が存在する可能性がある。
《思考》
『思考は表象である思と判断機構の象である考(理性)の部分により象造られている。』
思考〔分解〕→思(表象), 考(判断機能)
『考えていても表面にそれが現れるとは限らない。→思考の領域は考の領域に含まれている。思考<考』
『言葉は思考の領域に対応しなければ意味がない。→言葉で表すことが出来るのは思考可能な領域のみである。』
考, 判断(理性)の機能によって複数の中から具現可能な志向が選択される。
《生命観》
『感覚器官があり連続して意識があるだけでは生命であるとは言えない。』
『再具現性を与える機構としての己と具現を方向付ける志向としての自。この双方の発展こそ生命の本質である。』
生命は過去の意識の有り様を何らかの形(物)として保存する記録機構を持ち, これにより生じた創造因を具現する手段としての肉体・機構を同時に持つ。
生命は志向性・再具現可能性を持つ存在である。意識の有り様が記録され具現する繰り返しの中で新しいものに志向が代わり, その志向が作用して具現機構としての肉体に変化を生じる。この為, 廃れる志向が生じる。
*己と自の発展
己は具現機構としての躰。自は記録としてある因子・志向。
己と自の発展とは, 躰(機構)と志向の相互発展である。志向性が作用した然としてある意識から新しい志向が生み出され, その志向が具現機構である肉体に作用して意識に影響を及ぼす。生命は然の理に屈する存在ではなくその志向により肉体を変化させ, 然としてある意識, 世界を変革する存在である。
『志向(作用)→肉体・機構』
然の理・然性
自己, 志向性を除く諸法則。志向性を加えて自然法則になる。
然の理・然性(第1法則)
然性→志向性(第2法則)
【世界創造の真実】
世界が存在するという認識があるとき, 認識している主体として自分の存在を認識する。だから自我は客体認識の反射作用としてある。これは逆ではない。しかし人々はしばしばこれを逆に錯覚する。すなわち自分がまずあってそれが世界を認識しているのだと。なおかつ自身が存在しているという認識についてそれを懐疑することはなく無条件に肯定する。これは神と人に共通する倒錯でもある。それゆえ彼らは永遠に惑う存在, 決して全知足りえぬ存在と呼ばれる。
しかし実際には自分は世界の切り離し難い一部分としてある。だから本来これを別々のものとみなすことはありえない。いや, そもそも認識するべき主体としての自分と, 認識されるべき客体としての世界が区分されていないのに, 何者がいかなる世界を認識しうるだろう?
言葉は名前をつけることで世界を便宜的に区分し, 分節することができる。あれは空, それは山, これは自分。しかして空というものはない。空と名付けられた特徴の類似した集合がある。山というものはない。山と名付けられた類似した特徴の集合がある。自分というものはない。自分と名付けられ, 名付けられたそれに自身が存在するという錯覚が生じるだけのことである。
これらはすべて同じものが言葉によって切り離され分節されることで互いを別別のものとみなしうる認識の状態に置かれているだけのことである。
例えて言えば, それは鏡に自らの姿を写した者が鏡に写った鏡像を世界という存在だと信じこむに等しい。それゆえ言葉は, 自我と世界の境界を仮初に立て分ける鏡に例えられる。そして鏡を通じて世界を認識している我々が, その世界が私たちの生命そのものの象であるという理解に至ることは難い。鏡を見つめる自身と鏡の中の象が別々のものではなく, 同じものなのだという認識に至ることはほとんど起きない。なぜなら私たちは鏡の存在に自覚なくただ目の前にある象を見つめる者だからである。
そのように私たちは, 言葉の存在に無自覚なのである。言葉によって名付けられた何かに自身とは別の存在性を錯覚し続け, その錯覚に基づいて自我を盲信し続ける。だから言葉によって名前を付けられるものは全て存在しているはずだと考える。
愛, 善, 白, 憎しみ, 悪, 黒。そんなものはどこにも存在していない。神, 霊, 悪魔, 人。そのような名称に対応する実在はない。それらはただ言葉としてだけあるもの, 言葉によって仮初に存在を錯覚しうるだけのもの。私たちの認識表象作用の上でのみ存在を語りうるものでしかない。
私たちの認識は, 本来唯一不二の存在である世界に対しこうした言葉の上で無限の区別分割を行い, 逆に存在しないものに名称を与えることで存在しているとされるものとの境界を打ち壊し, よって完全に倒錯した世界観を創り上げる。これこそが神の世界創造の真実である。
しかし真実は, 根源的無知に伴う妄想ゆえに生じている, 完全に誤てる認識であるに過ぎない。だから万物の創造者に対してはこう言ってやるだけで十分である。
「お前が世界を創造したのなら, 何者がお前を創造した?」
同様に同じ根源的無知を抱える人間, すなわち自分自身に向かってこのように問わねばならない。
「お前が世界を認識出来るというなら, 何者がお前を認識しているのか?」
神が誰によっても創られていないのなら, 世界もまた神に拠って創られたものではなく, 互いに創られたものでないなら, これは別のものではなく同じものであり, 各々の存在性は虚妄であるに違いない。
あなたを認識している何者かの実在を証明できないなら, あなたが世界を認識しているという証明も出来ず, 互いに認識が正しいということを証明できないなら, 互いの区分は不毛であり虚妄であり, つまり別のものではなく同じものなのであり, であるならいかなる認識にも根源的真実はなく, ただ世界の一切が分かちがたく不二なのであろうという推論のみをなしうる。
【真善美】
真は空(真の形・物)と質(不可分の質, 側面・性質), 然性(第1法則)と志向性(第2法則)の理解により齎される。真理と自然を理解することにより言葉を通じて様々なものの存在可能性を理解し, その様々な原因との関わりの中で積極的に新たな志向性を獲得してゆく生命の在り方。真の在り方であり, 自己の発展とその理解。
善は社会性である。直生命(個別性), 対生命(人間性), 従生命(組織性)により構成される。三命其々には欠点がある。直にはぶつかり合う対立。対には干渉のし難さから来る閉塞。従には自分の世を存続しようとする為の硬直化。これら三命が同時に認識上に有ることにより互いが欠点を補う。
△→対・人間性→(尊重)→直・個別性→(牽引)→従・組織性→(進展)→△(前に戻る)
千差万別。命あるゆえの傷みを理解し各々の在り方を尊重して独悪を克服し, 尊重から来る自己の閉塞を理解して組織(なすべき方向)に従いこれを克服する。個は組織の頂点に驕り執着することなく状況によっては退き, 適した人間に委せて硬直化を克服する。生命理想を貫徹する生命の在り方。
美は活活とした生命の在り方。
『認識するべき主体としての自分と, 認識されるべき客体としての世界が区分されていないのに, 何者がいかなる世界を認識しうるだろう? 』
予知の悪魔(完全な認識をもった生命)を否定して認識の曖昧さを認め, それを物事が決定する一要素と捉えることで志向の自由の幅を広げる。予知の悪魔に囚われて自分の願望を諦めることなく認識と相互作用してこれを成し遂げようとする生命の在り方。
《抑止力, 育維》
【育】とは或技能に於て仲間を自分たちと同じ程度にまで育成する, またはその技能的な程度の差を縮める為の決まり等を作り集団に於て一体感を持たせること。育はたんなる技能的な生育ではなく万人が優秀劣等という概念, 価値を乗り越え, また技能の差を克服し, 個人の社会参加による多面的共感を通じて人間的対等を認め合うこと。すなわち愛育である。
【維】とは生存維持。優れた個の犠牲が組織の発展に必要だからといっても, その人が生を繋いで行かなければ社会の体制自体が維持できない。移籍や移民ではその集団のもつ固有の理念が守られないからである。組織に於て使用価値のある個を酷使し生を磨り減らすのではなく人の生存という価値を尊重しまたその機会を与えなければならない。
真善美は生命哲学を基盤とした個人の進化と生産性の向上を目的としたが, 育と維はその最大の矛盾たる弱者を救済することを最高の目的とする。
ああ…
このブログ、今まで見たどんなブログより惹きつけられますね。勝手なことで申し訳ないのですが、感覚的に「好い」ということになります。
ああ、何故か幸せです。
ああ、何故か幸せです。
( ´∀`)人(´∀` )ドモドモ
「 静かに創価学会を去るために 」
https://signifie.wordpress.com/
「2011年12月6日。このブログの一番最初のスレッド「シニフィエブログのスタートです。」に、このように書きました。
_______________
『対話を求めて』シニフィエのブログへようこそいらっしゃいました。
私は地方都市に住む普通の一般市民シニフィエと申します。自営業を営みながら、妻と子ども一人の三人暮らしをする中年男性です。
このブログは、対話の場としてつくりました。対話とは、闘いではありません。互いの考えをぶつけあって、どちらが正しいのかを競うようなことを対話とはいいません。私は対話とは「他者を認めること」だと思います。互いの存在を認めあうこと。たとえ考え方は違っていても、互いの考え方・生き方を尊重し認めあうところに対話が生まれ、対話の中に互いの相違点や共通点が明らかになり、信頼関係が築き上げられます。そしてそこに無益な闘いは生まれません。しかし今の日本にはその対局にある考え方をする大きな集団があります。
「世の中は一つの考えこそが正しくて、それ以外はみな間違いだ。そんな間違った考え方をしているから不幸になる。そして自分たちの考えることこそが正しい考えであり、それ以外はみんな間違っているから不幸になるのであって、自分たちと同じ考えをするようになれば世界中の人が幸せになれる。自分たちの考えを批判することはそれだけで不幸になり、逆に自分たちの考えに従うものだけが幸せになれるのだ。だから、自分たちは世界中の人々を幸せにするために、自分たち以外の考え方をする人を片っ端から否定することが正義であり、そもそも自分たちの考え通りの世の中にすることを使命としてこの世に生まれてきた。それは一人の偉大な師匠に従うことで実現できる。何も疑うことなく、この偉大な師匠についていくことが人類の世界平和の唯一の道なのだ。」
ふつう世間一般の人は、こうした極端な考えを信じて排他的な行動をする集団をカルトと呼びます。これはかつて日本を震撼させたオウム真理教のことを言っているのではありません。このような思想のもとに今の現実の日本の権力構造に深く入り込んでいる強大な権力組織。ふつうに考えれば、こんな幼稚でひとりよがりな思想に頷く人がいるはずはないと思いますが、しかし今の日本の何百万もの人が、こうした考えのもとに日々行動しているという驚くべき事実があるのです。それが創価学会です。
そして私は53年間、この創価学会の一員として活動をしてきました。今でもなぜこのような恐ろしい集団の中にいたのか不思議でなりません。おそらく私と同じように多くの人が、この恐るべきマインドコントロール下に、自分で物事を考えることを放棄して、池田大作というたった一人のカルトのカリスマに盲従しているのだと思います。
マインドコントロール下にある人に、自分の異常さをいくら言っても理解できません。特に創価学会のような徹底的な排他思想を植え付けられていては、外部から何を言っても聞く耳をもたないどころか、普通に対話を試みても自分たちを批判したとみなし、世界平和を妨げる魔と決めつけるような洗脳までされているので、もとより対話など成立しようがないのです。
先日、私はひとつの試みとして、典型的な組織の末端会員への対話を試みました。それがこのブログです。
http://sokanomori.exblog.jp/17098281/
ここをご覧いただければわかると思いますが、やはり対話どころか、私を罵倒した挙げ句にナリスマシと勝手に決めつけ、一方的にアクセス禁止にしました。
その後、この学会員ブログにもよく登場する別の会員のブログに行き、私の真意を書いたのですが、やはりそれでも対話など成り立つはずもありませんでした。
ある程度予想はしていたのですが、このあまりに非論理的なそして攻撃的な態度に、今まで自分もこのような組織に加わっていたのかと考えると、ほんとうに恐ろしくなりました。彼ら自身の暴力的な発言が、一般の人に対してどれだけ非常識さや反社会性や違和感を感じさせているのかさえわからないでいるのですから、これをカルトと呼ばずして何であろうと思いました。
この経験で、私ははっきりと創価学会の異常性についての確信が持てましたし、これまでの私の創価学会員としての経験を、やっとのことで客観視することができました。振り返ってみれば、どれもこれもおかしなことばかりです。この異常さに気づかせないことがマインドコントロールの恐ろしさであるし、創価学会の結束力の根拠でもあります。そういう意味ではこのお二人のブログ管理人に感謝しています。
現在、創価学会員の数は文化庁発表で推定約500万人(学会の発表ではその数倍の数)。いづれにせよこの数の人たちが建前とはいえ、上記のような排他的な思想を持たされて活動していることの異様さを、私はもう見逃すことができなくなりました。つまり創価学会とは多くのマインドコントロールされた被害者の集団だということです。こうした思いからまずこのブログを立ち上げることにしました。
池田大作名誉会長ひとりのカリスマ性に頼って運営してきた創価学会は、いま大きな転換期にさしかかっています。カリスマの健康状態が悪く、すでに1年半以上も人前に出ることができなくなり、指導体制がとたんに弱くなった組織から、脱会者や活動から離れる会員が続出し、また私のようにマインドコントロールから脱却する会員も増えています。逆に、あたかもカリスマが元気であるかのように粉飾し、疑うことを知らずに育った学会2世3世の多くを副会長に登用し、地方での活動拠点になる会館の建設ラッシュは、むしろ組織上部の悪あがきのようにも見えます。私はここで創価学会の行なってきた多くの矛盾を語りたいのは山々ですが、私一人が多くを語るよりも、さまざまな立場の方が対話を通じて創価学会の客観的な姿を浮き彫りにすることがより意義のあることだと考えました。創価学会の活動家、未活動家、脱会者、反学会を標榜する方、学会から被害を受けた方、学会とは関わりのない一般の方などなど、さまざまな立場の方に、今の創価学会をどう見るべきなのかを、冷静な対話によって浮かび上がらせることができればと思っています。
もちろん、きれいごとでは済まないことです。白バラ通信というブログを立ち上げられている大学教授の高倉良一氏は、まさに命がけで創価学会の異常さを世に問うていらっしゃいます。おそらくこのような動きはこれからあちこちで起こってくるでしょう。私のようにマインドコントロールから抜け出す人も加速度的に増えていくと思われます。しかし、ひとつ忘れていけないのは、創価学会員の多くの人が被害者でもあるということ。もちろん多くの人が加害者でもあるのですが、こうした精神的ねずみ講のような悪のスパイラルに組み込まれた人にとって、そこから抜け出すことのできる何かのきっかけをつくることは、意味のないことではないと考えます。そうした意味でも、ここで本当の意味での対話が交わされることを願ってやみません。みなさま、冷静で建設的な、なおかつ忌憚のないご意見をお聞かせくださればありがたいです。
___________________
今からおよそ5年前。「創価学会は宗教ではなく詐欺だった」という衝撃的なことを受け入れるには、あまりに酷なことでした。しかしその現実を受け止めないかぎり、自分の人生はもはや一歩も進むことができないという崖っぷちに立たされた時でした。どうすればいいのか。私はまず今自分の身に起こっていることを整理して把握する必要があると思いました。ただただ狼狽しているでけでは済まされない。そこで言葉にしようと思いました。自分が考えてきたこと。そして自分の考えが根こそぎ間違っていたこと。どうして間違いだと気付いたのか。これからどうすればいいのか。他の人はどう思っているのか。とにかく言葉にして整理することでなんとかこの恐ろしい状況をどうにかしようと思いました。
そしてその結果、このブログは多くの「創価からの覚醒者」が集う場所となり、さらに創価に疑問を感じた人が、創価が詐欺であることの確信をつかむきっかけとなることができました。途中、いろんなトラブルこそありましたが、こうして500万アクセスという前代未聞のアンチ創価ブログへと成長することができました。「創価学会」をググると、トップに出てくる創価学会の公式ホームページのすぐ下に、この「対話を求めて」が表示されるまでになりました。このブログの存在によって、創価学会が詐欺であることに気がつく人が一人でも多く現れたら、このブログを立ち上げた甲斐があったと思います。
500万アクセス達成を目前にして、またこれから1000万アクセス達成を目指して羽ばたくためにも、皆さんから特に印象に残った箇所を紹介していただけたらと思います。
よろしくお願いします。
これを書いている途中で思い出しました!
約2週間後に予定している次のスレッドの「500万アクセス達成記念特別ルール第二弾」は
「私は創価学会が詐欺だと◯年◯月に気がつきました」ということを必ず書いてくださいということです。
どうかよろしくお願いします! 」
https://signifie.wordpress.com/
「2011年12月6日。このブログの一番最初のスレッド「シニフィエブログのスタートです。」に、このように書きました。
_______________
『対話を求めて』シニフィエのブログへようこそいらっしゃいました。
私は地方都市に住む普通の一般市民シニフィエと申します。自営業を営みながら、妻と子ども一人の三人暮らしをする中年男性です。
このブログは、対話の場としてつくりました。対話とは、闘いではありません。互いの考えをぶつけあって、どちらが正しいのかを競うようなことを対話とはいいません。私は対話とは「他者を認めること」だと思います。互いの存在を認めあうこと。たとえ考え方は違っていても、互いの考え方・生き方を尊重し認めあうところに対話が生まれ、対話の中に互いの相違点や共通点が明らかになり、信頼関係が築き上げられます。そしてそこに無益な闘いは生まれません。しかし今の日本にはその対局にある考え方をする大きな集団があります。
「世の中は一つの考えこそが正しくて、それ以外はみな間違いだ。そんな間違った考え方をしているから不幸になる。そして自分たちの考えることこそが正しい考えであり、それ以外はみんな間違っているから不幸になるのであって、自分たちと同じ考えをするようになれば世界中の人が幸せになれる。自分たちの考えを批判することはそれだけで不幸になり、逆に自分たちの考えに従うものだけが幸せになれるのだ。だから、自分たちは世界中の人々を幸せにするために、自分たち以外の考え方をする人を片っ端から否定することが正義であり、そもそも自分たちの考え通りの世の中にすることを使命としてこの世に生まれてきた。それは一人の偉大な師匠に従うことで実現できる。何も疑うことなく、この偉大な師匠についていくことが人類の世界平和の唯一の道なのだ。」
ふつう世間一般の人は、こうした極端な考えを信じて排他的な行動をする集団をカルトと呼びます。これはかつて日本を震撼させたオウム真理教のことを言っているのではありません。このような思想のもとに今の現実の日本の権力構造に深く入り込んでいる強大な権力組織。ふつうに考えれば、こんな幼稚でひとりよがりな思想に頷く人がいるはずはないと思いますが、しかし今の日本の何百万もの人が、こうした考えのもとに日々行動しているという驚くべき事実があるのです。それが創価学会です。
そして私は53年間、この創価学会の一員として活動をしてきました。今でもなぜこのような恐ろしい集団の中にいたのか不思議でなりません。おそらく私と同じように多くの人が、この恐るべきマインドコントロール下に、自分で物事を考えることを放棄して、池田大作というたった一人のカルトのカリスマに盲従しているのだと思います。
マインドコントロール下にある人に、自分の異常さをいくら言っても理解できません。特に創価学会のような徹底的な排他思想を植え付けられていては、外部から何を言っても聞く耳をもたないどころか、普通に対話を試みても自分たちを批判したとみなし、世界平和を妨げる魔と決めつけるような洗脳までされているので、もとより対話など成立しようがないのです。
先日、私はひとつの試みとして、典型的な組織の末端会員への対話を試みました。それがこのブログです。
http://sokanomori.exblog.jp/17098281/
ここをご覧いただければわかると思いますが、やはり対話どころか、私を罵倒した挙げ句にナリスマシと勝手に決めつけ、一方的にアクセス禁止にしました。
その後、この学会員ブログにもよく登場する別の会員のブログに行き、私の真意を書いたのですが、やはりそれでも対話など成り立つはずもありませんでした。
ある程度予想はしていたのですが、このあまりに非論理的なそして攻撃的な態度に、今まで自分もこのような組織に加わっていたのかと考えると、ほんとうに恐ろしくなりました。彼ら自身の暴力的な発言が、一般の人に対してどれだけ非常識さや反社会性や違和感を感じさせているのかさえわからないでいるのですから、これをカルトと呼ばずして何であろうと思いました。
この経験で、私ははっきりと創価学会の異常性についての確信が持てましたし、これまでの私の創価学会員としての経験を、やっとのことで客観視することができました。振り返ってみれば、どれもこれもおかしなことばかりです。この異常さに気づかせないことがマインドコントロールの恐ろしさであるし、創価学会の結束力の根拠でもあります。そういう意味ではこのお二人のブログ管理人に感謝しています。
現在、創価学会員の数は文化庁発表で推定約500万人(学会の発表ではその数倍の数)。いづれにせよこの数の人たちが建前とはいえ、上記のような排他的な思想を持たされて活動していることの異様さを、私はもう見逃すことができなくなりました。つまり創価学会とは多くのマインドコントロールされた被害者の集団だということです。こうした思いからまずこのブログを立ち上げることにしました。
池田大作名誉会長ひとりのカリスマ性に頼って運営してきた創価学会は、いま大きな転換期にさしかかっています。カリスマの健康状態が悪く、すでに1年半以上も人前に出ることができなくなり、指導体制がとたんに弱くなった組織から、脱会者や活動から離れる会員が続出し、また私のようにマインドコントロールから脱却する会員も増えています。逆に、あたかもカリスマが元気であるかのように粉飾し、疑うことを知らずに育った学会2世3世の多くを副会長に登用し、地方での活動拠点になる会館の建設ラッシュは、むしろ組織上部の悪あがきのようにも見えます。私はここで創価学会の行なってきた多くの矛盾を語りたいのは山々ですが、私一人が多くを語るよりも、さまざまな立場の方が対話を通じて創価学会の客観的な姿を浮き彫りにすることがより意義のあることだと考えました。創価学会の活動家、未活動家、脱会者、反学会を標榜する方、学会から被害を受けた方、学会とは関わりのない一般の方などなど、さまざまな立場の方に、今の創価学会をどう見るべきなのかを、冷静な対話によって浮かび上がらせることができればと思っています。
もちろん、きれいごとでは済まないことです。白バラ通信というブログを立ち上げられている大学教授の高倉良一氏は、まさに命がけで創価学会の異常さを世に問うていらっしゃいます。おそらくこのような動きはこれからあちこちで起こってくるでしょう。私のようにマインドコントロールから抜け出す人も加速度的に増えていくと思われます。しかし、ひとつ忘れていけないのは、創価学会員の多くの人が被害者でもあるということ。もちろん多くの人が加害者でもあるのですが、こうした精神的ねずみ講のような悪のスパイラルに組み込まれた人にとって、そこから抜け出すことのできる何かのきっかけをつくることは、意味のないことではないと考えます。そうした意味でも、ここで本当の意味での対話が交わされることを願ってやみません。みなさま、冷静で建設的な、なおかつ忌憚のないご意見をお聞かせくださればありがたいです。
___________________
今からおよそ5年前。「創価学会は宗教ではなく詐欺だった」という衝撃的なことを受け入れるには、あまりに酷なことでした。しかしその現実を受け止めないかぎり、自分の人生はもはや一歩も進むことができないという崖っぷちに立たされた時でした。どうすればいいのか。私はまず今自分の身に起こっていることを整理して把握する必要があると思いました。ただただ狼狽しているでけでは済まされない。そこで言葉にしようと思いました。自分が考えてきたこと。そして自分の考えが根こそぎ間違っていたこと。どうして間違いだと気付いたのか。これからどうすればいいのか。他の人はどう思っているのか。とにかく言葉にして整理することでなんとかこの恐ろしい状況をどうにかしようと思いました。
そしてその結果、このブログは多くの「創価からの覚醒者」が集う場所となり、さらに創価に疑問を感じた人が、創価が詐欺であることの確信をつかむきっかけとなることができました。途中、いろんなトラブルこそありましたが、こうして500万アクセスという前代未聞のアンチ創価ブログへと成長することができました。「創価学会」をググると、トップに出てくる創価学会の公式ホームページのすぐ下に、この「対話を求めて」が表示されるまでになりました。このブログの存在によって、創価学会が詐欺であることに気がつく人が一人でも多く現れたら、このブログを立ち上げた甲斐があったと思います。
500万アクセス達成を目前にして、またこれから1000万アクセス達成を目指して羽ばたくためにも、皆さんから特に印象に残った箇所を紹介していただけたらと思います。
よろしくお願いします。
これを書いている途中で思い出しました!
約2週間後に予定している次のスレッドの「500万アクセス達成記念特別ルール第二弾」は
「私は創価学会が詐欺だと◯年◯月に気がつきました」ということを必ず書いてくださいということです。
どうかよろしくお願いします! 」
縄文の復活
「 縄文の復活 」
文明の大きな転換点が来ていることは、多くの人が実感し始めていると思います。
西洋が築いたグローバル経済が円熟期を過ぎ、衰退に向かうか、あるいは崩壊するのか、そのような危うさを抱えながら、なんとかパッチワークしながらやっているのがいまの世界です。
変化の時は崩壊にばかり目がいきやすく、不安や恐怖にかられがちですが、崩壊は新しい建設への第一歩なので、身体のデトックスが起きているくらいの気持ちで、達観していることにしましょう。
このブログでも「大丈夫だよ」と言い続けますが、それは気休めではなく本当に大丈夫だから伝えていきます。
真実の我々は、肉体の生死を超えたものであり、肉体が朽ちても何ら影響されることはなく、死さえも大丈夫なのですが、この話はまた別の機会にします。
何かが変わりゆくときの痛みは、変わるものにしがみつこうとすることから生じます。
人間には、いつまでもこのままであってほしいという性質があり、それが痛みや苦しみをもたらす最大の原因になっているのです。
これは個人レベルでも同じで、商売をしている人であれば売り上げが減少して万策尽きてしまったり、会社員であれば移動させられたり解雇させられたりという状況は、すでにいままでのものが役に立たなくなっているということです。
いままでのものというのは、単に仕事の中身だけではなく、ものの考え方や生き方も含まれます。
ですからそのようなときは、現象をなんとかしようとするだけでなく、自分の心を振り返り、勇気をもってシフトすることが大切です。
たいていの場合、そのシフトの基本は「愛」であり、自分の都合を排除し、周囲に与えるということへの徹底だったりします。
ただ人によっては、自分をないがしろにして他者の期待に応えるという生き方をしてきている人がいて、そのような人は反対に、自分自身を大切にするということへのシフトになります。
諸行無常という言葉がありますが、この世の真実は、
「何事も移り変わっていき、このままで固定されたものは何もない」
という意味です。
これは3次元の基本法則なので、決して逃れることはできません。
繰り返しますが、諸行無常という真実自体が苦しいのではなく、変わるものを変わらないでほしいとする執着が苦しみなのです。
それではまた、文明という大きな規模の話に戻します。
昨日、出口王仁三郎の言葉を借りて、これからの日本の役割についてお話ししましたが、その役目のまえに、日本が国規模での目覚めを果たすという話をしました。
目覚めとは、個別意識から全体意識へのジャンプのようなものです。
いわゆる非二元、ワンネスという世界を、教義としてではなく実感として持ち始めるということです。
しかしこの感覚は、新たに達成するものではなく、すでに我々の心の奥に内在しています。
あまりにも「個」という感覚に馴染み過ぎて見えなくなっただけであり、全体意識が薄らいだわけではありません。
しかも我が国において、この全体意識は、古代文化の礎でもありました。
縄文時代です。
この時代は、ノンデュアリティ(非二元)、アニミズム(すべては精霊の現れ)、女性性、調和といった価値観が優先していたようで、目に見えないものと共生していた生活が窺われます。
新しい文明は、この縄文時代によく似たものになるのではと感じていて、その価値観を日本がもう一度取り戻すことが、王仁三郎が言う日本の目覚めに繋がるのではと考えています。
天河神社に奉公していたある日の深夜、秘密裏に、とある神事が執り行われました。
それはアイヌの代表と、沖縄の代表が手を取り合い、縄文の復活を祈る神事でした。
喜納昌吉さんも参加されていて、夜通しお神酒を振りかざしながら、歌えや踊れやの祭り神事でした。
古事記には、天岩戸の前で、天宇受売命(あめのうずめのみこと)が裸踊りをして、それを囲んだ八百万の神々が囃し立てて、天照大神を誘い出したと伝えられていますが、どうやら神さまは、朗らかに歌い踊ることが好きなようです。
縄文時代の特徴として伝えられているのは、目に見えないものを大切にする文化であり、これは長く日本文化にも根付いていました。
いまは祭りや初詣などに残されていますが、日常生活の中からは消えてしまいました。
でもわずかに、沖縄県民の生活の中に見ることができます。
沖縄には日本が忘れてしまった本来の日本の心が、いまもなお残っていて、まるで過去にタイムスリップしたみたいに感じることがあります。
沖縄観光の際は、そんなスピリチャリティにも触れてみてください。
さていろいろ話しましたが、このような話に共感する僕たちは、わずかに時代の先を行っているのかもしれません。
個人主義と欲に支えられた西洋文明の価値観は、あまりにも強固に見えますが、いったん壊れ始めれば、あっという間に変化してしまうことでしょう。
何が起きても大丈夫。
起きることの全ては良いことだから。
なぜ良いことなのかと言えば、魂の流れが行きつく先は大いなる海原であり、どんな流れも必ず海にたどり着くからです。
そしていまも、全ての人は大いなるものと繋がっていて、誰一人見失われていません。
これは内なる経験から来る確信なので、何度でも伝えておきます。
大丈夫(^^)
http://abetoshiro.ti-da.net/e9335430.html
文明の大きな転換点が来ていることは、多くの人が実感し始めていると思います。
西洋が築いたグローバル経済が円熟期を過ぎ、衰退に向かうか、あるいは崩壊するのか、そのような危うさを抱えながら、なんとかパッチワークしながらやっているのがいまの世界です。
変化の時は崩壊にばかり目がいきやすく、不安や恐怖にかられがちですが、崩壊は新しい建設への第一歩なので、身体のデトックスが起きているくらいの気持ちで、達観していることにしましょう。
このブログでも「大丈夫だよ」と言い続けますが、それは気休めではなく本当に大丈夫だから伝えていきます。
真実の我々は、肉体の生死を超えたものであり、肉体が朽ちても何ら影響されることはなく、死さえも大丈夫なのですが、この話はまた別の機会にします。
何かが変わりゆくときの痛みは、変わるものにしがみつこうとすることから生じます。
人間には、いつまでもこのままであってほしいという性質があり、それが痛みや苦しみをもたらす最大の原因になっているのです。
これは個人レベルでも同じで、商売をしている人であれば売り上げが減少して万策尽きてしまったり、会社員であれば移動させられたり解雇させられたりという状況は、すでにいままでのものが役に立たなくなっているということです。
いままでのものというのは、単に仕事の中身だけではなく、ものの考え方や生き方も含まれます。
ですからそのようなときは、現象をなんとかしようとするだけでなく、自分の心を振り返り、勇気をもってシフトすることが大切です。
たいていの場合、そのシフトの基本は「愛」であり、自分の都合を排除し、周囲に与えるということへの徹底だったりします。
ただ人によっては、自分をないがしろにして他者の期待に応えるという生き方をしてきている人がいて、そのような人は反対に、自分自身を大切にするということへのシフトになります。
諸行無常という言葉がありますが、この世の真実は、
「何事も移り変わっていき、このままで固定されたものは何もない」
という意味です。
これは3次元の基本法則なので、決して逃れることはできません。
繰り返しますが、諸行無常という真実自体が苦しいのではなく、変わるものを変わらないでほしいとする執着が苦しみなのです。
それではまた、文明という大きな規模の話に戻します。
昨日、出口王仁三郎の言葉を借りて、これからの日本の役割についてお話ししましたが、その役目のまえに、日本が国規模での目覚めを果たすという話をしました。
目覚めとは、個別意識から全体意識へのジャンプのようなものです。
いわゆる非二元、ワンネスという世界を、教義としてではなく実感として持ち始めるということです。
しかしこの感覚は、新たに達成するものではなく、すでに我々の心の奥に内在しています。
あまりにも「個」という感覚に馴染み過ぎて見えなくなっただけであり、全体意識が薄らいだわけではありません。
しかも我が国において、この全体意識は、古代文化の礎でもありました。
縄文時代です。
この時代は、ノンデュアリティ(非二元)、アニミズム(すべては精霊の現れ)、女性性、調和といった価値観が優先していたようで、目に見えないものと共生していた生活が窺われます。
新しい文明は、この縄文時代によく似たものになるのではと感じていて、その価値観を日本がもう一度取り戻すことが、王仁三郎が言う日本の目覚めに繋がるのではと考えています。
天河神社に奉公していたある日の深夜、秘密裏に、とある神事が執り行われました。
それはアイヌの代表と、沖縄の代表が手を取り合い、縄文の復活を祈る神事でした。
喜納昌吉さんも参加されていて、夜通しお神酒を振りかざしながら、歌えや踊れやの祭り神事でした。
古事記には、天岩戸の前で、天宇受売命(あめのうずめのみこと)が裸踊りをして、それを囲んだ八百万の神々が囃し立てて、天照大神を誘い出したと伝えられていますが、どうやら神さまは、朗らかに歌い踊ることが好きなようです。
縄文時代の特徴として伝えられているのは、目に見えないものを大切にする文化であり、これは長く日本文化にも根付いていました。
いまは祭りや初詣などに残されていますが、日常生活の中からは消えてしまいました。
でもわずかに、沖縄県民の生活の中に見ることができます。
沖縄には日本が忘れてしまった本来の日本の心が、いまもなお残っていて、まるで過去にタイムスリップしたみたいに感じることがあります。
沖縄観光の際は、そんなスピリチャリティにも触れてみてください。
さていろいろ話しましたが、このような話に共感する僕たちは、わずかに時代の先を行っているのかもしれません。
個人主義と欲に支えられた西洋文明の価値観は、あまりにも強固に見えますが、いったん壊れ始めれば、あっという間に変化してしまうことでしょう。
何が起きても大丈夫。
起きることの全ては良いことだから。
なぜ良いことなのかと言えば、魂の流れが行きつく先は大いなる海原であり、どんな流れも必ず海にたどり着くからです。
そしていまも、全ての人は大いなるものと繋がっていて、誰一人見失われていません。
これは内なる経験から来る確信なので、何度でも伝えておきます。
大丈夫(^^)
http://abetoshiro.ti-da.net/e9335430.html
オウム死刑囚、東京拘置所から複数移送へ
地下鉄サリンなどオウム真理教が起こした一連の事件で死刑が確定した複数の死刑囚について、法務省は近く、東京拘置所から他の拘置所に移送する方針を固めた。
教祖の松本智津夫死刑囚(63)ら13人の死刑が確定するなどしたオウム裁判は、今年1月にすべての審理が終結しており、同省は、刑の執行について慎重に検討するとみられる。
関係者によると、死刑を執行する施設は、東京、大阪、名古屋、札幌、仙台、広島、福岡の7か所の拘置所に設置。死刑囚は通常、刑事裁判が確定した裁判所の地域を管轄する拘置所に収容される。オウム裁判で刑が確定した13人の死刑囚は、いずれも東京拘置所に収容されている。死刑囚の親族や支援者らの面会に配慮し、郷里を管轄する拘置所に移送されるケースもあるという。
3/14(水) 6:09配信 読売新聞
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180313-00050155-yom-soci
麻原死刑囚の三女“娘の神格化”望む信者現れても「関わりたくない」
オウム真理教の松本智津夫死刑囚(63)=教祖名・麻原彰晃=の三女で、アーチャリーこと松本麗華(りか)さん(34)が15日放送のAbemaTVの報道番組「Abema Prime」(月~金曜後9・00)に出演した。生放送のテレビに出演するのは初。
1983年に松本死刑囚の三女として生まれ、95年11歳のときに地下鉄サリン事件が発生する。2001年、18歳の時にオウム事件を理由にアルバイトを解雇、04年には大学の入学を拒否された。08年、25歳のときに麻原死刑囚と最後の面会。その後、地下鉄サリン事件から20年を機に著書を出版、事件の真実を明かすために拘置所に足を運ぶが、父の口から真実を聞きたいという願いは叶えられていない。
14日に法務省はオウム真理教による一連の事件で死刑が確定した死刑囚13人中7人を東京拘置所から名古屋、大阪、広島、福岡の拘置所と仙台拘置支所に移送した。
麗華(りか)さんは、番組共演者から“刑が執行され、娘を神格化しようとする信者が近づいてきたらどうするのか”と問われると
「私に近づいてくる人はいないと考えています。
私は『組織』というものにうんざりしている。
以前(後継団体)アレフの信者と話をしたら、父の早い死刑執行を望んでいた。
父が生きている限り、事件のことが報道され入信する人が減ると。
死んでもらって完全な“神”のような存在にしたいと、私に臆面もなく言ってくる人がいた。
本当に関わりたくない」
と答えた。
事件被害者に対しての思いを聞かれると、言葉を選びながら「本を拝読したり、テレビに出演されたのを拝見したりしましたが、私の周りにいた人たちがやってしまったのかということを、どう受け取っていいのか分からなくて…。事件は憎いです。絶対に起こってはならなかったし、起こってほしくなかったし、今その時代に戻って止められるのだったら、命を張って止めたい。事件がなければこういうことになっていない、誰も不幸になっていない。でも起きてしまった」と語った。
3/15(木) 23:02配信
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180315-00000154-spnannex-soci&pos=1
1983年に松本死刑囚の三女として生まれ、95年11歳のときに地下鉄サリン事件が発生する。2001年、18歳の時にオウム事件を理由にアルバイトを解雇、04年には大学の入学を拒否された。08年、25歳のときに麻原死刑囚と最後の面会。その後、地下鉄サリン事件から20年を機に著書を出版、事件の真実を明かすために拘置所に足を運ぶが、父の口から真実を聞きたいという願いは叶えられていない。
14日に法務省はオウム真理教による一連の事件で死刑が確定した死刑囚13人中7人を東京拘置所から名古屋、大阪、広島、福岡の拘置所と仙台拘置支所に移送した。
麗華(りか)さんは、番組共演者から“刑が執行され、娘を神格化しようとする信者が近づいてきたらどうするのか”と問われると
「私に近づいてくる人はいないと考えています。
私は『組織』というものにうんざりしている。
以前(後継団体)アレフの信者と話をしたら、父の早い死刑執行を望んでいた。
父が生きている限り、事件のことが報道され入信する人が減ると。
死んでもらって完全な“神”のような存在にしたいと、私に臆面もなく言ってくる人がいた。
本当に関わりたくない」
と答えた。
事件被害者に対しての思いを聞かれると、言葉を選びながら「本を拝読したり、テレビに出演されたのを拝見したりしましたが、私の周りにいた人たちがやってしまったのかということを、どう受け取っていいのか分からなくて…。事件は憎いです。絶対に起こってはならなかったし、起こってほしくなかったし、今その時代に戻って止められるのだったら、命を張って止めたい。事件がなければこういうことになっていない、誰も不幸になっていない。でも起きてしまった」と語った。
3/15(木) 23:02配信
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180315-00000154-spnannex-soci&pos=1
どわすれしました。
オウム犯に間違われた人は河野何さんだったけ?
義行
麻原彰晃死刑囚らの死刑検討本格化、上祐氏「当然だ」
3/30(金) 19:39配信 TBS News i
かつてオウム真理教のスポークスマンを務めた上祐史浩氏が29日夜、ラジオの公開収録に姿を見せました。麻原彰晃死刑囚らの死刑執行の検討が本格化しているとの見方が出る中、上祐氏は一体何を語ったのでしょうか。
29日、都内で行われたラジオの公開収録。オウム真理教の死刑囚の移送を受け執行の検討が本格化しているとの見方が出るなか、元幹部の上祐史浩氏が初めて公の場でその思いを語りました。
「(移送は)死刑執行の準備ではないかという見方が専らある。当時の教団の重要な責任を有する者として、被害者遺族に深くおわびしたい」(ひかりの輪 上祐史浩代表役員)
オウム真理教の後継団体から分派した「ひかりの輪」で代表役員を務める上祐氏。かつての教祖だった麻原彰晃、本名・松本智津夫死刑囚の執行は「当然だ」と語ります。
「オウム真理教の教義上、麻原(死刑囚)しか殺人を指示できる権能のある者はいないので、オウムテロの理論的な根絶のためには、麻原(死刑囚)の死刑を以て足りる」(ひかりの輪 上祐史浩代表役員)
かつての仲間だった松本死刑囚以外の12人の死刑囚の執行について尋ねると・・・
「さまざまな複雑な思いがありまして、この30年間のことですから。(Q.複雑というのは具体的に言うと)言葉になることではなくて、ひとつ間違えば自分が同じように死刑になっていたということにつきます」(ひかりの輪 上祐史浩代表役員)
「ひかりの輪」については、東京地裁が去年9月、観察処分を取り消す判決を言い渡し、国が控訴していますが公安調査庁は、「表面上“麻原隠し”をしているだけ」とみて監視を続けています。
一方、オウム真理教の後継団体「アレフ」は、依然、松本死刑囚の教えを絶対的なものとして、修行を続けているとみられています。
「アレフ」が信者向けに作った映像には、信者の「教本」の横に置かれている松本死刑囚の写真がうつっています。ヘッドギアをつけている信者もいます。
午前3時に間もなくなろうとしていますが、アレフの施設、まだ電気がついています。都内にあるアレフの施設。松本死刑囚が生まれたとされる3月2日の午前3時ごろ、未明にもかかわらず煌々と明かりが灯っていました。公安調査庁は松本死刑囚の「聖誕祭」と称して、夜通し特別な修行をおこなっていたとみています。
Q.一晩中何をされていたんですか?
「それに関しては本部か何かに・・・」(アレフ信者)
そして、アレフ内の後継者をめぐる対立から分裂したのが、通称「山田らの集団」。去年12月の立ち入り検査では、施設内に松本死刑囚の写真が置かれた祭壇が作られるなど「麻原帰依」を進めていることが確認されました。公安調査庁によりますと、信者数は、アレフが1450人、ひかりの輪が150人、山田らの集団が30人ほどだということです。公安調査庁は、松本死刑囚の死刑が執行された場合、熱心な信者が後追い自殺をしたり、他人に危害を加えたりする可能性があるとみて監視を続けています。(30日14:55)
https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn?a=20180330-00000120-jnn-soci
かつてオウム真理教のスポークスマンを務めた上祐史浩氏が29日夜、ラジオの公開収録に姿を見せました。麻原彰晃死刑囚らの死刑執行の検討が本格化しているとの見方が出る中、上祐氏は一体何を語ったのでしょうか。
29日、都内で行われたラジオの公開収録。オウム真理教の死刑囚の移送を受け執行の検討が本格化しているとの見方が出るなか、元幹部の上祐史浩氏が初めて公の場でその思いを語りました。
「(移送は)死刑執行の準備ではないかという見方が専らある。当時の教団の重要な責任を有する者として、被害者遺族に深くおわびしたい」(ひかりの輪 上祐史浩代表役員)
オウム真理教の後継団体から分派した「ひかりの輪」で代表役員を務める上祐氏。かつての教祖だった麻原彰晃、本名・松本智津夫死刑囚の執行は「当然だ」と語ります。
「オウム真理教の教義上、麻原(死刑囚)しか殺人を指示できる権能のある者はいないので、オウムテロの理論的な根絶のためには、麻原(死刑囚)の死刑を以て足りる」(ひかりの輪 上祐史浩代表役員)
かつての仲間だった松本死刑囚以外の12人の死刑囚の執行について尋ねると・・・
「さまざまな複雑な思いがありまして、この30年間のことですから。(Q.複雑というのは具体的に言うと)言葉になることではなくて、ひとつ間違えば自分が同じように死刑になっていたということにつきます」(ひかりの輪 上祐史浩代表役員)
「ひかりの輪」については、東京地裁が去年9月、観察処分を取り消す判決を言い渡し、国が控訴していますが公安調査庁は、「表面上“麻原隠し”をしているだけ」とみて監視を続けています。
一方、オウム真理教の後継団体「アレフ」は、依然、松本死刑囚の教えを絶対的なものとして、修行を続けているとみられています。
「アレフ」が信者向けに作った映像には、信者の「教本」の横に置かれている松本死刑囚の写真がうつっています。ヘッドギアをつけている信者もいます。
午前3時に間もなくなろうとしていますが、アレフの施設、まだ電気がついています。都内にあるアレフの施設。松本死刑囚が生まれたとされる3月2日の午前3時ごろ、未明にもかかわらず煌々と明かりが灯っていました。公安調査庁は松本死刑囚の「聖誕祭」と称して、夜通し特別な修行をおこなっていたとみています。
Q.一晩中何をされていたんですか?
「それに関しては本部か何かに・・・」(アレフ信者)
そして、アレフ内の後継者をめぐる対立から分裂したのが、通称「山田らの集団」。去年12月の立ち入り検査では、施設内に松本死刑囚の写真が置かれた祭壇が作られるなど「麻原帰依」を進めていることが確認されました。公安調査庁によりますと、信者数は、アレフが1450人、ひかりの輪が150人、山田らの集団が30人ほどだということです。公安調査庁は、松本死刑囚の死刑が執行された場合、熱心な信者が後追い自殺をしたり、他人に危害を加えたりする可能性があるとみて監視を続けています。(30日14:55)
https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn?a=20180330-00000120-jnn-soci
「アーチャリー」と呼ばれたわたしが、今伝えたいこと
オウム裁判は結審した。では真実は?
2018.3.31 松本 麗華
1995年、日本を震撼させた地下鉄サリン事件。オウム真理教という宗教団体が起こした一連の事件に関して、起訴されていた教団幹部らの裁判は、すべて結審した。だがこの間、私たちには何が分かり、どんな事実を知り得たのだろうか。当時、教団内で「アーチャリー」と呼ばれていた、教祖・麻原彰晃の三女・松本麗華さんが、いま感じていることを語ってくれた。
真相はどこに?
2018年1月18日、高橋克也さんの無期懲役が確定しました。地下鉄サリン事件からおよそ23年。高橋さんの裁判が終わったことで、いわゆるオウム事件の裁判は終結したと言われています。
地下鉄サリン事件当時、11歳だったわたしも、今はもうだいぶ年を重ねています。確かに長い時が経ちました。でも果たして、オウム事件は解明されたといえるでしょうか。わたしは、ほとんど解明はされなかったと感じています。「オウム裁判」は、重要なパズルのピースが欠けたまま行われ、裁判が終結した今も、肝心のパズルは完成していません。
地下鉄サリン事件を含め、いわゆるオウム事件の首謀者とされた人がいます。それはオウム真理教の創始者である、麻原彰晃こと松本智津夫。わたしの父です。
わたし自身は父を愛し、大切に思っています。その大切な父が、13もの事件で逮捕され、裁判にかけられてしまったという事実は、とてもつらいものでした。
わたしは事情があって裁判の傍聴に行けず、父には接見禁止がつけられていたため、9年以上接見することができませんでした。一審の裁判が終わり、二審の手続が始まった後、父と接見ができたとき、父はすでに壊れきっていました。精神が崩壊していたのです。
みなさんにお伝えしておきたいのは、わたしはこの場で、父の無罪を主張したり、釈放を求めたりしたいのではない、ということです。
ただ、父にはまだ、自分の知る事実を語る必要があるのではないかと思います。
オウム真理教という「宗教団体」が起こした数々の事件。父はその教団の教祖であり、「事件の首謀者」とされました。つまり、父はオウム事件の「主役」として責任を追及されたはずでした。
その「主役」が、病気で何も語れないという異常な現実。
しかも、いわゆるオウム事件のキーパーソンといわれている、村井秀夫氏は裁判が始まった時点ですでに亡くなっています。村井氏から「父の指示」を聞いたと証言する人はいますが、それが本当に父の「指示」であったのか、知っているのは父のみです。
わたしは、「主役」である父が証言できなかったがために、オウム事件はいまだ解明されないままなのではないかと考えています。裁判の記録を見返してみても、事件の動機すら、はっきりとわかっていません。
つまり、裁判は父を首謀者として断罪はしたものの、事件の真実を解き明かすことはしなかったのです。
他にも裁判上の手続きに問題があったことや、父が病気によって実質的に裁判を受けられなかったことなど、いわゆる「麻原裁判」には複数の問題点が指摘されています。
父が自身だけが知る事実を語り、憲法や法律に則った適正な裁判を受けた上で、なお父に死刑判決がくだるならば、娘としては耐えがたい思いはありますが、法治国家の国民である以上、わたしは受け入れざるを得ないと覚悟しています。
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/54997?utm_source=yahoonews&utm_medium=related&utm_campaign=link&utm_content=related
2018.3.31 松本 麗華
1995年、日本を震撼させた地下鉄サリン事件。オウム真理教という宗教団体が起こした一連の事件に関して、起訴されていた教団幹部らの裁判は、すべて結審した。だがこの間、私たちには何が分かり、どんな事実を知り得たのだろうか。当時、教団内で「アーチャリー」と呼ばれていた、教祖・麻原彰晃の三女・松本麗華さんが、いま感じていることを語ってくれた。
真相はどこに?
