元オウム教団幹部 野田成人のブログ

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 先月末、電話が鳴りました。番号は

「04XXXX0110」

 え!これ警察じゃん。95年以来度重なる強制捜査等によって警察慣れした小生でも、関わいを持ちたくないのは、庶民と同じです。

「はい」

「○○警察署なんですが、ちょっとお話伺いたいことがございまして、今日こちらにいらして頂く事はできませんか?」

 オウム警察対応マニュアルでは、ここで「任意ですか?強制ですか?」と聞くことになっていますが、さすがにそんな対応はしませんでした。強制なら電話する前に捜査令状を取って来るでしょう。

「今日じゃなきゃダメなんですか?明日午後とかなら空いてるんですが。」

「できれば今日お願いしたいんですけど。」

 ○○警察は、ホームレス支援のある拠点を管轄しています。用件は伝えてくれませんでしたが、多分そのことでしょう。そこの被支援者が路上で泥酔して警察のお世話になったこともあります。ま、近所づきあいという意味も含めて、仕方なく予定を調整して行くことにしました。

 警察に向かうべく地下鉄に乗っていると、その地区の民生委員からの連絡がメールで届きました。

「Aさんが今朝亡くなりました。」

 え~~~~~~、何それーーーーー。

 Aさんが死ぬことについては、全く予想外だったという訳でもありません。しかし「このまま放っておいたら死ぬんじゃないか」ということで病院に入院してもらっていました。その病院を退院したのが2日前。退院してから2日目の朝に死んでいたといいます。その病院対応のいい加減さに、「何それ」。それから警察も人が死んでるならちゃんとそう伝えてくれればいいのに。


 Aさんは2年半前に池袋駅にいた元ホームレスの人です。今年64才。無口な人ですが、半年ほど前までは普通に元気でした。ところが、4,5ヶ月位前から、余り食事をしないようになり、急激にやせ衰えていったんです。

 時を同じくしてほとんど連絡がない同居人から、こちらに電話が来るようになりました。内容は、「Aさんがウンコを漏らした」とか。要するに自分でトイレにも行けないでウンコを漏らしてしまったらしい。」

 近くの民生委員のYさんも心配したようで、私に連絡をくれました。それで会いに行ってみると、Aさんはミイラのように痩せ細っていました。身長170弱で30kg位だったかもしれません。自分で食事をキチンと取らないようでした。

 民生委員のYさんによると、「近くの○○病院でそういう方の入院をお世話したことがある」とのこと。現実問題としてこちらが毎日食事と下の世話ができるわけではありません。同居人たちもAさんより高齢、いつお迎えが来てもおかしくないから期待はできません。ここで年齢が65才以上なら、介護保険が使えて、介護の人による食事等の世話が可能。しかしAさんは64才でアウト。

 とにかく自分でキチンと食事も取れない取らない、トイレもキチンとできない。選択肢として仕方なく、病院に入院してもらうことになりました。それが亡くなる1ヶ月前の話です。入院して体力回復して帰ってきてくれたらいいな、と期待しました。

 その期待は脆く崩れました。1ヶ月経って病院から「もう退院できますから引き取りに来て下さい」と連絡が来ましたが、ガリガリに痩せた姿は入院当時とほとんど変わりませんでした。

 病院関係者曰く「もう食事もちゃんと取れて、自分でトイレも行けますから。」

 ほんまかいな、と思いつつ家に連れ帰りましたが、家到着と同時にまたウンコお漏らし。付け加えると病院としても「病名がないから、これ以上入院させておけない」らしかったです。要するにたらい回しだが、ま、それはお互い様な所もあります。当方の支援も住居と生活保護の支援はしますが、それ以上は物理的に不可能。病院の立場もここまでは何とか理解できなくもありません。そこでAさんが介護保険適用の65才になるまで何とかこっちで介護するしかないか、と考えました。

 しかしその二日後の朝、Aさんはベッドで冷たくなっていました。医者も病院も、そのまま放っておけば2日で死ぬ人間のことが分からなかったのか。これはなんとも呆れました。

