元オウム教団幹部 野田成人のブログ

★唯一人の荒らしの為にコメントは承認制になります★ 累積賠償額987万円

HOMEPR 都市難民 住宅ローン 経済 ニュース イスラム国 幸福・功徳 陰陽 オウム関連 団体存続 雑多 きまぐれ

 ひかわ の続き、というより、上祐氏の宗教観についてのコメントになるかな。

 よく聞かれる批判で「ひかりの輪は綺麗事しか並べない」などとする内容がある。しかしながら宗教とはそういうもんであるし、全てが「一元」とか「空」とか説いているならなおさらそうなる。

 以前どこかで書いたかも知れないが、綺麗事の例としてイエスキリストの「右の頬をぶたれたら左の頬を差し出せ」を引用し説明したい。思想家の岸田秀氏は「右の頬・左の頬」について、「イエスは逆説的反抗者である」「頬を殴られても殴り返せない差別された選民が口惜しまぎれにはいたとげのある皮肉だ」「相手に対して相当優位に立っているかバカにしているか、そうでもなければ偽善者」などという見解を、他の学者と共有していた。

 イエス自身は、自分自身の怒り・憎しみの感情をコントロールすると同時に、相手の怒り・憎しみをコントロールし、変容しようと試みたのだろう。これはある程度訓練すればそれ程難しくない。皮肉でもなく偽善者でもないのだが、学者には到底そんなことは理解できないだろう。

 ひかわの綺麗事の内容は、「右の頬・左の頬」ではないかもしれない。が、「一元」を説く上祐氏が同じように誤解されたとしても全く不思議ではない。但し、学者ができないのと同様に、信者がどこまで実践できるかというのもまた難しい課題である。

 本人の名誉もあるから匿名にするが、関係者なら分かるだろう話。アーレフからひかわに移った元幹部で、瞑想の体験がすぐれたものがいた。いわゆる「空」の体験のようなものではないかと当方は認識していた。上祐氏以外に誰が「一元」とかいう思想を理解しているかといえば、私はその元幹部はある程度理解しているんでは無かろうか、と勝手に思っていた。

 その後、彼は団体を離れることになったのだが、その時彼が取った行動は、理念からかけ離れた全く筋の通らないモノだった。瞑想上の体験と、現実生活での適用は全く別だな、と改めて思った。もしその彼がここを覗いているなら、今からでも筋は通すようにしてもらいたいモノだ、と考えてはいるが…。

 「一元だ」「空だ」と理論上で理解するのはそんなに難しくはない。しかし現実の問題にそれを適用していくのは極めて難しい。私は、上祐氏はある意味それを実践していると考えている。その具体的実践とは、例えば、敵対する者や対立する思想をどこまで許容し、またその結果を現象に反映できるか、ということ。

 まあ、アンチ上祐のあなた、考えてみて下さい。自分の教団が殺人を犯したのを知っていながら、教祖への帰依を貫いて「教団はやってない」「今度は麻原を殺す気ですか!」とか、マスコミの前で良心の呵責無くそこまで突っ張れますか?

 その上でまた15年たって、似たような団体をやりながら、「すいません、ウソついてました。」って言えますか?思想的にも経済的にも路頭に迷いかけたオウムの出家者をまとめて責任を持つなどということを誰がやるだろうか?ほとんどの脱会者は、「私は麻原にだまされた!」と全ての責任を放棄し日の当たらないところに逃げて行ってしまった。

 現在も上祐氏とその団体に批判的な見解は多数存在するが、同時に一部好意的な反応があるのも確かだ。それは前回のロフトイベントでも分かるとおりだが、これは敵対関係にあったマスコミとそれなりに向き合った結果。

 ただもう一つ気になったのは、奴隷道徳的な要素がかなり強くなったな、ということ。

「麻原が事件を起こしたのは、弱かったから」
「自分たちが何か偉大なことをやれるんじゃないかと思った、そこに弱さがあった」
(↑記憶なので適当)

 この辺は彼の対外的詭弁の産物なのかもしれない。しかし、彼の口から信者に説明されているとするならば、積極的な卑下を含んだ「奴隷道徳」の性質を帯びてくることになろう。これは虐げられる立場の者が、「私たちは弱かったんです」「私たちは悪だったんです」と積極的に主張するような道徳概念。「右の頬・左の頬」についても、その積極的卑下をプライドを持ってやったものと解釈されたが、そういう色彩を帯びた実践も派生して出てくるだろう。まあどういう実践でも、一般に広めるには概念として固定するしかしょうがないのだが…。