2018年1月18日、高橋克也さんの無期懲役が確定しました。地下鉄サリン事件からおよそ23年。高橋さんの裁判が終わったことで、いわゆるオウム事件の裁判は終結したと言われています。
地下鉄サリン事件当時、11歳だったわたしも、今はもうだいぶ年を重ねています。確かに長い時が経ちました。でも果たして、オウム事件は解明されたといえるでしょうか。わたしは、ほとんど解明はされなかったと感じています。「オウム裁判」は、重要なパズルのピースが欠けたまま行われ、裁判が終結した今も、肝心のパズルは完成していません。
地下鉄サリン事件を含め、いわゆるオウム事件の首謀者とされた人がいます。それはオウム真理教の創始者である、麻原彰晃こと松本智津夫。わたしの父です。
わたし自身は父を愛し、大切に思っています。その大切な父が、13もの事件で逮捕され、裁判にかけられてしまったという事実は、とてもつらいものでした。
わたしは事情があって裁判の傍聴に行けず、父には接見禁止がつけられていたため、9年以上接見することができませんでした。一審の裁判が終わり、二審の手続が始まった後、父と接見ができたとき、父はすでに壊れきっていました。精神が崩壊していたのです。
みなさんにお伝えしておきたいのは、わたしはこの場で、父の無罪を主張したり、釈放を求めたりしたいのではない、ということです。
ただ、父にはまだ、自分の知る事実を語る必要があるのではないかと思います。
オウム真理教という「宗教団体」が起こした数々の事件。父はその教団の教祖であり、「事件の首謀者」とされました。つまり、父はオウム事件の「主役」として責任を追及されたはずでした。
その「主役」が、病気で何も語れないという異常な現実。
しかも、いわゆるオウム事件のキーパーソンといわれている、村井秀夫氏は裁判が始まった時点ですでに亡くなっています。村井氏から「父の指示」を聞いたと証言する人はいますが、それが本当に父の「指示」であったのか、知っているのは父のみです。
わたしは、「主役」である父が証言できなかったがために、オウム事件はいまだ解明されないままなのではないかと考えています。裁判の記録を見返してみても、事件の動機すら、はっきりとわかっていません。
つまり、裁判は父を首謀者として断罪はしたものの、事件の真実を解き明かすことはしなかったのです。
他にも裁判上の手続きに問題があったことや、父が病気によって実質的に裁判を受けられなかったことなど、いわゆる「麻原裁判」には複数の問題点が指摘されています。
父が自身だけが知る事実を語り、憲法や法律に則った適正な裁判を受けた上で、なお父に死刑判決がくだるならば、娘としては耐えがたい思いはありますが、法治国家の国民である以上、わたしは受け入れざるを得ないと覚悟しています。
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/54997?utm_source=yahoonews&utm_medium=related&utm_campaign=link&utm_content=related
真実を知りたい…「アーチャリー」と呼ばれたわたしが考えていること
4/1(日) 11:00配信 現代ビジネス
「ストップがかけられなかった」
前回もお伝えしたように、この記事は、父の無罪を訴えたり、釈放を求めたりするものではありません。ただ、父が、父だけの知る事件の真実を語る必要が、まだあるのではないかと思っているということ、「詐病」とされ、治療もされないまま放置されている父に対して、本当に公正・中立な裁判が行われたのかという疑問を、綴りました。
また、娘としては、とても耐えがたいことですが、父が事実を語り、適正な裁判を受けた上で、それでも死刑判決がくだるならば、法治国家の国民として、受け入れざるを得ないと覚悟していることも。
今回は、その父の「訴訟能力」についての問題から、お話を始めたいと思います。前回もご紹介しましたが、父の裁判で裁判長をつとめた阿部文洋氏は、父に対して訴訟能力がある旨、述べていたことをお伝えしました。
この「訴訟能力」という言葉は、「被告人としての重要な利害を弁別し、それに従って相当な防御をすることのできる能力」(最高裁平成7年2月28日決定)を意味するとされます。簡単にいうと、裁判を受ける能力ということになるでしょう。訴訟能力がない場合、わたしたちは裁判を受けることができません。
刑事訴訟法第314条は、「被告人が心神喪失の状態に在るときは、検察官及び弁護人の意見を聴き、決定で、その状態の続いている間公判手続を停止しなければならない」と規定しています。ここでいう「心神喪失」とは、訴訟能力を欠く状態を言います。被告人が治療を受け快復すれば、訴訟能力も回復しますので、停止していた公判が再開されることになります。
一審の裁判中、弁護団は父の病気を理由として、公判停止を申し立てることもできました。弁護団は父の精神鑑定をするかについて検討はしたようですが、結局、行っていません。
その理由について、安田先生は、2018年3月7日の「宮台真司とジョー横溝の深堀TVch_ニコ生」に出演され、以下のように語っておられます。
<第一審では精神鑑定をしませんでした。精神鑑定をやってしまうと、精神の問題ですべて実行行為をくくられてしまうので、弁護人は精神の問題は一番最後にやる、というのがいつも弁護人の考え。事実が大切だと。
精神の問題は責任問題ですから、まずやったかやらないか、何をやったかと。それが違法なのか合法なのか。最後にその責任を本人に問えるのかどうか。その一番最後の場面なんですね。一番はじめに責任をもってきてしまうと、この人は何をやったのか、という部分が曖昧にされてしまうんです。ですから、刑事弁護人は、精神的な問題は一番最後におくと。
ただ、裁判で何が行われているか、何を行っているかが理解できない限り、その人は適切に防御することはできないわけです。それがどんどんどんどんなくなっていくわけです。どっかでストップをかけなきゃならなかったわけです。しかし、ストップをかけるタイミングがなかなか難しくて、ストップをかけられないままで物事が進行してしまった>
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180401-00055067-gendaibiz-bus_all
「ストップがかけられなかった」
前回もお伝えしたように、この記事は、父の無罪を訴えたり、釈放を求めたりするものではありません。ただ、父が、父だけの知る事件の真実を語る必要が、まだあるのではないかと思っているということ、「詐病」とされ、治療もされないまま放置されている父に対して、本当に公正・中立な裁判が行われたのかという疑問を、綴りました。
また、娘としては、とても耐えがたいことですが、父が事実を語り、適正な裁判を受けた上で、それでも死刑判決がくだるならば、法治国家の国民として、受け入れざるを得ないと覚悟していることも。
今回は、その父の「訴訟能力」についての問題から、お話を始めたいと思います。前回もご紹介しましたが、父の裁判で裁判長をつとめた阿部文洋氏は、父に対して訴訟能力がある旨、述べていたことをお伝えしました。
この「訴訟能力」という言葉は、「被告人としての重要な利害を弁別し、それに従って相当な防御をすることのできる能力」(最高裁平成7年2月28日決定)を意味するとされます。簡単にいうと、裁判を受ける能力ということになるでしょう。訴訟能力がない場合、わたしたちは裁判を受けることができません。
刑事訴訟法第314条は、「被告人が心神喪失の状態に在るときは、検察官及び弁護人の意見を聴き、決定で、その状態の続いている間公判手続を停止しなければならない」と規定しています。ここでいう「心神喪失」とは、訴訟能力を欠く状態を言います。被告人が治療を受け快復すれば、訴訟能力も回復しますので、停止していた公判が再開されることになります。
一審の裁判中、弁護団は父の病気を理由として、公判停止を申し立てることもできました。弁護団は父の精神鑑定をするかについて検討はしたようですが、結局、行っていません。
その理由について、安田先生は、2018年3月7日の「宮台真司とジョー横溝の深堀TVch_ニコ生」に出演され、以下のように語っておられます。
<第一審では精神鑑定をしませんでした。精神鑑定をやってしまうと、精神の問題ですべて実行行為をくくられてしまうので、弁護人は精神の問題は一番最後にやる、というのがいつも弁護人の考え。事実が大切だと。
精神の問題は責任問題ですから、まずやったかやらないか、何をやったかと。それが違法なのか合法なのか。最後にその責任を本人に問えるのかどうか。その一番最後の場面なんですね。一番はじめに責任をもってきてしまうと、この人は何をやったのか、という部分が曖昧にされてしまうんです。ですから、刑事弁護人は、精神的な問題は一番最後におくと。
ただ、裁判で何が行われているか、何を行っているかが理解できない限り、その人は適切に防御することはできないわけです。それがどんどんどんどんなくなっていくわけです。どっかでストップをかけなきゃならなかったわけです。しかし、ストップをかけるタイミングがなかなか難しくて、ストップをかけられないままで物事が進行してしまった>
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180401-00055067-gendaibiz-bus_all
「オウム死刑囚」13人の罪と罰(5)
坂本堤弁護士一家殺害事件の実行犯の1人である岡崎一明は、事件直後の90年にオウムを脱走、麻原を恐喝し大金をせしめるなど、他の12名の死刑囚とはまったく異なった存在である。そして岡崎とは別の意味で“特別”な存在だったのが、早川紀代秀である。麻原より6歳年長。数少ない年上の主要幹部だった。先日、福岡拘置所に移送されている。
***
1949年、兵庫県生まれ。神戸大を経て大阪府立大学の大学院で緑地計画工学を学び、卒業後はゼネコン「鴻池組」に就職した。しかし、麻原の著書に出会い、87年に出家。教団では「建設省大臣」の地位に就き、土地の買収に奔走。プラント建設の指揮などもしている。
オウムの「車両省大臣」だった野田成人氏は言う。
「年長者ということもあり、麻原からも一目置かれていました。麻原は、例えば新実なら“ミラレパ”とホーリーネームを呼び捨てにするのですが、早川については、“ティローパ大師”などと階級を付けて呼ぶし、敬語も使う。若い出家信者からは“オヤジ”と呼ばれることも。ただ、しばしば彼らを怒鳴りつけ、怖がられてもいました」
オウムは90年代に入り、ロシアへ進出。「オモテ」で信徒を拡大する一方で、武器や薬物の調達を行うが、その「ウラ」仕事も早川の役割だった。
2009年、死刑が確定。オウム事件に詳しいフォトジャーナリストの藤田庄市氏が言う。
「オウムには社会人経験のない、学校を出てすぐの若者も多かった中、自然と渉外の仕事を任されることになったのでしょう。拘置所で何度も面会しました。精神的に安定していて、麻原からは離れても、仏教からは離れず、瞑想などの修行はしている、と」
最後の面会は確定直後。別れ際、早川は、「また同じことが起こりますよ」と述べていたという。
「麻原というグルがすべてを発しているということが、裁判では認定されていない。それでは同じ事件が繰り返されるだけだ、と言っていたのが印象的でした」(同)
本心か、あるいは、年かさながらも、麻原の暴走を止められなかったことへのアポロジーなのか。
2011年には、死刑廃止団体のアンケートに答え、〈私の量刑判断には不満です〉〈死刑制度について、廃止すべきと思います〉。どうやら「生への執着」は人一倍あるようだ。
4/5(木) 8:00配信
「週刊新潮」2018年4月5日号 掲載
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180405-00540268-shincho-soci
オウム「地下鉄サリン事件」死刑囚 再審請求は“生への執着ではない”
~ まるで少年 ~
「努力家として高く評価する声はありましたが――」
と明かすのは、かつてオウムで「自治省次官」を務めた、早坂武禮氏である。
「人を押しのけてでも、という姿勢が見えるので、身近なところでの評判はあまり良くなかった。井上が生み出したものに『黒信徒』があります。自分の獲得した信者数をかさ上げするため、在家信徒に入会金や会費を負担させ、その家族や友人などを同意を得ずに名義だけの会員にさせる。これがあまりに続いたので、教祖も手を焼いていました。目に見える評価を強く求め、ひたすら数字を上げることだけを考えていたという印象が強いです」
オウムの「車両省大臣」だった野田成人氏も言う。
「麻原の評価にとりわけ敏感でした。出家の勧誘やお布施集めに何より熱心で、エネルギーで圧倒するのです。女性人気も高く、井上に魅せられて活動した女性信者もたくさんいた。ただ、井上は目的を達成すると相手をするのが面倒くさくなり、掌を返すことも。女性信者が“信用してお布施をしたのに、どうして構ってくれないんですか”と訴え、トラブルになったことも一度ではないはずです」
高学歴の幹部が並ぶオウムの中で、高卒、しかもまだ若年だった井上がのし上がるためには、“実績”が必要だった。そのために、必要以上に“背伸び”をした――。彼が手を血で染めたウラには、そんな事情があったのかもしれない。
その井上は、逮捕後、態度を一変させた。逃走犯に出頭の呼びかけを行い、公判では誰よりも激しく、麻原を糾弾するようになった。
「井上の裁判は、まるで少年事件の裁判を傍聴しているようでした」
と、ジャーナリストの江川紹子さんが振り返る。
「彼が入信したのは、16歳の頃。心の成長がそこで止まってしまったかのようだった。とにかく“生きたい”という欲求が人一倍強く感じられました。目が印象的で、捨てられた子犬が段ボール箱の中で助けを求めているかのような……。自分を拾ってくれる人がいれば、全力で走り寄ろうとするかのような目でした」
井上は検察に乗っかり、一方の検察も井上の取り調べの内容を立証の中核に据え、裁判に臨んだ。
「助かるためには、自分の責任を小さくしつつ、真相解明に協力したという印象を残すしかない、と考えたのだと思います。彼は麻原に全面的に帰依していましたが、逮捕後、それが間違っていたことに気が付いた。井上の中で麻原の存在が小さくなっていき、そこに検察が入り込んだ。そんな印象を受けました」(同)
4/12(木) 8:00配信 デイリー新潮
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180412-00540603-shincho-soci&p=3
13名の命を奪った「地下鉄サリン事件」実行犯たちの今
~ 死刑と無期懲役の間 ~
同じサリン散布の実行犯でも、残りの4名は、生死が分かれた。
千代田線を担当し、2名を殺めた林郁夫は無期懲役。
一方、日比谷線で1人殺害の豊田亨、丸ノ内線で「1人」の広瀬健一、同じ丸ノ内線でも「死者ゼロ」の横山真人には、いずれも死刑判決が下されたのである。
これは、彼ら散布役それぞれが全体で13名を殺害した地下鉄サリン事件そのものの共謀共同正犯、つまり、一体の犯罪を犯した者と認定されたため。
だが、その中で林郁夫は、地下鉄サリン事件をいち早く自供した。彼の減刑は、自首し、事件の解明に尽力したという“功績”が認められたという一点に尽きる。しかし、2名を殺めた林が一命をとりとめたのに対し、死者ゼロの横山が死刑――。言いようのない後味の悪さが残るのは確かである。
豊田、広瀬、横山の3名はいずれも「科学技術省」の所属で、理系エリートだ。
豊田は1968年、兵庫県の出身。幼いころから秀才で知られ、東大に現役合格。「ノーベル賞を取る」と周囲に宣言。理学部で物理学を専攻し、大学院に進んだが、中退して出家した。
広瀬は1964年、東京都の出身。彼も優等生として知られ、早大の理工学部で応用物理学を専攻。やはり大学院に進んだものの、オウムに出会い、中退、出家した。
横山は1963年、神奈川県生まれ。地元にある東海大学で物理学を専攻し、電子部品メーカーに就職したが、退職して出家した。
「とにかくマジメな3人でした」
とは、前出の早坂氏。
「豊田さんは“約束したこと、決めたことは絶対にやる”というのがポリシーの人でしたし、横山さんは超が付くほどマジメだった。
まだ広瀬さんに話しかければ多少は愛想笑いをしてくれるけれど、横山さんはまったく、というくらい」
オウムの「車両省大臣」だった野田成人氏は、このうちの豊田に出家を勧めた張本人である。
「私は豊田の1年先輩で、高校も大学も一緒。入信は彼が早かったのですが、出家は私が先でした。麻原から命を受け、私と井上で豊田の家に行き、3~4時間も説得した。
出家を親に言えない、という彼に“旅に出たことにすればよい”などと言って……。実は、豊田のお父さんは母校の体育教師で、私も面識があった。事件後、拘置所でたまたまお会いして、声を掛けたのですが、そそくさと立ち去ってしまわれた。本当に申し訳のないことをしてしまいました」
4/13(金) 8:00配信 デイリー新潮
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180413-00540605-shincho-soci&p=2
安田好弘弁護士が会見(全文1)政権批判の対抗措置としての死刑執行を危惧
弁護士の安田好弘氏が17日午後3時から東京の外国特派員協会で記者会見する。
安田氏は、オウム真理教事件、和歌山カレー事件、光市母子殺害事件など死刑判決が出たいくつもの事件で弁護人を務めた。
【中継録画】オウムやカレー事件弁護士、安田好弘氏が外国特派員協会で会見
死刑廃止を訴えており、FORUM 90、アムネスティ、日本弁護士連合会の死刑執行停止法等実行委員会などのメンバー。
~ オウム真理教の事件について ~
安田:ありがとうございます。こんにちは。弁護士をやっています、安田と言います。今日はお招きいただきまして、どうもありがとうございます。オウム真理教の事件について私が体験したこと、あるいは考えていることについて、最初お話をさせていただいて、皆さんからのご質問を受けたいというふうに思っています。
最初のページをご覧いただきたいと思うんですけれども、オウム真理教の事件の年表を簡単に書きました。で、オウム真理教、宗教団体でして、その教祖が麻原彰晃という人なんですね。彼は1955年に生まれていますので、今年で60歳ちょっとということになります。彼はオウム真理教を率いて坂本堤弁護士の殺害事件、あるいは松本サリン事件、あるいは地下鉄サリン事件をやったということで、1995年に逮捕されました。
私は彼の第一審、東京地方裁判所で裁判があったんですけども、そのときの主任弁護人を務めました。で、ここに書いてありますけども、2004年、第一審で死刑判決が出ました。で、東京高等裁判所に控訴をしたのですけれども、彼は当時もう、私が見たところではほとんど理解能力がない状態、弁護人との間にコミュニケーションができない状態だったものですから、控訴審の弁護人は、控訴趣意書というんですか、控訴審で何を主張するかについて、その書面を書くことができないということで、裁判をいったん停止して、彼を治療すべきだというふうに裁判所に主張しました。
裁判所は彼の病気は詐病。つまり偽りの病気だということで、彼の権利を守る必要はないとして、そして彼が期限までに書面を出さないということで裁判を打ち切りました。それに対して控訴審の弁護人が最高裁判所に異議申し立てをしたんですけれども、最高裁判所は高等裁判所の決定を支持しまして、その結果、彼の死刑が確定しました。それが2006年の9月のことでした。高等裁判所で私の同僚の弁護士が弁護をしたのですが、私はそのサポートに回りました。で、私は彼と2006年の9月、死刑が確定する直前に、最後に会いました。
もうそのときには車椅子に乗っていまして、ただ音を発するというのでしょうか。言葉ではなくて音を発するだけの状態で、始終、手を震わせ、体を震わせていました。私はその、突然大きな声を上げたり、机をたたいたり、小さい声でささやいたりして、彼の関心を引こうとしたんですけども、彼は無反応でした。それ以来、私はたまに東京拘置所に出掛けていって、彼との面会を求めているんですけども面会できていません。私の同僚の弁護士は合計400回、会いに行っているんですけども、全て会えていません。担当の職員が言うには彼は反応しないと言うわけです。
しかし私どもは東京拘置所の職員の人と直接会わせるように、彼が生きているかどうかを確認させてくれというふうに要求をしているのですけれども、彼らは麻原彰晃は正常であると言って、私たちの要求をいまだに飲んでいません。今年の1月ですけれども、逃亡していた最後のオウムの逃亡犯といわれている、高橋さんという人ですけども、彼の刑が確定したものですから、今年の3月、先月ですね、彼の、オウム真理教で死刑になっている人たち、13名ですけども、そのうちの7名の人が全国の拘置所に分散留置されました。
日本には死刑があります。そして現に死刑執行が行われています。で、日本国内には7カ所の死刑場があります。刑場と言うんですが、で、7カ所のうち6カ所に13人のオウムの死刑囚の人たちは現在収容されています。
私は先週ですけれども、この中の広島にいる中川死刑囚。それから大阪にいる新實死刑囚と会ってきました。で、私は彼らの再審もやっています。新實死刑囚が私に言いました。13名の死刑囚の人たちがばらばらになることによって、死刑囚の人たちはダメージを受けている。精神的なダメージを受けていると言っていました。
彼が言うには、今まで13人の死刑囚は東京拘置所の中にいた。普段は会うことはできなかったけども、同じ空間にいるということで安心感があったと言っていました。さらに、ところがばらばらになったものですからやはり不安が増してくる。そしてこのように死刑執行のシフトが引かれているものですから、いつ執行されるか分からないということで、精神的に不安な状態になっているというふうに彼は私に話していました。
私はこの人たちに対する死刑執行は、いつ行われてもおかしくない状態になっていると思っています。特にこの間、政権に対する批判が多数なされています。そういうときに、それに対する対抗措置として、この死刑執行が利用されるのではないかというふうに危惧しています。
4/17(火) 17:23配信
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180417-00000007-wordleaf-soci&p=1
上祐史浩手記、麻原を「不死の救世主」にしてはならない
上祐史浩(「ひかりの輪」代表)
まず、一連のオウム事件の被害者、遺族の方々に、当時の教団の活動に重大な責任を有した者の一人として、改めて深くお詫び申し上げたいと思います。これを踏まえた上で、今回依頼されたテーマである麻原彰晃(本名、松本智津夫)の死刑執行などについて論じたいと思います。
ご存じの通り、麻原の死刑執行が近いとされています。そして、ようやくその時が来たというのが今の私の率直な心境です。
1997年前後、麻原は自分のハルマゲドン予言が外れ、心身に変調をきたし、裁判で不規則発言を始めました。その頃から、私は以前のように、麻原を絶対視することに、徐々に無理を感じるようになりました。その後、悪戦苦闘しつつも、麻原信仰から脱却し、その10年後の2007年に、アレフ(現Aleph・旧オウム真理教)を脱会し、「ひかりの輪」を設立しました。
私が脱会する前のアレフは、当時代表だった私に賛同する者と、麻原の家族(麻原の妻、三女、次女ら)に賛同する者(主流派)に分裂しました。その中で、私たちは、麻原の絶対性を否定し排除している「グル外し」と激しく非難され、教団活動からも排除され、そして幽閉されました。彼らの言う「グル外し」の最たる理由は、私たちが麻原の事件への関与を認めた上に、麻原の刑死を前提とした話をしたという事が含まれていたのです。
その後も主流派は「グル(麻原)の死を前提にした話をするなどとんでもない」と激しく非難を続けました。彼らの主張は「教団は事件に関与していない」という陰謀説や、「最終解脱者のグルが事件をなしたとすれば、それを総括・否定できない」、さらには「グルが(刑死を含めて)死ぬのは弟子がグルを求めないから(帰依しないから)」といったものでした。すなわち、麻原の死自体が、アレフでは「タブー」だったのです。
この背景には、麻原が変調を来す前に、獄中から改めて予言を説き、自分は不死の身体(陽身)を作るといったメッセージを出して、麻原の予言の成就・復活を期待させるような言動をしていたことがあります。麻原は刑死さえしない「不死の救世主」という主張です。
こうした状況の中で、2006年9月に麻原の裁判が終結し、アレフでは現実的かつ合理的、合法的な活動はできないという考えを私たちは強くしました。それが、翌2007年に脱会し新団体「ひかりの輪」を設立して、麻原への依存から脱却する枠組みを作る理由の一つとなりました。
そして、あれから10年以上経った今年、麻原の死刑執行の本格的な検討が始まりました。私たちが10年以上前から考え続け、試行錯誤しながら行動したことがようやく今、現実的な意味を持つようになりました。
もちろん、一連の事件後、麻原の死刑執行を望まれてきた被害者、遺族の方々のお気持ちとは比べものになるものではありません。ただ、この間、自分を取り巻く状況が目まぐるしく変わり、麻原の死刑執行について「ようやくだな」というのが率直な思いです。
では、麻原の死刑が執行された場合、アレフはどんな反応を示すのでしょうか。よく一般の方にイエス・キリストが処刑された後に復活し、救世主として神格化されたように、アレフにおいても麻原が死刑によって神格化されることはないのか、と聞かれることがあります。
私はそうした心配はないと思います。なぜかというと、既に「神格化」されているからです。アレフは麻原から物理的に離れて久しく、いつでもどこでも麻原は自らの「超能力」で信者を見守っており、例えばアレフの道場にも、麻原は存在すると説いているそうです。
https://ironna.jp/article/9450?p=1
まず、一連のオウム事件の被害者、遺族の方々に、当時の教団の活動に重大な責任を有した者の一人として、改めて深くお詫び申し上げたいと思います。これを踏まえた上で、今回依頼されたテーマである麻原彰晃(本名、松本智津夫)の死刑執行などについて論じたいと思います。
ご存じの通り、麻原の死刑執行が近いとされています。そして、ようやくその時が来たというのが今の私の率直な心境です。
1997年前後、麻原は自分のハルマゲドン予言が外れ、心身に変調をきたし、裁判で不規則発言を始めました。その頃から、私は以前のように、麻原を絶対視することに、徐々に無理を感じるようになりました。その後、悪戦苦闘しつつも、麻原信仰から脱却し、その10年後の2007年に、アレフ(現Aleph・旧オウム真理教)を脱会し、「ひかりの輪」を設立しました。
私が脱会する前のアレフは、当時代表だった私に賛同する者と、麻原の家族(麻原の妻、三女、次女ら)に賛同する者(主流派)に分裂しました。その中で、私たちは、麻原の絶対性を否定し排除している「グル外し」と激しく非難され、教団活動からも排除され、そして幽閉されました。彼らの言う「グル外し」の最たる理由は、私たちが麻原の事件への関与を認めた上に、麻原の刑死を前提とした話をしたという事が含まれていたのです。
その後も主流派は「グル(麻原)の死を前提にした話をするなどとんでもない」と激しく非難を続けました。彼らの主張は「教団は事件に関与していない」という陰謀説や、「最終解脱者のグルが事件をなしたとすれば、それを総括・否定できない」、さらには「グルが(刑死を含めて)死ぬのは弟子がグルを求めないから(帰依しないから)」といったものでした。すなわち、麻原の死自体が、アレフでは「タブー」だったのです。
この背景には、麻原が変調を来す前に、獄中から改めて予言を説き、自分は不死の身体(陽身)を作るといったメッセージを出して、麻原の予言の成就・復活を期待させるような言動をしていたことがあります。麻原は刑死さえしない「不死の救世主」という主張です。
こうした状況の中で、2006年9月に麻原の裁判が終結し、アレフでは現実的かつ合理的、合法的な活動はできないという考えを私たちは強くしました。それが、翌2007年に脱会し新団体「ひかりの輪」を設立して、麻原への依存から脱却する枠組みを作る理由の一つとなりました。
そして、あれから10年以上経った今年、麻原の死刑執行の本格的な検討が始まりました。私たちが10年以上前から考え続け、試行錯誤しながら行動したことがようやく今、現実的な意味を持つようになりました。
もちろん、一連の事件後、麻原の死刑執行を望まれてきた被害者、遺族の方々のお気持ちとは比べものになるものではありません。ただ、この間、自分を取り巻く状況が目まぐるしく変わり、麻原の死刑執行について「ようやくだな」というのが率直な思いです。
では、麻原の死刑が執行された場合、アレフはどんな反応を示すのでしょうか。よく一般の方にイエス・キリストが処刑された後に復活し、救世主として神格化されたように、アレフにおいても麻原が死刑によって神格化されることはないのか、と聞かれることがあります。
私はそうした心配はないと思います。なぜかというと、既に「神格化」されているからです。アレフは麻原から物理的に離れて久しく、いつでもどこでも麻原は自らの「超能力」で信者を見守っており、例えばアレフの道場にも、麻原は存在すると説いているそうです。
https://ironna.jp/article/9450?p=1
「ひかりの輪」上祐代表「死刑執行後に個人的感情が・・・」
4/29(日) 5:23配信
オウム真理教の後継団体から分派した「ひかりの輪」の上祐史浩代表が、松本智津夫死刑囚について、「執行が終わった後に初めて個人的な感情が出てくるかもしれない」と話しました。
「ひかりの輪」の上祐史浩代表は、死刑執行の現実味が増しているかつての教祖・麻原彰晃、本名・松本智津夫死刑囚について現時点で心境を述べられないとしたうえで、次のように話しました。
「(松本死刑囚の)執行が終わった後に初めて個人的な感情が出てくるかもしれない。(松本死刑囚が)死んだら悲しいとか悲しくないとかいう状況では、まだない」(ひかりの輪 上祐史浩 代表)
ひかりの輪をめぐっては、公安調査庁が今月、新たな観察処分決定のもと初めて立ち入り検査を行っています。
https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn?a=20180429-00000023-jnn-soci
オウム真理教の後継団体から分派した「ひかりの輪」の上祐史浩代表が、松本智津夫死刑囚について、「執行が終わった後に初めて個人的な感情が出てくるかもしれない」と話しました。
「ひかりの輪」の上祐史浩代表は、死刑執行の現実味が増しているかつての教祖・麻原彰晃、本名・松本智津夫死刑囚について現時点で心境を述べられないとしたうえで、次のように話しました。
「(松本死刑囚の)執行が終わった後に初めて個人的な感情が出てくるかもしれない。(松本死刑囚が)死んだら悲しいとか悲しくないとかいう状況では、まだない」(ひかりの輪 上祐史浩 代表)
ひかりの輪をめぐっては、公安調査庁が今月、新たな観察処分決定のもと初めて立ち入り検査を行っています。
https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn?a=20180429-00000023-jnn-soci
平成とは? 「動揺した時代」最多42% 朝日世論調査
4/30(月) 0:15配信
「平成」とはどんな時代か
朝日新聞社は3月中旬から4月下旬に、平成の時代認識や憲法について尋ねる全国世論調査(郵送)をした。天皇陛下の退位日が来年4月30日となったことを受け、平成とはどんな時代かを八つの選択肢から二つまで選んでもらうと、最多は「動揺した時代」で42%。平成で一番印象に残る世の中の出来事を自由回答で一つだけ挙げてもらうと、東日本大震災や阪神淡路大震災などの「自然災害」がトップで、52%と突出していた。
平成とはどんな時代かの質問で「動揺」に次いで多かったのは、「沈滞した時代」29%。続いて多かった順に「進歩的な時代」25%▽「保守的な時代」21%▽「安定した時代」19%▽「暗い時代」9%▽「活気のある時代」6%▽「明るい時代」5%となった。
この質問は2009年(平成21年)2~3月の郵送調査でも同じ選択肢で尋ねた。当時は調査対象が20歳以上と今回と異なるため単純比較はできないが、このときも「動揺した時代」が42%で最も多く、「沈滞した時代」40%、「暗い時代」21%が続いた。今回、「沈滞した時代」「暗い時代」が数字のうえでは大きく減ったが、09年と同じく今回も「明るい時代」が最下位だった。
平成で一番印象に残る出来事では、自然災害に次ぎ「オウム真理教関連の事件」7%、「東京電力福島第一原発の事故」4%などがあった。
このほか平成の時代を振り返ってもらったいくつかの質問では、インターネットの発達で日本社会は「よくなった」が35%、「悪くなった」は36%と二つに割れた。人と人とのつながりや結びつきが「希薄になった」は79%を占め、「豊かになった」はわずか9%。18~29歳でも「豊かになった」は17%にとどまった。
今回の調査は全国の有権者から3千人を選び、郵送法で実施。3月14日に調査票を発送し、4月25日までに届いた返送総数は2016。無記入の多いものなどを除いた有効回答は1949で回収率は65%。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180430-00000002-asahi-pol
4/30(月) 0:15配信
「平成」とはどんな時代か
朝日新聞社は3月中旬から4月下旬に、平成の時代認識や憲法について尋ねる全国世論調査(郵送)をした。天皇陛下の退位日が来年4月30日となったことを受け、平成とはどんな時代かを八つの選択肢から二つまで選んでもらうと、最多は「動揺した時代」で42%。平成で一番印象に残る世の中の出来事を自由回答で一つだけ挙げてもらうと、東日本大震災や阪神淡路大震災などの「自然災害」がトップで、52%と突出していた。
平成とはどんな時代かの質問で「動揺」に次いで多かったのは、「沈滞した時代」29%。続いて多かった順に「進歩的な時代」25%▽「保守的な時代」21%▽「安定した時代」19%▽「暗い時代」9%▽「活気のある時代」6%▽「明るい時代」5%となった。
この質問は2009年(平成21年)2~3月の郵送調査でも同じ選択肢で尋ねた。当時は調査対象が20歳以上と今回と異なるため単純比較はできないが、このときも「動揺した時代」が42%で最も多く、「沈滞した時代」40%、「暗い時代」21%が続いた。今回、「沈滞した時代」「暗い時代」が数字のうえでは大きく減ったが、09年と同じく今回も「明るい時代」が最下位だった。
平成で一番印象に残る出来事では、自然災害に次ぎ「オウム真理教関連の事件」7%、「東京電力福島第一原発の事故」4%などがあった。
このほか平成の時代を振り返ってもらったいくつかの質問では、インターネットの発達で日本社会は「よくなった」が35%、「悪くなった」は36%と二つに割れた。人と人とのつながりや結びつきが「希薄になった」は79%を占め、「豊かになった」はわずか9%。18~29歳でも「豊かになった」は17%にとどまった。
今回の調査は全国の有権者から3千人を選び、郵送法で実施。3月14日に調査票を発送し、4月25日までに届いた返送総数は2016。無記入の多いものなどを除いた有効回答は1949で回収率は65%。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180430-00000002-asahi-pol
オウム「超高学歴信者」が抱えていた無力感、そこに投げかけた「麻原彰晃」の言葉
5/3(木) 6:17配信 デイリー新潮
元信者も打ち明ける
この点、東大理学部物理学科に合格しながら、オウムに出家し、一連の事件後、脱会した野田成人氏もこう打ち明ける。
「確かに私も“物理学者になって、ノーベル賞を獲るぞ”と大それた夢を抱いていました。ところが進学した途端、この世界には自分より桁外れにすごい人たちが周りにたくさんいることが分かります。たとえば、『ガロア理論』のフランス人数学者、ガロアはこれを14歳の時に編み出したが、20歳の私には全く理解できなかった。もう自分の先が見えてしまい、挫折しました。
そんな大学3年の時にオウムと出会ったのです。麻原から、“ハルマゲドンは必ず来る。君はどうする。修行している者はいいが、していない君の家族や友人はどうなる”と世界救済を呼びかけられ、感銘を受けました。私は自分のことしか考えていなかったのを恥じ、託された使命に目覚めた気になり、過ちを犯してしまったのです」
麻原は彼らの心をくすぐった。それと同時に、
「有能で問題意識のはっきりしている学生ほど、自分の究めたい研究ができず、閉塞感に陥っているもの。麻原がこうした若者にそれを可能ならしめる環境を実際に提供した点も大きい」
と解説するのは、カルト問題に詳しい安斎育郎・立命館大学名誉教授だ。
「オウムはサリン製造プラントの第7サティアンをはじめ、億単位の金を投じて、施設を作っていた。そこで自分の好きな研究に没頭できると思えば、魅力を感じた者もいるはずです。科学者にとっては、科学的真理は、東大で発見しようが、オウムで発見しようが同じなのかもしれません」
まさに土谷正実=地下鉄サリン事件の共謀共同正犯で死刑確定=がこれに該当する。サリンの製造を成功させた土谷は、筑波大学大学院化学研究科を修了。博士課程在籍中にオウムに出家した。
95年当時、当方の取材を受けた彼の母親は、こう慨嘆していた。
「息子は“オウムには、1日20時間も自分の好きな研究ができるところがあるんだ。そこでは、がんもエイズも治る”と話していました」
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180503-00540843-shincho-soci&p=1
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180503-00540843-shincho-soci&p=2
GWに信者が拘置所“巡礼” オウム教祖「延命祈願」か
5/7(月) 12:24配信 Fuji News Network
FNNは、6日までの連休中に、オウム真理教の後継団体の若い信者が、松本 智津夫死刑囚がいる東京拘置所を訪れる、いわゆる「聖地巡礼」を行ったことを確認した。
事件を知らない若い世代の信者が、松本死刑囚を強く崇拝している実態が裏付けられた。
4月30日夕方、東京・葛飾区にある東京拘置所の周りをマスク姿で、ゆっくりと歩く若い女性。
この女性は、オウム真理教の後継団体「アレフ」の信者。
この信者は、麻原彰晃こと松本 智津夫死刑囚が収監されている拘置所を、少なくとも2周、およそ4kmを黙々と歩いた。
公安調査庁によると、これは、オウムの教義を信じるアレフの信者たちが「聖地巡礼」と呼ぶ行為。
“麻原教祖からパワーを得たい”という理由で、拘置所の周りを時計回りに歩くという。
この日は、埼玉・八潮市にあるアレフの施設で、ゴールデンウイークに合わせて開かれていた「集中セミナー」の最終日で、“聖地巡礼”が行われたのは、その帰りだったとみられている。
2018年3月には、オウム真理教による一連の事件の死刑囚13人のうち、7人が、東京拘置所から各地の拘置所へ移送され、死刑執行の時期が焦点となっている。
公安関係者によると、こうした“聖地巡礼”は、松本死刑囚の死刑執行を避ける祈りも兼ねているとみられるが、アレフは信者に対して、集団での“聖地巡礼”を控え、目立つことがないよう指示しているという。
“聖地巡礼”をしていた若い女性信者は、「先ほどから歩いていらっしゃいますよね? 松本死刑囚のもとにいらしたんでしょうか?」、「麻原彰晃こと松本死刑囚は、大量殺人事件の首謀者ですが」などの質問に、無言を貫いた。
公安調査庁 調査第一部・小谷淳治課長は、「アレフはやはり、新規で入会する信徒は若い世代が増えている。地下鉄サリン事件などを知らない世代が勧誘されて」と話した。
公安調査庁によると、アレフは、毎年100人ほどの新しい信者を獲得していて、そのうち34歳以下が、4分の3を占めるという。
松本死刑囚の逮捕から23年となる今、事件を直接知らない若い世代の信者が、松本死刑囚を強く崇拝している実態が、今回の取材で裏付けられた。
https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn?a=20180507-00391404-fnn-soci
FNNは、6日までの連休中に、オウム真理教の後継団体の若い信者が、松本 智津夫死刑囚がいる東京拘置所を訪れる、いわゆる「聖地巡礼」を行ったことを確認した。
事件を知らない若い世代の信者が、松本死刑囚を強く崇拝している実態が裏付けられた。
4月30日夕方、東京・葛飾区にある東京拘置所の周りをマスク姿で、ゆっくりと歩く若い女性。
この女性は、オウム真理教の後継団体「アレフ」の信者。
この信者は、麻原彰晃こと松本 智津夫死刑囚が収監されている拘置所を、少なくとも2周、およそ4kmを黙々と歩いた。
公安調査庁によると、これは、オウムの教義を信じるアレフの信者たちが「聖地巡礼」と呼ぶ行為。
“麻原教祖からパワーを得たい”という理由で、拘置所の周りを時計回りに歩くという。
この日は、埼玉・八潮市にあるアレフの施設で、ゴールデンウイークに合わせて開かれていた「集中セミナー」の最終日で、“聖地巡礼”が行われたのは、その帰りだったとみられている。
2018年3月には、オウム真理教による一連の事件の死刑囚13人のうち、7人が、東京拘置所から各地の拘置所へ移送され、死刑執行の時期が焦点となっている。
公安関係者によると、こうした“聖地巡礼”は、松本死刑囚の死刑執行を避ける祈りも兼ねているとみられるが、アレフは信者に対して、集団での“聖地巡礼”を控え、目立つことがないよう指示しているという。
“聖地巡礼”をしていた若い女性信者は、「先ほどから歩いていらっしゃいますよね? 松本死刑囚のもとにいらしたんでしょうか?」、「麻原彰晃こと松本死刑囚は、大量殺人事件の首謀者ですが」などの質問に、無言を貫いた。
公安調査庁 調査第一部・小谷淳治課長は、「アレフはやはり、新規で入会する信徒は若い世代が増えている。地下鉄サリン事件などを知らない世代が勧誘されて」と話した。
公安調査庁によると、アレフは、毎年100人ほどの新しい信者を獲得していて、そのうち34歳以下が、4分の3を占めるという。
松本死刑囚の逮捕から23年となる今、事件を直接知らない若い世代の信者が、松本死刑囚を強く崇拝している実態が、今回の取材で裏付けられた。
https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn?a=20180507-00391404-fnn-soci
上祐史浩、麻原彰晃の死刑執行は「躊躇してはいけない」 Xデー前にインタビュー応じる
5/8(火) 8:00配信 デイリー新潮
「麻原をキリストにしてはならない」上祐史浩インタビュー(上)
今日か明日かと囁かれる「麻原彰晃」Xデー。元オウムの大幹部、上祐史浩氏(55)は、その麻原を最も間近で見てきた1人である。四半世紀前、スポークスマンとして教祖を弁護し続けた「ああ言えば上祐」は、近づく「その日」に何を思うのか。執行間近のインタビュー。
***
「オウム裁判」が全て終結したのは、今年1月。麻原含めオウム真理教13名の死刑執行に障害がなくなって3カ月が過ぎた。その「かつての師」に対し、
「もちろん執行しなければならない。そうしなければ、『無差別大量殺人者』、『テロリスト』が死刑にならない日本国家を作ってしまうことになる。それがあり得ていいわけがありません」
と語る上祐氏。
地下鉄サリン事件後、有印私文書偽造などの罪で実刑判決を受け、3年間服役した彼は、出所後、後継団体「アレフ」に復帰し、代表となった。が、麻原ファミリーとの対立から分派し、「ひかりの輪」を設立。「麻原脱却」を掲げた。その彼は、
「執行を躊躇してはいけない」
と繰り返す。
もっとも、「ひかりの輪」は今でも、公安調査庁の観察下にあり、「麻原隠し」の取り組みをしていると指摘されている団体だから、この発言は割り引いて考えなければいけないのも事実であるが――。
他方、執行が近づくに連れて一部から、信じがたいことに停止を求める声が上がっているのも事実だ。例えば、麻原の三女は、1月にブログで父は心神喪失状態にあるとして、〈父を殺すならば、違憲・違法行為であり、殺人〉と述べている。また、日弁連は、3月末に「死刑執行停止を求める要請書」を法務大臣に提出。理由の一つとして、「ある収容者が重篤な精神障害に罹患していると思われる」ためと述べているが、この収容者とは、「麻原を指している」(社会部デスク)という。こうした動きをどう見るのか。
「まるで麻原と一緒」
「そんなことがあり得るのか、という思いですよね。例えば、麻原の四女が両親との相続関係を絶つ申し立てをし、昨年それが認められました。その中で、東京拘置所は、麻原の状態について、『面会は頑なに拒むが、運動や入浴では居室を出る』と説明しています。これをとっても、麻原は心神喪失の状態ではないことがわかります。そもそもそれ以前に、検察や裁判所によって同じような判断が数度、繰り返されてきました。これは動かしがたい事実です。
一方、三女は、麻原と面会した精神科医の証言を基にそう主張していますが、彼らは診察したのではなく、面会した際の印象を述べているに過ぎませんから、優劣は明らかでしょう。
それでも裁判所の判断を受け入れないということであれば、国家を信用していないということになってしまう……。
まるで麻原と一緒だな、と思います。麻原自身、陰謀説を信じ、国家権力を疑い、国家を否定して破壊を試みた。その結果、多くの犠牲者を生み出してしまった。三女たちがそうした過去を反省しているのであれば、もう少し自らに謙虚であるべきではないでしょうか。自らの親が、過去に何をしたのか。それを反省するのが先。まず国家の陰謀めいたことを唱えるというのは、あまりに思考のバランスが取れていない。常に自分たちは被害者だという念ばかりが先に立ち、加害者であるという視点に欠けているのではないかとの印象を受けるのです」
麻原の死刑が執行されれば、公安上の“危険”があるとも囁かれている。先の社会部デスクによれば、「麻原信奉者がテロを起こしたり、集団自殺をしたりする可能性もある。また、執行を命じる法務大臣やその親族の警備も厳重にしなければなりません」。そのため、執行には十二分の準備が必要、との声もあるが、
「ただ、一つ押さえておかなければいけないことがあるんです。事件発覚後の1996年、オウムに破防法が適用されようとした際の弁明手続きで、麻原は、『弟子たちに犯罪を指示しないし、(自らの)奪還も拒否する』と述べている。これが破防法適用逃れの弁であったとしても、オウム真理教で唯一、殺人その他を指示する権能があるのは、麻原。そして彼の最後の指示がそれなのです。これに逆らって信者が何か行えば、その弟子は麻原に帰依していないということになる。これはきちんと今のアレフの信者が覚えていなければいけないし、勘違いしてはいけないこと。まがりなりにも麻原を未だ盲信するのであれば、彼らはこの指示にもきちんと従うのが道理でしょう」
(下)へつづく
「週刊新潮」2018年5月3・10日号 掲載
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180508-00541623-shincho-soci
「麻原をキリストにしてはならない」上祐史浩インタビュー(上)
今日か明日かと囁かれる「麻原彰晃」Xデー。元オウムの大幹部、上祐史浩氏(55)は、その麻原を最も間近で見てきた1人である。四半世紀前、スポークスマンとして教祖を弁護し続けた「ああ言えば上祐」は、近づく「その日」に何を思うのか。執行間近のインタビュー。
***
「オウム裁判」が全て終結したのは、今年1月。麻原含めオウム真理教13名の死刑執行に障害がなくなって3カ月が過ぎた。その「かつての師」に対し、
「もちろん執行しなければならない。そうしなければ、『無差別大量殺人者』、『テロリスト』が死刑にならない日本国家を作ってしまうことになる。それがあり得ていいわけがありません」
と語る上祐氏。
地下鉄サリン事件後、有印私文書偽造などの罪で実刑判決を受け、3年間服役した彼は、出所後、後継団体「アレフ」に復帰し、代表となった。が、麻原ファミリーとの対立から分派し、「ひかりの輪」を設立。「麻原脱却」を掲げた。その彼は、
「執行を躊躇してはいけない」
と繰り返す。
もっとも、「ひかりの輪」は今でも、公安調査庁の観察下にあり、「麻原隠し」の取り組みをしていると指摘されている団体だから、この発言は割り引いて考えなければいけないのも事実であるが――。
他方、執行が近づくに連れて一部から、信じがたいことに停止を求める声が上がっているのも事実だ。例えば、麻原の三女は、1月にブログで父は心神喪失状態にあるとして、〈父を殺すならば、違憲・違法行為であり、殺人〉と述べている。また、日弁連は、3月末に「死刑執行停止を求める要請書」を法務大臣に提出。理由の一つとして、「ある収容者が重篤な精神障害に罹患していると思われる」ためと述べているが、この収容者とは、「麻原を指している」(社会部デスク)という。こうした動きをどう見るのか。
「まるで麻原と一緒」
「そんなことがあり得るのか、という思いですよね。例えば、麻原の四女が両親との相続関係を絶つ申し立てをし、昨年それが認められました。その中で、東京拘置所は、麻原の状態について、『面会は頑なに拒むが、運動や入浴では居室を出る』と説明しています。これをとっても、麻原は心神喪失の状態ではないことがわかります。そもそもそれ以前に、検察や裁判所によって同じような判断が数度、繰り返されてきました。これは動かしがたい事実です。
一方、三女は、麻原と面会した精神科医の証言を基にそう主張していますが、彼らは診察したのではなく、面会した際の印象を述べているに過ぎませんから、優劣は明らかでしょう。
それでも裁判所の判断を受け入れないということであれば、国家を信用していないということになってしまう……。
まるで麻原と一緒だな、と思います。麻原自身、陰謀説を信じ、国家権力を疑い、国家を否定して破壊を試みた。その結果、多くの犠牲者を生み出してしまった。三女たちがそうした過去を反省しているのであれば、もう少し自らに謙虚であるべきではないでしょうか。自らの親が、過去に何をしたのか。それを反省するのが先。まず国家の陰謀めいたことを唱えるというのは、あまりに思考のバランスが取れていない。常に自分たちは被害者だという念ばかりが先に立ち、加害者であるという視点に欠けているのではないかとの印象を受けるのです」
麻原の死刑が執行されれば、公安上の“危険”があるとも囁かれている。先の社会部デスクによれば、「麻原信奉者がテロを起こしたり、集団自殺をしたりする可能性もある。また、執行を命じる法務大臣やその親族の警備も厳重にしなければなりません」。そのため、執行には十二分の準備が必要、との声もあるが、
「ただ、一つ押さえておかなければいけないことがあるんです。事件発覚後の1996年、オウムに破防法が適用されようとした際の弁明手続きで、麻原は、『弟子たちに犯罪を指示しないし、(自らの)奪還も拒否する』と述べている。これが破防法適用逃れの弁であったとしても、オウム真理教で唯一、殺人その他を指示する権能があるのは、麻原。そして彼の最後の指示がそれなのです。これに逆らって信者が何か行えば、その弟子は麻原に帰依していないということになる。これはきちんと今のアレフの信者が覚えていなければいけないし、勘違いしてはいけないこと。まがりなりにも麻原を未だ盲信するのであれば、彼らはこの指示にもきちんと従うのが道理でしょう」
(下)へつづく
「週刊新潮」2018年5月3・10日号 掲載
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180508-00541623-shincho-soci
「麻原彰晃をキリストにしてはならない」 元オウム大幹部・上祐史浩インタビュー
5/9(水) 8:00配信 デイリー新潮
「麻原をキリストにしてはならない」上祐史浩インタビュー(下)
麻原彰晃のXデーを前に、元オウム大幹部・上祐史浩氏(55)がインタビューに応じた。上祐氏は、オウムの後継団体「アレフ」の代表を務めた後に麻原ファミリーと対立、分派し「ひかりの輪」を設立。同団体は「麻原脱却」を掲げている。死刑についても、上祐氏は「執行を躊躇してはならない」と訴えるのだ。
***
上祐氏が続ける。
「執行が延びれば、弊害はあまりに大きい。アレフはどれだけ勢いづくのか。
例えばアレフは、2011~12年、逃亡犯だった平田信や高橋克也、菊地直子が出てきた時に、『万歳』をしたんです。逮捕によって、オウム裁判が再び始まり、麻原の執行は一旦停止されました。それを彼らは、自分たちが帰依していたから麻原は延命できたのだと受け取ったのです。
また、麻原は獄中で、『自分は不死の身体を得る』と主張しています。つまり、アレフの信者から見れば、執行が止まったことは、麻原の超能力が証明されたことに他なりません。
『死刑が執行されれば、麻原は神格化されませんか』
最近、一般の人によくそう聞かれます。しかし、それはオウムを知らない人の考え違いでしょう。そもそも、麻原はアレフでは既に神格化されています。中では、『(麻原の)姿を見た』『今この道場の中にいる』などと妄想のようなことが語られている。
これに加えて、もし彼の執行が延びればどうなるでしょうか。延びれば延びるだけ、彼の予言が成就したことになる。イエス・キリストですらユダに裏切られて磔(はりつけ)にされた。しかし、麻原はそのイエスをも超えた、『不死の超救世主』として解釈されてしまうのです。帰依に布教に、これほどアレフを勢いづかせることはないはずです」
.