 そもそも賃貸不動産オーナーにとっては、人間がその物件で死ぬことは痛手になります。というのも新たに物件を賃貸する際にも、仲介する際に「ここで以前人が死にました」ということを「重要事項」として説明しなければならないからです。人が死んだ物件を喜んで借りる人はほとんどいません。つまり物件の価値が毀損したことになります。最近は、賃貸人が自殺もしくは変死したケースで、物件オーナーが遺族に損害賠償をかける事例も出ており、判例も数十万~数百万の賠償を認めたりもするのです。身内を亡くして悲しみに暮れる遺族にとっては、非情そのものですが、判例は判例。

 当方は遺族に対してそこまでやるつもりはありません。誰に頼ることもできなくなった人の面倒を引き受けたわけですし。Aさんの場合、どうも兄弟は生きているようでした。後日警察に「遺体の引き取りはどうなったか」を聞いてみました。遺族もやりたがっていないとのことで、警察曰く「もう荷物も勝手に処分してしまって良いですよ」とのこと。こちらは遺族でも何でもないので、遺体面会すらさせてもらえません。引き取り手がない場合、役所が対応するらしいです。

 病院の対応を、「小一時間以上問い詰めてやりたい」気もしましたが、ここで病院の立場も考えてみます。病院には病人・高齢者が溢れかえっています。入院ベッドも数が足りないかも知れません。数が足りない場合、誰を優先するか?病院経営のそろばん勘定をするなら、病気の治療点数が高い人を優先するかも知れません。その病気だけをキチンと直してやれば、体の他の部分は問題ない人を直してあげたいと思うかも知れません。「この人どうしようもないし、手の施しようもないし、放っておいても死ぬだろうけど、そこまで手をかけられないし」と考えたかも知れません。そのような患者も溢れかえっている現状、たらい回しにするしかなかったのか?医者の「まあまあさん」、久々にコメントくれんかなもし。

 違う視点に立てば、Aさんは生きる希望がもう無かったのかも知れません。孤独死が問題になる現代、似たような高齢者も少なくないでしょう。かつては家族の中で年長者が敬われ、高齢者自体も自らの存在意義を感じることが出来たかも知れません。しかし家族崩壊すると共に、存在意義も生き甲斐も見失うことになります。その流れ着いた一つのパターンがホームレスなのですが。いつもの通り、「もはや大衆に希望を与えることが出来ないグローバル資本主義ひっくり返しましょう」という結論ですが。

 最期も病院との間で「たらい回し」的対応しかできず、遺体の引き取りもできなかったことは、Aさんには申し訳ないですが、孤独死でもなく畳の上で死ねたことでよしとする他ありません。

コメント


>かつては家族の中で年長者が敬われ、高齢者自体も自らの存在意義を感じることが出来たかも知れない。しかし家族崩壊すると共に、存在意義も生き甲斐も見失うことになる。

長年精神を鍛え続け、年を経るごとに心は高みに至る
そういう生き方をしたお年寄りは長老として尊敬の対象となる
そういった光景は、心を高みにいざなう道が失われると同時になくなってしまったのだろう

老いとは、肉体とともに精神も衰えて行くことなのか
それとも、精神は肉体を超えて神の領域に飛翔するのか
この答えを、私は自分で探してみよう

よばれてとびでて

 病院でこういう処理が行われる時ってのは、医者よりも事務方の力のある人間によっておこなわれることが多いんだわ。理由に関しては簡単で原因が特定できず、手間がかかる(こうしたものは主に経理的な問題が多い。検査をしないで入院だけで儲けたいっていうような安直なことや保護者がいないというような理由)気の強いあほな医者、たとえばわしのようなのがいればこういうのは止められるんだけれども、大学病院をのぞいては、おおよそ事務方が多くの病院では実権を握っているといってもいいと思うよ。
この件に関しては死亡診断書がどのように書かれているかわからないんだけれども、その内容によっては、病院側の保護責任が強く問われる場合もあると思う。このへんの法的なことは詳しくないので友北さんなんかに聞けばいいんじゃないかな。

分かりました、どうも。

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