元オウム教団幹部 野田成人のブログ

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「汝の敵を愛せよ、迫害するもののために祈れ」(マタイによる福音書 5:44)

 ご存じの通り、これはイエスキリストの言葉です。この崇高な教えの解説については、過去の記事に記したとおり。拙ブログの主張である「陰陽転換」も、冒頭の言葉に要約可能であり、それはマイナスをプラスに昇華するという意味です。

 イエスキリストは、ユダヤ教徒に十字架にかけられる身でありながら、冒頭の教えを実践しました。ユダの裏切りにより捕らえらリンチを受けた後、イエスは更にむち打ちの刑を受け、最終的に十字架にかけられます。その間、ユダヤ教徒達は、イエスに対して罵倒と嘲笑を浴びせ続けました。その彼らに対し、イエスは次のように祈りを捧げたといいます。

「父よ。彼らをお許し下さい。彼らは、何をしているか自分でわからないのです。」(ルカによる福音書 23:34)

 十字架にかけられることにより、イエスは人間の原罪を負ったとされます。原罪とは、旧約聖書によると、アダムとイブが「善悪を知る木の実」を食べたことで生じたとのことです。「善悪を知る木の実」を食べることによって、アダムとイブは裸であることに気づいた、とされます。

 仏教的にこれを解釈するなら、「善悪を知る木の実」を食べることとは、識別を生じさせることでしょう。すると、イエスが原罪を負ったというのは、一旦分離した善悪の統合・識別をリセットしたという風に解釈可能です。マイナスをプラスに転換した、つまり、誹謗中傷嘲笑を愛によって返したということです。別の言葉にすれば、誹謗中傷嘲笑の受容です(だが、単に罵倒されればいいというわけではない)。

 「汝の敵を愛せ」という教えは、キリスト教となら誰でも知っているでしょう。他宗教にも似たような教えはあります。この種の教えを知っている人は多いですが、実際に実践している人にはなかなかお目にかかることができません。知っている人の99%、いやひょっとしてそれ以上は、実践できてないのではないでしょうか。

 オウムにもそのような教えはありました。一般論としてその教えは、全ての出家者が知っていたでしょう。ですが、いざ自分の身に何らかの誹謗中傷が注がれると、全く話が別です。総論OK各論反対ではないですが、現実の状況で誹謗中傷というマイナスの感情をプラスに変えられる人はほとんどいませんでした。

 しかし皆無という訳ではなかったので、今回はその人物についての話をしてみようと思います。その人物とは、何を隠そう上祐史浩氏です。この記事の拍手数からして、過半数の読者は彼のことが嫌いかもしれません。小生もある人から、「上祐のことは誉めない方がいいよ」とお勧め頂いたこともあります。以下のビデオ(埋め込みでないリンク先参照)をみても分かるとおり、上祐氏は、社会のいじめられっ子である。いじめに加わらなければ、自分がいじめられる。いじめられっ子を攻撃していれば、相対的な正義の側に立てる。それが子供だけではない、現代日本社会の現実です。

たかじんのそこまで行って委員会 平成24年11月25日放送分


 勿論彼が袋叩きにあうのは十分すぎる理由があります。小生と同じく、無差別大量殺人団体の元幹部であり、かつ事件の核心部分を知りうる立場にあった者。それだけでも十分すぎるわけですが、事件発覚後も、真相を知りつつマスコミでウソをつき続けた等々があります。

 しかしながらこれらの大罪を犯したからといって、未来永劫彼の全人格が否定されるものではありません。

 今回の主題は「汝の敵を愛せよ、迫害するものの為に祈れ」です。他の視点はさしおいて、この視点のみから今回は考えていただきたいです。彼自身が明確に「汝の敵を…」を意識していたという保証はありません。しかしマイナスの感情を受け止め、プラスに転化しようとしていたこと、非難の受容であることは間違いないでしょう。17年前の冗舌な「ああいえば上祐」とは違って、一見惨めです。

 たとえば、あなたが彼の立場になったと想定してみてほしいと思います。17年前さんざんテレビの前でウソをついた上で、そのことを攻撃材料にされるのを承知の上で、テレビで「ごめんなさい」と言えるでしょうか?彼のこのテレビ出演行為を否定できるのは、彼以上のことができる人だけではないでしょうか。