アーナンダの皮肉
実際、公安調査庁のデータによれば、アレフにはここ数年、年間100人を超える信者が入信し、10億円近い資産を持つ。これが更に勢いづく、というワケなのだ。それにしても、麻原はなぜ“壊れた”のか。上祐氏は今の彼をどう見るのか。
「一言で言えば、子どもの世界に入っている。当初は法廷で弁論に応じていた麻原がおかしくなったのは、弟子たちが次々に自分から離反し、証言で彼の主張を崩し始めていってから。とりわけ、愛弟子であった井上(嘉浩・死刑囚)の離反は大きかったと思います。
自分は救世主だと思っているのに、弟子が楯突いてくる。彼はそうした矛盾する現実を受け入れられなかった。その精神的ショックから、精神活動が低下してしまった――。普通の大人なら、自分に教祖として足りない部分があったから離反されたという『現実』を受け入れますが、彼はそこで子どものように逃げてしまう。そして、自分は被害者、周りは加害者という、いつもの世界に落とし込んでしまったのではないか。その意味では、事件時から今に至るまで、麻原の本質は何も変わっていないのだと思います。
ちなみに、麻原は井上に『アーナンダ』というホーリーネームを付けましたが、実は仏典ではアーナンダは、釈迦牟尼の入滅の際、魔境に入り、その原因を作ってしまったとされている弟子。実に皮肉な結末ではないでしょうか」
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180509-00541654-shincho-soci
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180509-00541654-shincho-soci&p=2
「麻原をキリストにしてはならない」上祐史浩インタビュー(下)
麻原彰晃のXデーを前に、元オウム大幹部・上祐史浩氏(55)がインタビューに応じた。上祐氏は、オウムの後継団体「アレフ」の代表を務めた後に麻原ファミリーと対立、分派し「ひかりの輪」を設立。同団体は「麻原脱却」を掲げている。死刑についても、上祐氏は「執行を躊躇してはならない」と訴えるのだ。
***
上祐氏が続ける。
「執行が延びれば、弊害はあまりに大きい。アレフはどれだけ勢いづくのか。
例えばアレフは、2011~12年、逃亡犯だった平田信や高橋克也、菊地直子が出てきた時に、『万歳』をしたんです。逮捕によって、オウム裁判が再び始まり、麻原の執行は一旦停止されました。それを彼らは、自分たちが帰依していたから麻原は延命できたのだと受け取ったのです。
また、麻原は獄中で、『自分は不死の身体を得る』と主張しています。つまり、アレフの信者から見れば、執行が止まったことは、麻原の超能力が証明されたことに他なりません。
『死刑が執行されれば、麻原は神格化されませんか』
最近、一般の人によくそう聞かれます。しかし、それはオウムを知らない人の考え違いでしょう。そもそも、麻原はアレフでは既に神格化されています。中では、『(麻原の)姿を見た』『今この道場の中にいる』などと妄想のようなことが語られている。
これに加えて、もし彼の執行が延びればどうなるでしょうか。延びれば延びるだけ、彼の予言が成就したことになる。イエス・キリストですらユダに裏切られて磔(はりつけ)にされた。しかし、麻原はそのイエスをも超えた、『不死の超救世主』として解釈されてしまうのです。帰依に布教に、これほどアレフを勢いづかせることはないはずです」
.
アーナンダの皮肉
実際、公安調査庁のデータによれば、アレフにはここ数年、年間100人を超える信者が入信し、10億円近い資産を持つ。これが更に勢いづく、というワケなのだ。それにしても、麻原はなぜ“壊れた”のか。上祐氏は今の彼をどう見るのか。
「一言で言えば、子どもの世界に入っている。当初は法廷で弁論に応じていた麻原がおかしくなったのは、弟子たちが次々に自分から離反し、証言で彼の主張を崩し始めていってから。とりわけ、愛弟子であった井上(嘉浩・死刑囚)の離反は大きかったと思います。
自分は救世主だと思っているのに、弟子が楯突いてくる。彼はそうした矛盾する現実を受け入れられなかった。その精神的ショックから、精神活動が低下してしまった――。普通の大人なら、自分に教祖として足りない部分があったから離反されたという『現実』を受け入れますが、彼はそこで子どものように逃げてしまう。そして、自分は被害者、周りは加害者という、いつもの世界に落とし込んでしまったのではないか。その意味では、事件時から今に至るまで、麻原の本質は何も変わっていないのだと思います。
ちなみに、麻原は井上に『アーナンダ』というホーリーネームを付けましたが、実は仏典ではアーナンダは、釈迦牟尼の入滅の際、魔境に入り、その原因を作ってしまったとされている弟子。実に皮肉な結末ではないでしょうか」
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180509-00541654-shincho-soci
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180509-00541654-shincho-soci&p=2
<オウム死刑囚>VXの連名論文が学術誌に掲載
5/23(水) 7:00配信 毎日新聞
◇中川智正死刑囚が拘置所で執筆
松本、地下鉄両サリン事件などに関わったオウム真理教の元信者、中川智正死刑囚(55)が、毒物研究の世界的権威である米国の化学者と連名で執筆した化学兵器の神経剤VXに関する論文が21日、日本法中毒学会の学術誌「Forensic Toxicology」電子版に掲載された。拘置所で死刑囚の執筆した論文が学術専門誌に掲載されるのは極めて異例だ。
◇オウム真理教と金正男氏暗殺
共同執筆した化学者は台湾出身で米コロラド州立大名誉教授のアンソニー・トゥー氏(台湾名・杜祖健)。専門はヘビ毒の研究だが、化学兵器などにも精通している。2011年12月以降、研究目的で東京拘置所で13回、広島拘置所で1回の計14回にわたって、中川死刑囚と面会を重ねていた。
論文は英文で、タイトルは「Murders with VX:Aum Shinrikyo in Japan and the assassination of Kim Jong-Nam in Malaysia(VXによる殺人~日本におけるオウム真理教とマレーシアでの金正男氏暗殺)」。
論文では、1994年に教団が大阪府内で起こしたVXを使った世界初の殺人事件について、日本の捜査当局がどのような科学捜査で立証したかなどが説明されている。
◇「経験を社会に役立てたい」
また、昨年2月にマレーシア・クアラルンプールの国際空港で発生した北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)・朝鮮労働党委員長の異母兄、金正男(ジョンナム)氏暗殺事件に関しては、襲撃役とされる、ベトナム人とインドネシア人の女2人の衣服などからマレーシア当局が採取した化学物質の分析結果を考証。正男氏の顔でVXの前駆物質を混ぜ合わせる「バイナリーシステム」という方法でVXを合成した可能性が高いと分析している。
トゥー名誉教授は「私はテロ対策の目的で面会を重ねましたが、中川死刑囚はいつも記憶に従い率直に話してくれました。昨秋の面会時に、中川氏から『自分の経験を社会に役立てたいので英文で論文を書きたい』と聞いて協力し、権威ある専門誌に掲載できました。長年、日本の法務省や拘置所が面会を許可してくれたことに感謝しています」と語っている。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180523-00000004-mai-soci
◇中川智正死刑囚が拘置所で執筆
松本、地下鉄両サリン事件などに関わったオウム真理教の元信者、中川智正死刑囚(55)が、毒物研究の世界的権威である米国の化学者と連名で執筆した化学兵器の神経剤VXに関する論文が21日、日本法中毒学会の学術誌「Forensic Toxicology」電子版に掲載された。拘置所で死刑囚の執筆した論文が学術専門誌に掲載されるのは極めて異例だ。
◇オウム真理教と金正男氏暗殺
共同執筆した化学者は台湾出身で米コロラド州立大名誉教授のアンソニー・トゥー氏(台湾名・杜祖健)。専門はヘビ毒の研究だが、化学兵器などにも精通している。2011年12月以降、研究目的で東京拘置所で13回、広島拘置所で1回の計14回にわたって、中川死刑囚と面会を重ねていた。
論文は英文で、タイトルは「Murders with VX:Aum Shinrikyo in Japan and the assassination of Kim Jong-Nam in Malaysia(VXによる殺人~日本におけるオウム真理教とマレーシアでの金正男氏暗殺)」。
論文では、1994年に教団が大阪府内で起こしたVXを使った世界初の殺人事件について、日本の捜査当局がどのような科学捜査で立証したかなどが説明されている。
◇「経験を社会に役立てたい」
また、昨年2月にマレーシア・クアラルンプールの国際空港で発生した北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)・朝鮮労働党委員長の異母兄、金正男(ジョンナム)氏暗殺事件に関しては、襲撃役とされる、ベトナム人とインドネシア人の女2人の衣服などからマレーシア当局が採取した化学物質の分析結果を考証。正男氏の顔でVXの前駆物質を混ぜ合わせる「バイナリーシステム」という方法でVXを合成した可能性が高いと分析している。
トゥー名誉教授は「私はテロ対策の目的で面会を重ねましたが、中川死刑囚はいつも記憶に従い率直に話してくれました。昨秋の面会時に、中川氏から『自分の経験を社会に役立てたいので英文で論文を書きたい』と聞いて協力し、権威ある専門誌に掲載できました。長年、日本の法務省や拘置所が面会を許可してくれたことに感謝しています」と語っている。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180523-00000004-mai-soci
日大アメフト部騒動。過度な断罪は当事者性を失わせてしまう<アーチャリー・松本麗華の新連載>
5/26(土) 8:50配信 HARBOR BUSINESS Online
麻原彰晃の三女で元「アーチャリー」。今はカウンセラーとして活動する松本麗華氏による時事考察連載スタート!
はじめまして。松本麗華と申します。
まずは簡単に自己紹介を。
わたしは、のちにオウム真理教の教祖となる麻原彰晃(松本智津夫)の三女として生まれました。かつては「アーチャリー」と呼ばれていたので、皆さんには、この名前の方がなじみがあるかもしれません。
そんなわたしの幼い頃からの夢は、「学校に行くこと」と「お母さんになること」でした。学校は一日も行ったことがなかったので憧れていましたし、お母さんになりたいと思ったのは、ふわふわな妹や弟が可愛くて仕方がなかったからです。
わたしは父の娘として、地下鉄サリン事件当時、11歳でありながら「三女・アーチャリー」として面白おかしく報道され始め、公立小学校や中学校で就学拒否され、義務教育を受けられない日々を送りました。
それでも、どうしても、同年代の友だちが欲しかったわたしは、学校に行くことを諦めきれませんでした。そこで、高校を目指し、いろいろとあったものの、何とか通信制高校に入学・卒業。大学も3大学から入学拒否され、裁判をして、最終的に文教大学人間科学部臨床心理学科への入学を勝ち取り、心理学を学びました。
大学卒業後、産業カウンセラーの資格を取得。生きることが苦しくつらかったので、同じように人生に悩む方々の力に少しでもなりたいと、現在、心理カウンセラーとして活動しています。
著書『止まった時計』の出版(2015年)――5月17日に文庫版が講談社から発売されました――を期に、実名でツイッターを開始し、ブログもやっています。最近はInstagramも始めました。
そのほか、健康フリークで、ボディメイク情報が好きです。ヨガのインストラクターとしても活動しています。
そんなわたしが最近のニュースで気になったのが、5月6日に東京で行われた日本大学対関西学院大学によるアメリカンフットボール定期戦のニュース。日本大学の選手が関学のクォーターバックに悪質なタックルを行った件です。
被害選手は全治3週間の怪我を負っています。身体的なダメージはもとより、精神的なダメージも計り知れません。練習には復帰できるようになったとのことですが、早く回復して、元気になってほしいと思います。
この事件が社会問題化するなかで、特に、(前)監督・コーチに対する、マスコミ報道や一般の人たちからのコメントは厳しいものとなっています。
会見での前監督やコーチは、その態度が誠意あるものに見えなかったことから、嘘をついている、真相を隠していると、厳しく批判されています。
◆過度な断罪は出来事を「他人事」にしてしまう
今の状態は、仮にお二人が真実を語っていたとしても、「嘘つきで無責任だ」と周囲が断罪をしてしまうことになりかねません。
わたしたちは今、インターネットの発達により、Twitterやブログ、フェイスブックなど、マスメディアに頼らず一人ひとりが情報を発信できる時代を生きています。そのためでしょうか。マスコミが批判的に報じる人に対し、非難や攻撃が集中、社会全体が行うリンチのような状態になってしまうことがあります。
そして多くの場合、「過ちをおかした人」が謝罪する相手は、直接の被害者ではなく、マスコミが相手になります。マスコミに対する「過ちをおかした人」の態度が悪いと、マスコミは「反省がない」とさらにバッシングをすることがあります。
一体、「過ちをおかした人」は、誰に対して、何のために謝罪を要求されているのでしょうか。
バッシングに参加しないと、「お前は肯定するのか」と論理をすり替えられ、その人自身が攻撃の対象とされてしまうこともあります。そうして「過ちをおかした人」は仕事や人間関係を失っていき、社会から排斥されてしまいます。
「過ち」をおかした人間を相手に、正義の名のもとに正論を振りかざすのは気持ちがいいものです。マスコミや大多数の後ろ盾があるなか、自分は責任を負わずに、一方的に他人を責めることができます。相手は事実関係を話そうとすれば、「反省をしていない」「開き直っている」とバッシングされるため、基本的にはただ黙して嵐が去るのを待つしかありません。
社会からのバッシングは、とても耐えがたくつらいことです。わたし自身の経験からも、そのつらさは筆舌に尽くしがたいです。ときには、自死まで追い込まれてしまいます。
自分を正しいと感じ憤っているとき、今一度立ち止まり、ブレーキをかけて考えることが必要ではないでしょうか。
わたしはなぜ、社会的正義の名の下に、そこまで人を追い詰めてしまうのか。当事者でもない第三者が、過剰に人を攻撃をすることは、わたし自身が、「過ちをおかした人」となり、直接の加害者とはなってはいないか。わたしはそんなことを日々自問しながら、生きています。
また誰かを絶対悪として断罪することは、起きた出来事を「人ごと」にしてしまうため、教訓を得られないという弊害も生じます。
わたしは、第三者が行うべきは、同様の事件の再発防止のために、自分なりに、ひとつひとつの要因を精査して、原因を解明し、自分たちにも同じような要因がないかを省みることだと思います。
今回は、たまたま日大アメフト部の問題が浮き彫りになっただけで、いつ何時、同じような事件が、自分の所属する組織で、あるいは個で繰り返されないとも限りません。
◆選手が同調圧力に屈したことを、私たちは責められるのか
ツイッター上で、「会見であれだけ冷静に振る舞える人でも閉鎖空間で詰められたらあれだけのことをやらかしちまう」という発言がありましたが、本当にその通りだと思います。
指示に従ったからといって、指示した本人から守ってもらえるわけでもありません。実行した者が責任を取らされてしまいます。誠実そうで、コーチからも「優しすぎる」と言われる選手が、あの悪質なタックルを行ってしまった。その原因を探ることは、日本社会で起きているさまざまな問題と向き合っていくチャンスだと思います。
誰かが社会全体からバッシングされているとき、周囲に合わせなければいけないという恐怖から、バッシングに同調してしまう人もいるでしょう。わたしも今の流れとは違うこの原稿を書くのは、少し怖いです。
しかし、周囲の人は明示的に「バッシングに参加しろ」と言っているわけではありません。そのような「空気」に従い、自分自身もその「空気」を作っていくのです。
もしかしたら、監督やコーチがいうように、選手がルール違反をすることは想定していなかった可能性もあります。しかしおそらく、選手がいうように、そうせざるを得ないと感じる「空気」はあったのだと、わたしは思っています。
日本社会には、「空気を読め」という風潮があり、また同調圧力が強く働いています。周囲と同調できない人、たとえば上司に逆らったり、あるいは発達障害などが原因で周囲と合わせるのが苦手だったりする人は、異端児として社会から排斥されてしまう傾向があります。
個人よりも組織が重んじられ、死ぬまで働く、過労死のような問題も後を絶ちません。同僚が仮に助けたいと思ったとしても、行動に移せず、できるのは後悔だけということもあります。
日大の選手のように、指示に従わないと試合に出させてもらえないと思ってしまったような場合や、会社で人事権や給料を握られているような場合、どうしても従わざるを得ないという心境に追い込まれる場合もあります。
わたしは、今回の日大のアメフトの問題も含めて、「アイツらおかしい」で終わらせるのではなく、社会全体の問題として、自分自身の問題として考えていきたいと思っています。
同時に、社会や会社などの組織に良心や法律に反することを求められた場合、「わたしはやりません」と言えるよう、人間として成長していきたいです。
そう言える人が一人でも多くなれば、この日本の社会そのものも、少しずつ変わって行くのではないでしょうか。
【松本麗華】
文教大学臨床心理学科卒業後、産業カウンセラーの資格を取得。心理カウンセラーとして活動する他、執筆や講演、ヨガのインストラクターもしている。日本産業カウンセラー協会、日本人間性心理学会所属。自身の半生を振り返る手記『止まった時計』を上梓。実の父親である麻原彰晃は複数の精神科医から外的な刺激に反応することができない「昏迷」という状態にあるとされ、治療されることなく裁判が終結。10年以上、面会ができていない。現在も、父の治療と面会を求め続けている。健康情報とお得情報、割引クーポンが大好き。
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180526-00166656-hbolz-soci
麻原彰晃の三女で元「アーチャリー」。今はカウンセラーとして活動する松本麗華氏による時事考察連載スタート!
はじめまして。松本麗華と申します。
まずは簡単に自己紹介を。
わたしは、のちにオウム真理教の教祖となる麻原彰晃(松本智津夫)の三女として生まれました。かつては「アーチャリー」と呼ばれていたので、皆さんには、この名前の方がなじみがあるかもしれません。
そんなわたしの幼い頃からの夢は、「学校に行くこと」と「お母さんになること」でした。学校は一日も行ったことがなかったので憧れていましたし、お母さんになりたいと思ったのは、ふわふわな妹や弟が可愛くて仕方がなかったからです。
わたしは父の娘として、地下鉄サリン事件当時、11歳でありながら「三女・アーチャリー」として面白おかしく報道され始め、公立小学校や中学校で就学拒否され、義務教育を受けられない日々を送りました。
それでも、どうしても、同年代の友だちが欲しかったわたしは、学校に行くことを諦めきれませんでした。そこで、高校を目指し、いろいろとあったものの、何とか通信制高校に入学・卒業。大学も3大学から入学拒否され、裁判をして、最終的に文教大学人間科学部臨床心理学科への入学を勝ち取り、心理学を学びました。
大学卒業後、産業カウンセラーの資格を取得。生きることが苦しくつらかったので、同じように人生に悩む方々の力に少しでもなりたいと、現在、心理カウンセラーとして活動しています。
著書『止まった時計』の出版(2015年)――5月17日に文庫版が講談社から発売されました――を期に、実名でツイッターを開始し、ブログもやっています。最近はInstagramも始めました。
そのほか、健康フリークで、ボディメイク情報が好きです。ヨガのインストラクターとしても活動しています。
そんなわたしが最近のニュースで気になったのが、5月6日に東京で行われた日本大学対関西学院大学によるアメリカンフットボール定期戦のニュース。日本大学の選手が関学のクォーターバックに悪質なタックルを行った件です。
被害選手は全治3週間の怪我を負っています。身体的なダメージはもとより、精神的なダメージも計り知れません。練習には復帰できるようになったとのことですが、早く回復して、元気になってほしいと思います。
この事件が社会問題化するなかで、特に、(前)監督・コーチに対する、マスコミ報道や一般の人たちからのコメントは厳しいものとなっています。
会見での前監督やコーチは、その態度が誠意あるものに見えなかったことから、嘘をついている、真相を隠していると、厳しく批判されています。
◆過度な断罪は出来事を「他人事」にしてしまう
今の状態は、仮にお二人が真実を語っていたとしても、「嘘つきで無責任だ」と周囲が断罪をしてしまうことになりかねません。
わたしたちは今、インターネットの発達により、Twitterやブログ、フェイスブックなど、マスメディアに頼らず一人ひとりが情報を発信できる時代を生きています。そのためでしょうか。マスコミが批判的に報じる人に対し、非難や攻撃が集中、社会全体が行うリンチのような状態になってしまうことがあります。
そして多くの場合、「過ちをおかした人」が謝罪する相手は、直接の被害者ではなく、マスコミが相手になります。マスコミに対する「過ちをおかした人」の態度が悪いと、マスコミは「反省がない」とさらにバッシングをすることがあります。
一体、「過ちをおかした人」は、誰に対して、何のために謝罪を要求されているのでしょうか。
バッシングに参加しないと、「お前は肯定するのか」と論理をすり替えられ、その人自身が攻撃の対象とされてしまうこともあります。そうして「過ちをおかした人」は仕事や人間関係を失っていき、社会から排斥されてしまいます。
「過ち」をおかした人間を相手に、正義の名のもとに正論を振りかざすのは気持ちがいいものです。マスコミや大多数の後ろ盾があるなか、自分は責任を負わずに、一方的に他人を責めることができます。相手は事実関係を話そうとすれば、「反省をしていない」「開き直っている」とバッシングされるため、基本的にはただ黙して嵐が去るのを待つしかありません。
社会からのバッシングは、とても耐えがたくつらいことです。わたし自身の経験からも、そのつらさは筆舌に尽くしがたいです。ときには、自死まで追い込まれてしまいます。
自分を正しいと感じ憤っているとき、今一度立ち止まり、ブレーキをかけて考えることが必要ではないでしょうか。
わたしはなぜ、社会的正義の名の下に、そこまで人を追い詰めてしまうのか。当事者でもない第三者が、過剰に人を攻撃をすることは、わたし自身が、「過ちをおかした人」となり、直接の加害者とはなってはいないか。わたしはそんなことを日々自問しながら、生きています。
また誰かを絶対悪として断罪することは、起きた出来事を「人ごと」にしてしまうため、教訓を得られないという弊害も生じます。
わたしは、第三者が行うべきは、同様の事件の再発防止のために、自分なりに、ひとつひとつの要因を精査して、原因を解明し、自分たちにも同じような要因がないかを省みることだと思います。
今回は、たまたま日大アメフト部の問題が浮き彫りになっただけで、いつ何時、同じような事件が、自分の所属する組織で、あるいは個で繰り返されないとも限りません。
◆選手が同調圧力に屈したことを、私たちは責められるのか
ツイッター上で、「会見であれだけ冷静に振る舞える人でも閉鎖空間で詰められたらあれだけのことをやらかしちまう」という発言がありましたが、本当にその通りだと思います。
指示に従ったからといって、指示した本人から守ってもらえるわけでもありません。実行した者が責任を取らされてしまいます。誠実そうで、コーチからも「優しすぎる」と言われる選手が、あの悪質なタックルを行ってしまった。その原因を探ることは、日本社会で起きているさまざまな問題と向き合っていくチャンスだと思います。
誰かが社会全体からバッシングされているとき、周囲に合わせなければいけないという恐怖から、バッシングに同調してしまう人もいるでしょう。わたしも今の流れとは違うこの原稿を書くのは、少し怖いです。
しかし、周囲の人は明示的に「バッシングに参加しろ」と言っているわけではありません。そのような「空気」に従い、自分自身もその「空気」を作っていくのです。
もしかしたら、監督やコーチがいうように、選手がルール違反をすることは想定していなかった可能性もあります。しかしおそらく、選手がいうように、そうせざるを得ないと感じる「空気」はあったのだと、わたしは思っています。
日本社会には、「空気を読め」という風潮があり、また同調圧力が強く働いています。周囲と同調できない人、たとえば上司に逆らったり、あるいは発達障害などが原因で周囲と合わせるのが苦手だったりする人は、異端児として社会から排斥されてしまう傾向があります。
個人よりも組織が重んじられ、死ぬまで働く、過労死のような問題も後を絶ちません。同僚が仮に助けたいと思ったとしても、行動に移せず、できるのは後悔だけということもあります。
日大の選手のように、指示に従わないと試合に出させてもらえないと思ってしまったような場合や、会社で人事権や給料を握られているような場合、どうしても従わざるを得ないという心境に追い込まれる場合もあります。
わたしは、今回の日大のアメフトの問題も含めて、「アイツらおかしい」で終わらせるのではなく、社会全体の問題として、自分自身の問題として考えていきたいと思っています。
同時に、社会や会社などの組織に良心や法律に反することを求められた場合、「わたしはやりません」と言えるよう、人間として成長していきたいです。
そう言える人が一人でも多くなれば、この日本の社会そのものも、少しずつ変わって行くのではないでしょうか。
【松本麗華】
文教大学臨床心理学科卒業後、産業カウンセラーの資格を取得。心理カウンセラーとして活動する他、執筆や講演、ヨガのインストラクターもしている。日本産業カウンセラー協会、日本人間性心理学会所属。自身の半生を振り返る手記『止まった時計』を上梓。実の父親である麻原彰晃は複数の精神科医から外的な刺激に反応することができない「昏迷」という状態にあるとされ、治療されることなく裁判が終結。10年以上、面会ができていない。現在も、父の治療と面会を求め続けている。健康情報とお得情報、割引クーポンが大好き。
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180526-00166656-hbolz-soci
正論でもそれを言う人間によって暴論になる。
麻原らオウム確定死刑囚「6月執行説」の根拠と上祐氏の懸念
2018年5月28日 16時0分 NEWSポストセブン
オウム真理教(現アレフ)の元教祖・麻原彰晃(本名・松本智津夫)死刑囚の周辺が慌ただしくなっている。
「5月中旬以降、『6月に麻原らの刑が執行される』との情報が司法記者クラブ内を駆け巡り、各社ともXデーに備えた厳戒態勢を敷いています」(全国紙司法担当記者)
今年3月、東京拘置所に収容されていたオウム確定死刑囚13人のうち7人が全国の拘置所(支所含む)に移送され、「執行準備か」との観測が一気に広がった。死刑制度に詳しいジャーナリストの青木理氏の指摘。
「移送は、麻原1人でなく共犯のオウム死刑囚も同日執行するための措置と見られています。共犯事件の死刑囚は同日に執行されるのが原則。東京拘置所ではこれまで一日に最大で2件の死刑執行例があるのみです」
各拘置所には刑場は1つしかないとされ、移送し分散させることで刑場を確保し、一斉執行に備えているという見方だ(法務省は「移送は執行とは関係ない」と回答)。
そうしたなか、突如降ってわいた「6月執行説」。関係者たちが語る“根拠”は次のようなものだ。
「来年は天皇の生前退位という一大イベントがあり、恩赦も予定されている。再来年には東京五輪が控え、オウム死刑囚の執行は“今年しかない”との暗黙の了解が法務省内にはある」(前出・司法記者)
法務省関係者はこう話した。
「7月に上川(陽子)法相の欧州外遊が予定されていて、8月に入れば自民党総裁選の準備に政治家は忙しくなる。9月の総裁選が終わり、内閣改造で法相が替わることがあれば、すぐに執行命令書にサインできる状況ではなくなる。年末に近づけば目前に迫った生前退位の祝賀ムードに水を差しかねないので適切でないとの声が省内にある」
前出・青木氏も「国会開会中に死刑執行はしないとの過去の慣例に倣えば、仮に延長がないとして6月20日の国会閉会後がひとつの焦点になる」と話す。アレフから離脱した『ひかりの輪』代表の上祐史浩氏は本誌取材にこう答えた。
「死刑執行後に心配されるのはアレフ信者による後追い自殺などです。今でもオウムの後継団体であるアレフは“自分たちの信仰が麻原尊師を生かしている”と信じて活動している。死刑が執行されない限り、アレフの組織延命と“麻原信仰”は止まりません」
いまだ麻原死刑囚を「開祖」と位置づけるアレフの今後の動向にも注目が集まっている。
※週刊ポスト2018年6月8日号
http://news.livedoor.com/article/detail/14780291/
オウム真理教(現アレフ)の元教祖・麻原彰晃(本名・松本智津夫)死刑囚の周辺が慌ただしくなっている。
「5月中旬以降、『6月に麻原らの刑が執行される』との情報が司法記者クラブ内を駆け巡り、各社ともXデーに備えた厳戒態勢を敷いています」(全国紙司法担当記者)
今年3月、東京拘置所に収容されていたオウム確定死刑囚13人のうち7人が全国の拘置所(支所含む)に移送され、「執行準備か」との観測が一気に広がった。死刑制度に詳しいジャーナリストの青木理氏の指摘。
「移送は、麻原1人でなく共犯のオウム死刑囚も同日執行するための措置と見られています。共犯事件の死刑囚は同日に執行されるのが原則。東京拘置所ではこれまで一日に最大で2件の死刑執行例があるのみです」
各拘置所には刑場は1つしかないとされ、移送し分散させることで刑場を確保し、一斉執行に備えているという見方だ(法務省は「移送は執行とは関係ない」と回答)。
そうしたなか、突如降ってわいた「6月執行説」。関係者たちが語る“根拠”は次のようなものだ。
「来年は天皇の生前退位という一大イベントがあり、恩赦も予定されている。再来年には東京五輪が控え、オウム死刑囚の執行は“今年しかない”との暗黙の了解が法務省内にはある」(前出・司法記者)
法務省関係者はこう話した。
「7月に上川(陽子)法相の欧州外遊が予定されていて、8月に入れば自民党総裁選の準備に政治家は忙しくなる。9月の総裁選が終わり、内閣改造で法相が替わることがあれば、すぐに執行命令書にサインできる状況ではなくなる。年末に近づけば目前に迫った生前退位の祝賀ムードに水を差しかねないので適切でないとの声が省内にある」
前出・青木氏も「国会開会中に死刑執行はしないとの過去の慣例に倣えば、仮に延長がないとして6月20日の国会閉会後がひとつの焦点になる」と話す。アレフから離脱した『ひかりの輪』代表の上祐史浩氏は本誌取材にこう答えた。
「死刑執行後に心配されるのはアレフ信者による後追い自殺などです。今でもオウムの後継団体であるアレフは“自分たちの信仰が麻原尊師を生かしている”と信じて活動している。死刑が執行されない限り、アレフの組織延命と“麻原信仰”は止まりません」
いまだ麻原死刑囚を「開祖」と位置づけるアレフの今後の動向にも注目が集まっている。
※週刊ポスト2018年6月8日号
http://news.livedoor.com/article/detail/14780291/
メディアスクラムで壊される犯罪被害者・加害者家族の日常
6/14(木) 8:50配信 HARBOR BUSINESS Online
加害者家族のプライバシーが侵害される連座制のような現状について、実体験をまじえて考察する
◆◆◆◆“アーチャリー”松本麗華の視線 第2回◆◆◆◆
こんにちは。松本麗華です。
連日、立て続けに衝撃的なニュースが報じられる昨今ですが、先月、新潟市のJR越後線の線路上で女の子の遺体が見つかるという痛ましい事件があったことも、まだ記憶に新しいでしょう。
ご家族や親族・地域の方々の受けた衝撃は計り知れません。悲しいことに、亡くなった少女の周辺では、マスコミの取材による「二次被害」が発生しているといわれました。
先月末に掲載された産経ニュースの記事によると「午前零時過ぎに、家のチャイムを鳴らして取材を求めたマスコミがいた」「児童を尾行して家に到着したら、インターフォンを鳴らして取材しようとしたマスコミがいた」といった、行き過ぎた取材の実態が書かれています。
住民の中には、報道関係者を逮捕してほしいとSNSに投稿した方もいるようです。
産経ニュースでは「保護者・児童の感情と、マスコミの『報道の自由』の両方に配慮しなければならない」と書かれていますが、わたしには、こういった取材がそもそも「報道の自由」として配慮されるべきものとは思えません。
犯人逮捕のためという大義名分があるならまだしも、既に容疑者は逮捕されています。また少女のご家族は
「(略)今は一日も早く、地域の方々や私たち家族が穏やかな生活を取り戻せることを願うばかりです。どうかこのような心情をご理解いただき、今後、家族や親族等に対する取材・撮影等についてはご遠慮いただきたいと思います」との声明を発表し、取材の自粛要請をしました。
しかしなぜか、多くのマスコミは要請の部分をまるごとカットし報じませんでした。
マスコミの方は、わたしに「被害者感情に配慮しなければいけない」「麻原裁判はおかしかったと思うけど、被害者の気持ちを考えると報道できない」といいます。果たして、マスコミは本当に被害者感情を考えているのでしょうか。もし考えているなら、ご家族の言葉をそのまま報じ、取材も節度あるものとなったでしょう。
ご家族が声明を出し、穏やかな生活を取り戻したいと願っているのに、少女の個人情報を周囲の人に聞き出し、報道するのは、誰の、何のための報道なのでしょうか。
わたし自身も、これまでマスコミの過剰取材・報道に苦しめられてきました。
少しだけ例を挙げます。
一人でスーパーで買い物をしていたとき、テレビ局のクルーとリポーターに見つかり、追いかけられたことがあります。撮られたくない一心で逃げましたが、結局、路地の行き止まりまで追い詰められ、マイクとカメラを向けられました。
その時、「悪いことをしたから逃げた」と誤解されるのを恐れ、「取材には応じます。その代わり、わたしの隠し撮りや逃げるシーンは使わないでください」と取材スタッフにお願いしました。
しかし、番組の放送を見ると、わたしが逃げるシーンが使われており、その上、インタビューシーンも放送されていました。当時のわたしは13歳。何の後ろ盾もない両親のいない未成年で、約束を守るに値する人間ではないと判断されたのでしょう。
ある時は、大きな業務用ビデオカメラを担いだマスコミが、マンションのベランダに入って窓をがらりと開けて部屋に侵入してきたこともあります。夜に見知らぬ男性が踏み込んできたので、怖くてたまりませんでした。
プールに入っていることころを隠し撮りされたこともあります。わたしが誰であるか特定した上で、水着姿を無断で放送されたことに、思春期だったわたしはどうしていいかわからなくなりました。
そのときの恐怖や悲しみは、今でも忘れることができません。
◆いつ、自分自身も加害者家族になるかわからない
視聴者・読者であるわたしたちも、マスコミの行き過ぎた報道やその情報の受け取りに方ついて、考えていく必要があるように思います。
そもそも過剰な取材をするのは、良いネタを掴んで視聴率や販売部数を上げるためです。仮に、わたしたちが人の不幸に関することを知りたいと望めば、マスコミはこぞって不幸な情報を集めます。
ゴシップ報道のように、個人のプライバシーを暴露してバッシングする記事をわたしたちが求めれば、プライバシー侵害に苦しむ人が今後も後を絶たなくなります。
マスコミの報道姿勢に疑問をぶつけると、マスコミの方は「いやあ、見る人がいるからね……。視聴率を見て、何を取り上げるか決めているんですよ」と言います。
視聴者・読者の多くが冷静になり、センセーショナルな報道に見向きもしなくなれば、必然的にマスコミの行きすぎた取材もなくなるのではないでしょうか。
現在のマスコミの報道のあり方を変えていくにはどうしたらいいのか、よく考えます。わたしには何の力もありません。でも、できることがあります。
報道被害にあったことを黙らないこと、報道のあり方に疑問の声をあげることです。少しでも多くの人が報道に対し、「おかしい」と声を上げれば、状況は少しずつ改善していきます。マスコミの方と話していて思うのは、考えていた以上にネットの声や読者、視聴者からのフィードバックを気にしているということです。
明日には、自分の親族や知り合いが犯罪の加害者や被害者になるかもしれない。もしかしたら、犯罪に巻き込まれるかもしれません。自宅の近くで事件が起こったとしたら、それだけで日常が奪われてしまいます。
わたしもある日突然、加害者家族とされ、マスコミの過剰報道により、傷ついてきた一人です。12歳までわたしは、マスコミに追われることがあるなど、夢にも思ったことはありませんでした。
もし、自分が犯罪に巻き込まれ、注目を集めてしまったらと、一度考えてみていただきたいです。
関係ないと思っていらっしゃる皆さんが「自分も報道被害にあうかもしれない」という意識をもって、報道を見るようになったとき、報道のあり方は変わっていくのではないでしょうか。
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180614-00168111-hbolz-soci
加害者家族のプライバシーが侵害される連座制のような現状について、実体験をまじえて考察する
◆◆◆◆“アーチャリー”松本麗華の視線 第2回◆◆◆◆
こんにちは。松本麗華です。
連日、立て続けに衝撃的なニュースが報じられる昨今ですが、先月、新潟市のJR越後線の線路上で女の子の遺体が見つかるという痛ましい事件があったことも、まだ記憶に新しいでしょう。
ご家族や親族・地域の方々の受けた衝撃は計り知れません。悲しいことに、亡くなった少女の周辺では、マスコミの取材による「二次被害」が発生しているといわれました。
先月末に掲載された産経ニュースの記事によると「午前零時過ぎに、家のチャイムを鳴らして取材を求めたマスコミがいた」「児童を尾行して家に到着したら、インターフォンを鳴らして取材しようとしたマスコミがいた」といった、行き過ぎた取材の実態が書かれています。
住民の中には、報道関係者を逮捕してほしいとSNSに投稿した方もいるようです。
産経ニュースでは「保護者・児童の感情と、マスコミの『報道の自由』の両方に配慮しなければならない」と書かれていますが、わたしには、こういった取材がそもそも「報道の自由」として配慮されるべきものとは思えません。
犯人逮捕のためという大義名分があるならまだしも、既に容疑者は逮捕されています。また少女のご家族は
「(略)今は一日も早く、地域の方々や私たち家族が穏やかな生活を取り戻せることを願うばかりです。どうかこのような心情をご理解いただき、今後、家族や親族等に対する取材・撮影等についてはご遠慮いただきたいと思います」との声明を発表し、取材の自粛要請をしました。
しかしなぜか、多くのマスコミは要請の部分をまるごとカットし報じませんでした。
マスコミの方は、わたしに「被害者感情に配慮しなければいけない」「麻原裁判はおかしかったと思うけど、被害者の気持ちを考えると報道できない」といいます。果たして、マスコミは本当に被害者感情を考えているのでしょうか。もし考えているなら、ご家族の言葉をそのまま報じ、取材も節度あるものとなったでしょう。
ご家族が声明を出し、穏やかな生活を取り戻したいと願っているのに、少女の個人情報を周囲の人に聞き出し、報道するのは、誰の、何のための報道なのでしょうか。
わたし自身も、これまでマスコミの過剰取材・報道に苦しめられてきました。
少しだけ例を挙げます。
一人でスーパーで買い物をしていたとき、テレビ局のクルーとリポーターに見つかり、追いかけられたことがあります。撮られたくない一心で逃げましたが、結局、路地の行き止まりまで追い詰められ、マイクとカメラを向けられました。
その時、「悪いことをしたから逃げた」と誤解されるのを恐れ、「取材には応じます。その代わり、わたしの隠し撮りや逃げるシーンは使わないでください」と取材スタッフにお願いしました。
しかし、番組の放送を見ると、わたしが逃げるシーンが使われており、その上、インタビューシーンも放送されていました。当時のわたしは13歳。何の後ろ盾もない両親のいない未成年で、約束を守るに値する人間ではないと判断されたのでしょう。
ある時は、大きな業務用ビデオカメラを担いだマスコミが、マンションのベランダに入って窓をがらりと開けて部屋に侵入してきたこともあります。夜に見知らぬ男性が踏み込んできたので、怖くてたまりませんでした。
プールに入っていることころを隠し撮りされたこともあります。わたしが誰であるか特定した上で、水着姿を無断で放送されたことに、思春期だったわたしはどうしていいかわからなくなりました。
そのときの恐怖や悲しみは、今でも忘れることができません。
◆いつ、自分自身も加害者家族になるかわからない
視聴者・読者であるわたしたちも、マスコミの行き過ぎた報道やその情報の受け取りに方ついて、考えていく必要があるように思います。
そもそも過剰な取材をするのは、良いネタを掴んで視聴率や販売部数を上げるためです。仮に、わたしたちが人の不幸に関することを知りたいと望めば、マスコミはこぞって不幸な情報を集めます。
ゴシップ報道のように、個人のプライバシーを暴露してバッシングする記事をわたしたちが求めれば、プライバシー侵害に苦しむ人が今後も後を絶たなくなります。
マスコミの報道姿勢に疑問をぶつけると、マスコミの方は「いやあ、見る人がいるからね……。視聴率を見て、何を取り上げるか決めているんですよ」と言います。
視聴者・読者の多くが冷静になり、センセーショナルな報道に見向きもしなくなれば、必然的にマスコミの行きすぎた取材もなくなるのではないでしょうか。
現在のマスコミの報道のあり方を変えていくにはどうしたらいいのか、よく考えます。わたしには何の力もありません。でも、できることがあります。
報道被害にあったことを黙らないこと、報道のあり方に疑問の声をあげることです。少しでも多くの人が報道に対し、「おかしい」と声を上げれば、状況は少しずつ改善していきます。マスコミの方と話していて思うのは、考えていた以上にネットの声や読者、視聴者からのフィードバックを気にしているということです。
明日には、自分の親族や知り合いが犯罪の加害者や被害者になるかもしれない。もしかしたら、犯罪に巻き込まれるかもしれません。自宅の近くで事件が起こったとしたら、それだけで日常が奪われてしまいます。
わたしもある日突然、加害者家族とされ、マスコミの過剰報道により、傷ついてきた一人です。12歳までわたしは、マスコミに追われることがあるなど、夢にも思ったことはありませんでした。
もし、自分が犯罪に巻き込まれ、注目を集めてしまったらと、一度考えてみていただきたいです。
関係ないと思っていらっしゃる皆さんが「自分も報道被害にあうかもしれない」という意識をもって、報道を見るようになったとき、報道のあり方は変わっていくのではないでしょうか。
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180614-00168111-hbolz-soci
執行されたようだね。
シッコされたようだね中は大騒ぎかな?それともわかつわていたことだから冷静なのかな?
麻原彰晃死刑囚ら7人死刑執行 早川・井上・新実・土谷・中川・遠藤死刑囚
7/6(金) 10:35配信 産経新聞
松本・地下鉄両サリン事件などで計29人の犠牲者を出した一連のオウム真理教事件をめぐり、死刑が確定していた教祖の麻原彰晃(しょうこう)死刑囚(63)=本名・松本智津夫(ちづお)=ら7人の死刑が6日午前に東京拘置所などで執行されたことが、関係者への取材で分かった。教団が起こした事件の死刑囚は計13人おり、執行は初めて。上川陽子法相が命令した。平成7年5月の麻原死刑囚の逮捕から23年。犯罪史上類を見ない一連の事件は大きな節目を迎えた。
ほかの6人は、早川紀代秀(68)=福岡拘置所▽井上嘉浩(48)=大阪拘置所▽新実智光(54)=同▽土谷正実(53)=東京拘置所▽遠藤誠一(58)=同▽中川智正(55)=広島拘置所-の各死刑囚。
法務省は今年3月、死刑囚13人のうち7人をそれまで収容していた東京拘置所から、執行施設のある5拘置所に移送していた。
確定判決によると、麻原死刑囚は(1)平成元年11月、教団に反対の立場を取っていた坂本堤弁護士=当時(33)=ら家族3人を横浜市の自宅で殺害(坂本弁護士一家殺害事件)(2)6年6月、長野県松本市でサリンを散布し7人を殺害(松本サリン事件)(3)7年3月、東京都心を走る3路線5方面の地下鉄でサリンをまき12人を殺害(地下鉄サリン事件)-などの凶悪事件を次々に起こした。
麻原死刑囚はこの3事件を首謀。このほかの事件を含め13の事件で計26人を殺害、1人を死亡させた。松本サリン事件と地下鉄サリン事件では、後に被害者が1人ずつ死亡。一連の事件での死者は29人に上っている。
確定判決では、一連の動機を「(麻原死刑囚が)救済の名の下に日本国を支配して自らその王になることを空想。その妨げになる者をポア(殺害)しようとした」と認定している。
麻原死刑囚は7年に逮捕され、裁判は8年から始まった。しかし、1審の途中から意味不明なことを話すようになり、最後は何も語らなくなった。16年の1審の死刑判決後、弁護側は即時に控訴したが、「麻原被告は裁判を受ける能力がない」などとして控訴趣意書を提出せず、控訴審は一度も開かれないまま死刑判決が確定した。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180706-00000515-san-soci
松本・地下鉄両サリン事件などで計29人の犠牲者を出した一連のオウム真理教事件をめぐり、死刑が確定していた教祖の麻原彰晃(しょうこう)死刑囚(63)=本名・松本智津夫(ちづお)=ら7人の死刑が6日午前に東京拘置所などで執行されたことが、関係者への取材で分かった。教団が起こした事件の死刑囚は計13人おり、執行は初めて。上川陽子法相が命令した。平成7年5月の麻原死刑囚の逮捕から23年。犯罪史上類を見ない一連の事件は大きな節目を迎えた。
ほかの6人は、早川紀代秀(68)=福岡拘置所▽井上嘉浩(48)=大阪拘置所▽新実智光(54)=同▽土谷正実(53)=東京拘置所▽遠藤誠一(58)=同▽中川智正(55)=広島拘置所-の各死刑囚。
法務省は今年3月、死刑囚13人のうち7人をそれまで収容していた東京拘置所から、執行施設のある5拘置所に移送していた。
確定判決によると、麻原死刑囚は(1)平成元年11月、教団に反対の立場を取っていた坂本堤弁護士=当時(33)=ら家族3人を横浜市の自宅で殺害(坂本弁護士一家殺害事件)(2)6年6月、長野県松本市でサリンを散布し7人を殺害(松本サリン事件)(3)7年3月、東京都心を走る3路線5方面の地下鉄でサリンをまき12人を殺害(地下鉄サリン事件)-などの凶悪事件を次々に起こした。
麻原死刑囚はこの3事件を首謀。このほかの事件を含め13の事件で計26人を殺害、1人を死亡させた。松本サリン事件と地下鉄サリン事件では、後に被害者が1人ずつ死亡。一連の事件での死者は29人に上っている。
確定判決では、一連の動機を「(麻原死刑囚が)救済の名の下に日本国を支配して自らその王になることを空想。その妨げになる者をポア(殺害)しようとした」と認定している。
麻原死刑囚は7年に逮捕され、裁判は8年から始まった。しかし、1審の途中から意味不明なことを話すようになり、最後は何も語らなくなった。16年の1審の死刑判決後、弁護側は即時に控訴したが、「麻原被告は裁判を受ける能力がない」などとして控訴趣意書を提出せず、控訴審は一度も開かれないまま死刑判決が確定した。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180706-00000515-san-soci
<オウム事件>聞き取れない独り言も 拘置所の松本死刑囚
7/6(金) 10:23配信 毎日新聞
◇単独室内で座ったまま過ごす時間が長く…
法務省関係者によると、執行前の松本死刑囚は東京拘置所の単独室内で座ったまま過ごす時間が長く、聞き取れない独り言をつぶやくこともあったという。「面会が来ている」と職員が呼び掛けても反応を示さない一方、食事は自分でとり、拘置所内の運動スペースで歩いたり、必要に応じて介助を得ながら入浴したりもしていた。
刑事訴訟法は、死刑囚が心神喪失状態にある場合は法相の命令で執行を停止すると規定。松本死刑囚について、同省関係者は「面会、運動、入浴の区別はできており、執行に問題はない」との認識を示し、「定期的に専門医が診察しており、『執行に支障はない』との診断を出している」と明かす。
松本死刑囚の精神状態に対する評価を巡っては死刑確定前から争われてきた。
1審の死刑判決(2004年2月)後、2審の弁護団は「(松本死刑囚と)意思疎通ができない」として控訴趣意書を出さず、松本死刑囚に訴訟能力がないとして公判手続きの停止を求めたが、東京高裁は06年3月、趣意書未提出を理由に控訴棄却を決定した。
決定は、高裁が実施した精神鑑定の結果を踏まえて「訴訟能力を欠いていない」と判断した。また、1審公判での言動や居眠りについては「死刑求刑が必至の裁判で、自ら装っていたという側面もある」などと指摘。判決後に拘置所で「なぜなんだ、ちくしょう」と大声を出したことに触れ、「(発言は)死刑判決を認識したためなのは明らか。判決後に拘禁性の精神障害を発病したとは認められない」と結論づけた。
一方で、松本死刑囚の次女らは「拘禁反応が出ているのに十分な治療をしていない」として国などに賠償を求めた訴訟を起こしたが、東京地裁が09年6月、「適切な医療行為を怠ったとは言えない」として請求を棄却した(その後、最高裁で確定)。【和田武士】
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180706-00000023-mai-soci
◇単独室内で座ったまま過ごす時間が長く…
法務省関係者によると、執行前の松本死刑囚は東京拘置所の単独室内で座ったまま過ごす時間が長く、聞き取れない独り言をつぶやくこともあったという。「面会が来ている」と職員が呼び掛けても反応を示さない一方、食事は自分でとり、拘置所内の運動スペースで歩いたり、必要に応じて介助を得ながら入浴したりもしていた。
刑事訴訟法は、死刑囚が心神喪失状態にある場合は法相の命令で執行を停止すると規定。松本死刑囚について、同省関係者は「面会、運動、入浴の区別はできており、執行に問題はない」との認識を示し、「定期的に専門医が診察しており、『執行に支障はない』との診断を出している」と明かす。
松本死刑囚の精神状態に対する評価を巡っては死刑確定前から争われてきた。
1審の死刑判決(2004年2月)後、2審の弁護団は「(松本死刑囚と)意思疎通ができない」として控訴趣意書を出さず、松本死刑囚に訴訟能力がないとして公判手続きの停止を求めたが、東京高裁は06年3月、趣意書未提出を理由に控訴棄却を決定した。
決定は、高裁が実施した精神鑑定の結果を踏まえて「訴訟能力を欠いていない」と判断した。また、1審公判での言動や居眠りについては「死刑求刑が必至の裁判で、自ら装っていたという側面もある」などと指摘。判決後に拘置所で「なぜなんだ、ちくしょう」と大声を出したことに触れ、「(発言は)死刑判決を認識したためなのは明らか。判決後に拘禁性の精神障害を発病したとは認められない」と結論づけた。
一方で、松本死刑囚の次女らは「拘禁反応が出ているのに十分な治療をしていない」として国などに賠償を求めた訴訟を起こしたが、東京地裁が09年6月、「適切な医療行為を怠ったとは言えない」として請求を棄却した(その後、最高裁で確定)。【和田武士】
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180706-00000023-mai-soci
松本元死刑囚「遺灰を四女に」オウム事件で死刑執行
7/7(土) 17:50配信 Fuji News Network
6日、死刑が執行されたオウム真理教の麻原彰晃こと、松本 智津夫元死刑囚が生前、「遺灰を四女に」と、死刑執行後の遺体の引き渡しについての意思を示していたことが、FNNの取材でわかった。
地下鉄サリン事件など一連の事件の首謀者として、死刑が確定していた教祖の松本元死刑囚ら7人は6日、死刑が執行された。
松本元死刑囚は、遺書は残していなかったが、関係者への取材で、松本元死刑囚が東京拘置所に収監中に、口頭で「遺灰を四女に」と、死刑執行されたあとの遺体の引き渡しについて、意思を示していたことが新たにわかった。
松本元死刑囚の四女と弁護士は7日午後、東京拘置所を訪れ、松本元死刑囚の遺体や遺灰の引き取りについての手続きを行ったとみられる。
また、四女は6日、弁護士を通じて「わたしの実父、松本 智津夫が迷惑をおかけした被害者の方らにおわび申し上げます」とコメントしている。
遺体の引き取りをめぐっては、公安当局は遺体が神格化されることへの懸念を強めていて、家族の誰が引き取るのか、動向を注視していた。
https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn?a=20180707-00395892-fnn-soci
松本元代表の遺体、妻ら引き渡し要求 「遺骨は金庫に」
7/7(土) 21:07配信 朝日新聞デジタル
死刑が執行されたオウム真理教の松本智津夫元代表(63)の妻らが7日、東京拘置所に安置されている遺体の引き渡しを求めて、上川陽子法相と同拘置所長あての要求書を提出した。一審で、松本元代表の主任弁護人を務めた安田好弘弁護士が明らかにした。
要求書は妻のほか、6人の子どものうち長女と四女を除いた4人の連名という。6日に死刑が執行された松本元代表の遺体について「極秘の安置所に安置し、葬儀などの儀式はせずに弔い、遺骨は金庫に厳重に保管管理する」としている。また、拘置所側の担当者が「松本元代表が他の人を遺体の引き取り人に指定した」と説明しているとしたうえで、「精神状態からすればあり得ないと考えている」と反論している。
死刑囚の遺体の引き取り先は、死刑囚本人の意向などを踏まえて決められる。公安当局や警察当局は松本元死刑囚の遺体が、教団から派生・分裂した団体の信徒にとって、信仰対象になることを警戒している。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180707-00000111-asahi-soci
オウム 松本元死刑囚の遺体 火葬し四女側に引き渡しへ 法務省
2018年7月9日 4時17分
オウム真理教の一連の事件で、今月6日に死刑が執行された元代表の麻原彰晃、本名 松本智津夫元死刑囚の遺体について、法務省は近く火葬し、教団とは関係を絶ったとされる元死刑囚の四女側に引き渡す方針を決めました。
地下鉄サリン事件や松本サリン事件など数々の凶悪事件を引き起こしたオウム真理教の元代表、松本智津夫元死刑囚は今月6日、教団の元幹部6人とともに死刑が執行されました。
関係者によりますと、法務省は松本元死刑囚が執行前に示した意向に基づいて、遺体を29歳の四女に引き渡す方向で代理人の弁護士などと調整を進めてきました。
その結果、遺体は火葬したうえで四女側に遺骨を引き渡す方針を決めたということです。
四女は去年、両親と縁を切ったとして都内で会見を開くなど、教団との関係を絶っているとされています。
一方、妻と4人のほかの子どもたちは「元死刑囚の精神状態からすれば、特定の人を引き取り人として指定することはありえない」として、遺体を妻に引き渡すよう要望していますが、法務省は規定に基づいて、親族の希望より本人の執行前の意向が優先されるとして、妻らの要望には応じない方針です。
松本元死刑囚の遺体は火葬のために近く東京拘置所から搬出される見通しで、法務省は搬送ルート周辺の警備を強化するなどして対応に当たるものと見られます。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180709/k10011523791000.html
松本元死刑囚の三女が胸中語る、執行翌日“父親”と対面
三女インタビュー動画あり
7/9(月) 19:41配信 TBS News i
オウム真理教の松本智津夫元死刑囚の遺体が9日、火葬されました。妻とともに遺骨の引き取りを求めている三女の松本麗華さんがJNNのインタビューに応じ、四女側に遺骨が引き渡される見通しであることに「納得出来ない」などと語りました。
「父はオウム真理教の教祖としての責任を、こういう形で取ったんだっていう、そういう気持ちですね」(麗華さん)
悲しみの表情で語るのは、オウム真理教の松本智津夫元死刑囚の三女・麗華さん(35)です。9日、都内でJNNのインタビューに応じ、死刑囚の遺族としての思いを初めて、語りました。
松本元死刑囚の死刑が執行されたのは今月6日。三女の麗華さんは死刑執行の一報を受け、関係を絶っていた松本元死刑囚の妻と再び連絡を取ったといいます。そして、一緒に東京拘置所に赴き翌日、松本元死刑囚と対面したといいます。
「遺体として父がそこにいる。動揺して、どう言葉をかけていいのか分からなかった」(麗華さん)
松本元死刑囚が逮捕された時、三女・麗華さんは、まだ12歳。教団の中で「アーチャリー」と呼ばれていました。拘置所で父親の亡骸と対面した麗華さん。担当官からはこう聞かされたといいます。
「松本元死刑囚は別の人に遺体を引き渡すよう指定しました」(東京拘置所の担当官)
「面食らった、理解できなかった。最も父との関係を拒んでいた(四女)。母の名前ではなく。ひと言も(父は)しゃべらなかったのに、四女と言うのはおかしいのではないか」(麗華さん)
松本元死刑囚は四女を遺体の引き取り先に指名したということです。そして、9日。
「遺体をのせたとみられる車列が今、火葬施設のある葬祭場に入っていきます」(記者)
松本元死刑囚と土谷正実元死刑囚の遺体が9日午前、火葬されました。松本元死刑囚を「教祖」とあがめる信者にとって、大きな意味を持つ「遺骨」。現在は「教団とは関係を絶っている」という麗華さんは引き取りたい理由について・・・
「父とお別れするために、ちゃんと父と向き合いたい」(麗華さん)
法務省は今後、遺骨を松本元死刑囚の四女側に引き渡す方向で調整を続けています。(09日17:32)
https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn?a=20180709-00000191-jnn-soci
7/9(月) 19:41配信 TBS News i
オウム真理教の松本智津夫元死刑囚の遺体が9日、火葬されました。妻とともに遺骨の引き取りを求めている三女の松本麗華さんがJNNのインタビューに応じ、四女側に遺骨が引き渡される見通しであることに「納得出来ない」などと語りました。
「父はオウム真理教の教祖としての責任を、こういう形で取ったんだっていう、そういう気持ちですね」(麗華さん)
悲しみの表情で語るのは、オウム真理教の松本智津夫元死刑囚の三女・麗華さん(35)です。9日、都内でJNNのインタビューに応じ、死刑囚の遺族としての思いを初めて、語りました。
松本元死刑囚の死刑が執行されたのは今月6日。三女の麗華さんは死刑執行の一報を受け、関係を絶っていた松本元死刑囚の妻と再び連絡を取ったといいます。そして、一緒に東京拘置所に赴き翌日、松本元死刑囚と対面したといいます。
「遺体として父がそこにいる。動揺して、どう言葉をかけていいのか分からなかった」(麗華さん)
松本元死刑囚が逮捕された時、三女・麗華さんは、まだ12歳。教団の中で「アーチャリー」と呼ばれていました。拘置所で父親の亡骸と対面した麗華さん。担当官からはこう聞かされたといいます。
「松本元死刑囚は別の人に遺体を引き渡すよう指定しました」(東京拘置所の担当官)
「面食らった、理解できなかった。最も父との関係を拒んでいた(四女)。母の名前ではなく。ひと言も(父は)しゃべらなかったのに、四女と言うのはおかしいのではないか」(麗華さん)
松本元死刑囚は四女を遺体の引き取り先に指名したということです。そして、9日。
「遺体をのせたとみられる車列が今、火葬施設のある葬祭場に入っていきます」(記者)
松本元死刑囚と土谷正実元死刑囚の遺体が9日午前、火葬されました。松本元死刑囚を「教祖」とあがめる信者にとって、大きな意味を持つ「遺骨」。現在は「教団とは関係を絶っている」という麗華さんは引き取りたい理由について・・・
「父とお別れするために、ちゃんと父と向き合いたい」(麗華さん)
法務省は今後、遺骨を松本元死刑囚の四女側に引き渡す方向で調整を続けています。(09日17:32)
https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn?a=20180709-00000191-jnn-soci
麻原元死刑囚の四女「オウムを終わりにしませんか」
7/10(火) 0:55配信 日刊スポーツ
6日に死刑が執行されたオウム真理教の松本智津夫元死刑囚(執行時63=教祖名麻原彰晃)の四女(29)が9日夜、滝本太郎弁護士(61)のブログを通じて、元死刑囚の遺骨を受け入れる意向を示した。
四女が信者らに伝えたい文章として、「信者さんらへ」と題したブログを更新。「松本元死刑囚の最後の言葉の件につきましては、指名を受けた私自身が大変驚きました。しかし、それは実父の最後のメッセージなのではないかと受け入れることにします」。元死刑囚は6日の執行直前、東京拘置所の職員に自身の遺体を四女に引き渡すよう伝えていた。
引き渡しを要求している妻(59)側は、松本元死刑囚との意思疎通は困難で、「特定の人を指定することはあり得ない」と主張している。ブログでは「捏造(ねつぞう)などではあり得ません。現に聖人化される恐れがあっても遠藤元死刑囚の遺体は教団に渡りました。私は自分が他の親族に比べて実父から愛されたとは最後の言葉を踏まえても思いません。ですが、かなり信頼してくれていたのかもしれないというのは思い当たる節があります。実は知る限り彼と最後に接見できたのは私だったからです」と明かしている。
松本元死刑囚には元教団幹部の妻との間に2男4女がいる。四女は実母、長女以外の姉弟と、信者たちへのメッセージとして、「どうか松本元死刑囚の最後の意向を尊重してやっていただけませんか。彼は自分で始めたことの幕引きをもはや一人ではできなくなってしまったのです。自分の真意を伝えるのが苦手なのもあると思いますが、あまりに事が大きくなりすぎました。もう麻原教祖に依存するのは終わりにしませんか。支配されるのは終わりにしませんか。松本元死刑囚のためでもあり、また信者も1人1人の人生を生きるためにです」。
心配されている報復・奪還テロなどについても警告し、「もうオウムを終わりにしませんか。社会を憎むのは終わりにしませんか。そして、改めて自分の人生を始めてみませんか。残された者が生きて自分と周りを幸せにするのが死者への最大の供養になるはずです。どうかお願いします」とブログを締めくくった。
四女は昨年11月、両親と縁を切る目的で、自分の相続人から両親を除くよう横浜地裁に申し立て、認められたとして東京都内で会見。「家族や元信者とも連絡を取っていない」と強調していた。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180710-00263282-nksports-soci
6日に死刑が執行されたオウム真理教の松本智津夫元死刑囚(執行時63=教祖名麻原彰晃)の四女(29)が9日夜、滝本太郎弁護士(61)のブログを通じて、元死刑囚の遺骨を受け入れる意向を示した。
四女が信者らに伝えたい文章として、「信者さんらへ」と題したブログを更新。「松本元死刑囚の最後の言葉の件につきましては、指名を受けた私自身が大変驚きました。しかし、それは実父の最後のメッセージなのではないかと受け入れることにします」。元死刑囚は6日の執行直前、東京拘置所の職員に自身の遺体を四女に引き渡すよう伝えていた。
引き渡しを要求している妻(59)側は、松本元死刑囚との意思疎通は困難で、「特定の人を指定することはあり得ない」と主張している。ブログでは「捏造(ねつぞう)などではあり得ません。現に聖人化される恐れがあっても遠藤元死刑囚の遺体は教団に渡りました。私は自分が他の親族に比べて実父から愛されたとは最後の言葉を踏まえても思いません。ですが、かなり信頼してくれていたのかもしれないというのは思い当たる節があります。実は知る限り彼と最後に接見できたのは私だったからです」と明かしている。
松本元死刑囚には元教団幹部の妻との間に2男4女がいる。四女は実母、長女以外の姉弟と、信者たちへのメッセージとして、「どうか松本元死刑囚の最後の意向を尊重してやっていただけませんか。彼は自分で始めたことの幕引きをもはや一人ではできなくなってしまったのです。自分の真意を伝えるのが苦手なのもあると思いますが、あまりに事が大きくなりすぎました。もう麻原教祖に依存するのは終わりにしませんか。支配されるのは終わりにしませんか。松本元死刑囚のためでもあり、また信者も1人1人の人生を生きるためにです」。
心配されている報復・奪還テロなどについても警告し、「もうオウムを終わりにしませんか。社会を憎むのは終わりにしませんか。そして、改めて自分の人生を始めてみませんか。残された者が生きて自分と周りを幸せにするのが死者への最大の供養になるはずです。どうかお願いします」とブログを締めくくった。
四女は昨年11月、両親と縁を切る目的で、自分の相続人から両親を除くよう横浜地裁に申し立て、認められたとして東京都内で会見。「家族や元信者とも連絡を取っていない」と強調していた。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180710-00263282-nksports-soci
滝本弁護士ブログ記事 「信者さんらへ」
以下、四女さんが、信者さんらに伝えたいこととして文章をもらいましたので、アップします
**********
大雨の被害で亡くなられる方がいる中、実父が最後の最後まで世間をお騒がせしていることを心苦しく思っております。本当に申し訳ございません。
松本元死刑囚の最後の言葉の件につきましては、指名を受けた私自身が大変驚きました。しかし、それは実父の最後のメッセージなのではないかと受け入れることにします。(メディア問い合わせで補充「当面、東京拘置所保管」を前提にて)
捏造などではあり得ません。現に聖人化される恐れがあっても遠藤元死刑囚の遺体は教団に渡りました。
私は自分が他の親族に比べて実父から愛されたとは最後の言葉を踏まえても思いません。ですが、かなり信頼してくれていたのかもしれないというのは思い当たる節があります。実は知る限り彼と最後に接見できたのは私だったからです。
松本元死刑囚はおそらく最後は一人の人として葬られたいのだと思います。
私には自分の過去の体験を振り返ると少し彼の気持ちが分かります。信者から神と崇められ、世間から悪魔と憎まれる人生というのはつらかったのではないでしょうか。誰も人として温情をかけてくれないわけですから。
今、実母と、長女以外の姉弟と、信者たちに言いたいことがあります。
どうか松本元死刑囚の最後の意向を尊重してやっていただけませんか。彼は自分で始めたことの幕引きをもはや一人ではできなくなってしまったのです。自分の真意を伝えるのが苦手なのもあると思いますが、あまりに事が大きくなりすぎました。
もう麻原教祖に依存するのは終わりにしませんか。支配されるのは終わりにしませんか。松本元死刑囚のためでもあり、また信者も一人一人の人生を生きるためにです。
実父はもう麻原彰晃ではありません。
その荷を死と共に降ろしたいと願った松本智津夫という一人の人間でした。
松本元死刑囚の罪を増やさないためにも、ご自分が人生をこれ以上台無しにしないためにも報復テロや奪還テロなど絶対にやめてください。今まで松本元死刑囚に従ってきても、これからを彼と心中する必要はないんです。
彼のためには彼を崇めるのではなく、たくさんの人を傷付けてしまった彼の霊がいつか救われるよう祈ってあげることではないでしょうか。
もうオウムを終わりにしませんか。社会を憎むのは終わりにしませんか。そして、改めて自分の人生を始めてみませんか。
残された者が生きて自分と周りを幸せにするのが死者への最大の供養になるはずです。
どうかお願いします。
**********
********
信者さんらへ
7月7日、東京拘置所にて死刑執行後の遺骸と対面してきました。遺骸は間違いなく「松本智津夫、1955年3月2日生」本人でした。四女さんとともに確認してきました。
いろいろ聞いていくと、本人は「松本智津夫」として亡くなりたかったのだろうなぁ、と思います。「麻原彰晃」という存在は元々なかったのだろうなぁ、それも幻影だったんだ、とお伝えします。
2018.7.9.20:53
友人の坂本一家がいなくなった1989年11月以来、皆様と、実にまあ色々となんとも深い縁があった弁護士滝本太郎より。
*******
追伸―上記についても、メディアの方など、どうぞ紹介・転載など、ご自由にしてくださいませ。
http://sky.ap.teacup.com/takitaro/2305.html
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大雨の被害で亡くなられる方がいる中、実父が最後の最後まで世間をお騒がせしていることを心苦しく思っております。本当に申し訳ございません。
松本元死刑囚の最後の言葉の件につきましては、指名を受けた私自身が大変驚きました。しかし、それは実父の最後のメッセージなのではないかと受け入れることにします。(メディア問い合わせで補充「当面、東京拘置所保管」を前提にて)
捏造などではあり得ません。現に聖人化される恐れがあっても遠藤元死刑囚の遺体は教団に渡りました。
私は自分が他の親族に比べて実父から愛されたとは最後の言葉を踏まえても思いません。ですが、かなり信頼してくれていたのかもしれないというのは思い当たる節があります。実は知る限り彼と最後に接見できたのは私だったからです。
松本元死刑囚はおそらく最後は一人の人として葬られたいのだと思います。
私には自分の過去の体験を振り返ると少し彼の気持ちが分かります。信者から神と崇められ、世間から悪魔と憎まれる人生というのはつらかったのではないでしょうか。誰も人として温情をかけてくれないわけですから。
今、実母と、長女以外の姉弟と、信者たちに言いたいことがあります。
どうか松本元死刑囚の最後の意向を尊重してやっていただけませんか。彼は自分で始めたことの幕引きをもはや一人ではできなくなってしまったのです。自分の真意を伝えるのが苦手なのもあると思いますが、あまりに事が大きくなりすぎました。
もう麻原教祖に依存するのは終わりにしませんか。支配されるのは終わりにしませんか。松本元死刑囚のためでもあり、また信者も一人一人の人生を生きるためにです。
実父はもう麻原彰晃ではありません。
その荷を死と共に降ろしたいと願った松本智津夫という一人の人間でした。
松本元死刑囚の罪を増やさないためにも、ご自分が人生をこれ以上台無しにしないためにも報復テロや奪還テロなど絶対にやめてください。今まで松本元死刑囚に従ってきても、これからを彼と心中する必要はないんです。
彼のためには彼を崇めるのではなく、たくさんの人を傷付けてしまった彼の霊がいつか救われるよう祈ってあげることではないでしょうか。
もうオウムを終わりにしませんか。社会を憎むのは終わりにしませんか。そして、改めて自分の人生を始めてみませんか。
残された者が生きて自分と周りを幸せにするのが死者への最大の供養になるはずです。
どうかお願いします。
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信者さんらへ
7月7日、東京拘置所にて死刑執行後の遺骸と対面してきました。遺骸は間違いなく「松本智津夫、1955年3月2日生」本人でした。四女さんとともに確認してきました。
いろいろ聞いていくと、本人は「松本智津夫」として亡くなりたかったのだろうなぁ、と思います。「麻原彰晃」という存在は元々なかったのだろうなぁ、それも幻影だったんだ、とお伝えします。
2018.7.9.20:53
友人の坂本一家がいなくなった1989年11月以来、皆様と、実にまあ色々となんとも深い縁があった弁護士滝本太郎より。
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追伸―上記についても、メディアの方など、どうぞ紹介・転載など、ご自由にしてくださいませ。
http://sky.ap.teacup.com/takitaro/2305.html
松本元死刑囚は刑務官に何を、執行の日 詳細明らかに
7/12(木) 19:48配信 TBS News i
オウム真理教の松本智津夫元死刑囚の死刑が執行されてから、13日で1週間。当日の朝から執行までの松本元死刑囚の詳細な様子が関係者への取材で明らかになりました。
今月6日午前7時ごろ。松本智津夫元死刑囚は東京拘置所にある独居房の一室で目を覚ましました。朝食は部屋でほぼ全てを食べたといいます。刑務官から声がかかったのは7時40分ごろ。
「出房」(刑務官)
刑務官に付き添われ、行き着いた先は教誨室でした。
【関係者取材をもとに再現】
「お別れの日が来ました。教誨(きょうかい)はどうしますか」(刑務官)
「・・・」(松本元死刑囚)
「じゃあやらないんだね。言い残したことはある?」(刑務官)
「・・・」(松本元死刑囚)
終始、ぼうぜんとしていたという松本元死刑囚。
「引き取りはどうする?」(刑務官)
「・・・」(松本元死刑囚)
「誰でもいいんだぞ」(刑務官)
「ちょっと待って」(松本元死刑囚)
しばらく考え込みます。
「誰でもいいんだよ。妻・次女・三女・四女がいるだろう」(刑務官)
少し間が空いたあと、松本元死刑囚が遺骨の引き取り先として選んだのは・・・
「四女」(松本元死刑囚)
小声でよく聞き取れなかった刑務官が「四女?」と聞き返すと、松本元死刑囚は四女の名前を口にしたといいます。
「四女だな?」(刑務官)
そう問いかける刑務官に、次のように言って、うなずきました。
「グフッ」(松本元死刑囚)
教誨室を出て刑場に入ると、東京拘置所長から刑の執行を正式に告げられ、午前8時すぎ、執行されました。暴れたり、抵抗したりするようなことはなかったということです。
その後、教団幹部だった遠藤誠一元死刑囚と土谷正実元死刑囚に対しても相次いで死刑が執行されました。刑務官に遺体の引き渡し先を問われると、後継団体アレフの担当者の名前を挙げた遠藤元死刑囚。
一方の土谷正実元死刑囚は、死刑執行の時期が近いと感じた時に暴れる傾向にあり、今年3月に他の死刑囚が東京拘置所から各地の拘置所に移送された際にも、執行の準備に入ったと思ったのか、暴れて懲罰に使われる保護房に収容されました。今回、死刑が執行された際にも保護房から刑場に連行されたということです。そして、遺骨は婚約者の女性に引き渡されたということです。
こうして、かつての教祖と教団幹部3人への死刑執行は、7月6日の朝、東京拘置所で2時間あまりで終わりました。(12日16:45)
https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn?a=20180712-00000223-jnn-soci
オウム真理教の松本智津夫元死刑囚の死刑が執行されてから、13日で1週間。当日の朝から執行までの松本元死刑囚の詳細な様子が関係者への取材で明らかになりました。
今月6日午前7時ごろ。松本智津夫元死刑囚は東京拘置所にある独居房の一室で目を覚ましました。朝食は部屋でほぼ全てを食べたといいます。刑務官から声がかかったのは7時40分ごろ。
「出房」(刑務官)
刑務官に付き添われ、行き着いた先は教誨室でした。
【関係者取材をもとに再現】
「お別れの日が来ました。教誨(きょうかい)はどうしますか」(刑務官)
「・・・」(松本元死刑囚)
「じゃあやらないんだね。言い残したことはある?」(刑務官)
「・・・」(松本元死刑囚)
終始、ぼうぜんとしていたという松本元死刑囚。
「引き取りはどうする?」(刑務官)
「・・・」(松本元死刑囚)
「誰でもいいんだぞ」(刑務官)
「ちょっと待って」(松本元死刑囚)
しばらく考え込みます。
「誰でもいいんだよ。妻・次女・三女・四女がいるだろう」(刑務官)
少し間が空いたあと、松本元死刑囚が遺骨の引き取り先として選んだのは・・・
「四女」(松本元死刑囚)
小声でよく聞き取れなかった刑務官が「四女?」と聞き返すと、松本元死刑囚は四女の名前を口にしたといいます。
「四女だな?」(刑務官)
そう問いかける刑務官に、次のように言って、うなずきました。
「グフッ」(松本元死刑囚)
教誨室を出て刑場に入ると、東京拘置所長から刑の執行を正式に告げられ、午前8時すぎ、執行されました。暴れたり、抵抗したりするようなことはなかったということです。
その後、教団幹部だった遠藤誠一元死刑囚と土谷正実元死刑囚に対しても相次いで死刑が執行されました。刑務官に遺体の引き渡し先を問われると、後継団体アレフの担当者の名前を挙げた遠藤元死刑囚。
一方の土谷正実元死刑囚は、死刑執行の時期が近いと感じた時に暴れる傾向にあり、今年3月に他の死刑囚が東京拘置所から各地の拘置所に移送された際にも、執行の準備に入ったと思ったのか、暴れて懲罰に使われる保護房に収容されました。今回、死刑が執行された際にも保護房から刑場に連行されたということです。そして、遺骨は婚約者の女性に引き渡されたということです。
こうして、かつての教祖と教団幹部3人への死刑執行は、7月6日の朝、東京拘置所で2時間あまりで終わりました。(12日16:45)
https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn?a=20180712-00000223-jnn-soci
麻原彰晃が遺体引き渡しに四女を選んだ理由 オウム元幹部・上祐氏が語る
7/14(土) 7:00配信 AERA dot.
松本元死刑囚の遺骨をめぐり、四女と「妻・三女陣営」が対立している。オウム元幹部の上祐史浩氏が本誌インタビューで「内紛」の真相を語った。
* * *
オウム真理教元代表の松本智津夫(麻原彰晃)元死刑囚の遺骨の行方に、日本中の注目が集まっている。
松本元死刑囚は執行前、遺体の引き渡し先については、四女とする意向を示したとされる。四女は昨年11月に両親との相続関係を断つ申し立てが認められたと明かし、長らく教団からも離れた生活を送っている。
四女は、代理人を務める滝本太郎弁護士のブログを通じて「指名を受けた私自身が大変驚きました。しかし、それは実父の最後のメッセージなのではないかと受け入れることにします」と表明した。ただ、遺骨を手元に置くことは「身の危険を感じる」として、海への散骨を希望しているという。
●妻・三女ら共同で異議
それに異議を唱えるのが松本元死刑囚の妻と次女、三女、長男、次男だ。5人は上川陽子法相と東京拘置所長あてに遺体の引き渡しを求める要求書を提出。「(松本元死刑囚の)精神状態からすれば、特定の人を引き取り人として指定することはありえない」と主張した。
三女は一部メディアのインタビューに応じ、母親(妻)が遺骨を引き取るべきだとした上で「父の神格化のために遺骨を利用することはない。後継団体があるから誤解が続く。解散してほしいとすら思う」と教団との関係を否定した。ただし、公安調査庁は妻と三女がオウム真理教の後継団体であるアレフに関与していたとみている。
妻でも三女でもなく、教団や家族から離れた四女の名を挙げた松本元死刑囚の「意図」はどこにあるのか。彼女たちを間近で見てきたオウム真理教の元幹部で「ひかりの輪」代表の上祐史浩氏は、「麻原は詐病だったという前提ですが」と前置きした上で、こう語る。
「実は、宗教的なステージは妻や三女より四女の方が高い。麻原が三女に『今は(年長の)おまえの方が力が強いが、そのうち逆転する時も来るぞ』と言ったと四女から聞いたことがある。麻原は妻か三女のどちらかを選べば、二人とも自己主張が強いからトラブルになると考えたかも。実際に麻原が最後に接見したのは四女であり、麻原が死後の自分を四女に託したいと思った可能性はある」
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180713-00000058-sasahi-soci
●後継教祖巡り代理戦争
今回、遺骨の引き渡しを求め共同戦線を張った妻と三女は、これまでも共闘と対立を重ねてきた。
「旧アレフの分裂騒動の際、麻原の妻と三女が共同して私を追い出した。そして3年前、今度は妻と三女が教団内で対立して、袂を分かった。結果的に妻は今のアレフを裏から支え、三女はアレフから離れた。ほぼ同時に分派した『山田らの集団』は、アレフより三女の考えに共鳴していると推察されます」(上祐氏)
二人の対立は、2013年にアレフ内で次男を教団復帰させたかった妻に対して、三女が反対したことに端を発する。三女に賛同した幹部信徒らは次々に処分され、15年には「山田らの集団」という分派が生まれた。後継教祖として次男を推す妻と、長男を擁する三女によって「代理戦争」のような状態が続いていたのだ。
「最初は長男も次男も三女の下にいました。強い性格の三女は弟たちを束ねたかったのだと思います。約15年前、まだアレフにいた私に三女は『今のうちに厳しくしておけば、(長男、次男は)将来的に私に従うよね』と言いました。その後、長男は三女の下に残る一方、次男は何らかの理由で母親の元に移った。これで、教団内のパワーバランスが大きく変わった。次男は麻原が認めた後継候補であり、ダライ・ラマに次ぐ(チベット仏教の序列2位の)パンチェン・ラマの生まれ変わりだとアレフでは信じられていた。その次男を後継教祖にすることを否定した三女は、麻原を否定したと批判されて、アレフの主流派ではいられなくなった」(同)
最も懸念されるのは、遺骨が信仰強化に利用されることだ。髪の毛や血液から風呂の水まで、オウム真理教時代から松本元死刑囚の体は信者から神聖視されてきた。上祐氏は言う。
「公共の安全から考えれば、理想は四女の代理人が主張する海への散骨だと思います」
(AERA編集部・作田裕史)
※AERA 2018年7月23日号
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180713-00000058-sasahi-soci&p=2
オウムの麻原、井上、土谷、新実ら死刑囚の最期の瞬間「その後、仕事できず」と検察幹部〈週刊朝日〉
7/15(日) 13:04配信 AERA dot.
地下鉄サリン事件など、オウム真理教の一連の事件で死刑が確定、麻原彰晃元死刑囚ら教団幹部7人の死刑が執行されて1週間が経過した。麻原はじめ、元死刑囚らの執行時の様子が次第に明らかになってきた。
「死刑執行の2、3週間前から『刑場の清掃がはじまった』という話が聞こえてきました。死刑がある前には、必ず念入りに数回、清掃があるのです。そして『テストもやっている』という声も入りました。テストというのは、死刑執行の装置、踏み台などが正常に作動して落ちるのかなど、確認作業をすることです。拘置所の職員の間では、正直、自分たちが担当になるかならないか、緊張感がありましたね。今回はオウム真理教の死刑囚であることは、容易に想定できましたから」(大阪拘置所関係者)
死刑執行された7月6日、麻原元死刑囚は、毎朝7時の起床に合わせて、東京拘置所の独居房で目を覚ましたという。その後、朝食をすべて食べて食器を戻してほどなく、刑務官から
「出房」
という声がかかった。
日常、運動も拒否し、独居房から出ることがない麻原元死刑囚。刑務官の声にも、ほとんど反応しなかった。だが、この日は複数の刑務官が麻原元死刑囚の独居房に入り、
「連行」
と声をかけ、連れ出した。
通常、収容者が使用しない通路を通って、麻原元死刑囚は刑場へと向かったという。そこには「万が一」に備えて、複数の刑務官が通路には立ちは警戒していたそうだ。その時、麻原元死刑囚はさしたる反応がなかったという。
刑場の前にある「教誨室」で椅子に座るように促された、麻原元死刑囚。
「今日、お別れの日がきました。教誨、どうしますか」
教誨とは、死刑執行前に、僧侶や牧師から講話を受けること。そう聞かれたが、無反応で何も語らない麻原元死刑囚。設置されている、仏壇に手を合わせることもなかったという。何度も、同じことを聞かれたが、何も答えなかったという。
遺書を書くかと聞かれたが、それにも
「……」
と返事はなかった。
「麻原元死刑囚は、普段は一日中、独居房の壁にもたれかかり、うつろな顔でボーっとしているだけ。しかし、3度の食事は食べます。この日、教誨室で死刑執行を知った時は、本当か?という感じで、キョトンとして信じられないという表情だったそうです」(法務省関係者)
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180715-00000004-sasahi-soci&p=1
そして、遺体や遺品の引き取りについて尋ねられたが、そこでも答えはなし。
そこで、刑務官が妻や長女ら、家族を具体的にあげて聞いた。
「四女」
そう麻原元死刑囚は、話したという。
ハッキリ聞こえなかったので、再度、刑務官が
「四女でいいのか?」
「四女なんだな?」
と何度か確認すると、うなずいたという。
そして、刑務官が両脇を抱えるようにして、麻原元死刑囚を刑場の前にある「前室」に連れて行く。線香がたかれ、そのにおいが充満した「前室」で拘置所の所長が麻原元死刑囚に指揮書を読み上げて、死刑執行を告げた。
「麻原元死刑囚は、暴れたり、声を発することはなかった。だが、前室で目隠しをされ、両足を固定されたときには死刑が現実のものとわかったのか、顔がやや紅潮してみえたそうです」(前出・法務省関係者)
そして、麻原元死刑囚は刑場へと消えたという。
この日、東京拘置所では麻原元死刑囚だけではなく、遠藤誠一元死刑囚と土谷正実元死刑囚も執行された。
「通常、死刑執行は1日に2人まで。3人というのは異例です。麻原元死刑囚の執行の間に次の準備に取り掛かかり、とても慌ただしい状態でした。土谷元死刑囚は、執行前から精神的に安定しない日々で、執行を告げられてかなり驚いていたそうです」(前出・法務省関係者)
大阪拘置所では、井上嘉浩元死刑囚と新実智光元死刑囚の死刑が執行された。
「井上元死刑囚は死刑執行が近いと思っていたのか、独居房でもせかせかした感じでいろいろノートに書いていましたね。新実元死刑囚は大阪拘置所に移送された後、毎日、獄中結婚した妻が面会に来てくれるのを心待ちにしていた。面会室では新婚のカップルのようにみえたという。だが、新実元死刑囚は精神的には、落ち着かない日々で、ソワソワしていて、『どうなるのだろう』とこぼすこともあった。東京拘置所では、独居房で瞑想したそうだが、大阪拘置所ではそんな余裕もなかったようだ」(大阪拘置所関係者)
井上元死刑囚は、死刑執行の直前、最後の言葉として、自分の両親に
「心配しないでと伝えてください」
「ありがとうございました」
と述べた。
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180715-00000004-sasahi-soci&p=2
「こんなことになるとは思っていなかった」
その言葉の意味が、オウム真理教に入信し、麻原元死刑囚と行動をともにしたことのなのか、それとも最近になって再審請求をしたので、まだ死刑執行はないと思い込んでいたのか、詳細はわからない。そして、2人の刑務官にはさまれるようにして、自ら刑場に歩を進めたという。
その遺体は、両親に引き取られて、故郷で荼毘に付されたという。
死刑執行には、検察庁の幹部が立ち会う。一般的には、高等検察庁の部長クラスが選ばれるという。
「死刑当日、執行に立ち会った幹部は検察庁に戻るなり、足元に塩をまかれてお清め。すぐ自宅に帰ったそうです。さすがに、そのまま仕事はできませんよね」(ある検察庁の幹部)
残る6人のオウム死刑囚の執行は年内とされている。
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180715-00000004-sasahi-soci&p=3
地下鉄サリン事件など、オウム真理教の一連の事件で死刑が確定、麻原彰晃元死刑囚ら教団幹部7人の死刑が執行されて1週間が経過した。麻原はじめ、元死刑囚らの執行時の様子が次第に明らかになってきた。
「死刑執行の2、3週間前から『刑場の清掃がはじまった』という話が聞こえてきました。死刑がある前には、必ず念入りに数回、清掃があるのです。そして『テストもやっている』という声も入りました。テストというのは、死刑執行の装置、踏み台などが正常に作動して落ちるのかなど、確認作業をすることです。拘置所の職員の間では、正直、自分たちが担当になるかならないか、緊張感がありましたね。今回はオウム真理教の死刑囚であることは、容易に想定できましたから」(大阪拘置所関係者)
死刑執行された7月6日、麻原元死刑囚は、毎朝7時の起床に合わせて、東京拘置所の独居房で目を覚ましたという。その後、朝食をすべて食べて食器を戻してほどなく、刑務官から
「出房」
という声がかかった。
日常、運動も拒否し、独居房から出ることがない麻原元死刑囚。刑務官の声にも、ほとんど反応しなかった。だが、この日は複数の刑務官が麻原元死刑囚の独居房に入り、
「連行」
と声をかけ、連れ出した。
通常、収容者が使用しない通路を通って、麻原元死刑囚は刑場へと向かったという。そこには「万が一」に備えて、複数の刑務官が通路には立ちは警戒していたそうだ。その時、麻原元死刑囚はさしたる反応がなかったという。
刑場の前にある「教誨室」で椅子に座るように促された、麻原元死刑囚。
「今日、お別れの日がきました。教誨、どうしますか」
教誨とは、死刑執行前に、僧侶や牧師から講話を受けること。そう聞かれたが、無反応で何も語らない麻原元死刑囚。設置されている、仏壇に手を合わせることもなかったという。何度も、同じことを聞かれたが、何も答えなかったという。
遺書を書くかと聞かれたが、それにも
「……」
と返事はなかった。
「麻原元死刑囚は、普段は一日中、独居房の壁にもたれかかり、うつろな顔でボーっとしているだけ。しかし、3度の食事は食べます。この日、教誨室で死刑執行を知った時は、本当か?という感じで、キョトンとして信じられないという表情だったそうです」(法務省関係者)
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180715-00000004-sasahi-soci&p=1
そして、遺体や遺品の引き取りについて尋ねられたが、そこでも答えはなし。
そこで、刑務官が妻や長女ら、家族を具体的にあげて聞いた。
「四女」
そう麻原元死刑囚は、話したという。
ハッキリ聞こえなかったので、再度、刑務官が
「四女でいいのか?」
「四女なんだな?」
と何度か確認すると、うなずいたという。
そして、刑務官が両脇を抱えるようにして、麻原元死刑囚を刑場の前にある「前室」に連れて行く。線香がたかれ、そのにおいが充満した「前室」で拘置所の所長が麻原元死刑囚に指揮書を読み上げて、死刑執行を告げた。
「麻原元死刑囚は、暴れたり、声を発することはなかった。だが、前室で目隠しをされ、両足を固定されたときには死刑が現実のものとわかったのか、顔がやや紅潮してみえたそうです」(前出・法務省関係者)
そして、麻原元死刑囚は刑場へと消えたという。
この日、東京拘置所では麻原元死刑囚だけではなく、遠藤誠一元死刑囚と土谷正実元死刑囚も執行された。
「通常、死刑執行は1日に2人まで。3人というのは異例です。麻原元死刑囚の執行の間に次の準備に取り掛かかり、とても慌ただしい状態でした。土谷元死刑囚は、執行前から精神的に安定しない日々で、執行を告げられてかなり驚いていたそうです」(前出・法務省関係者)
大阪拘置所では、井上嘉浩元死刑囚と新実智光元死刑囚の死刑が執行された。
「井上元死刑囚は死刑執行が近いと思っていたのか、独居房でもせかせかした感じでいろいろノートに書いていましたね。新実元死刑囚は大阪拘置所に移送された後、毎日、獄中結婚した妻が面会に来てくれるのを心待ちにしていた。面会室では新婚のカップルのようにみえたという。だが、新実元死刑囚は精神的には、落ち着かない日々で、ソワソワしていて、『どうなるのだろう』とこぼすこともあった。東京拘置所では、独居房で瞑想したそうだが、大阪拘置所ではそんな余裕もなかったようだ」(大阪拘置所関係者)
井上元死刑囚は、死刑執行の直前、最後の言葉として、自分の両親に
「心配しないでと伝えてください」
「ありがとうございました」
と述べた。
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180715-00000004-sasahi-soci&p=2
「こんなことになるとは思っていなかった」
その言葉の意味が、オウム真理教に入信し、麻原元死刑囚と行動をともにしたことのなのか、それとも最近になって再審請求をしたので、まだ死刑執行はないと思い込んでいたのか、詳細はわからない。そして、2人の刑務官にはさまれるようにして、自ら刑場に歩を進めたという。
その遺体は、両親に引き取られて、故郷で荼毘に付されたという。
死刑執行には、検察庁の幹部が立ち会う。一般的には、高等検察庁の部長クラスが選ばれるという。
「死刑当日、執行に立ち会った幹部は検察庁に戻るなり、足元に塩をまかれてお清め。すぐ自宅に帰ったそうです。さすがに、そのまま仕事はできませんよね」(ある検察庁の幹部)
残る6人のオウム死刑囚の執行は年内とされている。
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180715-00000004-sasahi-soci&p=3
早川、新実2元死刑囚 謝罪の手記 死刑制度には疑問も
オウム真理教による一連の事件に関与し、今月6日に死刑が執行された早川紀代秀元死刑囚(68)と新実智光元死刑囚(54)が、事件への反省と謝罪を手記で書き残していたことが明らかになった。市民団体「死刑廃止国際条約の批准を求めるフォーラム90」が25日付の会報で公表した。死刑制度への疑問も表明するなど、揺れる胸中をうかがわせている。
早川元死刑囚は6月7日付の手記で、死刑制度について「国民が殺生のカルマ(業)を負うので、やめるべきと思います」と指摘。実行役の一人が無期懲役となった地下鉄サリン事件を念頭に「自分では一人も殺していない者が死刑で、自分で二人も殺している者が無期というのは、どうみても公正な裁判とは言えません」と判決に疑問を呈した。
一方で事件そのものについては「申し訳なさは、事件発覚から23年たった今も薄れることはありません。真理のため、救済のためと思って戦い、テロを実行して得られたものは苦しみと悲しみでした」と振り返った。
新実元死刑囚は、5月以降に法務省に出したとみられる恩赦関連書類を市民団体にも送付していた。書類で事件について「私たちの徳が無かった、霊性と知性が足りなかったのでしょう。深く反省しています」と記載。死刑については「どんな悪人であろうが、生きて償うことの方が、慈愛に満ちた行為の選択」「私は自分の命を大切にし、他者の命を大切にすることを誓願します」などと執行への疑問をつづった。市民団体には「自分に万一のことがあれば(記載内容を)公表してほしい」と伝えていたという。【伊藤直孝】
毎日新聞2018年7月23日 18時04分(最終更新 7月23日 19時50分)
https://mainichi.jp/articles/20180724/k00/00m/040/023000c
オウム死刑囚6人、一斉執行=地下鉄サリン散布役など―確定13人全て終える
7/26(木) 8:51配信 時事通信
オウム真理教による一連の事件で死刑が確定した元幹部のうち、刑が執行されていなかった6人について、法務省が26日、一斉に執行したことが関係者への取材で分かった。
同省は元代表の松本智津夫元死刑囚(63)ら7人の刑を6日に一斉執行。一連の事件で死刑が確定した元幹部ら13人全員の刑が執行された。
上川陽子法相は26日午前、法務省で臨時会見を開く。
26日に執行されたのは、林(小池に改姓)泰男(60)=仙台拘置支所=、端本悟(51)=東京拘置所=、豊田亨(50)=同=、広瀬健一(54)=同=、岡崎(宮前に改姓)一明(57)=名古屋拘置所=、横山真人(54)=同=各死刑囚。
林、豊田、広瀬、横山各死刑囚は、地下鉄サリン事件の散布役。端本、岡崎両死刑囚は、坂本堤弁護士一家殺害事件などに関与した。
6日に一斉執行された松本元死刑囚ら7人の執行命令を出したのも上川法相で、同法相はオウム事件で死刑が確定した13人全員の執行を命令した。
同法相が執行を命じたのは、第3次安倍内閣での在任時も含めると計16人となり、執行の事実を公表し始めた1998年以降、一人の法相が執行した人数としては最多。
確定判決などによると、元幹部らは松本元死刑囚と共謀し、1989年11月に坂本弁護士一家3人を殺害し、94年6月には長野県松本市でサリンを噴霧。
95年3月、営団地下鉄(現・東京メトロ)各線を走る5本の電車内でサリンを散布した。松本サリンでは住民8人が、地下鉄サリン事件では乗客と駅員13人が犠牲になった。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180726-00000031-jij-soci
オウム真理教による一連の事件で死刑が確定した元幹部のうち、刑が執行されていなかった6人について、法務省が26日、一斉に執行したことが関係者への取材で分かった。
同省は元代表の松本智津夫元死刑囚(63)ら7人の刑を6日に一斉執行。一連の事件で死刑が確定した元幹部ら13人全員の刑が執行された。
上川陽子法相は26日午前、法務省で臨時会見を開く。
26日に執行されたのは、林(小池に改姓)泰男(60)=仙台拘置支所=、端本悟(51)=東京拘置所=、豊田亨(50)=同=、広瀬健一(54)=同=、岡崎(宮前に改姓)一明(57)=名古屋拘置所=、横山真人(54)=同=各死刑囚。
林、豊田、広瀬、横山各死刑囚は、地下鉄サリン事件の散布役。端本、岡崎両死刑囚は、坂本堤弁護士一家殺害事件などに関与した。
6日に一斉執行された松本元死刑囚ら7人の執行命令を出したのも上川法相で、同法相はオウム事件で死刑が確定した13人全員の執行を命令した。
同法相が執行を命じたのは、第3次安倍内閣での在任時も含めると計16人となり、執行の事実を公表し始めた1998年以降、一人の法相が執行した人数としては最多。
確定判決などによると、元幹部らは松本元死刑囚と共謀し、1989年11月に坂本弁護士一家3人を殺害し、94年6月には長野県松本市でサリンを噴霧。
95年3月、営団地下鉄(現・東京メトロ)各線を走る5本の電車内でサリンを散布した。松本サリンでは住民8人が、地下鉄サリン事件では乗客と駅員13人が犠牲になった。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180726-00000031-jij-soci
「死刑執行は悲しい思いも‥」松本サリン事件の被害者の河野さんが会見
※動画あり
7/26(木) 19:25配信 CBCテレビ
オウム真理教が引き起こした松本サリン事件への関与を疑われ、妻も犠牲になった河野義行さん(68)が、出身地の愛知県豊橋市で、26日夕方、記者会見を開き、今の思いを語りました。
「死刑執行が行われた。
悲しい出来事。そんな思いがします」
(河野義行さん)
豊橋市出身の河野さんは、1994年に長野県松本市で発生した松本サリン事件で、一時、関与を疑われる扱いを受けたほか、サリンの被害を受けた妻を10年前に亡くしました。
河野さんは、事件の真実を知るため、元死刑囚の一部と面会してきました。
「事件の真相はその人に聞かないと心の内はわからない。
そういう意味では、本当の真実は分からなくなった。
今回、死刑になった4人と面会した。
会った時の彼らのオーラは、とても清らかなオーラ。
話してみると真面目であるし、会うことによって友だちではないが、親しみのある人になる。
そういう人たちがいなくなってしまったので、少し寂しいとか、悲しいという感情はそこから出ていると思う」
(河野義行さん)
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180726-00007876-cbcv-soci
7/26(木) 19:25配信 CBCテレビ
オウム真理教が引き起こした松本サリン事件への関与を疑われ、妻も犠牲になった河野義行さん(68)が、出身地の愛知県豊橋市で、26日夕方、記者会見を開き、今の思いを語りました。
「死刑執行が行われた。
悲しい出来事。そんな思いがします」
(河野義行さん)
豊橋市出身の河野さんは、1994年に長野県松本市で発生した松本サリン事件で、一時、関与を疑われる扱いを受けたほか、サリンの被害を受けた妻を10年前に亡くしました。
河野さんは、事件の真実を知るため、元死刑囚の一部と面会してきました。
「事件の真相はその人に聞かないと心の内はわからない。
そういう意味では、本当の真実は分からなくなった。
今回、死刑になった4人と面会した。
会った時の彼らのオーラは、とても清らかなオーラ。
話してみると真面目であるし、会うことによって友だちではないが、親しみのある人になる。
そういう人たちがいなくなってしまったので、少し寂しいとか、悲しいという感情はそこから出ていると思う」
(河野義行さん)
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180726-00007876-cbcv-soci
オウム豊田亨死刑囚 執行までの3週間に親友が見た苦悩 麻原執行後に筆記具を取り上げられた〈AERA〉
7/28(土) 13:39配信 AERA dot.