「いやそんな状況なら、私は人前に出るようなバカなことはしない。」

「今更人前に出るなど不謹慎きわまりない」

 などと言う意見もあるかも知れません。しかし、そもそもこの教えを説いたイエスキリストの行為自体が、無謀であり狂気の沙汰です。彼はユダヤ教徒の大祭司の前で、「私は神の子である」と宣言しました。それが神への冒涜とされ、十字架に貼り付けられることとなりました。この場面だけ切り取れば、狂気であり惨めこの上ないのです。

 「汝の敵を愛せ」ーーこの教えは、敵が存在しなければ実践できません。「迫害するものの為に祈れ」ーーこの教えは、敵のまっただ中に飛び込んでいかなければ、その達成の正否を問うことはできません。この意味で、上祐氏は、イエスキリストにはほど遠いにしても、小生の偉大な先達であると考えます。勿論拍手の多い記事に書いたとおり、「1人で行ってこいよ」などと個人的な感情を抱いたことは事実ですが、それはそれ、これはこれ。彼も小生も完璧な人間ではありません。

 あなたがこの記事を読む前から上祐氏に好意的だったなら、以下の問いかけは無関係です。

 あなたがこの記事を読む以前は、上祐氏が嫌いだったとします。

 もしあなたの中で、上記のような上祐氏の対応に、否定しきれない何らかの価値・意味合いを感じたとしたら、それは大変すばらしいことです。否定してきた人物だから、否定したいが、否定しきれない、何か悪と善がないまぜになったような感情。そのような割り切れない何かを心の中に察知したとするなら、それが小生が拙ブログで延々と説いていることの要旨です。個人の感情内の陰陽転換であり、マイナスがプラスに転化する時の感覚です。その遠く遙か先に、十字架のイエスが存在します。

 もしあなたが「バカバカしい」と何ら価値を見いださなかったとするなら、あなたは狂気の沙汰ふれたキチガイの戯言に時間を浪費しただけです。

(つづく)

コメント


投稿者 alephnoda
GJ w

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イエスが

宗教的不自由を感じていたローマ時代の一般ユダヤ人たちは、かつておなじように宗教的に不自由な状態にあったエジプト時代のユダヤ人を、モーセが、いわばテロを起こし、エジプト人を大虐殺しながら脱出させ、開放したのと同じように、彼らを、モーセが再来し開放してくれるのだ、ということを確信し、待ち望んでいた
そんななか奇跡をみせることで、モーセの再来ではないかとのうわさがたっていたイエスの、ロバに乗った姿勢が、伝説に聞くモーセと同じ姿勢だったことなどで、イエスをモーセの再来と確信し、一般ユダヤ人のテロを待ち望む声は、一気に高まったのである
それまで緩慢であった為政者も、ここにきてにわかに動き出し、テロ前夜、イエスは確保されるにいたり、テロは未然に防がれた
こんな話が、どっかの大学教授の書いた、イエスはテロリストだった、とかいう副題のついた本にかかれてあったよ
麻原は、ユダヤ人の宗教的理想の実現できる国を作ろうとした、モーセの模倣犯として、麻原王国を作ろうとしたとは考えられないかな?
これはイエスも一緒、どっちもモーセの模倣犯。
誤解しないでほしいんだけど、宗教的に正しいと認められるかは、立場によって変わる、これもイエスと一緒だね。

1個上 その事実と考察を新しい冊子にもほんのちょこっと載せてます

2個上 初めましてどうも
>酷い番組
いやこれも単なる役割に過ぎませんので

野田さんのこのブログによって、この番組からうけたとても不快な気持ちが癒されていくようです。
野田さんがお話されているところを拝見したことがありますが、正直「口下手だな」という印象でした(笑)。しかし文章はすばらしい!!
感銘を受けました。

cさん、コメントどうもありがとうございます。

>口下手

いや~、どうあがいても、ああいえば何とかにはかないませんね~。

阿修羅にとって、

敵を愛するのは難しいかもねw
そんなときは「みんな味方」と思うと良いかも♪
危害を加えられるならそれは禊になるし、
試練のゲームをくれるんだしね。
勝っても負けても+だ。

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