極限状況の3週間を、拘置所でどう過ごしたか。麻原執行後、豊田亨死刑囚と面会を重ねた伊東乾氏が寄稿した。
* * *
7月26日、先週の約束通り小菅の東京拘置所に向かった。特別交通許可者として日常的に接見するオウム事件の死刑確定者、豊田亨君と面会するためだ。書類を窓口に提出すると程なく年配の刑務官から「面会は出来ません」と告げられた。私が待合室にいる間に、彼を含む6人のオウム事犯の死刑が執行された。
大学1年で知り合い東京大学理学部物理学科、同大学院で共に学んだ親友が突然行方知れずになったのは1992年3月。次に彼が私達の前に現れたときは地下鉄サリン事件の実行犯となっていた。
■筆記具を取り上げられ
だが、弁護士から連絡があり私が接見するようになった99年時点では、自らの罪を認識し、完全に正気に戻っていた。教祖の過ちを認め、深く悔いていたのだ。最高裁で死刑が確定した2009年以降は特別交通許可者として月に1度程度接見して様々な問題を共に考え、責任の所在や予防教育の必要を議論してきた。
この夏もAIや機械学習の人道利用、あるいはロボット事故の責任所在など数理と倫理の境界、さらには古代バビロニアやエジプトの数学、ハンムラビ法典「復讐法」とそれを超える修復的正義などを話し合った。
先週は時間がないとこぼしていた。手紙を書ききれないかもしれないと。夜間に筆記用具が使えなくなった。7月6日に麻原彰晃こと松本智津夫以下7名の死刑が執行された後、残された6名にその事実が告げられ、今の心境、特に自殺したいか問われるという信じがたいアンケートがあったらしい。以後は24時間常時監視、独房内から自殺に使われそうなもの、缶詰なども所持できなくなり、タオルは使用の度ごとに申請、夜間就寝後は筆記用具も取り上げられたと聞く(接見した弁護士による)。
■「命の限り贖罪を」
そんな事情も知らず、分厚い本など差し入れても、豊田君は丹念に目を通し、正確な議論が記された端正な手紙を送り返してくれた。
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180728-00000012-sasahi-soci
6日金曜朝の「麻原執行」後、ご家族等と予定がぶつからないよう確認の上、週明けの9日月曜朝に小菅を訪ねた。さすがにやつれきっていた。彼も彼を囲む人々、私自身も大変に焦燥して厳しい一週間になった。覚悟して迎えた13日金曜、生存を確認して訪れた時の彼の表情を私は生涯忘れない。この金曜を乗り越えて明らかに彼は強くなった。こんな拷問に人は適応してよいのか?という疑問。そしてこんな状況にすら気丈に立ち向かう豊田君の姿。
「残された時間を精一杯生きる」と、落ち着いた表情で語る豊田君と、私はブロックチェーンや暗号の数理を考え、エジプト式分数を一緒に計算し、古代ハンムラビ法典の野蛮と中世イスラム法の寛容の差を議論した。
今だから記すが、兵庫出身の豊田君は手元にあった現金にいくばくか足し、匿名で西日本水害被害者救済の義援金に全額寄付して身辺を整理した。
3月にオウムの死刑確定者が各地の拘置所に移された際、豊田君も東京拘置所内で収監される階が変わり、昔長らく在房した階に戻った。彼は明らかに看守諸氏から一目以上置かれ、大切に遇されていた。9日に面会したときは「命の限り贖罪し、社会に役立ちたい」と語っていた。こんな人を亡きものにしてはいけない、今後も再発防止などもっともっと働いて貰わなければならなかった。最期の2回の接見で彼はこう繰り返した。
「日本社会は誰かを悪者にして吊し上げて溜飲を下げると、また平気で同じミスを犯す。自分の責任は自分で取るけれど、それだけでは何も解決しない。ちゃんともとから断たなければ」
大切な人を今日失った筈だが未だ全く実感ない。(作曲家・指揮者 伊東乾)
※AERA 2018年8月10日号
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180728-00000012-sasahi-soci&p=2
極限状況の3週間を、拘置所でどう過ごしたか。麻原執行後、豊田亨死刑囚と面会を重ねた伊東乾氏が寄稿した。
* * *
7月26日、先週の約束通り小菅の東京拘置所に向かった。特別交通許可者として日常的に接見するオウム事件の死刑確定者、豊田亨君と面会するためだ。書類を窓口に提出すると程なく年配の刑務官から「面会は出来ません」と告げられた。私が待合室にいる間に、彼を含む6人のオウム事犯の死刑が執行された。
大学1年で知り合い東京大学理学部物理学科、同大学院で共に学んだ親友が突然行方知れずになったのは1992年3月。次に彼が私達の前に現れたときは地下鉄サリン事件の実行犯となっていた。
■筆記具を取り上げられ
だが、弁護士から連絡があり私が接見するようになった99年時点では、自らの罪を認識し、完全に正気に戻っていた。教祖の過ちを認め、深く悔いていたのだ。最高裁で死刑が確定した2009年以降は特別交通許可者として月に1度程度接見して様々な問題を共に考え、責任の所在や予防教育の必要を議論してきた。
この夏もAIや機械学習の人道利用、あるいはロボット事故の責任所在など数理と倫理の境界、さらには古代バビロニアやエジプトの数学、ハンムラビ法典「復讐法」とそれを超える修復的正義などを話し合った。
先週は時間がないとこぼしていた。手紙を書ききれないかもしれないと。夜間に筆記用具が使えなくなった。7月6日に麻原彰晃こと松本智津夫以下7名の死刑が執行された後、残された6名にその事実が告げられ、今の心境、特に自殺したいか問われるという信じがたいアンケートがあったらしい。以後は24時間常時監視、独房内から自殺に使われそうなもの、缶詰なども所持できなくなり、タオルは使用の度ごとに申請、夜間就寝後は筆記用具も取り上げられたと聞く(接見した弁護士による)。
■「命の限り贖罪を」
そんな事情も知らず、分厚い本など差し入れても、豊田君は丹念に目を通し、正確な議論が記された端正な手紙を送り返してくれた。
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180728-00000012-sasahi-soci
6日金曜朝の「麻原執行」後、ご家族等と予定がぶつからないよう確認の上、週明けの9日月曜朝に小菅を訪ねた。さすがにやつれきっていた。彼も彼を囲む人々、私自身も大変に焦燥して厳しい一週間になった。覚悟して迎えた13日金曜、生存を確認して訪れた時の彼の表情を私は生涯忘れない。この金曜を乗り越えて明らかに彼は強くなった。こんな拷問に人は適応してよいのか?という疑問。そしてこんな状況にすら気丈に立ち向かう豊田君の姿。
「残された時間を精一杯生きる」と、落ち着いた表情で語る豊田君と、私はブロックチェーンや暗号の数理を考え、エジプト式分数を一緒に計算し、古代ハンムラビ法典の野蛮と中世イスラム法の寛容の差を議論した。
今だから記すが、兵庫出身の豊田君は手元にあった現金にいくばくか足し、匿名で西日本水害被害者救済の義援金に全額寄付して身辺を整理した。
3月にオウムの死刑確定者が各地の拘置所に移された際、豊田君も東京拘置所内で収監される階が変わり、昔長らく在房した階に戻った。彼は明らかに看守諸氏から一目以上置かれ、大切に遇されていた。9日に面会したときは「命の限り贖罪し、社会に役立ちたい」と語っていた。こんな人を亡きものにしてはいけない、今後も再発防止などもっともっと働いて貰わなければならなかった。最期の2回の接見で彼はこう繰り返した。
「日本社会は誰かを悪者にして吊し上げて溜飲を下げると、また平気で同じミスを犯す。自分の責任は自分で取るけれど、それだけでは何も解決しない。ちゃんともとから断たなければ」
大切な人を今日失った筈だが未だ全く実感ない。(作曲家・指揮者 伊東乾)
※AERA 2018年8月10日号
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オウム・遠藤元死刑囚 海に散骨 小樽市の海岸
2018年7月に死刑が執行されたオウム真理教の元幹部、遠藤誠一元死刑囚の遺骨が、北海道・小樽市内の海岸で散骨されていたことがわかった。
関係者によると、遠藤元死刑囚の遺骨は、2018年9月に入って、小樽市内の銭函海岸で海に散骨されたという。
遠藤元死刑囚は、北海道出身で地元の大学にも通っていた。
遠藤元死刑囚は、地下鉄サリン事件で、サリンを製造した殺人などの罪で死刑が確定し、2018年7月、刑が執行された。
その後、遺体はオウム真理教の後継団体「アレフ」が引き取り、宗教服を着せて教団幹部として火葬し、教団施設では遺骨専用の部屋にまつられていた。
12/26(水) 18:33配信 Fuji News Network
https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn?a=20181226-00408609-fnn-soci
遇光 2018年12月21日
すべての罪は我が身にあり。
一人の死刑囚の人生を綴った大作でありながら、いのちについての深い洞察を求められる。
一人の若者が、わけのわからないカルトに騙されて、人生を棒にふった。
表面上はそうであろう。
しかし、人生を棒にふっているのは、いのちに、懺悔することのできない私達ではないだろうか。
死刑判決が、確定したときに、井上は浄土真宗の師から、言葉を授かる。
「人間は誰でも死刑を宣告されて生まれてくるのです」
法句経に、「たとい百歳の寿齢を全うしても、生死の理を見ることを得なかったならば、よく生死の理を見たる者の、1日生けるにも及ばぬであろう」
観念的人生観ではない、絶対的人生観を、生きるべき。
オウム事件は、国民一人一人が、罪と向き合うべき事件ではないだろうか。
経済至上主義に洗脳された私たちが、引き起こした必然だ。
罪を犯したが、懺悔し、大いなるいのちを生きた一人の人間の生き様を、多くの人に読んでもらいたい。
洗脳を解かれるべきは、私であった。
~ 「オウム死刑囚 魂の遍歴――井上嘉浩 すべての罪はわが身にあり」 アマゾン書評より ~
すべての罪は我が身にあり。
一人の死刑囚の人生を綴った大作でありながら、いのちについての深い洞察を求められる。
一人の若者が、わけのわからないカルトに騙されて、人生を棒にふった。
表面上はそうであろう。
しかし、人生を棒にふっているのは、いのちに、懺悔することのできない私達ではないだろうか。
死刑判決が、確定したときに、井上は浄土真宗の師から、言葉を授かる。
「人間は誰でも死刑を宣告されて生まれてくるのです」
法句経に、「たとい百歳の寿齢を全うしても、生死の理を見ることを得なかったならば、よく生死の理を見たる者の、1日生けるにも及ばぬであろう」
観念的人生観ではない、絶対的人生観を、生きるべき。
オウム事件は、国民一人一人が、罪と向き合うべき事件ではないだろうか。
経済至上主義に洗脳された私たちが、引き起こした必然だ。
罪を犯したが、懺悔し、大いなるいのちを生きた一人の人間の生き様を、多くの人に読んでもらいたい。
洗脳を解かれるべきは、私であった。
~ 「オウム死刑囚 魂の遍歴――井上嘉浩 すべての罪はわが身にあり」 アマゾン書評より ~
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「 妹(四女)の申し立てた審判における不当な認定を違法だと訴えた裁判の判決について 」
2019年3月26日、東京地方裁判所にて、わたしが横浜家裁を訴えていた裁判の判決がありました。
この裁判を起こした経緯をご説明いたします。
2017年10月31日、わたしの妹であり、父の四女(以下、妹と言います)が申し立てていた、両親を推定相続人から廃除する審判が横浜家庭裁判所で下されました(この内容は、四女の代理人弁護士のWEBサイトに未だ掲載されたままになっています)。
民法では虐待、重大な侮辱、著しい非行などがあった場合、相続人は推定相続人を廃除できると規定しています。
法律上確保された最低限度の財産(遺留分)を相続できる人は"推定相続人"と呼ばれ、親や配偶者、子供、代襲相続する孫などがそれにあたります。兄弟姉妹には遺留分がないため、推定相続人廃除の対象とはなりません。遺言書で、「兄弟には相続させない」と一筆書くだけで事足ります。
ところがなぜか妹は、わたしが妹に対して暴力を振るうなどしたため家出をしたと主張し、横浜家裁は推定相続人でもなんでもない、裁判と関係ないわたしに対し、調査や問い合わせさえ行うことなく、妹に対して暴力を振るったと認定をしてしまったのです。
しかも、妹は審判の決定が出たあと記者会見を行い、わたしに熱湯風呂で殺されかかり、命を落としていても不思議ではなかったということまで述べました。また妹の代理人となった弁護士は、わたしが暴力行為を行ったという「認定」も書かれた、本来非公開であるはずの家庭裁判所の審判書をブログにアップし、家裁が認定したと主張しました。
かくして、わたしは、妹を虐待したんだね、妹まで殺そうとしたのか、やっぱり嘘つきだなどと非難を浴びることになりました。
思い返せば、妹が何かを語ると、わたしには確認さえしてもらえずに、彼女が語った通りのレッテルを貼られるということを繰り返されてきました。そのたびに悲しく、つらい思いをしていきましたが、今度は家裁までもが意見を述べる機会さえ与えずに、妹の供述のみで認定してしまったのです。
妹が主張したことは事実ではありません。妹の証言が虚偽であることは、当時わたしと妹が一緒に住んでおらず、妹の主張する暴力が家出の原因となり得なかったなど、生活状況等を見ても明らかでした。
父の娘として同じように苦労してきたはずの妹はなぜ、わたしをこのように追い詰めるのだろう。どうして、妹がいうことは確認すらされず、「事実」とされてしまうのだろうかと、気力が尽きそうになりました。
それでもわたしが今生きていられるのは、松井先生をはじめとして、わたしを励まし、応援し、支えて下さった方々がいるからです。姉や弟にも支えられ、助けられてきました。死にたいと思ったとき、今まで支えて下さった方たちの顔を思い出し、わたしが懸命に生きることこそがご恩返しになると思い、最後の一線を越えずにここまで生きてきました。
しかし、今後も同じようなことを繰り返されては、わたしの生きる道はさらに狭められてしまいます。なんとか生きようと思っても、いつか力つきてしまうでしょう。
このような理由でわたしは、東京地方裁判所に、横浜家裁が行った認定は違法であるとして、国家賠償請求訴訟を起こしました。
その判決が、3月26日にありました。
1時10分すぎ、三名の裁判官が入廷してこられ、着席されました。
裁判長が、
「原告の請求を棄却する。訴訟費用は原告の負担とする。以上です」
とわたしの顔を見ながらおっしゃいました。時間にして20秒ぐらいだったでしょうか。傍聴人の退廷がはじまる中、わたしは呆然と裁判長の顔を見ていました。
やはり棄却なのか……。裁判長はなぜわたしの顔をじっと見つめて、判決を読み上げたのだろう。判決内容が気になりました。
閉廷後、松井先生が裁判所から受け取った判決文を一読され、「当裁判所の判断というところから、読んでみて」とわたしに判決文を渡されました。判決は全体でも5ページと、短いものです。
わたしが負けた理由は、①相続廃除の審判において、第三者に関する事実を認定する場合に、当該第三者に対し意見を述べる機会を与えねばならないという規定が存在しないこと。したがって、裁判官の裁量の問題となること、②判例が国家賠償法上裁判官の行為が「違法」となる要件として挙げている、裁判官が違法もしくは不当な目的を持って権限を行使し、または権限の行使がはなはだしく不当であったということはいえないこと。
の2点でした。
②に関しては、代理人の松井先生が、民事訴訟法のご高名な学者である竹下守夫先生の国賠法上「違法」となるためには「非常識な過誤を犯した場合も含まれる」(「裁判官の職務行為と国家賠償責任」『私法判例リマークス1997年(上)』112頁以下 )という見解を引用して訴えて下さいましたが、独自の見解とされてしまい退けられてしまいました。非常に残念です。
日本では、裁判所は裁判官の行為についての国賠の請求を認めることはほとんどないと聞いたことがあります。
しかし、わたしの裁判を行った裁判所は事実に関し、次のように判断しました。
「証拠(甲1、11、17、原告本人)及び弁論の全趣旨によれば、本件審判書の作成に当たり、担当裁判官らは、原告に対する事実確認を行わないまま、同審判事件の申立人である四女が提出した証拠に基づき、本件審判書に、原告が四女に暴力を振るったとの事実を認定した事実が認められ、これにより多大な精神的苦痛を被った原告の心情は理解できないではない」(判決書4ページ)
東京地裁は、横浜家裁がわたしに対し事実確認を行わないまま、妹の供述のみで、わたしの暴力行為を認定したとはっきりと書いてくださっていたのです。その上で、わたしが多大な精神的な苦痛を被ったという心情にまで、思いを馳せてくださったのです(松井先生からいくつか問題点を伺っていますがここではこれには触れずにおきます)。
わたしの訴えは、棄却されました。でも、今回の判決は、裁判所に絶望しかけていたわたしにとって、一条の希望となりました。
近年、判決で証拠を無視されたり、証拠に書いてあることと真逆のことを認定されたり、わたし本人が何もしていなくてもまわりがそう思っているから仕方がないとか、名誉はすでに失墜しているから今さら名誉毀損にはならないなどという判決が続いていたため、裁判所には絶望しかけていたのです。
この判決があれば、妹や代理人の弁護士に、横浜家裁がわたしの暴力行為を認定したとこれ以上利用されずにすむでしょう。それだけでも、わたしの心の重荷が一つ消えます。
この事案がどれほどわたしの心の重みになっていたのか、判決が出てやっと理解できました。この判決が出てから、わたしは少し動けるようになり、このようにブログ記事も書くこともできました。
今回わたしの裁判を担当してくださった裁判官の方々、書記官の方々にお礼を申し上げます。
また、具合が悪いときはメールのお返事も出せず、なかなか陳述書も書けず、ご迷惑をおかけしているにもかかわらず、ずっとわたしを支え続けてくださっている松井先生に本当に感謝しています。
最後に、遠方からの方も含め、傍聴に来て下さった方々、わたしを応援し支えてきてくださった方々に感謝いたします。ありがとうございました。
一人ではとても耐えられないこの孤独と逆境を、皆さまの支えでなんとかここまで生きてくることができました。ありがとうございます。わたしはわたしを守るために何も持ち合わせていません。だから、司法にその判断を求めるしかないと思っています。あきらめずに、自分の人生を取り戻すために、一つ一つ不条理に対し解決を求めていきたいと思います。
今後ともよろしくお願いいたします。
http://blog.asahara-kousoshin.info/?eid=251
アレフに10億円支払い命令 オウム事件、未払い賠償金
4/10(水) 17:51配信
オウム真理教による事件の被害者や遺族に賠償金を分配する「オウム真理教犯罪被害者支援機構」が、教団の後継団体「アレフ」に未払いの賠償金約10億2900万円の支払いを求めた訴訟の判決で、東京地裁(田中一彦裁判長)は10日、請求通り全額を支払うよう命じた。
支援機構理事長の宇都宮健児弁護士は判決後に東京都内で記者会見し「判決に従って速やかに支払ってほしい」と話した。
地下鉄サリン事件で夫を亡くした高橋シズヱさん(72)は
「いまだに苦しんでいる人がいる。多額の資産があると言われているのに、なぜ払わないのか分からない」と述べた。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190410-00000112-kyodonews-soci
オウム真理教による事件の被害者や遺族に賠償金を分配する「オウム真理教犯罪被害者支援機構」が、教団の後継団体「アレフ」に未払いの賠償金約10億2900万円の支払いを求めた訴訟の判決で、東京地裁(田中一彦裁判長)は10日、請求通り全額を支払うよう命じた。
支援機構理事長の宇都宮健児弁護士は判決後に東京都内で記者会見し「判決に従って速やかに支払ってほしい」と話した。
地下鉄サリン事件で夫を亡くした高橋シズヱさん(72)は
「いまだに苦しんでいる人がいる。多額の資産があると言われているのに、なぜ払わないのか分からない」と述べた。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190410-00000112-kyodonews-soci
松本智津夫元死刑囚の三女が敗訴 オウム幹部認定取り消さず
6/25(火) 15:29配信 共同通信
公安調査庁が2014年、オウム真理教に対する観察処分の更新を請求した際、オウムや後継団体「アレフ」の幹部と認定したのは不当だとして、
松本智津夫元死刑囚=教祖名麻原彰晃=の三女松本麗華さん(36)が認定取り消しと国に1千万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、東京地裁は25日、請求を退けた。
朝倉佳秀裁判長は「幹部との認定は公安庁が認識を明らかにしたにすぎない。行政処分に当たらず、原告の訴えは不適法だ」と指摘。
公安庁が注意義務を尽くさず、漫然と認定したとは認められないと述べた。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190625-00000088-kyodonews-soci
【独自】麻原死刑執行から1年 いまだ東京拘置所にある遺骨をめぐる争い
7/4(木) 11:41配信 FNN.jpプライムオンライン
遺骨の引き渡しをめぐる審判
オウム真理教の麻原彰晃こと松本智津夫元死刑囚ら13人の教団幹部の死刑執行からまもなく1年となる。
松本元死刑囚の遺骨は、今も、東京拘置所の中にあるが、東京家庭裁判所で遺骨の引き渡しをめぐる審判が遺族の間で行われていることがFNNの取材で分かった。
< 四女は受け取りに同意するも散骨を希望 >
去年7月6日、松本元死刑囚の死刑が執行されたが、松本元死刑囚は、執行直前に「自分の遺骨を四女に引き渡してほしい」との意思を拘置所の刑務官に伝えたとされている。
これを受けて、教団との関係を絶っていた四女は、遺骨の受け取りに同意し、太平洋に散骨する意向を示したものの、
「拘置所に保管してほしい」と申し出たため、松本元死刑囚の遺骨は、現在もカギをかけられた状態で、拘置所内に保管されているという。
< 遺骨の引き渡しを求める妻と三女ら >
一方、妻や三女らは「松本元死刑囚の精神状態からすれば、特定の人を指定することはありえない」と主張し、遺骨の引き渡しを求めている。
関係者によると、去年12月、松本元死刑囚の四女が、東京家裁に、遺骨などの所有権の承継者を決める審判を申し立て、今も、三女ら他の遺族との間で、審判が続いているということだ。
また、松本元死刑囚の衣服や本などの遺品も、未だに拘置所に残されていて、今後、引き渡しをめぐり争われるとみられている。
家裁では、通常、当事者の主張を踏まえた上で、遺骨やお墓などを引き継ぐ祭祀承継者を指定することになるが、今回の審理は長期化するとみられている。
公安当局は、松本元死刑囚の遺骨や遺品は、教団側にとっても、象徴的な意味合いがあるとみていて、その行方を注視している。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190704-00010002-fnnprimev-soci
遺骨の引き渡しをめぐる審判
オウム真理教の麻原彰晃こと松本智津夫元死刑囚ら13人の教団幹部の死刑執行からまもなく1年となる。
松本元死刑囚の遺骨は、今も、東京拘置所の中にあるが、東京家庭裁判所で遺骨の引き渡しをめぐる審判が遺族の間で行われていることがFNNの取材で分かった。
< 四女は受け取りに同意するも散骨を希望 >
去年7月6日、松本元死刑囚の死刑が執行されたが、松本元死刑囚は、執行直前に「自分の遺骨を四女に引き渡してほしい」との意思を拘置所の刑務官に伝えたとされている。
これを受けて、教団との関係を絶っていた四女は、遺骨の受け取りに同意し、太平洋に散骨する意向を示したものの、
「拘置所に保管してほしい」と申し出たため、松本元死刑囚の遺骨は、現在もカギをかけられた状態で、拘置所内に保管されているという。
< 遺骨の引き渡しを求める妻と三女ら >
一方、妻や三女らは「松本元死刑囚の精神状態からすれば、特定の人を指定することはありえない」と主張し、遺骨の引き渡しを求めている。
関係者によると、去年12月、松本元死刑囚の四女が、東京家裁に、遺骨などの所有権の承継者を決める審判を申し立て、今も、三女ら他の遺族との間で、審判が続いているということだ。
また、松本元死刑囚の衣服や本などの遺品も、未だに拘置所に残されていて、今後、引き渡しをめぐり争われるとみられている。
家裁では、通常、当事者の主張を踏まえた上で、遺骨やお墓などを引き継ぐ祭祀承継者を指定することになるが、今回の審理は長期化するとみられている。
公安当局は、松本元死刑囚の遺骨や遺品は、教団側にとっても、象徴的な意味合いがあるとみていて、その行方を注視している。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190704-00010002-fnnprimev-soci
陰陽循環
大いなる宇宙の力がある。
大いなる宇宙の力に自己を捧げ
大いなる宇宙の力を得た開祖が
大いなる善人を演じ、大いなる悪人を演じた。
大いなる善行を行い、大いなる悪行を行った。
大いなる聖人を演じ、大いなる俗人を演じた。
大いなる超人を演じ、大いなる廃人を演じた。
大いなる教師を演じ、大いなる反面教師を演じた。
大いなる名声を得て、大いなる悪名を得た。
大いなる慈悲を発揮し、大いなる無慈悲を発揮した。
大いなる優しさを発揮し、大いなる厳しさを発揮した。
大いなる信仰の対象となり、大いなる不信の対象となった。
大いなる敬愛の対象となり、大いなる軽蔑の対象となった。
大いなる愛着の対象となり、大いなる嫌悪の対象となった。
大いなる雄姿を見せて、大いなる醜態を見せた。
大いなる感謝を得て、大いなる恨みを得た。
大いなる真実を語り、大いなる嘘を語った。
大いなる喜びを与え、大いなる苦しみを与えた。
大いなる支援を与え、大いなる試練を与えた。
大いなる理解を与え、大いなる誤解を与えた。
大いなる平安を与え、大いなる不安を与えた
大いなる称賛を浴びて、大いなる批判を浴びた。
大いなる獲得に至り、大いなる放棄に至った。
大いなる雄弁を発揮し、大いなる沈黙に入った。
大いなる光をもたらし、大いなる闇をもたらした。
大いなる創造力を発揮し、大いなる破壊力を発揮した。
小陰極まりて小陽に転ず。
小陽極まりて小陰に転ず。
中陰極まりて中陽に転ず。
中陽極まりて中陰に転ず。
大陰極まりて大陽に転ず。
大陽極まりて大陰に転ず。
小破壊極まりて小創造に転ず。
小創造極まりて小破壊に転ず。
中破壊極まりて中創造に転ず。
中創造極まりて中破壊に転ず。
大破壊極まりて大創造に転ず。
大創造極まりて大破壊に転ず。
陰陽の循環、創造破壊の循環は
大いなる宇宙の根本的真理です。
オウム・AUM・阿吽という波動は
「A」という開口音「○」で外に向かう流れと、「M」という閉口音「・」で内に向かう流れをあらわし、陰陽をあらわし、創造破壊をあらわしている。
「U」という開口音と閉口音の中間音は「A」という開口音で外に向かう流れと「M」という閉口音で内に向かう流れの中間をあらわしている。
オウム・AUM・阿吽という波動は大いなる宇宙の力をあらわしている。
オウムという大いなる宇宙の力に自己を捧げ
オウムという大いなる宇宙の力を得た開祖が
オウム真理教という大きな現象を引き起こし
オウムという大いなる宇宙の真理をあらわした。
オウムという大いなる宇宙の力が開祖に
オウムという大いなる宇宙の力を与え
オウム真理教という大きな現象を引き起こし
オウムという大いなる宇宙の真理をあらわした。
オウムという大いなる宇宙の流れをあらわした。
「つまり、オウム真理教は『A・U・M』という三文字であらわされる宇宙のすべての現象、この『真理』を探究し、その真髄の『教え』を広めるための宗教ということになるでしょう。
~ 開祖の言葉 1992年6月6日 横浜支部にて ~ 」
「1・21 解脱を求める強い熱情を持つ行者たちには無想三昧の成功は間近い。
1・22 強い熱情という中にも、温和、中位、破格の三つの程度があり、それに応じて三昧の成功の間近さに差などがある。
1・23 あるいは、自在神に対する祈念によっても無想三昧の成功に近づくことができる。
1・24 自在神というのは特殊の真我であって、煩悩、業、業報、業遺存などによってけがされていない真我である。
1・25 自在神には無上最勝な一切知の種子がそなわっている。
1・26 自在神は太古のグルたちにとってもグルなのである。何故かといえば自在神は時間に制限されたお方ではないから。
1・27 この自在神を言葉であらわしたものが聖音「オーム」である。
1・28 ヨーガ行者はこの聖音を反復誦唱(じゅしょう)し、そしてこの音が表示する自在神を念想するがよい。
1・29 上記の行法を修するならば内観の力を得て、三昧に対する障害をなくすことができる。
~ 「解説 ヨーガ・スートラ」より ~ 」
遠く離されていた彦星と織姫が再会できる日
男女統合・陰陽統合の日である七夕の日に記す
大いなる宇宙の力に自己を捧げ
大いなる宇宙の力を得た開祖が
大いなる善人を演じ、大いなる悪人を演じた。
大いなる善行を行い、大いなる悪行を行った。
大いなる聖人を演じ、大いなる俗人を演じた。
大いなる超人を演じ、大いなる廃人を演じた。
大いなる教師を演じ、大いなる反面教師を演じた。
大いなる名声を得て、大いなる悪名を得た。
大いなる慈悲を発揮し、大いなる無慈悲を発揮した。
大いなる優しさを発揮し、大いなる厳しさを発揮した。
大いなる信仰の対象となり、大いなる不信の対象となった。
大いなる敬愛の対象となり、大いなる軽蔑の対象となった。
大いなる愛着の対象となり、大いなる嫌悪の対象となった。
大いなる雄姿を見せて、大いなる醜態を見せた。
大いなる感謝を得て、大いなる恨みを得た。
大いなる真実を語り、大いなる嘘を語った。
大いなる喜びを与え、大いなる苦しみを与えた。
大いなる支援を与え、大いなる試練を与えた。
大いなる理解を与え、大いなる誤解を与えた。
大いなる平安を与え、大いなる不安を与えた
大いなる称賛を浴びて、大いなる批判を浴びた。
大いなる獲得に至り、大いなる放棄に至った。
大いなる雄弁を発揮し、大いなる沈黙に入った。
大いなる光をもたらし、大いなる闇をもたらした。
大いなる創造力を発揮し、大いなる破壊力を発揮した。
小陰極まりて小陽に転ず。
小陽極まりて小陰に転ず。
中陰極まりて中陽に転ず。
中陽極まりて中陰に転ず。
大陰極まりて大陽に転ず。
大陽極まりて大陰に転ず。
小破壊極まりて小創造に転ず。
小創造極まりて小破壊に転ず。
中破壊極まりて中創造に転ず。
中創造極まりて中破壊に転ず。
大破壊極まりて大創造に転ず。
大創造極まりて大破壊に転ず。
陰陽の循環、創造破壊の循環は
大いなる宇宙の根本的真理です。
オウム・AUM・阿吽という波動は
「A」という開口音「○」で外に向かう流れと、「M」という閉口音「・」で内に向かう流れをあらわし、陰陽をあらわし、創造破壊をあらわしている。
「U」という開口音と閉口音の中間音は「A」という開口音で外に向かう流れと「M」という閉口音で内に向かう流れの中間をあらわしている。
オウム・AUM・阿吽という波動は大いなる宇宙の力をあらわしている。
オウムという大いなる宇宙の力に自己を捧げ
オウムという大いなる宇宙の力を得た開祖が
オウム真理教という大きな現象を引き起こし
オウムという大いなる宇宙の真理をあらわした。
オウムという大いなる宇宙の力が開祖に
オウムという大いなる宇宙の力を与え
オウム真理教という大きな現象を引き起こし
オウムという大いなる宇宙の真理をあらわした。
オウムという大いなる宇宙の流れをあらわした。
「つまり、オウム真理教は『A・U・M』という三文字であらわされる宇宙のすべての現象、この『真理』を探究し、その真髄の『教え』を広めるための宗教ということになるでしょう。
~ 開祖の言葉 1992年6月6日 横浜支部にて ~ 」
「1・21 解脱を求める強い熱情を持つ行者たちには無想三昧の成功は間近い。
1・22 強い熱情という中にも、温和、中位、破格の三つの程度があり、それに応じて三昧の成功の間近さに差などがある。
1・23 あるいは、自在神に対する祈念によっても無想三昧の成功に近づくことができる。
1・24 自在神というのは特殊の真我であって、煩悩、業、業報、業遺存などによってけがされていない真我である。
1・25 自在神には無上最勝な一切知の種子がそなわっている。
1・26 自在神は太古のグルたちにとってもグルなのである。何故かといえば自在神は時間に制限されたお方ではないから。
1・27 この自在神を言葉であらわしたものが聖音「オーム」である。
1・28 ヨーガ行者はこの聖音を反復誦唱(じゅしょう)し、そしてこの音が表示する自在神を念想するがよい。
1・29 上記の行法を修するならば内観の力を得て、三昧に対する障害をなくすことができる。
~ 「解説 ヨーガ・スートラ」より ~ 」
遠く離されていた彦星と織姫が再会できる日
男女統合・陰陽統合の日である七夕の日に記す
10、どうすれば心は静かになるのでしょうか?
「私は誰か?」
と尋ねることによってである。
「私は誰か?」
という想念は他のすべての想念を破壊するだろう。
そして燃えている薪の山をかき混ぜる木の棒のように、ついには
「私は誰か?」
という想念そのものも滅ぼされてしまうだろう。
そのとき真我は実現されるだろう。
11.「私は誰か?」という想念を絶えず心に保つにはどうすればよいでしょうか?
他の想念が起こっても、それを追いかけることをやめ、
「この想念は誰に起こったのだろうか?」
と尋ねるべきである。
どんなに多くの想念が起ころうとかまわない。
想念が起こるたびに
「この想念は誰に起こってきたのか?」
と入念に探究すべきである。
それに対して現われる答えは
「私に」だろう。
そこですぐに
「私は誰か?」
と探究すれば、心は源に引き戻され、起こった想念は静まるだろう。
このように修練を繰り返せば、
心は源にとどまることに熟達するだろう。
微細な心が脳や感覚器官を通って外に出ると
粗大な名前や形が現われる。
心がハートの中にとどまっていれば
名前と形は消え去る。
心を外に出さずにハートの中にとどめておくことは
「内にあること」(アンタール・ムカ)
と呼ばれる。
心をハートから外へ出させることは
「外へ向かうこと」(バヒール・ムカ)
として知られる。
このように、心がハートの中にとどまっているとき
すべての想念の源である「私」は消え去り
永遠に存在する真我が輝き出す。
人は何をするときにも
「私」という自我性なしにそれをすべきである。
もしそのように行動すれば、
すべてはシヴァ神の本性として現われるだろう。
~ ラマナ・マハルシ対話集「私は誰か?」より ~
「私は誰か?」
と尋ねることによってである。
「私は誰か?」
という想念は他のすべての想念を破壊するだろう。
そして燃えている薪の山をかき混ぜる木の棒のように、ついには
「私は誰か?」
という想念そのものも滅ぼされてしまうだろう。
そのとき真我は実現されるだろう。
11.「私は誰か?」という想念を絶えず心に保つにはどうすればよいでしょうか?
他の想念が起こっても、それを追いかけることをやめ、
「この想念は誰に起こったのだろうか?」
と尋ねるべきである。
どんなに多くの想念が起ころうとかまわない。
想念が起こるたびに
「この想念は誰に起こってきたのか?」
と入念に探究すべきである。
それに対して現われる答えは
「私に」だろう。
そこですぐに
「私は誰か?」
と探究すれば、心は源に引き戻され、起こった想念は静まるだろう。
このように修練を繰り返せば、
心は源にとどまることに熟達するだろう。
微細な心が脳や感覚器官を通って外に出ると
粗大な名前や形が現われる。
心がハートの中にとどまっていれば
名前と形は消え去る。
心を外に出さずにハートの中にとどめておくことは
「内にあること」(アンタール・ムカ)
と呼ばれる。
心をハートから外へ出させることは
「外へ向かうこと」(バヒール・ムカ)
として知られる。
このように、心がハートの中にとどまっているとき
すべての想念の源である「私」は消え去り
永遠に存在する真我が輝き出す。
人は何をするときにも
「私」という自我性なしにそれをすべきである。
もしそのように行動すれば、
すべてはシヴァ神の本性として現われるだろう。
~ ラマナ・マハルシ対話集「私は誰か?」より ~
武から和へ 戦いから愛へ 外から中へ
<日本に誕生したオウム真理教>
武力主義に基づいて
核兵器製造失敗
細菌兵器製造失敗
化学兵器製造成功→散布→日本の松本市と地下鉄に多大な被害を出す
日本・世界に大きな衝撃を与える
「外の世界は無常であり苦しみである」という事実を突き付ける
令和元年の前年、教祖と弟子たちに死刑が執行され、平成が終わる
<中国に誕生した武漢ウィルス研究所>
武力主義に基づいて
ウィルス兵器研究開発中→外に流出→中国・日本・世界に多大な被害を出す
日本・世界に大きな衝撃を与える
「外の世界は無常であり苦しみである」という事実を突き付ける
令和元年の翌年、新型コロナが中国・日本・世界に拡大が始まる
昭和から平成になった直後の1991年に日本のバブル経済が崩壊して
外の幸せが失われていく流れが始まりました。
そして1995年1月に135度線上に阪神淡路大震災が発生し、3月に地下鉄サリン事件が発生し
外の幸せが失われていく流れが本格的に始まりました。
ガイアの法則に基づいて始まった1995年からの陰陽の大転換が
2001年 世界同時多発テロ
2008~
2009年 リーマンショック
2011年 東日本大震災、福島原発事故
2019~
2020年 新型コロナ世界的感染拡大
によって加速され続けています。
1990年前後にバブル経済崩壊・オウム真理教発生
1995年前後に阪神淡路大震災・地下鉄サリン事件
2000年前後に世界同時多発テロ・オウム真理教消滅・アレフ発生
2010年前後にリーマンショックと東日本大震災と福島原発事故
2020年前後に新型コロナの世界的感染拡大と東京オリンピック延期
といった大きな出来事が発生しています。
5年周期・10年周期でこれらの大きな出来事が発生しています。
ということはこれから
2025年前後
2030年前後
2035年前後
2040年前後
2045年前後
2050年前後に日本・世界を大きく揺さぶる出来事が発生する可能性があります。
オウム真理教の「オウム」「AUM」は開口音〇→閉口音・であり、阿吽(あうん)であり、陰陽を音であらわしています。
開口音〇→閉口音・である「オウム」「AUM」「阿吽」は初めと終わり、発生・存続・消滅、創造・維持・破壊をあらわしています。
麻原彰晃はもともと陰陽思想・中医学を研究実践していた鍼灸師であり、中国に留学しています。
陰陽思想発祥の地である「中」国で発生した新型コロナが「外」国に流出して拡大し
「外」の幸せを破壊し続けています。
武漢、「武」力の「漢」(おとこ)という男性原理が強く現れている地から新型コロナが拡大し
男性原理が極まり、女性原理に転じ始まっています。
武の男性の戦う力から
和の女性の愛する力へと大転換が始まっています。
外に幸せを追究する西洋物質主義から
中に幸せを追究する東洋精神主義へと大転換が始まっています。
新型コロナの感染拡大を防ぐために
「家の『外』に出ないでください!」
「家の『中』に入ってください!」
「家の『中』にいてください!」
と言われ続けています。
「外」の幸せが破壊され続けている中で
「中」の幸せを真剣に追究する時代が始まっています。
武力主義に基づいて
核兵器製造失敗
細菌兵器製造失敗
化学兵器製造成功→散布→日本の松本市と地下鉄に多大な被害を出す
日本・世界に大きな衝撃を与える
「外の世界は無常であり苦しみである」という事実を突き付ける
令和元年の前年、教祖と弟子たちに死刑が執行され、平成が終わる
<中国に誕生した武漢ウィルス研究所>
武力主義に基づいて
ウィルス兵器研究開発中→外に流出→中国・日本・世界に多大な被害を出す
日本・世界に大きな衝撃を与える
「外の世界は無常であり苦しみである」という事実を突き付ける
令和元年の翌年、新型コロナが中国・日本・世界に拡大が始まる
昭和から平成になった直後の1991年に日本のバブル経済が崩壊して
外の幸せが失われていく流れが始まりました。
そして1995年1月に135度線上に阪神淡路大震災が発生し、3月に地下鉄サリン事件が発生し
外の幸せが失われていく流れが本格的に始まりました。
ガイアの法則に基づいて始まった1995年からの陰陽の大転換が
2001年 世界同時多発テロ
2008~
2009年 リーマンショック
2011年 東日本大震災、福島原発事故
2019~
2020年 新型コロナ世界的感染拡大
によって加速され続けています。
1990年前後にバブル経済崩壊・オウム真理教発生
1995年前後に阪神淡路大震災・地下鉄サリン事件
2000年前後に世界同時多発テロ・オウム真理教消滅・アレフ発生
2010年前後にリーマンショックと東日本大震災と福島原発事故
2020年前後に新型コロナの世界的感染拡大と東京オリンピック延期
といった大きな出来事が発生しています。
5年周期・10年周期でこれらの大きな出来事が発生しています。
ということはこれから
2025年前後
2030年前後
2035年前後
2040年前後
2045年前後
2050年前後に日本・世界を大きく揺さぶる出来事が発生する可能性があります。
オウム真理教の「オウム」「AUM」は開口音〇→閉口音・であり、阿吽(あうん)であり、陰陽を音であらわしています。
開口音〇→閉口音・である「オウム」「AUM」「阿吽」は初めと終わり、発生・存続・消滅、創造・維持・破壊をあらわしています。
麻原彰晃はもともと陰陽思想・中医学を研究実践していた鍼灸師であり、中国に留学しています。
陰陽思想発祥の地である「中」国で発生した新型コロナが「外」国に流出して拡大し
「外」の幸せを破壊し続けています。
武漢、「武」力の「漢」(おとこ)という男性原理が強く現れている地から新型コロナが拡大し
男性原理が極まり、女性原理に転じ始まっています。
武の男性の戦う力から
和の女性の愛する力へと大転換が始まっています。
外に幸せを追究する西洋物質主義から
中に幸せを追究する東洋精神主義へと大転換が始まっています。
新型コロナの感染拡大を防ぐために
「家の『外』に出ないでください!」
「家の『中』に入ってください!」
「家の『中』にいてください!」
と言われ続けています。
「外」の幸せが破壊され続けている中で
「中」の幸せを真剣に追究する時代が始まっています。
麻原彰晃と三浦春馬
仏教には順縁と逆縁という言葉がある。
順縁は喜びに基づいている縁であり
逆縁は苦しみに基づいている縁である。
仏教に菩薩という言葉がある。
菩薩は利他行をなす者であり、大きな光を放っている者である。
麻原彰晃は大乗の逆の実践をした菩薩として日本人を大いに苦しめて大いに嫌われて
死刑になるという衝撃的な死に方をして、日本人に大きな衝撃を与えた。
麻原彰晃は日本人に大いに嫌われるという形で日本人から大いに意識を向けられることで
自分が発する大きな光を日本人に与えた。
麻原彰晃は偉大な大乗の逆の菩薩だった。
麻原彰晃は大いに批判された大乗の逆の菩薩だった。
麻原彰晃は非常に厳しい菩薩だった。
六三歳、三×三×七歳で、麻原彰晃の肉体の命が終わった。
三浦春馬は大乗の順の実践をした菩薩として日本人を大いに喜ばせて大いに好かれて
自死するという衝撃的な死に方をして、日本人に大きな衝撃を与えた。
三浦春馬は日本人に大いに好かれるという形で日本人から大いに意識を向けられることで
自分が発する大きな光を日本人に伝えた。
三浦春馬は偉大な大乗の順の菩薩だった。
三浦春馬は大いに称賛された大乗の順の菩薩だった。
三浦春馬は非常に優しい菩薩だった。
三〇年三ヶ月で、三浦春馬の肉体の命が終わった。
新型コロナウィルス・COVID19の感染拡大が発生した2019年の前年7月に麻原彰晃が首吊りで死刑になり、日本人に大きな衝撃を与えた。
新型コロナウィルス・COVID19の感染拡大が発生した2019年の翌年7月に三浦春馬が首吊りで自死して、日本人に大きな衝撃を与えた。
自然数を表す記号の初めの数字は1であり、終わりの数字は9である。
19という数の並びは初めと終わりを表している。創造と破壊を表している。生と死を表している
オウム・AUM・阿吽という言葉も開口音・阿と閉口音・吽で初めと終わりを表している。創造と破壊を表している。生と死を表している。
平成30年7月豪雨のときに起こった大乗の逆の菩薩である麻原彰晃の死刑と
令和2年7月豪雨のときに起こった大乗の順の菩薩である三浦春馬の自死は2019年令和元年を中心として対になって
日本人に大きなゆさぶりをかけて日本人の目覚めを促している。
「なぜ麻原彰晃は自ら死刑になるようなことをしたのか?」
「なぜ三浦春馬は自ら死ぬようなことをしたのか?」
と日本人に生と死について大いに考えさせて、生と死について探究させようとしている。
麻原彰晃の肉体の命と三浦春馬の肉体の命はなくなったが
麻原彰晃の光の命と三浦春馬の光の命は永遠である。
現象界の初めと終わり、創造と破壊、生と死を超えて
永遠の光の命が存在している。
永遠の光の命が神であり、仏であり、私である。
「 0(ゼロ)フォース 1(私)が∞(超私)となる神域(ゾーン)の実在 千賀一生 著 」
人類最大の発見(ちから) 縄文秘力(Jomon Code)
1(私)が∞(超私)となる神域(ゾーン)の実在
『スターウォーズ』も秘(ほのめか)す
フォース原理[0⊃∞=1]とは?
愛とは?
成功力とは?
その偶発性を支配する力とは?
人生全ての原理を完全支配する『たった一つの力(Unified field)』
https://www.amazon.co.jp/%E3%82%BC%E3%83%AD-%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%BC%E3%82%B9-%E3%81%A8%E3%81%AA%E3%82%8B%E7%A5%9E%E5%9F%9F-%E3%82%BE%E3%83%BC%E3%83%B3-%E3%81%AE%E5%AE%9F%E5%9C%A8/dp/4864718954/ref=cm_cr_arp_d_product_top?ie=UTF8
『ガイアの法則』『ガイアの法則Ⅱ』に続く
〈ガイアの法則S(super)〉
とも言うべき本がついに刊行!
未来に成立する完全調和文明、135度文明のカギが開かれた!
そのカギは、人類の精神世界の原点、縄文の、
未知なる力<0フォース>にあった
縄文円形集落からは、人と人とが争った形跡がまったく発見されない
彼らはその人類史上無二の完全調和社会を、なぜ成立できたのか?
そこには、システム以前に、現代人には未知の力が関わっていた
彼らの遺産には、争わざる未来文明に不可欠な
未知なる力とその形成原理が暗号的に刻まれていた
人間には本来、自身の周囲に起こる現象を、
完全制御する能力が備わっている
古代日本人は、この無意識の能力を引き出す方法を受け継いでいた
それが、いわゆるハレである
ハレは、縄文の何から生じたのか?
そこには、驚くべき秘密があった
縄文の秘密は、人間とは何かの究極の秘密でもある
人間は、いかにしたら現象(外宇宙)との完全連動体となり、
思い通りの現実に出会えるのか
そのすべての秘密は、たった一つの力<0フォース>にある
人類史には、
ガイアの法則(時空の制限)を超越することのできた文明が、
たった一つ実在する
その人類史上唯一の例外こそ、縄文文明であった
その実態と原理が、今、鮮明によみがえる
縄文とは何か?
人類に封印されていた、すべてを自在にする力とは?
それら究極の秘密が明らかになる奇跡の書
『ガイアの法則』で語られた法則は、
本書『0フォース』を世に出すための前提にすぎなかった
人類が克服するためのガイアの法則
その克服を可能にする奇跡の原理が、この一冊で明らかとなる
人類を変革させる135度プログラムは、
時を待ち、ついに現実世界にもたらされる
思いのままを現実化する力、<0フォース>
その力は今、あなたに
宇宙と貴方は「0⊃∞=1」で逆転する。宇宙は主体を絶対化する潜在原理体。あなたを現象世界の主人公とするスイッチが実在する!「現象が心と完全連動する」映画をも凌ぐその力が明らかに!
書評
「5つ星のうち5.0 ガイアの法則もタオコードも上回る感動!
2020年8月6日に日本でレビュー済み
作者の本の中でも最高の内容だと思った。
深い一体感は、タオコードの世界を超えている。
テーマの壮大さも、ガイアの法則を超えている。
縄文語を解明する論理性は、ガイアの法則と同じくジャンルや枠を超えて、人間の真実に迫るものがある。
読んでいるだけで深い瞑想に導かれる描写。
感覚的にも情報的にも、究極の本という実感で読み終えた。
縄文の世界が驚くほどリアルに描かれている。
自分が本当に行ったかのような感覚に引き込まれ、
その中で出会う彼らが把握していた空間原理が凄い。
それが明かされてゆく展開も、
最初から最後までワクワクの連続で、最後には、一挙に広大な視野が開かれる。
作者の全作品を読んだが、作者の本の中でもダントツだと思う。
自身の存在意義を模索している方にも読んで欲しい内容だ。
未来への希望と強い確信が生まれた。
自身の可能性を開拓したい人にもヒントになる内容が多数ある。
本気で真実の生き方を求めている人ほど、響く本だと思う。」
「5つ星のうち5.0 縄文の真実と未来への希望
2020年8月11日に日本でレビュー済み
ガイアの法則は時間と空間の法則を解き明かした。
これも衝撃的だったが、本書はその一歩先、未来をどう創造するかに焦点をあてていく。
縄文円形集落からは人と人が争った形跡がまったく発見されていないという(円形集落以外はあるそうだ)。縄文文明は人類史上無二の完全調和社会をなぜ成立できたのか。
その奇跡の秘密がテーマ。
縄文人の血が流れている私たちはそれを認識し、同じものを創り上げることが可能だと著者は説く。
ガイアの法則、タオの暗号、和の心などで著者が一貫して説いていた調和への道標。
真の幸せを求め、願うすべての人におすすめだ。
最後の著者の祖母とのくだりには涙がドッと溢れた。著者が感じたその尊き姿が私の脳裏にありありと浮かんだ。これこそが縄文から脈々と紡がれていた教育ではないのか。真の教育とはこういうものなのではないだろうか。
日本人が太古の時代から持ち続け、受け継がれていたであろう真実に胸が熱くなる。
それは言葉を介さない日本人特有の類まれなる美しき教え。
まごころを育てるのが真の教育であるなら、縄文文明がそうであったように戦争など存在しない世界になるだろう。
閉塞に継ぐ閉塞の現代、出口が見つからないと思っていた世界に光がさす。
原点の原点に戻ればいい。
永遠なる幸せの答えを私は見つけたように思う。
すべての日本人、いや全人類が著者の本を必読にすれば資本主義に変わる新たな核となり、全人類が幸せな世界を築くことは可能だと思う。
続編があるとのこと、出版が待ち遠しい! 」
「5つ星のうち5.0 完全調和、人と人が争わない奇跡の社会!
2020年8月15日に日本でレビュー済み
こんなにも多くの人が平和な世界を願っていながら、
皆、心のどこかで、それは無理かな〜とも感じているように思います。
それが、
無理ではないんだ!
とわかる希望の書でした!
私達は、人と人が調和するために
いろんな決まり事を作ります。
憲法にはじまり、校則だったり、社則だったり、、、
人を殺したら刑務所へ行くって刑法で決めても、戦争をしたらたくさん人を殺します。
それが、何も決まり事を作らずとも、人を殺さなかった縄文の人々。
そこには、そうなるべき、しっかりとした道筋があったのだとわかり、目から鱗でした。
こんなにも、希望を与えてくれた本は、ありません。
この本に出会えたことに、感謝でいっぱいです。」
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愛とは?
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『ガイアの法則』『ガイアの法則Ⅱ』に続く
〈ガイアの法則S(super)〉
とも言うべき本がついに刊行!
未来に成立する完全調和文明、135度文明のカギが開かれた!
そのカギは、人類の精神世界の原点、縄文の、
未知なる力<0フォース>にあった
縄文円形集落からは、人と人とが争った形跡がまったく発見されない
彼らはその人類史上無二の完全調和社会を、なぜ成立できたのか?
そこには、システム以前に、現代人には未知の力が関わっていた
彼らの遺産には、争わざる未来文明に不可欠な
未知なる力とその形成原理が暗号的に刻まれていた
人間には本来、自身の周囲に起こる現象を、
完全制御する能力が備わっている
古代日本人は、この無意識の能力を引き出す方法を受け継いでいた
それが、いわゆるハレである
ハレは、縄文の何から生じたのか?
そこには、驚くべき秘密があった
縄文の秘密は、人間とは何かの究極の秘密でもある
人間は、いかにしたら現象(外宇宙)との完全連動体となり、
思い通りの現実に出会えるのか
そのすべての秘密は、たった一つの力<0フォース>にある
人類史には、
ガイアの法則(時空の制限)を超越することのできた文明が、
たった一つ実在する
その人類史上唯一の例外こそ、縄文文明であった
その実態と原理が、今、鮮明によみがえる
縄文とは何か?
人類に封印されていた、すべてを自在にする力とは?
それら究極の秘密が明らかになる奇跡の書
『ガイアの法則』で語られた法則は、
本書『0フォース』を世に出すための前提にすぎなかった
人類が克服するためのガイアの法則
その克服を可能にする奇跡の原理が、この一冊で明らかとなる
人類を変革させる135度プログラムは、
時を待ち、ついに現実世界にもたらされる
思いのままを現実化する力、<0フォース>
その力は今、あなたに
宇宙と貴方は「0⊃∞=1」で逆転する。宇宙は主体を絶対化する潜在原理体。あなたを現象世界の主人公とするスイッチが実在する!「現象が心と完全連動する」映画をも凌ぐその力が明らかに!
書評
「5つ星のうち5.0 ガイアの法則もタオコードも上回る感動!
2020年8月6日に日本でレビュー済み
作者の本の中でも最高の内容だと思った。
深い一体感は、タオコードの世界を超えている。
テーマの壮大さも、ガイアの法則を超えている。
縄文語を解明する論理性は、ガイアの法則と同じくジャンルや枠を超えて、人間の真実に迫るものがある。
読んでいるだけで深い瞑想に導かれる描写。
感覚的にも情報的にも、究極の本という実感で読み終えた。
縄文の世界が驚くほどリアルに描かれている。
自分が本当に行ったかのような感覚に引き込まれ、
その中で出会う彼らが把握していた空間原理が凄い。
それが明かされてゆく展開も、
最初から最後までワクワクの連続で、最後には、一挙に広大な視野が開かれる。
作者の全作品を読んだが、作者の本の中でもダントツだと思う。
自身の存在意義を模索している方にも読んで欲しい内容だ。
未来への希望と強い確信が生まれた。
自身の可能性を開拓したい人にもヒントになる内容が多数ある。
本気で真実の生き方を求めている人ほど、響く本だと思う。」
「5つ星のうち5.0 縄文の真実と未来への希望
2020年8月11日に日本でレビュー済み
ガイアの法則は時間と空間の法則を解き明かした。
これも衝撃的だったが、本書はその一歩先、未来をどう創造するかに焦点をあてていく。
縄文円形集落からは人と人が争った形跡がまったく発見されていないという(円形集落以外はあるそうだ)。縄文文明は人類史上無二の完全調和社会をなぜ成立できたのか。
その奇跡の秘密がテーマ。
縄文人の血が流れている私たちはそれを認識し、同じものを創り上げることが可能だと著者は説く。
ガイアの法則、タオの暗号、和の心などで著者が一貫して説いていた調和への道標。
真の幸せを求め、願うすべての人におすすめだ。
最後の著者の祖母とのくだりには涙がドッと溢れた。著者が感じたその尊き姿が私の脳裏にありありと浮かんだ。これこそが縄文から脈々と紡がれていた教育ではないのか。真の教育とはこういうものなのではないだろうか。
日本人が太古の時代から持ち続け、受け継がれていたであろう真実に胸が熱くなる。
それは言葉を介さない日本人特有の類まれなる美しき教え。
まごころを育てるのが真の教育であるなら、縄文文明がそうであったように戦争など存在しない世界になるだろう。
閉塞に継ぐ閉塞の現代、出口が見つからないと思っていた世界に光がさす。
原点の原点に戻ればいい。
永遠なる幸せの答えを私は見つけたように思う。
すべての日本人、いや全人類が著者の本を必読にすれば資本主義に変わる新たな核となり、全人類が幸せな世界を築くことは可能だと思う。
続編があるとのこと、出版が待ち遠しい! 」
「5つ星のうち5.0 完全調和、人と人が争わない奇跡の社会!
2020年8月15日に日本でレビュー済み
こんなにも多くの人が平和な世界を願っていながら、
皆、心のどこかで、それは無理かな〜とも感じているように思います。
それが、
無理ではないんだ!
とわかる希望の書でした!
私達は、人と人が調和するために
いろんな決まり事を作ります。
憲法にはじまり、校則だったり、社則だったり、、、
人を殺したら刑務所へ行くって刑法で決めても、戦争をしたらたくさん人を殺します。
それが、何も決まり事を作らずとも、人を殺さなかった縄文の人々。
そこには、そうなるべき、しっかりとした道筋があったのだとわかり、目から鱗でした。
こんなにも、希望を与えてくれた本は、ありません。
この本に出会えたことに、感謝でいっぱいです。」
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地下鉄サリン事件被害者、オウムを撮る…映画「AGANAI 地下鉄サリン事件と私」 3/18(木) 8:00配信
1995年3月20日に発生した地下鉄サリン事件の被害者、さかはらあつし監督(54)が初めてメガホンを執ったドキュメンタリー映画「AGANAI 地下鉄サリン事件と私」が、事件からちょうど26年となる20日から、東京・渋谷のシアター・イメージフォーラムなどで公開される。今も後遺症に苦しみながら、撮影から6年の歳月をかけて映画を完成させた執念は、どこにあったのだろうか。(高柳 哲人)
撮影が行われたのは、2015年の3月。金銭面の理由などで、上映までに時間がかかることは「映画あるある」だが、本作の場合は事情がやや異なる。「編集が納得いかず、一度できたものを全部ナシにして、一から編集をし直すことを大きく2回しました」。100時間もの映像を何度も見直し、こだわったのは未曽有の大事件を、被害者がドキュメンタリーとして描くことへの責任感だった。
会社員当時、出勤途中に地下鉄日比谷線のサリンが散布された車両に乗り合わせた。今も悩まされている手足のしびれや睡眠障害、体力低下などの後遺症が原因で、広告代理店を退職。その後、米国でMBAを取得し、作家、経営コンサルタントとして活動してきたが、学生時代から映画製作への興味もあった。「僕が映画を撮るのであれば、僕じゃないとつくれないものでなければいけない。そこは、やっぱりオウムしかなかったんです」
作品はオウム真理教の後継団体・アレフの荒木浩広報部長と連れ立って、2人の故郷などを訪問するというロードムービー調で進んでいく。時には荒木氏の心の中を鋭くえぐるように、また別の時には親友の相談に乗るかのようにして本心を引き出そうとする。
「荒木氏には『人』として会おうという気持ちで撮影に臨みました。批判はあるかもしれませんが、僕の哲学として彼を叩くのではなく、『彼の中にあるオウム』を叩いてみようと思った。被害者が友人の立場に立って、話してみようかということです。だからこそ、きつい言葉で、あつかましく彼の中に入っていけた」。あらかじめ質問を決めず、その場で頭に浮かんだことを問いかける。全てではないが、荒木氏の真実の言葉を聞けたと考えている。
さかはら監督と荒木氏は、共に丹波地方出身。交流はなかったものの、ほぼ同じ時期に京都大学で学んでいた(さかはら監督が経済学部、荒木氏は文学部)。「他に顔出しで映画に出てくれる人がいなかったから」と偶然を強調するが、共通点を知ったことで「彼と自分は、どこが違ったのか」と考えさせられた。
「荒木さんが大学に入った時には、あらゆる選択肢があったと思います。でも、学生生活の中でオウムに出合い、『チェックメイト』を受けてしまった。誰でも、油断をしていたら同じように信者となってしまう可能性があるんだよ、ということです。この映画が、その注意喚起にもなってくれたら」
地下鉄サリン事件から四半世紀が過ぎた。最近の若者にとって、事件は「教科書の中の出来事」となってしまい、オウム真理教を知らない世代も増えた。近年はアレフに若い信者が増えているという話もある。加えて、昨年からの新型コロナウイルスによる世界の変化は、社会に閉塞(へいそく)感を与えている。この時期に公開が決まったことに運命を感じているのだろうか。
「運命というと、ある意味、宗教的で危ないかもしれないけれど、巡り合わせという意味では興味深い点はあります。波乱に富んだ自分の人生にとっての妙味です。ただ、このコロナの状況において、さまざまな状況が垂れ流しになっているのは非常に危険だと思う。コロナ禍での生活は、カルトに陥りやすいところがあると思いますが、そこは踏みとどまってほしいですね」
◆「AGANAI 地下鉄サリン事件と私」 1995年3月20日に発生した地下鉄サリン事件当日、地下鉄日比谷線で事件に遭遇し、被害者となった「私」は事件から20年後、オウム真理教に向き合うことを決意。交渉の末、後継団体アレフの荒木浩広報部長の取材許可を得る。2人で、それぞれの故郷や出身の京大などを巡る中、荒木氏は子供の頃の思い出やオウム真理教との出会い、死生観について話し始める。114分。
◆さかはら あつし 本名・阪原淳。1966年8月27日、京都府京丹波町出身。54歳。滋賀大中退後に京大経済学部に入学。卒業後、電通に入社。95年、地下鉄サリン事件の被害者となって同社を退社し、96年に渡米、カリフォルニア大バークレー校でMBAを取得。作家として「小さくても勝てます」「直線は最短か? 当たり前を疑い創造的に答えを見つける実践弁証法入門」などを出版。
◆地下鉄サリン事件 1995年3月20日、オウム真理教が起こした無差別テロ事件。営団地下鉄(現・東京メトロ)丸ノ内線、日比谷線、千代田線の計5列車内で午前8時頃、化学兵器であるサリンを信者が散布した。これにより乗客や駅員ら14人が死亡、重軽傷者は6000人以上に及んだ。2018年7月、首謀者とされた松本智津夫死刑囚=教祖名・麻原彰晃=ら事件に関与した者を含む計13人の死刑囚の刑が執行された。
https://news.yahoo.co.jp/articles/d17741d1db4d0ece14c620933d068fe4d45e9002
1995年3月20日に発生した地下鉄サリン事件の被害者、さかはらあつし監督(54)が初めてメガホンを執ったドキュメンタリー映画「AGANAI 地下鉄サリン事件と私」が、事件からちょうど26年となる20日から、東京・渋谷のシアター・イメージフォーラムなどで公開される。今も後遺症に苦しみながら、撮影から6年の歳月をかけて映画を完成させた執念は、どこにあったのだろうか。(高柳 哲人)
撮影が行われたのは、2015年の3月。金銭面の理由などで、上映までに時間がかかることは「映画あるある」だが、本作の場合は事情がやや異なる。「編集が納得いかず、一度できたものを全部ナシにして、一から編集をし直すことを大きく2回しました」。100時間もの映像を何度も見直し、こだわったのは未曽有の大事件を、被害者がドキュメンタリーとして描くことへの責任感だった。
会社員当時、出勤途中に地下鉄日比谷線のサリンが散布された車両に乗り合わせた。今も悩まされている手足のしびれや睡眠障害、体力低下などの後遺症が原因で、広告代理店を退職。その後、米国でMBAを取得し、作家、経営コンサルタントとして活動してきたが、学生時代から映画製作への興味もあった。「僕が映画を撮るのであれば、僕じゃないとつくれないものでなければいけない。そこは、やっぱりオウムしかなかったんです」
作品はオウム真理教の後継団体・アレフの荒木浩広報部長と連れ立って、2人の故郷などを訪問するというロードムービー調で進んでいく。時には荒木氏の心の中を鋭くえぐるように、また別の時には親友の相談に乗るかのようにして本心を引き出そうとする。
「荒木氏には『人』として会おうという気持ちで撮影に臨みました。批判はあるかもしれませんが、僕の哲学として彼を叩くのではなく、『彼の中にあるオウム』を叩いてみようと思った。被害者が友人の立場に立って、話してみようかということです。だからこそ、きつい言葉で、あつかましく彼の中に入っていけた」。あらかじめ質問を決めず、その場で頭に浮かんだことを問いかける。全てではないが、荒木氏の真実の言葉を聞けたと考えている。
さかはら監督と荒木氏は、共に丹波地方出身。交流はなかったものの、ほぼ同じ時期に京都大学で学んでいた(さかはら監督が経済学部、荒木氏は文学部)。「他に顔出しで映画に出てくれる人がいなかったから」と偶然を強調するが、共通点を知ったことで「彼と自分は、どこが違ったのか」と考えさせられた。
「荒木さんが大学に入った時には、あらゆる選択肢があったと思います。でも、学生生活の中でオウムに出合い、『チェックメイト』を受けてしまった。誰でも、油断をしていたら同じように信者となってしまう可能性があるんだよ、ということです。この映画が、その注意喚起にもなってくれたら」
地下鉄サリン事件から四半世紀が過ぎた。最近の若者にとって、事件は「教科書の中の出来事」となってしまい、オウム真理教を知らない世代も増えた。近年はアレフに若い信者が増えているという話もある。加えて、昨年からの新型コロナウイルスによる世界の変化は、社会に閉塞(へいそく)感を与えている。この時期に公開が決まったことに運命を感じているのだろうか。
「運命というと、ある意味、宗教的で危ないかもしれないけれど、巡り合わせという意味では興味深い点はあります。波乱に富んだ自分の人生にとっての妙味です。ただ、このコロナの状況において、さまざまな状況が垂れ流しになっているのは非常に危険だと思う。コロナ禍での生活は、カルトに陥りやすいところがあると思いますが、そこは踏みとどまってほしいですね」
◆「AGANAI 地下鉄サリン事件と私」 1995年3月20日に発生した地下鉄サリン事件当日、地下鉄日比谷線で事件に遭遇し、被害者となった「私」は事件から20年後、オウム真理教に向き合うことを決意。交渉の末、後継団体アレフの荒木浩広報部長の取材許可を得る。2人で、それぞれの故郷や出身の京大などを巡る中、荒木氏は子供の頃の思い出やオウム真理教との出会い、死生観について話し始める。114分。
◆さかはら あつし 本名・阪原淳。1966年8月27日、京都府京丹波町出身。54歳。滋賀大中退後に京大経済学部に入学。卒業後、電通に入社。95年、地下鉄サリン事件の被害者となって同社を退社し、96年に渡米、カリフォルニア大バークレー校でMBAを取得。作家として「小さくても勝てます」「直線は最短か? 当たり前を疑い創造的に答えを見つける実践弁証法入門」などを出版。
◆地下鉄サリン事件 1995年3月20日、オウム真理教が起こした無差別テロ事件。営団地下鉄(現・東京メトロ)丸ノ内線、日比谷線、千代田線の計5列車内で午前8時頃、化学兵器であるサリンを信者が散布した。これにより乗客や駅員ら14人が死亡、重軽傷者は6000人以上に及んだ。2018年7月、首謀者とされた松本智津夫死刑囚=教祖名・麻原彰晃=ら事件に関与した者を含む計13人の死刑囚の刑が執行された。
https://news.yahoo.co.jp/articles/d17741d1db4d0ece14c620933d068fe4d45e9002
地下鉄サリン事件 捜査秘話 元死刑囚との間で“化学式の対話” 2021年3月23日 0時11分
「オウムの科学を解明せよ」。無差別テロ、地下鉄サリン事件の捜査で、こう命じられた元科学捜査官が、事件から26年となる中、捜査の秘話を明かしました。
サリンの生成に関わった元死刑囚との間で“化学式の対話”が行われ、捜査が進められていたことが分かりました。
取材に応じたのは、元・警視庁科学捜査官で、医学博士の服藤恵三さんです。
平成7年3月20日に起きた地下鉄サリン事件では、14人が死亡、およそ6300人が被害に遭いました。
当日の朝、服藤さんは、地下鉄にまかれた液体をサリンと鑑定しますが、その後、押収された実験ノートを分析したことで事件捜査に関わるようになりました。
ノートには、サリンを示すとみられる「サッチャン」という表記や、物質の沸点や融点、凝固点の測定値が記されていました。
数値は文献に記されたものとほぼ一致し、サリンを作っていることをうかがわせるものでした。
「オウムの科学を解明せよ」。
こう命じられた服藤さんは、麻原彰晃、本名、松本智津夫元死刑囚のもとでサリンの生成に関わった土谷正実元死刑囚と対面することになります。
黙秘を続ける土谷元死刑囚との対面で、服藤さんはある試みを行ったといいます。
化学式を黙々と書いて示すことでした。
この中の1つは、土谷元死刑囚がみずから考案したサリンの生成方法で、実験ノートの分析から解明したものでした。
自分で考えた生成方法を示され、困惑した様子だったという、土谷元死刑囚。
数日後、自供を始めたということです。
土谷元死刑囚は「自分で考えた生成方法をなぜ知っていたのか、そこまで解明しているなら黙っていてもしかたがないと思った」と話したということです。
服藤さんは「高度な知識のある若者が社会のために尽くせばとても貢献できたはずで、どうして闇に引きずり込まれたのか、今も知りたい」と話しています。
平成7年3月20日、日本の中枢が狙われたオウム真理教による無差別テロ、地下鉄サリン事件が起きました。
元・警視庁の科学捜査官で、医学博士の服藤恵三さんは、当時、科学捜査研究所にいました。
当日の朝、サイレンの音が次々に鳴り響き、複数の地下鉄の駅で多くの人が倒れているという情報が届き、異変を感じたといいます。
そして、午前9時5分ごろ、捜査員が地下鉄の車両から拭き取った液体を持って、研究所に飛び込んできました。
「捜査員が“築地駅構内の車両から液体を採取した”と、袋に入った脱脂綿を提げていた。現場で多くの人がうずくまり、せき込み、目やのどが痛いと訴えている。骨格筋がけいれんし、意識がなくて泡を吹いている人もいると。みんな暗いと言っていると。捜査員の目も瞳孔が小さくなりピクリとも動かない。縮瞳が起こっていた。有機リン系の毒物だと感じた」
そして、鑑定に取りかかり、午前9時34分、猛毒のサリンと鑑定します。
「ガスクロマトグラフ質量分析装置にかけると、画面上に“サリン”と表示された。それを見た瞬間、やっぱりと、なぜ?という気持ちが同時にわいた。
サリンは自然界には存在しない物質で、人為的に作らないとできない。
犯行を行ったグループにサリンを作れる人がいて、不特定多数の場所で同時に起こっているので、複数のグループが関与し、サリンを都心でまくことに参加したということになる。
なぜなんだという気持ちが錯そうした」
~ 実験ノートを独自分析 ~
地下鉄でまかれた液体はサリンだと鑑定した、服藤さん。
地下鉄サリン事件の捜査に深く関わるようになるのは、捜査本部で押収されたある実験ノートを独自に分析したことからでした。
それは、「ウパヴァーナ」という信者のホーリーネームが表紙に書かれたノートでした。
「ノートの表紙には、『ウパヴァーナ』と書かれていて、のちにサリン生成プラントの責任者の信者のホーリーネームだと分かった。ノートには反応式がいろいろと書かれていて、サリンのことを『サッチャン』と書いていると読み取れる部分があった。物質名は書いていないが沸点や融点などの数字が並んでいて、その中にサリンと一致する数字があった。間違いなく作っていると思った」
事件から6日目の3月26日、服藤さんは実験ノートの分析結果をまとめ、報告します。
ノートには、5つの行程を経てサリンを生成していることが読み取れること。
ガス化した物質が使われている特徴があることなどを報告したところ、捜査幹部から「オウムの科学を解明せよ」と命を受けたといいます。
「刑事部長から、“オウムの科学を解明してくれ”と言われ、それから毎日のように資料を読み込んだ。本気でサリンを作ろうとしていて、なおかつ、すでに作ってもう持っているというのがはじめの印象だった。非常に怖い感じがした」
~ 「第7サティアン」で「反応釜」など分析 ~
「オウムの科学を解明せよ」と命じられた、服藤さん。山梨県にあった教団施設「第7サティアン」では、サリンの生成を行う「反応釜」などを分析しました。
「オウム真理教はプラントも反応釜も自家製で全部作っていた。配管から何から何まですごく精密な図面があった。ハッチドアを開け、シャワールームを介して階段をずっと降りていくと、最終第5工程のサリンを生成するためのタンクにたどりついた」
さらに2つの実験棟にも入りました。
1つは土谷正実元死刑囚のホーリーネームがついた化学実験棟「クシティガルバ棟」です。
「ガランとしていて何もない雰囲気だが、奥の壁をよく見ると隠し扉があり、その奥に化学実験室があった。危険なものを扱うときに使う装置や、薬品などが実験台の上に置かれ、非常に高価な分析装置も置かれていた。器具もたくさんあり、相当使い込んでいる感じで繰り返し有機合成をしていると感じ取られた」。
もう1つは遠藤誠一元死刑囚の実験棟「ジーヴァカ棟」でした。
「いちばん気になったのはオートクレープという機械、細菌や病原菌をプレパレーションしたものを滅菌、死滅させるための機械だ。そういうものを扱っているということで、非常に気持ち悪かった。ジーヴァカ棟には化学実験室もあり、地下鉄サリンが作られて証拠隠滅のために実験のドラフトを焼いていたようだ。建物はガスが出てくるところが黒く変色して、すすがついた状態になっていた。ここからはサリンの第1次分解物が検出されている」
~ 白い紙に黙々と化学式を ~
服藤さんは、サリンの生成に関わった土谷元死刑囚と逮捕の2日後、対面することになります。
「捜査一課長から、完全黙秘になって何もしゃべらない。科学の話でもしてきてくださいと言われた」。
築地警察署の取調室で対面した土谷元死刑囚はずっと目をつむっていましたが、捜査員らに部屋を出てもらい、2人だけになり、大学での研究内容に触れると少し話し始めたといいます。
「大学院時代は目標が見えず、悩んでいたと。頑張れば教授になれたんじゃないかと聞いたら、“教授なんて無理です。大学院にも進んだが挫折しかかっていた”と。オウムはどうだったと聞くと“最高だった”“何でも好きなことをやらしてくれた”と」。
しかし、捜査員が部屋に戻ってくると話さなくなり、そこで、服藤さんはある試みを行うことにします。
白い紙に黙々と化学式を書いていくことでした。
「解析していたサリンの生成方法をゆっくりと書いていった。すると土谷元死刑囚は目を開けて作業を見るようになった。その中である反応工程を書き始めた時、身を乗り出してじっと見つめ、天を仰ぐように目をつむった。最後は目をつむったまま体を前後左右に揺らし、手も小刻みに震えていた。動揺していると思った」。
服藤さんが示した化学式。
この中の1つは、実は土谷元死刑囚がみずから考案したサリンの生成方法を記したものでした。
自分が考えた、知られるはずのない生成方法を化学式で示され、土谷元死刑囚は困惑した様子だったということです。
そして、数日後、自供を始めました。
「捜査一課長から“土谷が落ちた”と。“警視庁にはすごい人がいる。私がやっていることがすべて分かっているんだったら黙っていてもしょうがない”と言って話し始めたと言われた。“自分が考えたほかにない(反応)式だし、それをなぜ知っているのか、そこまで解明しているのかと思った”と、調べ官を介して教えてもらった」。
服藤さんには今も聞きたいことがあるといいます。
「その後の自供もすべて記憶だけで反応式や図面もすべて書いていった。これだけ優秀な頭がある若者が社会のために尽くしていたらものすごく貢献できたと。それがどうして闇に引きずり込まれたのか、聞いてみたかった」
~ そして今思うこと ~
無差別テロ、地下鉄サリン事件から26年。
服藤さんは、現実社会で悩みや挫折感を抱える土谷元死刑囚などの若い世代が、闇に取り込まれていったあやうさは、今も存在するとしています。
「(事件を起こした人たちは)優秀な人が多かったが、実は現実の社会の中でナンバーワンになれなかった、自分の居場所を見つけられず、自己実現ができず、悩みを抱えていたと思う。それがオウムと出会って引きずり込まれていったと。今も自己実現できない、何か認められたいという若い人たちは多くいて、SNSの中に居場所を見つけているように感じる」。
そのうえで服藤さんは、今、SNS上での悩みをさまざまな専門家集団が解析するなど、何らかの方法を見いだせないかと考えています。
「SNSの中で悩んでいる人たちがどのような形でどのような気持ちでいるのか。その根本的なところはどこに行き着くのか、そういうものを解析し、傾向などが見いだせればいいかなと思う。そのためにも精神医学や心理学、ITやAIの専門家など、SNSの解析にたけた人たちも集まって支援していく。そういう形を作っていかなければいけないと思う。」
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210323/k10012929891000.html
「オウムの科学を解明せよ」。無差別テロ、地下鉄サリン事件の捜査で、こう命じられた元科学捜査官が、事件から26年となる中、捜査の秘話を明かしました。
サリンの生成に関わった元死刑囚との間で“化学式の対話”が行われ、捜査が進められていたことが分かりました。
取材に応じたのは、元・警視庁科学捜査官で、医学博士の服藤恵三さんです。
平成7年3月20日に起きた地下鉄サリン事件では、14人が死亡、およそ6300人が被害に遭いました。
当日の朝、服藤さんは、地下鉄にまかれた液体をサリンと鑑定しますが、その後、押収された実験ノートを分析したことで事件捜査に関わるようになりました。
ノートには、サリンを示すとみられる「サッチャン」という表記や、物質の沸点や融点、凝固点の測定値が記されていました。
数値は文献に記されたものとほぼ一致し、サリンを作っていることをうかがわせるものでした。
「オウムの科学を解明せよ」。
こう命じられた服藤さんは、麻原彰晃、本名、松本智津夫元死刑囚のもとでサリンの生成に関わった土谷正実元死刑囚と対面することになります。
黙秘を続ける土谷元死刑囚との対面で、服藤さんはある試みを行ったといいます。
化学式を黙々と書いて示すことでした。
この中の1つは、土谷元死刑囚がみずから考案したサリンの生成方法で、実験ノートの分析から解明したものでした。
自分で考えた生成方法を示され、困惑した様子だったという、土谷元死刑囚。
数日後、自供を始めたということです。
土谷元死刑囚は「自分で考えた生成方法をなぜ知っていたのか、そこまで解明しているなら黙っていてもしかたがないと思った」と話したということです。
服藤さんは「高度な知識のある若者が社会のために尽くせばとても貢献できたはずで、どうして闇に引きずり込まれたのか、今も知りたい」と話しています。
平成7年3月20日、日本の中枢が狙われたオウム真理教による無差別テロ、地下鉄サリン事件が起きました。
元・警視庁の科学捜査官で、医学博士の服藤恵三さんは、当時、科学捜査研究所にいました。
当日の朝、サイレンの音が次々に鳴り響き、複数の地下鉄の駅で多くの人が倒れているという情報が届き、異変を感じたといいます。
そして、午前9時5分ごろ、捜査員が地下鉄の車両から拭き取った液体を持って、研究所に飛び込んできました。
「捜査員が“築地駅構内の車両から液体を採取した”と、袋に入った脱脂綿を提げていた。現場で多くの人がうずくまり、せき込み、目やのどが痛いと訴えている。骨格筋がけいれんし、意識がなくて泡を吹いている人もいると。みんな暗いと言っていると。捜査員の目も瞳孔が小さくなりピクリとも動かない。縮瞳が起こっていた。有機リン系の毒物だと感じた」
そして、鑑定に取りかかり、午前9時34分、猛毒のサリンと鑑定します。
「ガスクロマトグラフ質量分析装置にかけると、画面上に“サリン”と表示された。それを見た瞬間、やっぱりと、なぜ?という気持ちが同時にわいた。
サリンは自然界には存在しない物質で、人為的に作らないとできない。
犯行を行ったグループにサリンを作れる人がいて、不特定多数の場所で同時に起こっているので、複数のグループが関与し、サリンを都心でまくことに参加したということになる。
なぜなんだという気持ちが錯そうした」
~ 実験ノートを独自分析 ~
地下鉄でまかれた液体はサリンだと鑑定した、服藤さん。
地下鉄サリン事件の捜査に深く関わるようになるのは、捜査本部で押収されたある実験ノートを独自に分析したことからでした。
それは、「ウパヴァーナ」という信者のホーリーネームが表紙に書かれたノートでした。
「ノートの表紙には、『ウパヴァーナ』と書かれていて、のちにサリン生成プラントの責任者の信者のホーリーネームだと分かった。ノートには反応式がいろいろと書かれていて、サリンのことを『サッチャン』と書いていると読み取れる部分があった。物質名は書いていないが沸点や融点などの数字が並んでいて、その中にサリンと一致する数字があった。間違いなく作っていると思った」
事件から6日目の3月26日、服藤さんは実験ノートの分析結果をまとめ、報告します。
ノートには、5つの行程を経てサリンを生成していることが読み取れること。
ガス化した物質が使われている特徴があることなどを報告したところ、捜査幹部から「オウムの科学を解明せよ」と命を受けたといいます。
「刑事部長から、“オウムの科学を解明してくれ”と言われ、それから毎日のように資料を読み込んだ。本気でサリンを作ろうとしていて、なおかつ、すでに作ってもう持っているというのがはじめの印象だった。非常に怖い感じがした」
~ 「第7サティアン」で「反応釜」など分析 ~
「オウムの科学を解明せよ」と命じられた、服藤さん。山梨県にあった教団施設「第7サティアン」では、サリンの生成を行う「反応釜」などを分析しました。
「オウム真理教はプラントも反応釜も自家製で全部作っていた。配管から何から何まですごく精密な図面があった。ハッチドアを開け、シャワールームを介して階段をずっと降りていくと、最終第5工程のサリンを生成するためのタンクにたどりついた」
さらに2つの実験棟にも入りました。
1つは土谷正実元死刑囚のホーリーネームがついた化学実験棟「クシティガルバ棟」です。
「ガランとしていて何もない雰囲気だが、奥の壁をよく見ると隠し扉があり、その奥に化学実験室があった。危険なものを扱うときに使う装置や、薬品などが実験台の上に置かれ、非常に高価な分析装置も置かれていた。器具もたくさんあり、相当使い込んでいる感じで繰り返し有機合成をしていると感じ取られた」。
もう1つは遠藤誠一元死刑囚の実験棟「ジーヴァカ棟」でした。
「いちばん気になったのはオートクレープという機械、細菌や病原菌をプレパレーションしたものを滅菌、死滅させるための機械だ。そういうものを扱っているということで、非常に気持ち悪かった。ジーヴァカ棟には化学実験室もあり、地下鉄サリンが作られて証拠隠滅のために実験のドラフトを焼いていたようだ。建物はガスが出てくるところが黒く変色して、すすがついた状態になっていた。ここからはサリンの第1次分解物が検出されている」
~ 白い紙に黙々と化学式を ~
服藤さんは、サリンの生成に関わった土谷元死刑囚と逮捕の2日後、対面することになります。
「捜査一課長から、完全黙秘になって何もしゃべらない。科学の話でもしてきてくださいと言われた」。
築地警察署の取調室で対面した土谷元死刑囚はずっと目をつむっていましたが、捜査員らに部屋を出てもらい、2人だけになり、大学での研究内容に触れると少し話し始めたといいます。
「大学院時代は目標が見えず、悩んでいたと。頑張れば教授になれたんじゃないかと聞いたら、“教授なんて無理です。大学院にも進んだが挫折しかかっていた”と。オウムはどうだったと聞くと“最高だった”“何でも好きなことをやらしてくれた”と」。
しかし、捜査員が部屋に戻ってくると話さなくなり、そこで、服藤さんはある試みを行うことにします。
白い紙に黙々と化学式を書いていくことでした。
「解析していたサリンの生成方法をゆっくりと書いていった。すると土谷元死刑囚は目を開けて作業を見るようになった。その中である反応工程を書き始めた時、身を乗り出してじっと見つめ、天を仰ぐように目をつむった。最後は目をつむったまま体を前後左右に揺らし、手も小刻みに震えていた。動揺していると思った」。
服藤さんが示した化学式。
この中の1つは、実は土谷元死刑囚がみずから考案したサリンの生成方法を記したものでした。
自分が考えた、知られるはずのない生成方法を化学式で示され、土谷元死刑囚は困惑した様子だったということです。
そして、数日後、自供を始めました。
「捜査一課長から“土谷が落ちた”と。“警視庁にはすごい人がいる。私がやっていることがすべて分かっているんだったら黙っていてもしょうがない”と言って話し始めたと言われた。“自分が考えたほかにない(反応)式だし、それをなぜ知っているのか、そこまで解明しているのかと思った”と、調べ官を介して教えてもらった」。
服藤さんには今も聞きたいことがあるといいます。
「その後の自供もすべて記憶だけで反応式や図面もすべて書いていった。これだけ優秀な頭がある若者が社会のために尽くしていたらものすごく貢献できたと。それがどうして闇に引きずり込まれたのか、聞いてみたかった」
~ そして今思うこと ~
無差別テロ、地下鉄サリン事件から26年。
服藤さんは、現実社会で悩みや挫折感を抱える土谷元死刑囚などの若い世代が、闇に取り込まれていったあやうさは、今も存在するとしています。
「(事件を起こした人たちは)優秀な人が多かったが、実は現実の社会の中でナンバーワンになれなかった、自分の居場所を見つけられず、自己実現ができず、悩みを抱えていたと思う。それがオウムと出会って引きずり込まれていったと。今も自己実現できない、何か認められたいという若い人たちは多くいて、SNSの中に居場所を見つけているように感じる」。
そのうえで服藤さんは、今、SNS上での悩みをさまざまな専門家集団が解析するなど、何らかの方法を見いだせないかと考えています。
「SNSの中で悩んでいる人たちがどのような形でどのような気持ちでいるのか。その根本的なところはどこに行き着くのか、そういうものを解析し、傾向などが見いだせればいいかなと思う。そのためにも精神医学や心理学、ITやAIの専門家など、SNSの解析にたけた人たちも集まって支援していく。そういう形を作っていかなければいけないと思う。」
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210323/k10012929891000.html
西村健氏 震災とサリン事件…劇的な1995年を描く長編『激震』を語る 3/30(火) 19:05配信
【著者インタビュー】西村健氏/『激震』/講談社/1900円+税
26年前のあの日、自分はどこで何をしていただろうかと、思わず自問せずにはいられなくなる1冊だ。
西村健氏の最新作『激震』。戦後50年にあたるその年、巷談社の月刊『Sight』記者〈古毛冴樹〉はいつになく多忙な毎日を送っていた。1月に阪神・淡路大震災、3月に地下鉄サリン事件が起き、他にも國松長官狙撃事件や沖縄米兵少女暴行事件、二信組事件や大蔵省接待汚職事件等々、彼の記者仲間が〈矛盾が一気に噴き出して来た感じだな。戦後、営々と築いて来たこの国の神話が次々と崩壊してる〉と嘆く節目の年、1995年が、本書の真の主役だ。
故郷の炭鉱町に層を成す光と影の昭和史を活写した『地の底のヤマ』等で知られる著者自身、東大工学部から労働省を経て、講談社『Views』記者に転じた異色の経歴を持ち、神戸市の焼け跡から発見された男の刺殺体を巡るミステリーとして、あのただでさえ劇的な1年を描くのである。
震災当時、現地には?
「いや。行けと言われても行けなかったと思います。特に役人時代に赴任した監督署の管轄する長田区。合成靴やゴムの零細工場が密集し、労働問題に事欠かなかった町が炎に呑まれる様は、テレビですら正視に堪えなくて。担当したのは長田とかソープ街で有名な福原とか、いわゆる神戸とは趣の異なる地域でしたが、純粋に面白かったんですよ。人間が理屈や体裁じゃなく、生身で生きてる感じがして。
そんな思い入れもあって、雑誌が今とは桁違いに売れ、その熱気の只中で私自身も記者として戦った1995年を書こうと。要するに記者の古毛は狂言回しで、実質的な主人公はあの時代であり、その光と影を丸ごと投影させたヒロイン〈余寿々絵〉や、古毛が取材を重ねる東大中退のオウム信者〈桐田純人〉なんだと思います」
1月17日未明。M7.3の直下型地震が阪神全域を襲ったとの一報を自宅で受けた翌日、古毛は予算の潤沢な写真週刊誌に便乗する形で一路神戸へ。被災地に留まり、公園に簡易テントを張って野宿仲間と鍋を囲んだり、不動産屋で安いアパートを探して拠点にしたりと、取材の実際がまず興味深い。
「月刊誌は速報性を欠く分、読むに値する題材をじっくり探せるのが強みで、逆に言うと見つかるまで帰れない。現地の状況については実際に取材に行った人に話を聞きながら、市内に入るには新神戸からいったん山側に抜け南下すると早いとか、有馬温泉がメディアの拠点と化したとか、細部は出来る限り再現しました」
そして神戸市内の火災跡で、古毛は焦土に佇む女の瞳に魅入られたのだ。
〈横顔に夕陽が差し、赤く照り映えた〉〈あの眼だ〉〈俺はあれと同じ光の眼に、出会ったことがある〉〈アフガニスタン内戦の戦場を取材した時だ〉〈中でも最も若い兵士と、古毛は話した。まだ十三歳で、戦闘に参加するのは今回が初めてだと〉〈怖くなんか、ないさ〉〈これから、なすべきことをやるんだ〉〈強い想いに満ち満ちた目が、こちらを見返していた〉──。
それが余寿々絵だった。
https://news.yahoo.co.jp/articles/d0b0227f890515c74db8c708f6aba7ee33da336a
【著者インタビュー】西村健氏/『激震』/講談社/1900円+税
26年前のあの日、自分はどこで何をしていただろうかと、思わず自問せずにはいられなくなる1冊だ。
西村健氏の最新作『激震』。戦後50年にあたるその年、巷談社の月刊『Sight』記者〈古毛冴樹〉はいつになく多忙な毎日を送っていた。1月に阪神・淡路大震災、3月に地下鉄サリン事件が起き、他にも國松長官狙撃事件や沖縄米兵少女暴行事件、二信組事件や大蔵省接待汚職事件等々、彼の記者仲間が〈矛盾が一気に噴き出して来た感じだな。戦後、営々と築いて来たこの国の神話が次々と崩壊してる〉と嘆く節目の年、1995年が、本書の真の主役だ。
故郷の炭鉱町に層を成す光と影の昭和史を活写した『地の底のヤマ』等で知られる著者自身、東大工学部から労働省を経て、講談社『Views』記者に転じた異色の経歴を持ち、神戸市の焼け跡から発見された男の刺殺体を巡るミステリーとして、あのただでさえ劇的な1年を描くのである。
震災当時、現地には?
「いや。行けと言われても行けなかったと思います。特に役人時代に赴任した監督署の管轄する長田区。合成靴やゴムの零細工場が密集し、労働問題に事欠かなかった町が炎に呑まれる様は、テレビですら正視に堪えなくて。担当したのは長田とかソープ街で有名な福原とか、いわゆる神戸とは趣の異なる地域でしたが、純粋に面白かったんですよ。人間が理屈や体裁じゃなく、生身で生きてる感じがして。
そんな思い入れもあって、雑誌が今とは桁違いに売れ、その熱気の只中で私自身も記者として戦った1995年を書こうと。要するに記者の古毛は狂言回しで、実質的な主人公はあの時代であり、その光と影を丸ごと投影させたヒロイン〈余寿々絵〉や、古毛が取材を重ねる東大中退のオウム信者〈桐田純人〉なんだと思います」
1月17日未明。M7.3の直下型地震が阪神全域を襲ったとの一報を自宅で受けた翌日、古毛は予算の潤沢な写真週刊誌に便乗する形で一路神戸へ。被災地に留まり、公園に簡易テントを張って野宿仲間と鍋を囲んだり、不動産屋で安いアパートを探して拠点にしたりと、取材の実際がまず興味深い。
「月刊誌は速報性を欠く分、読むに値する題材をじっくり探せるのが強みで、逆に言うと見つかるまで帰れない。現地の状況については実際に取材に行った人に話を聞きながら、市内に入るには新神戸からいったん山側に抜け南下すると早いとか、有馬温泉がメディアの拠点と化したとか、細部は出来る限り再現しました」
そして神戸市内の火災跡で、古毛は焦土に佇む女の瞳に魅入られたのだ。
〈横顔に夕陽が差し、赤く照り映えた〉〈あの眼だ〉〈俺はあれと同じ光の眼に、出会ったことがある〉〈アフガニスタン内戦の戦場を取材した時だ〉〈中でも最も若い兵士と、古毛は話した。まだ十三歳で、戦闘に参加するのは今回が初めてだと〉〈怖くなんか、ないさ〉〈これから、なすべきことをやるんだ〉〈強い想いに満ち満ちた目が、こちらを見返していた〉──。
それが余寿々絵だった。
https://news.yahoo.co.jp/articles/d0b0227f890515c74db8c708f6aba7ee33da336a
変えるべきものほど変わらない
被災地で炊き出しや物資の運搬に率先して当たる反社会勢力の行動力をテーマに取材を続ける古毛は、焼け跡で収容された遺体の中に他殺と見られる死体があり、兵庫県警〈滝川警部〉らが動き始めたと小耳に挟む。そして住民たちの証言から、死体の主がバブルに足を掬われた元高利貸〈余廉将〉で、妻は横暴な夫を恐れて逃げ、福原のソープで働く娘も古毛が姿を見かけたあの日以来、消息を絶った事実を掴むのだ。
「自戒も込めて言いますが、メディアというのは物事を安直に煽りがちで、当時はオウムのことも散々叩いた。ただ個々の信者に関しては他人事とは思えない感覚を私も共有していたし、なぜ優秀な彼らが凶行に走ったかは、今も社会全体の問いとして残されたままです。
仮にバブルとその崩壊が、戦後日本人が信奉してきた物質主義や金銭至上主義に対する疑念を生み、彼らを宗教に走らせたとすれば、いつまた似たことが起きてもおかしくはありません」
古毛は父殺しを疑われた寿々絵の行方を追う一方、麻原逮捕後も教団傘下のパソコンショップで働く桐田を度々取材。大手企業の重役を父に持つ元東大生に聞きにくいこともあえて聞き、信頼を築くが、やがて一見バラバラな事件と事件の間にある接点が浮上する。その衝撃の結末もさることながら、今もって続く政官財の腐敗と搾取の構造には眩暈すら覚える。
「何しろ書き出しが〈変わらないものは変わらない〉ですからね。1995年の本編を2020年の序章と終章で挟む形にしたのも、何が変わって何が変わらないかを可視化するためで、前者は何といってもウィンドウズ95の登場です。私も当時はネットって何? と思ったクチですが、今ではネット抜きの巣ごもり生活なんて考えるだけでゾッとする。
かと思うと官僚接待や日米地位協定など、真っ先に変えるべき腐敗や不条理ほど変わらない。それでも1995年が、戦後日本人が誇ってきたものの多くが砂上の楼閣だったと露呈した転換点であることは事実で、少なくとも国は信用するな、そんな枠は超えて違うことを考えようよと、私は元役人だから言うんです(苦笑)」
日本に再び陽が昇るとしても、「全く別の方向に昇るんじゃないんでしょうか」と西村氏は言い、渦中では見えなかったものが離れて初めて見えてくることはよくあると、26年前のあの夕陽の輝きに思いを託すのだ。
【プロフィール】
西村健(にしむら・けん)/1965年福岡生まれ。6~15歳まで大牟田市で育つ。東京大学工学部卒。在学中から作家志望で、故・内藤陳氏が営む「深夜+1」と日本冒険小説協会に出入りするも、「酒だけ飲んでデビューはできないまま」労働省に入省。約4年で退官しライターに。1996年『ビンゴ』で小説デビューし、2005年『劫火』と2010年『残火』で日本冒険小説協会大賞、2011年『地の底のヤマ』で吉川英治文学新人賞など4冠、14年『ヤマの疾風』で大藪春彦賞。170cm、60kg、A型。
https://news.yahoo.co.jp/articles/d0b0227f890515c74db8c708f6aba7ee33da336a?page=2
被災地で炊き出しや物資の運搬に率先して当たる反社会勢力の行動力をテーマに取材を続ける古毛は、焼け跡で収容された遺体の中に他殺と見られる死体があり、兵庫県警〈滝川警部〉らが動き始めたと小耳に挟む。そして住民たちの証言から、死体の主がバブルに足を掬われた元高利貸〈余廉将〉で、妻は横暴な夫を恐れて逃げ、福原のソープで働く娘も古毛が姿を見かけたあの日以来、消息を絶った事実を掴むのだ。
「自戒も込めて言いますが、メディアというのは物事を安直に煽りがちで、当時はオウムのことも散々叩いた。ただ個々の信者に関しては他人事とは思えない感覚を私も共有していたし、なぜ優秀な彼らが凶行に走ったかは、今も社会全体の問いとして残されたままです。
仮にバブルとその崩壊が、戦後日本人が信奉してきた物質主義や金銭至上主義に対する疑念を生み、彼らを宗教に走らせたとすれば、いつまた似たことが起きてもおかしくはありません」
古毛は父殺しを疑われた寿々絵の行方を追う一方、麻原逮捕後も教団傘下のパソコンショップで働く桐田を度々取材。大手企業の重役を父に持つ元東大生に聞きにくいこともあえて聞き、信頼を築くが、やがて一見バラバラな事件と事件の間にある接点が浮上する。その衝撃の結末もさることながら、今もって続く政官財の腐敗と搾取の構造には眩暈すら覚える。
「何しろ書き出しが〈変わらないものは変わらない〉ですからね。1995年の本編を2020年の序章と終章で挟む形にしたのも、何が変わって何が変わらないかを可視化するためで、前者は何といってもウィンドウズ95の登場です。私も当時はネットって何? と思ったクチですが、今ではネット抜きの巣ごもり生活なんて考えるだけでゾッとする。
かと思うと官僚接待や日米地位協定など、真っ先に変えるべき腐敗や不条理ほど変わらない。それでも1995年が、戦後日本人が誇ってきたものの多くが砂上の楼閣だったと露呈した転換点であることは事実で、少なくとも国は信用するな、そんな枠は超えて違うことを考えようよと、私は元役人だから言うんです(苦笑)」
日本に再び陽が昇るとしても、「全く別の方向に昇るんじゃないんでしょうか」と西村氏は言い、渦中では見えなかったものが離れて初めて見えてくることはよくあると、26年前のあの夕陽の輝きに思いを託すのだ。
【プロフィール】
西村健(にしむら・けん)/1965年福岡生まれ。6~15歳まで大牟田市で育つ。東京大学工学部卒。在学中から作家志望で、故・内藤陳氏が営む「深夜+1」と日本冒険小説協会に出入りするも、「酒だけ飲んでデビューはできないまま」労働省に入省。約4年で退官しライターに。1996年『ビンゴ』で小説デビューし、2005年『劫火』と2010年『残火』で日本冒険小説協会大賞、2011年『地の底のヤマ』で吉川英治文学新人賞など4冠、14年『ヤマの疾風』で大藪春彦賞。170cm、60kg、A型。
https://news.yahoo.co.jp/articles/d0b0227f890515c74db8c708f6aba7ee33da336a?page=2
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ブログ「自由をもとめて」開設にあたってのご挨拶
2021/05/08
自己紹介
新ブログ、「自由をもとめて」へご訪問くださりありがとうございます。これまで応援してきてくださった皆さま、今後ともよろしくお願いいたします。
はじめましての皆さま、簡単に自己紹介をさせてください。
松本麗華と申します。
道ばたに咲いている小さな花や、山河や空の写真を撮るのが好きです。コンクリートの隙間などから頑張って顔を出している花を見ると、思わずしゃがんで写真を撮ってしまいます。
ときどき「すみすみ」というゲームもしています。あのほんわかした絵に癒やされます。かわいいです。
~ 中略 ~
わたしは松本麗華です。
組織の後ろ盾を持ない、非力な一人の人間です。
わたしは松本麗華として、自分が行ったことの責任だけを取る、そんな人生を歩みたい。
不安でこわいけれど、わたしは自由を求めて、今ここに、おそるおそるもう一歩を踏み出そうと思います。
「自由をもとめて」
このブログのタイトルには、そんな思いを込めました。
更新はのんびりになるかもしれません。あたたかい目で見守っていただけると幸いです。
今まで応援してきてくださった方々、支えてきてくださった方々に、改めてお礼を申し上げます。
はじめましての皆さま、これからよろしくお願いいたします。
わたしだけでなく、誰もが個人として尊重され、自分の人生を歩み、自由になれますように。
2021年4月30日
松本 麗華
2021/05/08
自己紹介
新ブログ、「自由をもとめて」へご訪問くださりありがとうございます。これまで応援してきてくださった皆さま、今後ともよろしくお願いいたします。
はじめましての皆さま、簡単に自己紹介をさせてください。
松本麗華と申します。
道ばたに咲いている小さな花や、山河や空の写真を撮るのが好きです。コンクリートの隙間などから頑張って顔を出している花を見ると、思わずしゃがんで写真を撮ってしまいます。
ときどき「すみすみ」というゲームもしています。あのほんわかした絵に癒やされます。かわいいです。
~ 中略 ~
わたしは松本麗華です。
組織の後ろ盾を持ない、非力な一人の人間です。
わたしは松本麗華として、自分が行ったことの責任だけを取る、そんな人生を歩みたい。
不安でこわいけれど、わたしは自由を求めて、今ここに、おそるおそるもう一歩を踏み出そうと思います。
「自由をもとめて」
このブログのタイトルには、そんな思いを込めました。
更新はのんびりになるかもしれません。あたたかい目で見守っていただけると幸いです。
今まで応援してきてくださった方々、支えてきてくださった方々に、改めてお礼を申し上げます。
はじめましての皆さま、これからよろしくお願いいたします。
わたしだけでなく、誰もが個人として尊重され、自分の人生を歩み、自由になれますように。
2021年4月30日
松本 麗華
オウム後継アレフ、賠償10億円の支払いに応じず…不動産は別組織名義で差し押さえ困難
7/18(日) 5:00配信
オウム真理教による事件で、被害者への賠償が滞った状況が続いている。教団の後継団体主流派「Aleph(アレフ)」に10億円超の支払いを命じた民事訴訟の判決が確定したものの、アレフは支払いに応じていない。教祖の麻原彰晃こと松本智津夫元死刑囚(執行時63歳)ら教団元幹部13人の死刑執行から今月で3年となるが、被害救済は今も残された課題となっている。
「事件から長い歳月が過ぎ、被害者の高齢化が進んでいる。教団は一刻も早く、賠償金を支払うべきだ」。被害者支援にあたる「オウム真理教犯罪被害者支援機構」の中村裕二弁護士(65)はそう訴える。
教団は一連の事件後の1996年に破産。被害者ら約1200人が賠償金として届け出た債権は約38億2000万円に上った。アレフは2000年、被害者側への支払い義務を引き受けることを破産管財人と合意。教団資産の売却などで計約15億5000万円が配当され、09年に残りの債権が同機構に引き継がれた。しかし、支払いに向けた協議はまとまらず、同機構は18年、未払い分の支払いを求めて提訴した。
被害者らは08年に成立した「オウム真理教被害者救済法」に基づき、後遺症などに応じた給付金を国から受け取っているが、東京地裁は19年の判決で、給付金などを差し引いても、アレフには約10億2000万円の支払い義務があると判断。東京高裁と最高裁も支持し、賠償命令は昨年11月に確定した。
しかし、アレフはその後も賠償金を支払っていない。
民事訴訟で賠償命令が確定したにもかかわらず、被告側が応じない場合、原告側は強制執行の手続きを取ることができる。ただ、被告側の財産を具体的に特定する必要があり、同機構が差し押さえられたのは約4200万円にとどまる。アレフは全国24か所に拠点施設を設けているが、別組織の名義となっていることなどから、不動産の差し押さえは困難だという。
同機構は賠償金が得られれば被害者らに分配するとしており、中村弁護士は「今もサリンの後遺症に苦しみ、将来への不安を抱える人も少なくない。早く実現したい」と話す。同機構は国とも連携し、賠償金を早期に回収したい考えだが、実現の可否や時期は不透明だ。
https://news.yahoo.co.jp/articles/2148a1b2681deac8257ee7c2d375700751f90dee
7/18(日) 5:00配信
オウム真理教による事件で、被害者への賠償が滞った状況が続いている。教団の後継団体主流派「Aleph(アレフ)」に10億円超の支払いを命じた民事訴訟の判決が確定したものの、アレフは支払いに応じていない。教祖の麻原彰晃こと松本智津夫元死刑囚(執行時63歳)ら教団元幹部13人の死刑執行から今月で3年となるが、被害救済は今も残された課題となっている。
「事件から長い歳月が過ぎ、被害者の高齢化が進んでいる。教団は一刻も早く、賠償金を支払うべきだ」。被害者支援にあたる「オウム真理教犯罪被害者支援機構」の中村裕二弁護士(65)はそう訴える。
教団は一連の事件後の1996年に破産。被害者ら約1200人が賠償金として届け出た債権は約38億2000万円に上った。アレフは2000年、被害者側への支払い義務を引き受けることを破産管財人と合意。教団資産の売却などで計約15億5000万円が配当され、09年に残りの債権が同機構に引き継がれた。しかし、支払いに向けた協議はまとまらず、同機構は18年、未払い分の支払いを求めて提訴した。
被害者らは08年に成立した「オウム真理教被害者救済法」に基づき、後遺症などに応じた給付金を国から受け取っているが、東京地裁は19年の判決で、給付金などを差し引いても、アレフには約10億2000万円の支払い義務があると判断。東京高裁と最高裁も支持し、賠償命令は昨年11月に確定した。
しかし、アレフはその後も賠償金を支払っていない。
民事訴訟で賠償命令が確定したにもかかわらず、被告側が応じない場合、原告側は強制執行の手続きを取ることができる。ただ、被告側の財産を具体的に特定する必要があり、同機構が差し押さえられたのは約4200万円にとどまる。アレフは全国24か所に拠点施設を設けているが、別組織の名義となっていることなどから、不動産の差し押さえは困難だという。
同機構は賠償金が得られれば被害者らに分配するとしており、中村弁護士は「今もサリンの後遺症に苦しみ、将来への不安を抱える人も少なくない。早く実現したい」と話す。同機構は国とも連携し、賠償金を早期に回収したい考えだが、実現の可否や時期は不透明だ。
https://news.yahoo.co.jp/articles/2148a1b2681deac8257ee7c2d375700751f90dee
天の川銀河の巨大ブラックホール撮影 国際研究チーム、2例目
5/12(木) 22:10配信
太陽系がある天の川銀河の中心にある巨大ブラックホールの影を撮影したと、日米欧などの国際研究チームが12日発表した。
チームは2019年に別の銀河の中心にある宇宙最大級のブラックホールを初めて撮影しており、今回が2例目。
われわれが住む銀河の中心がブラックホールであることが初めて証明され、銀河の起源や進化を解明する手がかりとなる。
天の川銀河は中央部が棒状になった棒渦巻き銀河だ。地球から約2万7000光年離れた中心核には「いて座Aスター」という強い電波源がある。
この中に太陽の約400万倍の質量がある巨大ブラックホールがあると考えられてきたが、ブラックホールは光すら外に出られず、見かけの大きさが極めて小さいため、観測が難しかった。
チームは17年4月、高解像度の電波望遠鏡で、いて座Aスターが出す電波を精密に観測して解析。
ブラックホールのごく近くにあるガスに黒い影を浮かび上がらせた。
チームはこのとき、地球から約5500万光年離れた楕円(だえん)銀河「M87」の中心にある太陽の約65億倍の質量を持つブラックホールも同時に観測し、世界初の撮影に成功していた。いて座AスターはM87のブラックホールより質量が小さく、周囲のガスなどが短い時間で回転しており、画像化が難しかったという。
チームは南米チリやハワイ、南極など6カ所8台の電波望遠鏡を連動させて観測した。人の目に例えると「視力300万」で、月面に置いたゴルフボールを見分けるほどの能力がある。
ブラックホールはアインシュタインの一般相対性理論で存在が予測された。いて座Aスターに目に見えない超大質量の物体があることを発見した成果は、20年のノーベル物理学賞を受賞した。今回の成果はこれらの理論の新たな裏付けとなる。【垂水友里香、鳥井真平、池田知広】
◇ブラックホール
重力が大きく、その周囲に近づくと物質や光さえも脱出できなくなる天体。
重い星が一生を終え、自己の重力で収縮してできると考えられているほか、銀河の中心にも巨大ブラックホールが存在する。
これまでは周囲にあるガスが形成する円盤や、円盤と垂直なガスの噴流(ジェット)の観測から、間接的にその存在が証明されてきた。
https://news.yahoo.co.jp/articles/2a75f36aaad23fd81e6f29fc70a03c32d04993ea
5/12(木) 22:10配信
太陽系がある天の川銀河の中心にある巨大ブラックホールの影を撮影したと、日米欧などの国際研究チームが12日発表した。
チームは2019年に別の銀河の中心にある宇宙最大級のブラックホールを初めて撮影しており、今回が2例目。
われわれが住む銀河の中心がブラックホールであることが初めて証明され、銀河の起源や進化を解明する手がかりとなる。
天の川銀河は中央部が棒状になった棒渦巻き銀河だ。地球から約2万7000光年離れた中心核には「いて座Aスター」という強い電波源がある。
この中に太陽の約400万倍の質量がある巨大ブラックホールがあると考えられてきたが、ブラックホールは光すら外に出られず、見かけの大きさが極めて小さいため、観測が難しかった。
チームは17年4月、高解像度の電波望遠鏡で、いて座Aスターが出す電波を精密に観測して解析。
ブラックホールのごく近くにあるガスに黒い影を浮かび上がらせた。
チームはこのとき、地球から約5500万光年離れた楕円(だえん)銀河「M87」の中心にある太陽の約65億倍の質量を持つブラックホールも同時に観測し、世界初の撮影に成功していた。いて座AスターはM87のブラックホールより質量が小さく、周囲のガスなどが短い時間で回転しており、画像化が難しかったという。
チームは南米チリやハワイ、南極など6カ所8台の電波望遠鏡を連動させて観測した。人の目に例えると「視力300万」で、月面に置いたゴルフボールを見分けるほどの能力がある。
ブラックホールはアインシュタインの一般相対性理論で存在が予測された。いて座Aスターに目に見えない超大質量の物体があることを発見した成果は、20年のノーベル物理学賞を受賞した。今回の成果はこれらの理論の新たな裏付けとなる。【垂水友里香、鳥井真平、池田知広】
◇ブラックホール
重力が大きく、その周囲に近づくと物質や光さえも脱出できなくなる天体。
重い星が一生を終え、自己の重力で収縮してできると考えられているほか、銀河の中心にも巨大ブラックホールが存在する。
これまでは周囲にあるガスが形成する円盤や、円盤と垂直なガスの噴流(ジェット)の観測から、間接的にその存在が証明されてきた。
https://news.yahoo.co.jp/articles/2a75f36aaad23fd81e6f29fc70a03c32d04993ea
松本元死刑囚の遺骨、いまも国が保管 引き渡しを求めて次女が提訴
10/3(月) 13:31配信
オウム真理教元代表の松本智津夫(麻原彰晃)元死刑囚の遺骨と遺髪をめぐり、元死刑囚の次女が、国に引き渡しを求めて東京地裁に提訴した。最高裁で所有権が次女に確定したことに基づく請求で、提訴は2日付。次女の代理人が3日、明らかにした。
松本元死刑囚は2018年7月の死刑執行直前に、遺骨などの引き取り先として「四女」を指定したとされる。一方、次女側は「(元死刑囚の)精神状態からすれば、特定の人を引き取り人に指定することはあり得ない」と反発した。
四女側の審判申し立てに対し、東京家裁は「確定的な意思表示だったとみるのは困難」で、面会の申し込みを繰り返していた次女側との関係が「最も親和的」と判断。所有権は次女にあるとし、昨年7月に最高裁で確定した。
■公安当局が注視 次女側は「一切関係ない」
公安当局は、遺骨などが後継団体の信者の信仰対象になる可能性があるとみて、状況を注視。「遺骨を粉にして海に散骨する」という意向を示してきた四女側ではなく次女側が受け取ることについて、公安関係者には不透明さが増すと懸念する見方もある。
今回の提訴について、次女の代理人は、次女は00年に教団から離れて以降は一切の関わりを断って暮らしてきたと主張する。
次女は代理人を通じ、「父の遺骨を政治的にも宗教的にも利用されたくない。娘としてただ静かに悼み弔いたいと願っている」とコメントした。
朝日新聞社
https://news.yahoo.co.jp/articles/c6e8a62916fc388cdd03cff81b163e3670ff170f
10/3(月) 13:31配信
オウム真理教元代表の松本智津夫(麻原彰晃)元死刑囚の遺骨と遺髪をめぐり、元死刑囚の次女が、国に引き渡しを求めて東京地裁に提訴した。最高裁で所有権が次女に確定したことに基づく請求で、提訴は2日付。次女の代理人が3日、明らかにした。
松本元死刑囚は2018年7月の死刑執行直前に、遺骨などの引き取り先として「四女」を指定したとされる。一方、次女側は「(元死刑囚の)精神状態からすれば、特定の人を引き取り人に指定することはあり得ない」と反発した。
四女側の審判申し立てに対し、東京家裁は「確定的な意思表示だったとみるのは困難」で、面会の申し込みを繰り返していた次女側との関係が「最も親和的」と判断。所有権は次女にあるとし、昨年7月に最高裁で確定した。
■公安当局が注視 次女側は「一切関係ない」
公安当局は、遺骨などが後継団体の信者の信仰対象になる可能性があるとみて、状況を注視。「遺骨を粉にして海に散骨する」という意向を示してきた四女側ではなく次女側が受け取ることについて、公安関係者には不透明さが増すと懸念する見方もある。
今回の提訴について、次女の代理人は、次女は00年に教団から離れて以降は一切の関わりを断って暮らしてきたと主張する。
次女は代理人を通じ、「父の遺骨を政治的にも宗教的にも利用されたくない。娘としてただ静かに悼み弔いたいと願っている」とコメントした。
朝日新聞社
https://news.yahoo.co.jp/articles/c6e8a62916fc388cdd03cff81b163e3670ff170f
『モーニングショー』元オウム真理教幹部・上祐史浩氏の出演がネットで物議「地上波に出していい人?」「他に適切な人選があるはず」
10/22(土) 9:30配信
10月21日放送の『羽鳥慎一モーニングショー』(テレビ朝日系)に、元オウム真理教の幹部で現「ひかりの輪」代表の上祐史浩氏(58)がVTRで出演。オウム真理教に出された“解散命令”の経験者として、旧統一教会に対する解散命令請求についての見解を語った。
今から27年前、地下鉄駅構内で死者を含む多数の被害者を出した「地下鉄サリン事件」を起こし、その後、解散命令が下されたオウム真理教。当時、上祐氏は教団の緊急対策本部長としてテレビで会見にあたっていた。解散命令を受けたあとのオウム真理教は、「Aleph」「山田らの集団」「ひかりの輪」と3つの団体に分かれ、名前を変えて活動を続けている。
『モーニングショー』のインタビューに応じた上祐氏は、解散命令を受けた当時を振り返り「宗教法人の解散命令に関しては実際の解散ではないので、あんまり(信者たちの)反応はなかった」「信者の活動には全く影響を与えない」とし、宗教法人の解散命令は「“法人格”と“免税権”のはく奪にすぎない」とコメント。そして旧統一教会については、解散命令が出されたからといって「信者たちが信仰をやめる気には恐らくならない」と言うと、外部から弾圧されることによって「『悪の社会が悪を深めている』となると、逆に信仰が悪い意味で強まる」と懸念点を指摘。
そのため、解散命令の請求が裁判所に認められるか認められないかは別として「『こんなはずではなかった』という状態になる可能性はあると思う」と見解を語った。
実際、番組のインタビューに応じた「Aleph」の元代表だという人物も、旧統一教会に解散命令が出されたとしても「(影響は)全くないと思います」と断言。現在もAlephが変わりなく勧誘を続けているように、解散後も「勧誘活動とかお布施集めもできる」「むしろ逆に信者同士の結束が外圧によって強まる懸念すらある」と語っている。
これについて、ジャーナリストの鈴木エイト氏は「『国から認められた宗教団体です』みたいな形で勧誘をしている実態もあるので、(解散命令が認められれば)少なくとも今後の被害については抑えられるのではないか」との見解を語った。
「ただ、上祐氏のインタビュー出演に対し、ネット上からは『上祐元オウム真理教幹部にインタビューして放送する必要があるのか。同じようなことを聞くなら他に弁護士やジャーナリストなど適切な人選があるはず』『旧統一教会勅使河原本部長はオウム真理教で言う上祐史浩氏と同じだよね』『上祐の言葉なんて信用に値しない』『地上波に出していい人とは思えない。毒ガス無差別テロで大勢の死傷者を出した団体ですよ』と反発の声が続出しています」(政治記者)
一方で、「当事者ならではのさすがの弁論」「私も上祐の言うとおりだと思う」といった声も。解散させる意味は十分にあるだけに、このまま動きを見守りたい。
https://article.yahoo.co.jp/detail/d147d8abd160dbf867ca867129c385e810d2aee7
10/22(土) 9:30配信
10月21日放送の『羽鳥慎一モーニングショー』(テレビ朝日系)に、元オウム真理教の幹部で現「ひかりの輪」代表の上祐史浩氏(58)がVTRで出演。オウム真理教に出された“解散命令”の経験者として、旧統一教会に対する解散命令請求についての見解を語った。
今から27年前、地下鉄駅構内で死者を含む多数の被害者を出した「地下鉄サリン事件」を起こし、その後、解散命令が下されたオウム真理教。当時、上祐氏は教団の緊急対策本部長としてテレビで会見にあたっていた。解散命令を受けたあとのオウム真理教は、「Aleph」「山田らの集団」「ひかりの輪」と3つの団体に分かれ、名前を変えて活動を続けている。
『モーニングショー』のインタビューに応じた上祐氏は、解散命令を受けた当時を振り返り「宗教法人の解散命令に関しては実際の解散ではないので、あんまり(信者たちの)反応はなかった」「信者の活動には全く影響を与えない」とし、宗教法人の解散命令は「“法人格”と“免税権”のはく奪にすぎない」とコメント。そして旧統一教会については、解散命令が出されたからといって「信者たちが信仰をやめる気には恐らくならない」と言うと、外部から弾圧されることによって「『悪の社会が悪を深めている』となると、逆に信仰が悪い意味で強まる」と懸念点を指摘。
そのため、解散命令の請求が裁判所に認められるか認められないかは別として「『こんなはずではなかった』という状態になる可能性はあると思う」と見解を語った。
実際、番組のインタビューに応じた「Aleph」の元代表だという人物も、旧統一教会に解散命令が出されたとしても「(影響は)全くないと思います」と断言。現在もAlephが変わりなく勧誘を続けているように、解散後も「勧誘活動とかお布施集めもできる」「むしろ逆に信者同士の結束が外圧によって強まる懸念すらある」と語っている。
これについて、ジャーナリストの鈴木エイト氏は「『国から認められた宗教団体です』みたいな形で勧誘をしている実態もあるので、(解散命令が認められれば)少なくとも今後の被害については抑えられるのではないか」との見解を語った。
「ただ、上祐氏のインタビュー出演に対し、ネット上からは『上祐元オウム真理教幹部にインタビューして放送する必要があるのか。同じようなことを聞くなら他に弁護士やジャーナリストなど適切な人選があるはず』『旧統一教会勅使河原本部長はオウム真理教で言う上祐史浩氏と同じだよね』『上祐の言葉なんて信用に値しない』『地上波に出していい人とは思えない。毒ガス無差別テロで大勢の死傷者を出した団体ですよ』と反発の声が続出しています」(政治記者)
一方で、「当事者ならではのさすがの弁論」「私も上祐の言うとおりだと思う」といった声も。解散させる意味は十分にあるだけに、このまま動きを見守りたい。
https://article.yahoo.co.jp/detail/d147d8abd160dbf867ca867129c385e810d2aee7
統一教会問題で注目される「オウム解散命令」の裁判記録が廃棄 学生の調査報告が話題
11/24(木) 11:48配信
神戸連続児童殺傷事件など重要少年事件の記録が廃棄されていたことが問題となる中、オウム真理教の解散命令にまつわる記録も廃棄されていたと学生が11月22日にツイートし、話題となっている。弁護士ドットコムニュース編集部が24日に東京地裁に問い合わせたところ、「廃棄は事実で、2006年3月8日だった」と回答した。
ツイートしたのは、大学2年生の「学生傍聴人」さん。小学生の時に父親と見たオウム真理教のドキュメンタリー番組をきっかけに、裁判に興味を持ち法学部に進んだ。ジャーナリストの江川紹子さんの授業を受けるために、別の大学に単位交換で受講するほどだ。
実は、この記録は2019年に朝日新聞などの報道で民事訴訟記録廃棄が問題になった際、憲法判例百選に掲載された民事の事例で廃棄された118件のリストに入っていた。国会でも言及されたが、著名事件ばかりのため、当時はオウムの件について特別、注目が集まったわけではなかった。
旧統一教会問題が浮上した今、一人の学生が、自分が生まれる前の事件について知ろうとしたところ、その道を閉ざされた格好だ。
裁判記録の保存などを求める「司法情報公開研究会」の共同代表も務める江川さんは「後世の人が、ただ純粋に当時の記録を検証しようとしても、不可能だということが実証された。国民が共有する知的資源が失われることの弊害が、はっきり見えた」と指摘する。
学生傍聴人さんに、今回の事態についての思いを聞いた。
●重要判例にもかかわらず驚きしかない
学生傍聴人さんは高校時代から授業の合間や夏休みの時間を使って傍聴して5年。数は650件を超えている。彼にとってオウム事件は「原点」だ。関連する記録は、どんなささいなものでも読んでみたいもの。期待していたにもかかわらず、もうないということは衝撃だった。
「ここ3、4年はオウム事件の研究を一人で進めていました。その一つの目標が解散命令事件の記録閲覧です。教団を反社会的組織として国家が認定し法人格を解散させるという、前代未聞の事態だったからです」
「11月17日に、当時の担当部署だった東京地裁民事8部に電話しました。『特別保存されているか調査する』と言われ、この日は電話を切ったのですが、内心で『特別保存しているのだろう』と期待していました」
民事の裁判記録(証拠書類や証言類などの事件記録)は5年を経過すると廃棄される決まりとなっているが、その例外として「特別保存」とされると国立公文書館へ移され、誰でも閲覧できる。
「しかし、今週の22日に『全記録を既に廃棄した』と回答され、はじめは驚きの余り、言葉が出ずにただ頭が真っ白でした。一度は電話を切りましたが、やはり信じられなくて、再度電話で確認したほどです。回答は同じで、廃棄日は答えられないとのことでした」
この回答を受けた直後に「是非、この事実を拡散して頂けますと幸いです」とツイートした。このツイートを江川さんが翌朝にリツイートし、3500以上の拡散が続いている。
●江川さん「重要な史料を残せず申し訳ない」
学生傍聴人さんが閲覧請求するのは、これが初めてではない。刑事事件記録の閲覧では、存否ではなく、公開にハードルがあるという。
「これまで検察庁にも、オウム事件をはじめとして重大事件の記録の閲覧請求をしています。本来、刑事確定訴訟記録法には、第三者であっても正当な理由があれば閲覧ができると定められているにもかかわらず、いくら説明しても強い口調で『第三者は閲覧できません』と断られてしまいます」
「時には『書籍や記事などを書いたことがないのであれば、難しいと思います』と学生だからといって軽視されることや、地方検察庁によっては閲覧請求の受理すらされない場合もあります。憲法で裁判公開原則を定めた法治国家である我が国で、裁判記録は非常に重要な歴史的資料です。同じことを繰り返さないようにしてほしいです」
江川さんは、いつも一番前で授業を受けていた学生傍聴人さんを熱心だと感じており、裁判の公開について意見を交わすこともあった。今回、独自で調べたいと望んだ彼の知的好奇心が阻まれたことについて、江川さんは「司法文書は、こういう人たちのために残しておくべき資料なんだと実感しました。傍聴するなどして当時の時代の空気を知っている私たちのためじゃない。後世の人たちのためなんだと」と説明する。
「統一教会の解散命令について考える時、(刑法違反でなければ不可能との見解で)当初の政府見解を縛っていたのは、この判例です。裁判記録には、所管する東京都、また地検がどんなことを主張したかがあったはずで、判断に至る経緯を知る重要な歴史的資料でした」
オウム関連では、破産事件記録については被害者支援機構の弁護士らが2017年に要望し、特別保存の対象に指定されている。
江川さんは「加害者の刑事記録や破産など被害者関連の事件について働きかけを続けていたが、解散の記録は残せなかった。次の世代に送れなかった、申し訳ないという気持ちです。裁判所は記録を実務の資料と思っていて、史料だという感覚が希薄です。基本を『捨てる』から『残す』にして、捨てる場合にチェックが入るような仕組みを求めます」と強調した。
なお、東京地裁は2020年からは特別保存の基準を見直したとしている。
(11月24日午後4時45分、東京地裁の回答を追記しました)
弁護士ドットコムニュース編集部
https://news.yahoo.co.jp/articles/0cea217f7f88d3e2d43db7f9ab0a4d352fb6a2d6
11/24(木) 11:48配信
神戸連続児童殺傷事件など重要少年事件の記録が廃棄されていたことが問題となる中、オウム真理教の解散命令にまつわる記録も廃棄されていたと学生が11月22日にツイートし、話題となっている。弁護士ドットコムニュース編集部が24日に東京地裁に問い合わせたところ、「廃棄は事実で、2006年3月8日だった」と回答した。
ツイートしたのは、大学2年生の「学生傍聴人」さん。小学生の時に父親と見たオウム真理教のドキュメンタリー番組をきっかけに、裁判に興味を持ち法学部に進んだ。ジャーナリストの江川紹子さんの授業を受けるために、別の大学に単位交換で受講するほどだ。
実は、この記録は2019年に朝日新聞などの報道で民事訴訟記録廃棄が問題になった際、憲法判例百選に掲載された民事の事例で廃棄された118件のリストに入っていた。国会でも言及されたが、著名事件ばかりのため、当時はオウムの件について特別、注目が集まったわけではなかった。
旧統一教会問題が浮上した今、一人の学生が、自分が生まれる前の事件について知ろうとしたところ、その道を閉ざされた格好だ。
裁判記録の保存などを求める「司法情報公開研究会」の共同代表も務める江川さんは「後世の人が、ただ純粋に当時の記録を検証しようとしても、不可能だということが実証された。国民が共有する知的資源が失われることの弊害が、はっきり見えた」と指摘する。
学生傍聴人さんに、今回の事態についての思いを聞いた。
●重要判例にもかかわらず驚きしかない
学生傍聴人さんは高校時代から授業の合間や夏休みの時間を使って傍聴して5年。数は650件を超えている。彼にとってオウム事件は「原点」だ。関連する記録は、どんなささいなものでも読んでみたいもの。期待していたにもかかわらず、もうないということは衝撃だった。
「ここ3、4年はオウム事件の研究を一人で進めていました。その一つの目標が解散命令事件の記録閲覧です。教団を反社会的組織として国家が認定し法人格を解散させるという、前代未聞の事態だったからです」
「11月17日に、当時の担当部署だった東京地裁民事8部に電話しました。『特別保存されているか調査する』と言われ、この日は電話を切ったのですが、内心で『特別保存しているのだろう』と期待していました」
民事の裁判記録(証拠書類や証言類などの事件記録)は5年を経過すると廃棄される決まりとなっているが、その例外として「特別保存」とされると国立公文書館へ移され、誰でも閲覧できる。
「しかし、今週の22日に『全記録を既に廃棄した』と回答され、はじめは驚きの余り、言葉が出ずにただ頭が真っ白でした。一度は電話を切りましたが、やはり信じられなくて、再度電話で確認したほどです。回答は同じで、廃棄日は答えられないとのことでした」
この回答を受けた直後に「是非、この事実を拡散して頂けますと幸いです」とツイートした。このツイートを江川さんが翌朝にリツイートし、3500以上の拡散が続いている。
●江川さん「重要な史料を残せず申し訳ない」
学生傍聴人さんが閲覧請求するのは、これが初めてではない。刑事事件記録の閲覧では、存否ではなく、公開にハードルがあるという。
「これまで検察庁にも、オウム事件をはじめとして重大事件の記録の閲覧請求をしています。本来、刑事確定訴訟記録法には、第三者であっても正当な理由があれば閲覧ができると定められているにもかかわらず、いくら説明しても強い口調で『第三者は閲覧できません』と断られてしまいます」
「時には『書籍や記事などを書いたことがないのであれば、難しいと思います』と学生だからといって軽視されることや、地方検察庁によっては閲覧請求の受理すらされない場合もあります。憲法で裁判公開原則を定めた法治国家である我が国で、裁判記録は非常に重要な歴史的資料です。同じことを繰り返さないようにしてほしいです」
江川さんは、いつも一番前で授業を受けていた学生傍聴人さんを熱心だと感じており、裁判の公開について意見を交わすこともあった。今回、独自で調べたいと望んだ彼の知的好奇心が阻まれたことについて、江川さんは「司法文書は、こういう人たちのために残しておくべき資料なんだと実感しました。傍聴するなどして当時の時代の空気を知っている私たちのためじゃない。後世の人たちのためなんだと」と説明する。
「統一教会の解散命令について考える時、(刑法違反でなければ不可能との見解で)当初の政府見解を縛っていたのは、この判例です。裁判記録には、所管する東京都、また地検がどんなことを主張したかがあったはずで、判断に至る経緯を知る重要な歴史的資料でした」
オウム関連では、破産事件記録については被害者支援機構の弁護士らが2017年に要望し、特別保存の対象に指定されている。
江川さんは「加害者の刑事記録や破産など被害者関連の事件について働きかけを続けていたが、解散の記録は残せなかった。次の世代に送れなかった、申し訳ないという気持ちです。裁判所は記録を実務の資料と思っていて、史料だという感覚が希薄です。基本を『捨てる』から『残す』にして、捨てる場合にチェックが入るような仕組みを求めます」と強調した。
なお、東京地裁は2020年からは特別保存の基準を見直したとしている。
(11月24日午後4時45分、東京地裁の回答を追記しました)
弁護士ドットコムニュース編集部
https://news.yahoo.co.jp/articles/0cea217f7f88d3e2d43db7f9ab0a4d352fb6a2d6
教会の閉鎖も急増中
米国でキリスト教離れが止まらない、教会の閉鎖も急増中
1/27(金) 11:02配信
米国ではいま、多くの教会が急速に閉鎖に追い込まれている。
米国人がキリスト教から離れ始めているからである。米社会でいったい何が起きているのか。
全米にはいま約38万の教会があるといわれているが、米東部コネチカット州にあるハートフォード宗教研究所は、「今後20年で30%の教会が存続できなくなる可能性がある」という報告結果を発表した。
米国では過去何世紀もの間、教会は宗教活動の場であるだけでなく、地域社会の中心であり、新しい人と出会う場所でもあった。
将来の伴侶と出会うことも多かったし、そこで結婚式を挙げ、子供に宗教の重要性を教えもした。
ただ、今そうした伝統的な価値観が揺らぎ始めている。
教会の衰退はすでに数字に表れている。
首都ワシントンにあるピュー研究所の調査によると、2020年、自身をキリスト教徒と認める米国人は64%でしかなくなっていた。
それに対し、米国人の30%がいま「無宗教」であると回答している。
1972年にはキリスト教と答えた人は92%に及んでいたが、信徒数は減少の一途を辿っているのだ。
ちなみに、ユダヤ教、イスラム教、ヒンズー教、仏教と回答した人は合計で全体の6%である。
キリスト教徒が減り続ける理由を探ると、興味深いことが浮かび上がってきた。
まず若者がキリスト教から遠のき始めていた。
南部テネシー州にあるライフウェイというリサーチ会社の調査によると、高校時代に定期的に教会に通っていた高校生が18歳から22歳になると、10人中7人が教会に行かなくなっていた。
家族から離れて大学・専門学校に通うようになると、物理的に教会に行けなくなることもあるが、「自分はもう教会に受け入れられていない」と感じるようになるのだという。
さらに、自身の宗教アイデンティティーを真剣に考え始めるようになると、神の存在に疑問を抱く人が増えてくる。
そして無神論者、不可知論者、あるいは「宗教は特になし」というカテゴリーに自分を置くようになる。
そして高校卒業まで親と通っていた教会には足を向けなくなる。オハイオ州にあるプロテスタント教会の牧師はこう嘆く。
「私たちが生きている間に、これまで誰も見たことがなかったような宗教的変化が起こる可能性がある」
「いま6割以上の米国人がクリスチャンであるこの国で、礼拝に定期的に参加している人はもはや3人に1人に過ぎないのです」
教会に行かなくなった理由の一つには、新型コロナウイルスによる影響もある。
コロナ発生前、1年に最低1回は教会に行って礼拝をする人は米国人の75%だったが、いまは67%まで下がっている。
感染を憂慮して教会を忌避することは十分に理解できるが、教会が抱える本当の問題はもっと深刻である。
取材をしていくと、「米国の教会はいま心を失っている」という言葉を聞いた。
教会から足が遠のき始めている人が感じているのは、最近の教会からは「燃えるような使命感」を感じないというのだ。
すでにタオルを投げてしまったような教会が増えているという。
https://news.yahoo.co.jp/articles/eded53195f3e2d45af2a39afda761fcec8d9f52f?page=1
教会は本来、福音を伝える場であり、教会員以外のためにも尽力しなくてはいけない組織だが、最近は「自分たちだけを大切にしている」教会が増えてきている。
たとえば10人の子供が野に散らばり、自由に遊んでいたとする。
集合時に9人だけが元の場所に戻ってきたが、1人は行方不明になってしまった。
今の米教会は、9人が戻ったから1人は忘れても構わないという姿勢に似ているとの指摘があるのだ。
本来であれば、迷子になった1人を命をかけてでも探し出すのが本来のキリスト教の姿であるはずだ。
そのため、いまの教会は「魂が失われている」と表現されてしまう。
また、牧師に対して行われた調査でも、牧師の「燃え尽き率」が上がっており、42%の牧師が「自分の職業を完全に放棄すべきかどうか真剣に考えたことがある」と回答していることが分かった。
牧師という職業に疲れ、人生をかけるだけの価値があるかどうか、迷いが生じているのだ。
両親の世代は定期的に教会に通っていたかもしれないが、ミレニアム世代以降になると教会とのかかわりが希薄になってきている。
セント・メリーズ大学で神学を教えるスティーブン・ブリバント教授はキリスト教の世代でいま世代交代が起きていると述べる。
「1960年代のベビーブーム世代をきっかけに、伝統的なキリスト教の道徳観が切り離されるようになった」
別の問題は、教会の活動資金の主体となっている寄付金の減少である。
米国では今でも慈善活動が盛んだが、2021年の大手教会への寄付金は前年比で6.6%減少していた。特に新規の寄付や大口の寄付が少なくなっている。
バージニア州にある福音主義財務責任協議会(ECFA)が発表した報告書によると、慈善事業全体への寄付金は2016年から21年にかけて1.8%上昇したが、予算が2000万ドル(約26億円)以上の大手教会では寄付が8%減少していた。
教会という組織は営利団体ではないので、信徒からの寄付金が減れば必然的に組織の力は弱体化する。
そしてECFAの調査によると、教会の活動に必要なボランティアを見つけるのにも苦労しているという。
53%の教会が十分なボランティアを見つけられず、63%が年間1万ドル(約130万円)以上を出資してくれる大口の寄付者を探しだせずにいる。
そのため米国では、今後さらに多くの教会が閉鎖されるとみられているのだ。
ただ、いかにも米国らしいビジネスがこうした状況下の教会周辺で生まれている。
放棄された教会の売買を専門にする不動産会社があるのだ。
売却される不動産は教会の主要な部分の場合もあれば、長期的に利用されない付属的な部分のこともある。
宗教法人による不動産取引には複雑な法律があるばかりか、州によって法律も異なるため、売却を希望する教会は不動産会社からからカウンセリングを受けると同時に、州の司法長官および裁判所から承認を受けるために請願書を提出する必要がある。
このように、いまの米教会は信徒数の減少に伴い、寄付金が集まらなくなり、挙句には不動産の売却にまで追い込まれているところが出ている。
これはまさしく「米教会の危機」と呼んで差し支えないだろう。
ただ、物理的に教会に足を運ぶ人が少なくっていても、オンラインで宗教活動をする教会やグループが増えていることも事実だ。
宗教を通した精神活動が米国から消えることはないと信じたい。
https://news.yahoo.co.jp/articles/eded53195f3e2d45af2a39afda761fcec8d9f52f?page=2
1/27(金) 11:02配信
米国ではいま、多くの教会が急速に閉鎖に追い込まれている。
米国人がキリスト教から離れ始めているからである。米社会でいったい何が起きているのか。
全米にはいま約38万の教会があるといわれているが、米東部コネチカット州にあるハートフォード宗教研究所は、「今後20年で30%の教会が存続できなくなる可能性がある」という報告結果を発表した。
米国では過去何世紀もの間、教会は宗教活動の場であるだけでなく、地域社会の中心であり、新しい人と出会う場所でもあった。
将来の伴侶と出会うことも多かったし、そこで結婚式を挙げ、子供に宗教の重要性を教えもした。
ただ、今そうした伝統的な価値観が揺らぎ始めている。
教会の衰退はすでに数字に表れている。
首都ワシントンにあるピュー研究所の調査によると、2020年、自身をキリスト教徒と認める米国人は64%でしかなくなっていた。
それに対し、米国人の30%がいま「無宗教」であると回答している。
1972年にはキリスト教と答えた人は92%に及んでいたが、信徒数は減少の一途を辿っているのだ。
ちなみに、ユダヤ教、イスラム教、ヒンズー教、仏教と回答した人は合計で全体の6%である。
キリスト教徒が減り続ける理由を探ると、興味深いことが浮かび上がってきた。
まず若者がキリスト教から遠のき始めていた。
南部テネシー州にあるライフウェイというリサーチ会社の調査によると、高校時代に定期的に教会に通っていた高校生が18歳から22歳になると、10人中7人が教会に行かなくなっていた。
家族から離れて大学・専門学校に通うようになると、物理的に教会に行けなくなることもあるが、「自分はもう教会に受け入れられていない」と感じるようになるのだという。
さらに、自身の宗教アイデンティティーを真剣に考え始めるようになると、神の存在に疑問を抱く人が増えてくる。
そして無神論者、不可知論者、あるいは「宗教は特になし」というカテゴリーに自分を置くようになる。
そして高校卒業まで親と通っていた教会には足を向けなくなる。オハイオ州にあるプロテスタント教会の牧師はこう嘆く。
「私たちが生きている間に、これまで誰も見たことがなかったような宗教的変化が起こる可能性がある」
「いま6割以上の米国人がクリスチャンであるこの国で、礼拝に定期的に参加している人はもはや3人に1人に過ぎないのです」
教会に行かなくなった理由の一つには、新型コロナウイルスによる影響もある。
コロナ発生前、1年に最低1回は教会に行って礼拝をする人は米国人の75%だったが、いまは67%まで下がっている。
感染を憂慮して教会を忌避することは十分に理解できるが、教会が抱える本当の問題はもっと深刻である。
取材をしていくと、「米国の教会はいま心を失っている」という言葉を聞いた。
教会から足が遠のき始めている人が感じているのは、最近の教会からは「燃えるような使命感」を感じないというのだ。
すでにタオルを投げてしまったような教会が増えているという。
https://news.yahoo.co.jp/articles/eded53195f3e2d45af2a39afda761fcec8d9f52f?page=1
教会は本来、福音を伝える場であり、教会員以外のためにも尽力しなくてはいけない組織だが、最近は「自分たちだけを大切にしている」教会が増えてきている。
たとえば10人の子供が野に散らばり、自由に遊んでいたとする。
集合時に9人だけが元の場所に戻ってきたが、1人は行方不明になってしまった。
今の米教会は、9人が戻ったから1人は忘れても構わないという姿勢に似ているとの指摘があるのだ。
本来であれば、迷子になった1人を命をかけてでも探し出すのが本来のキリスト教の姿であるはずだ。
そのため、いまの教会は「魂が失われている」と表現されてしまう。
また、牧師に対して行われた調査でも、牧師の「燃え尽き率」が上がっており、42%の牧師が「自分の職業を完全に放棄すべきかどうか真剣に考えたことがある」と回答していることが分かった。
牧師という職業に疲れ、人生をかけるだけの価値があるかどうか、迷いが生じているのだ。
両親の世代は定期的に教会に通っていたかもしれないが、ミレニアム世代以降になると教会とのかかわりが希薄になってきている。
セント・メリーズ大学で神学を教えるスティーブン・ブリバント教授はキリスト教の世代でいま世代交代が起きていると述べる。
「1960年代のベビーブーム世代をきっかけに、伝統的なキリスト教の道徳観が切り離されるようになった」
別の問題は、教会の活動資金の主体となっている寄付金の減少である。
米国では今でも慈善活動が盛んだが、2021年の大手教会への寄付金は前年比で6.6%減少していた。特に新規の寄付や大口の寄付が少なくなっている。
バージニア州にある福音主義財務責任協議会(ECFA)が発表した報告書によると、慈善事業全体への寄付金は2016年から21年にかけて1.8%上昇したが、予算が2000万ドル(約26億円)以上の大手教会では寄付が8%減少していた。
教会という組織は営利団体ではないので、信徒からの寄付金が減れば必然的に組織の力は弱体化する。
そしてECFAの調査によると、教会の活動に必要なボランティアを見つけるのにも苦労しているという。
53%の教会が十分なボランティアを見つけられず、63%が年間1万ドル(約130万円)以上を出資してくれる大口の寄付者を探しだせずにいる。
そのため米国では、今後さらに多くの教会が閉鎖されるとみられているのだ。
ただ、いかにも米国らしいビジネスがこうした状況下の教会周辺で生まれている。
放棄された教会の売買を専門にする不動産会社があるのだ。
売却される不動産は教会の主要な部分の場合もあれば、長期的に利用されない付属的な部分のこともある。
宗教法人による不動産取引には複雑な法律があるばかりか、州によって法律も異なるため、売却を希望する教会は不動産会社からからカウンセリングを受けると同時に、州の司法長官および裁判所から承認を受けるために請願書を提出する必要がある。
このように、いまの米教会は信徒数の減少に伴い、寄付金が集まらなくなり、挙句には不動産の売却にまで追い込まれているところが出ている。
これはまさしく「米教会の危機」と呼んで差し支えないだろう。
ただ、物理的に教会に足を運ぶ人が少なくっていても、オンラインで宗教活動をする教会やグループが増えていることも事実だ。
宗教を通した精神活動が米国から消えることはないと信じたい。
https://news.yahoo.co.jp/articles/eded53195f3e2d45af2a39afda761fcec8d9f52f?page=2
アレフの報告資産12・8億円、3年で2000万円に激減…報告不十分で「処分」再請求へ
1/30(月) 5:00配信
オウム真理教の後継団体主流派「Aleph(アレフ)」が公安調査庁に報告した昨年10月時点の資産額が約2000万円にとどまり、2019年10月の約12億8000万円から3年で1・5%に激減したことがわかった。同庁は近く、団体規制法の観察処分で義務づけられた活動実態の報告が不十分だとして、同法に基づく再発防止処分を公安審査委員会に請求する見通し。
請求が行われれば2度目だが、前回は同庁が取り下げた経緯があり、実際に再発防止処分が出たケースはない。処分が出ると、施設の使用や勧誘が大幅に制限される。
アレフについては、同庁が組織の状況や危険性を把握するため、同法に基づき、3か月ごとに資産状況や構成員などを報告する義務が課せられている。
しかし、20年2月以降、収益事業で得た資産や構成員などに関する報告をしなくなり、同庁は21年10月、再発防止処分を公安審に初めて請求した。その後、構成員などに関する報告をしてきたため、同庁は翌11月に請求を取り下げた。
関係者によると、アレフは請求取り下げ以降、報告書の提出は続けているが、同庁は収益事業に関する報告内容が不十分で、改善を求める指導にも従っていないとしており、対応を検討していた。
請求後、公安審はアレフから意見を聞くなどして、原則1か月程度で結論を出す。処分が出れば、▽土地・建物の新規取得や借り受け▽居住用を除く団体の土地・建物の使用▽勧誘や脱退の妨害▽寄付の受領――などが禁じられる可能性がある。処分に従わない場合は「2年以下の懲役」などの罰則もある。
アレフは20年11月、被害者らへの賠償手続きを担う「オウム真理教犯罪被害者支援機構」が起こした訴訟で10億円超の賠償命令が確定したが、支払いは滞っている。同庁は、アレフが報告を怠っているのは、支払いを免れるための「資産隠し」の意図があるためだとみている。
同庁によると、アレフは「(収益事業で得た資産は)アレフとは無関係で、法的義務として報告できない」と主張しているという。
https://news.yahoo.co.jp/articles/3de5fd8acc72da56d851112760477241ad897913
【図】アレフの資産報告、20年から急減している
https://www.yomiuri.co.jp/pluralphoto/20230129-OYT1I50152/?from=yhd
1/30(月) 5:00配信
オウム真理教の後継団体主流派「Aleph(アレフ)」が公安調査庁に報告した昨年10月時点の資産額が約2000万円にとどまり、2019年10月の約12億8000万円から3年で1・5%に激減したことがわかった。同庁は近く、団体規制法の観察処分で義務づけられた活動実態の報告が不十分だとして、同法に基づく再発防止処分を公安審査委員会に請求する見通し。
請求が行われれば2度目だが、前回は同庁が取り下げた経緯があり、実際に再発防止処分が出たケースはない。処分が出ると、施設の使用や勧誘が大幅に制限される。
アレフについては、同庁が組織の状況や危険性を把握するため、同法に基づき、3か月ごとに資産状況や構成員などを報告する義務が課せられている。
しかし、20年2月以降、収益事業で得た資産や構成員などに関する報告をしなくなり、同庁は21年10月、再発防止処分を公安審に初めて請求した。その後、構成員などに関する報告をしてきたため、同庁は翌11月に請求を取り下げた。
関係者によると、アレフは請求取り下げ以降、報告書の提出は続けているが、同庁は収益事業に関する報告内容が不十分で、改善を求める指導にも従っていないとしており、対応を検討していた。
請求後、公安審はアレフから意見を聞くなどして、原則1か月程度で結論を出す。処分が出れば、▽土地・建物の新規取得や借り受け▽居住用を除く団体の土地・建物の使用▽勧誘や脱退の妨害▽寄付の受領――などが禁じられる可能性がある。処分に従わない場合は「2年以下の懲役」などの罰則もある。
アレフは20年11月、被害者らへの賠償手続きを担う「オウム真理教犯罪被害者支援機構」が起こした訴訟で10億円超の賠償命令が確定したが、支払いは滞っている。同庁は、アレフが報告を怠っているのは、支払いを免れるための「資産隠し」の意図があるためだとみている。
同庁によると、アレフは「(収益事業で得た資産は)アレフとは無関係で、法的義務として報告できない」と主張しているという。
https://news.yahoo.co.jp/articles/3de5fd8acc72da56d851112760477241ad897913
【図】アレフの資産報告、20年から急減している
https://www.yomiuri.co.jp/pluralphoto/20230129-OYT1I50152/?from=yhd
【速報】幸福の科学・創始者で総裁の大川隆法氏(66)が死去 都内の自宅で倒れる
3/2(木) 14:22配信
新興宗教団体「幸福の科学」の創始者で総裁の大川隆法氏が死去したことが分かった。66歳だった。
関係者によると、大川隆法氏は、おととい、東京・港区の自宅で倒れ、病院に搬送されたものの、きょう午前、死亡が確認されたという。
死因は分かっていない。
取材に対して、教団側は、「大川総裁の現在の状況についてはコメントを差し控える」としている。
https://news.yahoo.co.jp/articles/0413dca64869c661d3e889ab1a61d076fe8926d1
3/2(木) 14:22配信
新興宗教団体「幸福の科学」の創始者で総裁の大川隆法氏が死去したことが分かった。66歳だった。
関係者によると、大川隆法氏は、おととい、東京・港区の自宅で倒れ、病院に搬送されたものの、きょう午前、死亡が確認されたという。
死因は分かっていない。
取材に対して、教団側は、「大川総裁の現在の状況についてはコメントを差し控える」としている。
https://news.yahoo.co.jp/articles/0413dca64869c661d3e889ab1a61d076fe8926d1
「幸福の科学」大川隆法総裁が死去 長男の宏洋氏は「遺産をめぐる骨肉の争いが始まる」
3/2(木) 16:40配信
宗教団体「幸福の科学」の創始者で総裁の大川隆法氏が死去した。66歳だった。3月1日頃から、メディアの間では「病院に搬送された」などの情報が流れていたが、教団や親族に問い合わせても確認が取れない状況が続いていた。一部報道によると、28日に東京・港区の自宅から病院に搬送され、2日午前中に死亡が確認されたという。17年ごろから隆法氏と袂を分かち、教団批判を展開してきた長男・宏洋氏(34)は、「デイリー新潮」の取材に「遺産をめぐって、骨肉の争いが始まる可能性がある」と語った。
実の息子にすら死の情報が入らなかった
宏洋氏に話を聞いたのは3月2日午後1時頃のことである。まだ死去の真偽が不明な段階で、「はっきりとしたことは言えない」と話していた。
「私が最初に父の死去について問い合わせを受けたのは、昨日(3月1日)のことです。メディア関係者からの問い合わせでした。そこで宗務本部という隆法の秘書部門のトップに電話をしたところ、『あー、宏洋さんか。ごめん、今は話せないんだ』との返答でした。それを聞いて、私も察しました」
宏洋氏は教団からの脱退後、隆法氏と激しく対立し、法廷闘争も繰り広げている。とはいえ、血を分けた実の父である。もし亡くなっていたとしたら、さみしい気持ちはないのかと聞いたが、
「まったくないです。父親とも思っていないので。実は、私が中2か中3くらい頃にも、隆法は心停止までいったことがあった。私は夏期講習から帰ってきたばかりのタイミングだったのですが、母(元妻のきょう子氏)から『今生の別れになるかもしれないから』と言われ、山王病院に駆けつけました。その時も、チューブにつながれた隆法を見て、肉親としての感情はまったくわきませんでした。このまま隆法が死んだら、自分の受験がどうなるんだろうと考えていたくらいです」
死後の準備はしていなかったのではないか
その気持ちは今も変わらないという。いま、父の死を意識して頭に浮かぶのは、「裁判」と「遺産」だと語る。
「いま私が教団側との間で抱えている訴訟は全部で6つあります。私が隆法を訴えている訴訟については、被告が亡くなったことで終わりますが、教団から訴えられている訴訟はどうなるのか。教団といっても、隆法が教団を使って訴えているというのが実態です。隆法の死去で、もう争う理由が亡くなってしまったので、私としては手打ちにしたいところですが……」
そして、もっとも構えなければならない「遺産争い」。教団は数百億円もの資産を有していると言われているが、個人の資産がどれくらいかは「まったく見当がつかない」という。
「隆法は生涯現役といつも言っていて、自分が死ぬとは思っていなかったと思うのです。だから、死後の準備は一切していなかったのではないか。隆法の実の子は、私含めて5人いますが、全員が隆法と仲違いしています。長女は2代目総裁が内定していたんですが、つい最近、地方に左遷させられたと聞いています。私と一番下の妹は脱会。次男、三男は音信不通。後妻で、現在教団内でナンバー2の紫央さんも含め、骨肉の争いに発展する可能性がある。私には別れた妻との間に子供がいますので、子供のためにも主張できる部分についてはしっかり求めていくつもりです」
糸が切れた凧
「一人減れば誰かの取り分が増えることになる」。宏洋氏は身の危険まで警戒していると語るのである。
一方、教団の今後についてはこう指摘する。
「幸福の科学は隆法のための教団です。隆法の贅沢のためにお布施を募る。隆法が総理大臣になりたいと言うから、幸福実現党を作る。すべては隆法ありきで動いてきた組織なので、糸が切れた凧状態になる。今も教団に残る、後妻と長女が主導権をめぐって争う展開もあるかもしれません」
https://news.yahoo.co.jp/articles/d23ab0651505cd30a5a386f73cc8174cef09d5b6
3/2(木) 16:40配信
宗教団体「幸福の科学」の創始者で総裁の大川隆法氏が死去した。66歳だった。3月1日頃から、メディアの間では「病院に搬送された」などの情報が流れていたが、教団や親族に問い合わせても確認が取れない状況が続いていた。一部報道によると、28日に東京・港区の自宅から病院に搬送され、2日午前中に死亡が確認されたという。17年ごろから隆法氏と袂を分かち、教団批判を展開してきた長男・宏洋氏(34)は、「デイリー新潮」の取材に「遺産をめぐって、骨肉の争いが始まる可能性がある」と語った。
実の息子にすら死の情報が入らなかった
宏洋氏に話を聞いたのは3月2日午後1時頃のことである。まだ死去の真偽が不明な段階で、「はっきりとしたことは言えない」と話していた。
「私が最初に父の死去について問い合わせを受けたのは、昨日(3月1日)のことです。メディア関係者からの問い合わせでした。そこで宗務本部という隆法の秘書部門のトップに電話をしたところ、『あー、宏洋さんか。ごめん、今は話せないんだ』との返答でした。それを聞いて、私も察しました」
宏洋氏は教団からの脱退後、隆法氏と激しく対立し、法廷闘争も繰り広げている。とはいえ、血を分けた実の父である。もし亡くなっていたとしたら、さみしい気持ちはないのかと聞いたが、
「まったくないです。父親とも思っていないので。実は、私が中2か中3くらい頃にも、隆法は心停止までいったことがあった。私は夏期講習から帰ってきたばかりのタイミングだったのですが、母(元妻のきょう子氏)から『今生の別れになるかもしれないから』と言われ、山王病院に駆けつけました。その時も、チューブにつながれた隆法を見て、肉親としての感情はまったくわきませんでした。このまま隆法が死んだら、自分の受験がどうなるんだろうと考えていたくらいです」
死後の準備はしていなかったのではないか
その気持ちは今も変わらないという。いま、父の死を意識して頭に浮かぶのは、「裁判」と「遺産」だと語る。
「いま私が教団側との間で抱えている訴訟は全部で6つあります。私が隆法を訴えている訴訟については、被告が亡くなったことで終わりますが、教団から訴えられている訴訟はどうなるのか。教団といっても、隆法が教団を使って訴えているというのが実態です。隆法の死去で、もう争う理由が亡くなってしまったので、私としては手打ちにしたいところですが……」
そして、もっとも構えなければならない「遺産争い」。教団は数百億円もの資産を有していると言われているが、個人の資産がどれくらいかは「まったく見当がつかない」という。
「隆法は生涯現役といつも言っていて、自分が死ぬとは思っていなかったと思うのです。だから、死後の準備は一切していなかったのではないか。隆法の実の子は、私含めて5人いますが、全員が隆法と仲違いしています。長女は2代目総裁が内定していたんですが、つい最近、地方に左遷させられたと聞いています。私と一番下の妹は脱会。次男、三男は音信不通。後妻で、現在教団内でナンバー2の紫央さんも含め、骨肉の争いに発展する可能性がある。私には別れた妻との間に子供がいますので、子供のためにも主張できる部分についてはしっかり求めていくつもりです」
糸が切れた凧
「一人減れば誰かの取り分が増えることになる」。宏洋氏は身の危険まで警戒していると語るのである。
一方、教団の今後についてはこう指摘する。
「幸福の科学は隆法のための教団です。隆法の贅沢のためにお布施を募る。隆法が総理大臣になりたいと言うから、幸福実現党を作る。すべては隆法ありきで動いてきた組織なので、糸が切れた凧状態になる。今も教団に残る、後妻と長女が主導権をめぐって争う展開もあるかもしれません」
https://news.yahoo.co.jp/articles/d23ab0651505cd30a5a386f73cc8174cef09d5b6
上祐史浩氏が大川隆法さん追悼「時代の変わり目。カリスマ型の教祖の時代の終焉を感じる」
3/2(木) 17:50配信
オウム真理教の元幹部で、後継団体とされる「アレフ」から分派した「ひかりの輪」代表の上祐史浩氏(60)が2日、ツイッターを更新。宗教法人「幸福の科学」の創始者で総裁の大川隆法(おおかわ・りゅうほう)さんが死去したことを受け、追悼した。
大川さんと直接会ったことはないという上祐氏だが、「オウム時代に色々とご迷惑をおかけした上に、最近も脱会されたご長男ともよく対談させていただいております」と関係をつづり、「安らかにお眠り下さい」と悼んだ。
また、その後のツイートでは「前から予期していたが、宗教世界のおける時代の変わり目を感じる。具体的には、前世紀に知られた、神の化身を自称するカリスマ型の教祖の時代の終焉を感じる」と上祐氏。
「サイババが2011年、文鮮明が2012年、麻原が2018年、自分の理解では、皆がその死に方まではカリスマ的ではなかったと思う」と私見を述べた。
https://news.yahoo.co.jp/articles/af9ba4e54dbf04d9560350128d2973ea7857c6e8
3/2(木) 17:50配信
オウム真理教の元幹部で、後継団体とされる「アレフ」から分派した「ひかりの輪」代表の上祐史浩氏(60)が2日、ツイッターを更新。宗教法人「幸福の科学」の創始者で総裁の大川隆法(おおかわ・りゅうほう)さんが死去したことを受け、追悼した。
大川さんと直接会ったことはないという上祐氏だが、「オウム時代に色々とご迷惑をおかけした上に、最近も脱会されたご長男ともよく対談させていただいております」と関係をつづり、「安らかにお眠り下さい」と悼んだ。
また、その後のツイートでは「前から予期していたが、宗教世界のおける時代の変わり目を感じる。具体的には、前世紀に知られた、神の化身を自称するカリスマ型の教祖の時代の終焉を感じる」と上祐氏。
「サイババが2011年、文鮮明が2012年、麻原が2018年、自分の理解では、皆がその死に方まではカリスマ的ではなかったと思う」と私見を述べた。
https://news.yahoo.co.jp/articles/af9ba4e54dbf04d9560350128d2973ea7857c6e8
「幸福の科学の財産を全部売り払います!」大川隆法の長男・宏洋が語った「もし僕が後継者になったら」
3/4(土) 14:00配信
「彼は『80歳まで生きる』『生涯現役』と豪語していましたから、本人としてこういった最後はまったくの想定外だったと思います」
淡々とした口調でそう語るのは、大川隆法氏(享年66)の長男・宏洋氏(34)である。
宗教団体「幸福の科学」の創始者である隆法氏が亡くなったという一報が出たのは、3月2日のことだった。宏洋氏の誕生日からわずか6日後の出来事だった。
「隆法氏は2月28日未明に港区の自宅で倒れ、病院に救急搬送。3月2日に死亡が確認されています。3月1日時点で隆法氏の死去に関する情報が関係者に出回り、各社裏取り取材に追われていました」(全国紙社会部記者)
その確認先の一つとなったのが息子である宏洋氏だった。
「僕自身もメディア関係者から隆法のことを知らされました。ただ、現時点で団体側から隆法の死についての連絡はありません。他の兄妹にもコンタクトを取りましたが、今のところ誰からも返信はありません」(宏洋氏)
’86年に設立されて以降、実に37年間にわたって教団のトップに君臨した大川隆法総裁。絶対的な存在だったからこそ、その訃報によって注目を集めるのが「後継者争い」である。鍵を握るのは、後妻の紫央さん、そして宏洋氏を含む5人の子供たちの動向だ。
「今も団体に残っているのは紫央さんと長女の咲也加の2人だけです。次男の真輝と三男の裕太は少なくとも僕とは音信不通。どこにいるのかはもちろん、生きているのかすらわかりません。一番下の次女・愛理沙はすでに幸福の科学を脱会している状態です」(宏洋氏)
宏洋氏は’17年に団体と決別。現在はユーチュバーとして活動しながら、「カルト宗教から国民を守る党」の代表として教団批判を含めた発信を続けている。そんな宏洋氏もかつては隆法氏の正統な後継者として期待を寄せられていた人物だったという。
「子供の頃から隆法には『お前が後継者になるんだ』と何度も言われて育ちました。ただ、私が中学受験に失敗すると突然態度を変え、『お前には無理だ』と言い出した。隆法はその時々の気分によって言動を変えるので、そんなことの繰り返しでしたね。いずれにしろ彼は自分一代で幸福の科学を終わらすつもりはなかったはずです」
今のところ、隆法氏の遺書についての情報はない。今後、後継者争いはどうなるのか――。そう尋ねると、宏洋氏はこう語った。
「後妻の紫央さんと、長女の咲也加が有力候補であるのは間違いないと思います。ただ……可能性は限りなく低いですが、何らかの形で幸福の科学の後継者として僕が指名されれば、それは受けるつもりです。そして隆法や団体の持つ土地や装飾品など、お金にできるモノはすべて売りに出し、カルト宗教の被害に遭った人たちに返金します。これまで幸福の科学は隆法の、隆法による、隆法のための組織でした。それゆえ彼が死ねば、必然的に団体運営を続けることが難しくなるでしょう」
はたして後継者は誰になるのか。
https://news.yahoo.co.jp/articles/e95dbdfd19e07843b6fd4de7ff6aa6b9cb9438ff
3/4(土) 14:00配信
「彼は『80歳まで生きる』『生涯現役』と豪語していましたから、本人としてこういった最後はまったくの想定外だったと思います」
淡々とした口調でそう語るのは、大川隆法氏(享年66)の長男・宏洋氏(34)である。
宗教団体「幸福の科学」の創始者である隆法氏が亡くなったという一報が出たのは、3月2日のことだった。宏洋氏の誕生日からわずか6日後の出来事だった。
「隆法氏は2月28日未明に港区の自宅で倒れ、病院に救急搬送。3月2日に死亡が確認されています。3月1日時点で隆法氏の死去に関する情報が関係者に出回り、各社裏取り取材に追われていました」(全国紙社会部記者)
その確認先の一つとなったのが息子である宏洋氏だった。
「僕自身もメディア関係者から隆法のことを知らされました。ただ、現時点で団体側から隆法の死についての連絡はありません。他の兄妹にもコンタクトを取りましたが、今のところ誰からも返信はありません」(宏洋氏)
’86年に設立されて以降、実に37年間にわたって教団のトップに君臨した大川隆法総裁。絶対的な存在だったからこそ、その訃報によって注目を集めるのが「後継者争い」である。鍵を握るのは、後妻の紫央さん、そして宏洋氏を含む5人の子供たちの動向だ。
「今も団体に残っているのは紫央さんと長女の咲也加の2人だけです。次男の真輝と三男の裕太は少なくとも僕とは音信不通。どこにいるのかはもちろん、生きているのかすらわかりません。一番下の次女・愛理沙はすでに幸福の科学を脱会している状態です」(宏洋氏)
宏洋氏は’17年に団体と決別。現在はユーチュバーとして活動しながら、「カルト宗教から国民を守る党」の代表として教団批判を含めた発信を続けている。そんな宏洋氏もかつては隆法氏の正統な後継者として期待を寄せられていた人物だったという。
「子供の頃から隆法には『お前が後継者になるんだ』と何度も言われて育ちました。ただ、私が中学受験に失敗すると突然態度を変え、『お前には無理だ』と言い出した。隆法はその時々の気分によって言動を変えるので、そんなことの繰り返しでしたね。いずれにしろ彼は自分一代で幸福の科学を終わらすつもりはなかったはずです」
今のところ、隆法氏の遺書についての情報はない。今後、後継者争いはどうなるのか――。そう尋ねると、宏洋氏はこう語った。
「後妻の紫央さんと、長女の咲也加が有力候補であるのは間違いないと思います。ただ……可能性は限りなく低いですが、何らかの形で幸福の科学の後継者として僕が指名されれば、それは受けるつもりです。そして隆法や団体の持つ土地や装飾品など、お金にできるモノはすべて売りに出し、カルト宗教の被害に遭った人たちに返金します。これまで幸福の科学は隆法の、隆法による、隆法のための組織でした。それゆえ彼が死ねば、必然的に団体運営を続けることが難しくなるでしょう」
はたして後継者は誰になるのか。
https://news.yahoo.co.jp/articles/e95dbdfd19e07843b6fd4de7ff6aa6b9cb9438ff
「オウムにかえせ」教団施設から保護の子らの日記開示 心身に影響
3/14(火) 17:00配信
幼い文字で「はやくオウムにかえせ」とつづられた日記帳。家から火が噴き出た絵――。1995年4月、オウム真理教への強制捜査に伴い、教団施設で生活していた子どもが児童相談所に一時保護された際の記録だ。毎日新聞が山梨県への情報公開請求や関係者への取材で入手した。「宗教2世」の問題が注目される中、カルトと呼ばれる宗教が子どもに与える影響の深刻さが浮かび上がる。
95年3月20日、オウム真理教の信者が東京・霞ケ関駅へ向かう地下鉄車内で猛毒のサリンを散布し、14人が死亡、6000人以上が負傷した「地下鉄サリン事件」が発生した。警察当局は4月、山梨県旧上九一色(かみくいしき)村(現・富士河口湖町)の教団施設など全国の約120カ所を一斉捜索。同月以降、教団にいた約110人の子どもが各地の児童相談所に一時保護された。
◇低身長や学力欠如の子も
このうち最多の53人を一時保護したのが山梨県の児相だ。同県の開示記録などによると、内訳は男児28人、女児25人。幼児から14歳までで、小学生に相当する年齢が多い。毒ガス攻撃を受けていると信じて屋内に閉じこもっていたため、大半の子どもは青白く、表情も乏しかった。
健康診断で「貧血あり」または「栄養不良」とされた子は25人(47・2%)。身長が同年代の平均値を下回る子は47人(88・7%)に上った。飢えて食欲は旺盛だったが、箸が使えず手づかみの子も。学校に通っておらず、学力や一般常識の欠如が見られた。
多くの子どもが「オウムの生活に戻りたい」と話し、ある子どもは5月下旬まで「オウム真理教にかえせ」と日記に書き続けた。
心理検査で家族全員の絵を描けた子は1割に満たず、思春期の子どもは誰も家族を描かなかった。オウムの教義で親子関係は超越すべきものとされ、教団では別々に生活。一時保護中も親の顔を忘れたり、面会を嫌がったりした。
◇マインドコントロールが社会適応支障に
山梨県での一時保護は、子どもが住民票のある地域などへ移管されるまで最長3カ月に及んだ。児相職員らが一緒に遊び、社会復帰を支援するなどして、多くの子どもは次第に明るい表情を取り戻した。
その一方で「教団は悪くない」と信じ続ける子や、親子関係の再構築が難しい子もいた。95年6月に児相が開いた会議では「マインドコントロールが社会適応を困難にしている。本人自身が自覚していないところが今後の課題」と長期的な支援の必要性が指摘されていた。【野口由紀、宮川佐知子】
◇オウム真理教
松本智津夫元死刑囚が1984年に設立した「オウム神仙の会」が前身で87年に改称。若者を中心に信者を増やす一方、坂本堤弁護士一家殺害(89年)、松本サリン(94年)、地下鉄サリン(95年)など多くの事件を起こした。2018年、松本元死刑囚ら13人の死刑が執行された。
https://news.yahoo.co.jp/articles/ee70a90de8a9b765d2f00106cd667d884466d0df
上記記事に対するコメント
yos*****1時間前
マインドコントロールは本当に恐ろしい。
宗教だけでなく、一般家庭においても十分に起きることだろう。
負の連鎖をどこでどう断ち切れるかなんだけどね。
教育って大事なんだよね。
yag*****1時間前
今までと違う場所にある日突然連れて行かれて
今までの世界は間違っていたといわれても
洗脳じゃなくても「戻せ」ってなるよなぁ。
子供だったら特に素直に表現する。
マインドコントロールというけれど、
普通の世界の正しさも、
これが正しいはずだとか幸せなはずだとか、
思っているだけならともかく、
他人に押し付ける時は、本当よく考えたいよな。
宗教問題は本当にそう。
本当に正当性を持って宗教バッシングしているときだけじゃなく、
ただ幸せに自分たちの世界で暮らしている人を、
宗教なんておかしいという正しさで踏みにじっていることがよくある。
luc*****28分前
皆の幸せのためにその体制をとっている限りは宗教だろうと国家体制だろうと他者が介入すべきではない。
しかし、それが指導者の私欲のためであれば、それは正しくない。
とはいえ、幸せとは何かが人によって解釈が異なるからややこしい。
我々西側諸国の価値観としては皆が自由である事が幸せとされているが、社会主義国では国にきちんと管理されている事が幸せなのかもしれない。宗教の場合は教祖に導かれる事を幸せとしているかもしれない。
幸せとは何だろう?
bsd*****1時間前
個人的にはオウムのやったことには反対だけど,あっちの方からすると,自分たちのことはお構いなしに一方的に受け入れられない正義を押し付けられたんだろうね.
正義を振りかざすことで,そうでない側を踏みにじる世の風潮に通じるように思える.
仕方ない面はあるにしても,「相手の立場に立って」やり方を考えないといけない.オウムの頃に社会に不足していたのは圧倒的にこの視点だったと思う.発想すらなかった.
ots*****1時間前
生まれてすぐに勉強漬けで高校まで18年、大学まで22年、学校という環境で勉強して働かないとクズだと洗脳され、そのあとは定年退職まで60年、年金貰えるまで65年、毎日ストレスのなか社畜として働かされ、その収入の何割も無能な政治家に税金として押収され、ボロボロになった老後は生活もままならない年金しかもらえない。
こんなシステムこそマインドコントロール。
3/14(火) 17:00配信
幼い文字で「はやくオウムにかえせ」とつづられた日記帳。家から火が噴き出た絵――。1995年4月、オウム真理教への強制捜査に伴い、教団施設で生活していた子どもが児童相談所に一時保護された際の記録だ。毎日新聞が山梨県への情報公開請求や関係者への取材で入手した。「宗教2世」の問題が注目される中、カルトと呼ばれる宗教が子どもに与える影響の深刻さが浮かび上がる。
95年3月20日、オウム真理教の信者が東京・霞ケ関駅へ向かう地下鉄車内で猛毒のサリンを散布し、14人が死亡、6000人以上が負傷した「地下鉄サリン事件」が発生した。警察当局は4月、山梨県旧上九一色(かみくいしき)村(現・富士河口湖町)の教団施設など全国の約120カ所を一斉捜索。同月以降、教団にいた約110人の子どもが各地の児童相談所に一時保護された。
◇低身長や学力欠如の子も
このうち最多の53人を一時保護したのが山梨県の児相だ。同県の開示記録などによると、内訳は男児28人、女児25人。幼児から14歳までで、小学生に相当する年齢が多い。毒ガス攻撃を受けていると信じて屋内に閉じこもっていたため、大半の子どもは青白く、表情も乏しかった。
健康診断で「貧血あり」または「栄養不良」とされた子は25人(47・2%)。身長が同年代の平均値を下回る子は47人(88・7%)に上った。飢えて食欲は旺盛だったが、箸が使えず手づかみの子も。学校に通っておらず、学力や一般常識の欠如が見られた。
多くの子どもが「オウムの生活に戻りたい」と話し、ある子どもは5月下旬まで「オウム真理教にかえせ」と日記に書き続けた。
心理検査で家族全員の絵を描けた子は1割に満たず、思春期の子どもは誰も家族を描かなかった。オウムの教義で親子関係は超越すべきものとされ、教団では別々に生活。一時保護中も親の顔を忘れたり、面会を嫌がったりした。
◇マインドコントロールが社会適応支障に
山梨県での一時保護は、子どもが住民票のある地域などへ移管されるまで最長3カ月に及んだ。児相職員らが一緒に遊び、社会復帰を支援するなどして、多くの子どもは次第に明るい表情を取り戻した。
その一方で「教団は悪くない」と信じ続ける子や、親子関係の再構築が難しい子もいた。95年6月に児相が開いた会議では「マインドコントロールが社会適応を困難にしている。本人自身が自覚していないところが今後の課題」と長期的な支援の必要性が指摘されていた。【野口由紀、宮川佐知子】
◇オウム真理教
松本智津夫元死刑囚が1984年に設立した「オウム神仙の会」が前身で87年に改称。若者を中心に信者を増やす一方、坂本堤弁護士一家殺害(89年)、松本サリン(94年)、地下鉄サリン(95年)など多くの事件を起こした。2018年、松本元死刑囚ら13人の死刑が執行された。
https://news.yahoo.co.jp/articles/ee70a90de8a9b765d2f00106cd667d884466d0df
上記記事に対するコメント
yos*****1時間前
マインドコントロールは本当に恐ろしい。
宗教だけでなく、一般家庭においても十分に起きることだろう。
負の連鎖をどこでどう断ち切れるかなんだけどね。
教育って大事なんだよね。
yag*****1時間前
今までと違う場所にある日突然連れて行かれて
今までの世界は間違っていたといわれても
洗脳じゃなくても「戻せ」ってなるよなぁ。
子供だったら特に素直に表現する。
マインドコントロールというけれど、
普通の世界の正しさも、
これが正しいはずだとか幸せなはずだとか、
思っているだけならともかく、
他人に押し付ける時は、本当よく考えたいよな。
宗教問題は本当にそう。
本当に正当性を持って宗教バッシングしているときだけじゃなく、
ただ幸せに自分たちの世界で暮らしている人を、
宗教なんておかしいという正しさで踏みにじっていることがよくある。
luc*****28分前
皆の幸せのためにその体制をとっている限りは宗教だろうと国家体制だろうと他者が介入すべきではない。
しかし、それが指導者の私欲のためであれば、それは正しくない。
とはいえ、幸せとは何かが人によって解釈が異なるからややこしい。
我々西側諸国の価値観としては皆が自由である事が幸せとされているが、社会主義国では国にきちんと管理されている事が幸せなのかもしれない。宗教の場合は教祖に導かれる事を幸せとしているかもしれない。
幸せとは何だろう?
bsd*****1時間前
個人的にはオウムのやったことには反対だけど,あっちの方からすると,自分たちのことはお構いなしに一方的に受け入れられない正義を押し付けられたんだろうね.
正義を振りかざすことで,そうでない側を踏みにじる世の風潮に通じるように思える.
仕方ない面はあるにしても,「相手の立場に立って」やり方を考えないといけない.オウムの頃に社会に不足していたのは圧倒的にこの視点だったと思う.発想すらなかった.
ots*****1時間前
生まれてすぐに勉強漬けで高校まで18年、大学まで22年、学校という環境で勉強して働かないとクズだと洗脳され、そのあとは定年退職まで60年、年金貰えるまで65年、毎日ストレスのなか社畜として働かされ、その収入の何割も無能な政治家に税金として押収され、ボロボロになった老後は生活もままならない年金しかもらえない。
こんなシステムこそマインドコントロール。
「カルトの問題を次世代に」地下鉄サリン事件から28年、高橋シズヱさんが会見
3/17(金) 19:44配信
14人が死亡、6千人以上が重軽症を負った平成7年のオウム真理教による地下鉄サリン事件から20日で28年となるのを前に、事件で地下鉄職員の夫を亡くした高橋シズヱさん(76)らが17日、斎藤健法相や浦田啓一公安調査庁長官と面会した。高橋さんらは後継団体「アレフ」による被害者に対する賠償金の支払い実現への協力をはじめ、事件を後世に伝える資料館設立やカルト対策などを要望した。
高橋さんは面会後、記者会見し「最高裁で10億2千万円を超える損害賠償を命じる判決が確定しているにも関わらず、オウムの後継団体が支払っていない点に、被害者は一番憤りを感じている」などと訴えた。
公安審査委員会は13日、アレフに対し、施設の使用や金品の贈与などを禁じる団体規制法に基づく再発防止処分を初めて出した。アレフは12年から、公安調査庁に資産状況などの報告が義務付けられた「観察処分」の対象となっていたが、ここ数年は報告の一部を怠るようになり「資産隠し」が指摘されていた。
高橋さんは会見で「カルトの問題を次世代に伝え、つなげていきたい。資料保存の場を設けてほしい」とも語った。
https://news.yahoo.co.jp/articles/b5461525c35c0fe7142d5e17db3996112ab9bcfc
3/17(金) 19:44配信
14人が死亡、6千人以上が重軽症を負った平成7年のオウム真理教による地下鉄サリン事件から20日で28年となるのを前に、事件で地下鉄職員の夫を亡くした高橋シズヱさん(76)らが17日、斎藤健法相や浦田啓一公安調査庁長官と面会した。高橋さんらは後継団体「アレフ」による被害者に対する賠償金の支払い実現への協力をはじめ、事件を後世に伝える資料館設立やカルト対策などを要望した。
高橋さんは面会後、記者会見し「最高裁で10億2千万円を超える損害賠償を命じる判決が確定しているにも関わらず、オウムの後継団体が支払っていない点に、被害者は一番憤りを感じている」などと訴えた。
公安審査委員会は13日、アレフに対し、施設の使用や金品の贈与などを禁じる団体規制法に基づく再発防止処分を初めて出した。アレフは12年から、公安調査庁に資産状況などの報告が義務付けられた「観察処分」の対象となっていたが、ここ数年は報告の一部を怠るようになり「資産隠し」が指摘されていた。
高橋さんは会見で「カルトの問題を次世代に伝え、つなげていきたい。資料保存の場を設けてほしい」とも語った。
https://news.yahoo.co.jp/articles/b5461525c35c0fe7142d5e17db3996112ab9bcfc
「背景重力波」の証拠、初観測 ブラックホールから発生か
6/30(金) 8:54配信
共同通信
【ワシントン共同】動く物体から時空間のゆがみが光速で波のように伝わっていく「重力波」が、宇宙のあらゆる方向から来ている証拠を観測したと、米国などのチームが29日までに発表した。熊本大とインド、欧州など別のチームも独立に同様の結果を発表、宇宙を満たす「背景重力波」の初の成果となった。互いを周回する超巨大ブラックホールのペアが発生源とみられる。質量は太陽の数百万~数十億倍と宇宙で最も存在感のある天体で、数や動きなどを知る手掛かりになりそうだ。
重力波は1916年にアインシュタインが存在を予言し、2015年に米国を中心とした国際チーム「LIGO」が初めて直接観測した。
https://news.yahoo.co.jp/articles/18147a10e8208c02502263e2588f2c0918c1828b
低周波重力波の証拠得る 超巨大ブラックホールから到来 熊本大など世界4グループ
6/29(木) 20:31配信
宇宙に多数ある超巨大ブラックホールのペアから低周波の重力波が地球に到来している有力な証拠が、世界各地の電波望遠鏡による間接的な観測で初めて得られた。
熊本大を含む日本とインド、欧州の研究グループのほか、北米、オーストラリア、中国の計4グループがそれぞれ長年の観測成果を論文にまとめ、29日に発表した。
この重力波は周波数が約10年に1回と低く、波長は10光年程度と非常に長い。中心に超巨大ブラックホールを持つ銀河同士が合体する直前、ブラックホールが互いに回り合う状態になった際に、放出されると考えられている。電波望遠鏡でパルサーと呼ばれる天体から規則正しく届く電波を受信している際、低周波の重力波が到来すると時空がゆがむため、電波受信のタイミングが微妙にずれる。
日印欧グループの場合、6台の電波望遠鏡で25年間、多数のパルサーからの電波を観測し、宇宙のさまざまな方向から重なって到来する低周波の重力波による受信タイミングのずれを精密に解析した。今後、観測精度を高めながらデータを蓄積すれば、超巨大ブラックホールの成長過程や宇宙の進化を解明するのに役立つという。
熊本大の高橋慶太郎教授は「4グループがライバルでありつつ、情報を共有することで達成した。非常に感慨深い。宇宙を探る新しい窓が開かれようとしており、楽しみだ」と話している。
重力波は質量を持つ物体が動く際、周囲の時間と空間にゆがみが生じ、光速で伝わっていく現象。アインシュタインが存在を予言し、2015年に米国のレーザーを利用した観測装置「LIGO」でブラックホール同士の合体による重力波が初めて直接検出された。しかし、低周波の場合は違う観測方法が必要だった。
https://news.yahoo.co.jp/articles/700ebbfbe21e792c90bce165fef95d325a79b57d
6/30(金) 8:54配信
共同通信
【ワシントン共同】動く物体から時空間のゆがみが光速で波のように伝わっていく「重力波」が、宇宙のあらゆる方向から来ている証拠を観測したと、米国などのチームが29日までに発表した。熊本大とインド、欧州など別のチームも独立に同様の結果を発表、宇宙を満たす「背景重力波」の初の成果となった。互いを周回する超巨大ブラックホールのペアが発生源とみられる。質量は太陽の数百万~数十億倍と宇宙で最も存在感のある天体で、数や動きなどを知る手掛かりになりそうだ。
重力波は1916年にアインシュタインが存在を予言し、2015年に米国を中心とした国際チーム「LIGO」が初めて直接観測した。
https://news.yahoo.co.jp/articles/18147a10e8208c02502263e2588f2c0918c1828b
低周波重力波の証拠得る 超巨大ブラックホールから到来 熊本大など世界4グループ
6/29(木) 20:31配信
宇宙に多数ある超巨大ブラックホールのペアから低周波の重力波が地球に到来している有力な証拠が、世界各地の電波望遠鏡による間接的な観測で初めて得られた。
熊本大を含む日本とインド、欧州の研究グループのほか、北米、オーストラリア、中国の計4グループがそれぞれ長年の観測成果を論文にまとめ、29日に発表した。
この重力波は周波数が約10年に1回と低く、波長は10光年程度と非常に長い。中心に超巨大ブラックホールを持つ銀河同士が合体する直前、ブラックホールが互いに回り合う状態になった際に、放出されると考えられている。電波望遠鏡でパルサーと呼ばれる天体から規則正しく届く電波を受信している際、低周波の重力波が到来すると時空がゆがむため、電波受信のタイミングが微妙にずれる。
日印欧グループの場合、6台の電波望遠鏡で25年間、多数のパルサーからの電波を観測し、宇宙のさまざまな方向から重なって到来する低周波の重力波による受信タイミングのずれを精密に解析した。今後、観測精度を高めながらデータを蓄積すれば、超巨大ブラックホールの成長過程や宇宙の進化を解明するのに役立つという。
熊本大の高橋慶太郎教授は「4グループがライバルでありつつ、情報を共有することで達成した。非常に感慨深い。宇宙を探る新しい窓が開かれようとしており、楽しみだ」と話している。
重力波は質量を持つ物体が動く際、周囲の時間と空間にゆがみが生じ、光速で伝わっていく現象。アインシュタインが存在を予言し、2015年に米国のレーザーを利用した観測装置「LIGO」でブラックホール同士の合体による重力波が初めて直接検出された。しかし、低周波の場合は違う観測方法が必要だった。
https://news.yahoo.co.jp/articles/700ebbfbe21e792c90bce165fef95d325a79b57d
日テレ『仰天ニュース』オウム真理教を特集 麻原逮捕した元刑事の証言、宗教2世の苦しみ
7/24(月) 18:00配信
25日放送の日本テレビ系『ザ!世界仰天ニュース』(後9:30)では、日本中を震撼させた地下鉄サリン事件をはじめ、数多くの凶悪事件を起こしたオウム真理教を特集し、宗教2世が語る恐ろしいマインドコントロールの真実、今もなお続く苦しみに迫る。
教祖・麻原彰晃を逮捕した元刑事が語る事件の真相、護送する車内で麻原が語ったこととは。そして一体、「サリン」はどのようにして作られたのか。幹部の死刑執行から5年、オウムのすべてが明らかになる2時間スペシャルとなる。
スタジオゲストには、山崎賢人(※崎=たつざき)、岡山天音、山崎怜奈、北村晴男弁護士、吉住が登場する。
https://news.yahoo.co.jp/articles/8cb435fa48f2c96c4e03523db677af1bf0be1d76
7/24(月) 18:00配信
25日放送の日本テレビ系『ザ!世界仰天ニュース』(後9:30)では、日本中を震撼させた地下鉄サリン事件をはじめ、数多くの凶悪事件を起こしたオウム真理教を特集し、宗教2世が語る恐ろしいマインドコントロールの真実、今もなお続く苦しみに迫る。
教祖・麻原彰晃を逮捕した元刑事が語る事件の真相、護送する車内で麻原が語ったこととは。そして一体、「サリン」はどのようにして作られたのか。幹部の死刑執行から5年、オウムのすべてが明らかになる2時間スペシャルとなる。
スタジオゲストには、山崎賢人(※崎=たつざき)、岡山天音、山崎怜奈、北村晴男弁護士、吉住が登場する。
https://news.yahoo.co.jp/articles/8cb435fa48f2c96c4e03523db677af1bf0be1d76
アレフ、またも意見聴取手続きにだれも出頭せず…2回目の再発防止処分
8/21(月) 19:37配信
オウム真理教の後継団体主流派「Aleph(アレフ)」に対する2回目の再発防止処分の請求を受け、公安審査委員会は21日、法務省で意見聴取手続きを実施したが、アレフ側は出頭しなかった。公安審は9月上旬までに処分の可否を決める見通し。アレフは9月20日まで1回目の処分を受けているが、再び処分が出れば期間が延び、活動の制限が続くことになる。
意見聴取は21日午後2時からだったが、アレフ側は前回2月の意見聴取と同様に誰も出頭しなかった。陳述書なども提出しておらず、公安審は5分程度で手続きを終えた。
アレフは3月に初めて処分を受け、半年間、居住用を除く団体の土地・建物の使用や寄付の受領が禁止されている。公安調査庁は、半年間の処分継続や建物の使用禁止区域の拡大が必要だと判断。7月に改めて処分を請求していた。
https://news.yahoo.co.jp/articles/0bd9f8309a6fdede952229210c845a59c0cc8b77
8/21(月) 19:37配信
オウム真理教の後継団体主流派「Aleph(アレフ)」に対する2回目の再発防止処分の請求を受け、公安審査委員会は21日、法務省で意見聴取手続きを実施したが、アレフ側は出頭しなかった。公安審は9月上旬までに処分の可否を決める見通し。アレフは9月20日まで1回目の処分を受けているが、再び処分が出れば期間が延び、活動の制限が続くことになる。
意見聴取は21日午後2時からだったが、アレフ側は前回2月の意見聴取と同様に誰も出頭しなかった。陳述書なども提出しておらず、公安審は5分程度で手続きを終えた。
アレフは3月に初めて処分を受け、半年間、居住用を除く団体の土地・建物の使用や寄付の受領が禁止されている。公安調査庁は、半年間の処分継続や建物の使用禁止区域の拡大が必要だと判断。7月に改めて処分を請求していた。
https://news.yahoo.co.jp/articles/0bd9f8309a6fdede952229210c845a59c0cc8b77
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http://alephnoda.blog85.fc2.com/tb.php/819-7116b928
オウムが「崩壊寸前」であるなら、ブログ主の主張も一理あるとも思えるが、実際はいろいろな問題がありながらもなんだかんだでしぶとく生き残っていて、とても崩壊寸前とはいえないのではないか?
(オウムを擁護するつもりは全くない)
だとするならば、「オウム問題というのは社会の表面に現れ出た一部であり、オウム(だけに限らず)もまた社会の一部を投影した縮図ともいえる。それゆえ、オウムでさえいろいろな問題がありながらもしぶとく生き残っているということは、社会は当然になんだかんだでしぶとく生き残る。」と考えるのが妥当といことになる。