コメント


一般ウケ

ロフトplusoneのおはなし会でもそうでしたが、上祐氏の総括は一般うけしやすい内容だと思いました。

「一元」を追求して、上祐氏もある程度深い洞察があるのだと思いますが、一般うけする内容はどうしても二元的になって善いこと悪いこと、正しいこと間違ってることの区別に終始してしまう結果になりがちです。しかもその区分方法は世間一般の人に受け入れられる形に限定されてしまいます。結果、顕の部分に偏ってしまったことが、「綺麗事」という、物足りなさを訴える声になったのかもしれません。

ひたすら影の部分を切り離して自らは白くあろうとしたら、白さの部分を下支えしていた仲間がどんどん脱落してしまった…
そんな流れだったように思います。

奴隷道徳

この言葉は、信州大学でのある教養科目の講義で聞いて以来久しぶりですな。
たしか、ニーチェだったかな?

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%90%9B%E4%B8%BB-%E5%A5%B4%E9%9A%B7%E9%81%93%E5%BE%B3

奴隷道徳には、「ルサンチマン」がつきまとっているとか。

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

一個上

英語だし50分… 要約だけ書いてくれたらコメントします。

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://alephnoda.blog85.fc2.com/tb.php/477-3a923902

 | HOME | 

プロフィール

alephnoda

alephnoda

野田成人のブログです
メール返事欲しい人は氏名・電話番号必須
ブログ手伝ってくれるスタッフ募集中
メールは上の画像の vv9919662014 @ じーめいる。コム

月別アーカイヴ

2037-12 : 1
2017-11 : 3
2017-10 : 2
2017-09 : 2
2017-08 : 4
2017-07 : 4
2017-06 : 6
2017-05 : 4
2017-04 : 6
2017-03 : 6
2017-02 : 6
2017-01 : 5
2016-12 : 5
2016-11 : 4
2016-10 : 3
2016-09 : 3
2016-08 : 4
2016-07 : 4
2016-06 : 5
2016-05 : 3
2016-04 : 6
2016-03 : 3
2016-02 : 4
2016-01 : 6
2015-12 : 7
2015-11 : 9
2015-10 : 7
2015-09 : 5
2015-08 : 6
2015-07 : 8
2015-06 : 6
2015-05 : 8
2015-04 : 8
2015-03 : 8
2015-02 : 10
2015-01 : 10
2014-12 : 5
2014-11 : 9
2014-10 : 9
2014-09 : 9
2014-08 : 7
2014-07 : 6
2014-06 : 13
2014-05 : 9
2014-04 : 9
2014-03 : 8
2014-02 : 6
2014-01 : 5
2013-12 : 2
2013-11 : 6
2013-10 : 8
2013-09 : 8
2013-08 : 9
2013-07 : 13
2013-06 : 8
2013-05 : 12
2013-04 : 8
2013-03 : 10
2013-02 : 9
2013-01 : 12
2012-12 : 6
2012-11 : 10
2012-10 : 8
2012-09 : 4
2012-08 : 9
2012-07 : 10
2012-06 : 8
2012-05 : 8
2012-04 : 6
2012-03 : 13
2012-02 : 14
2012-01 : 15
2011-12 : 9
2011-11 : 13
2011-10 : 6
2011-09 : 10
2011-08 : 8
2011-07 : 9
2011-06 : 11
2011-05 : 9
2011-04 : 6
2011-03 : 11
2011-02 : 4
2011-01 : 6
2010-12 : 6
2010-11 : 5
2010-10 : 9
2010-09 : 10
2010-08 : 10
2010-07 : 7
2010-06 : 7
2010-05 : 7
2010-04 : 6
2010-03 : 6
2010-02 : 7
2010-01 : 4
2009-12 : 2
2009-11 : 3
2009-10 : 5
2009-09 : 3
2009-08 : 4
2009-07 : 9
2009-06 : 10
2009-05 : 10
2009-04 : 13
2009-03 : 7
2009-02 : 1
2009-01 : 4
2008-12 : 8
2008-11 : 9
2008-10 : 6
2008-09 : 7
2008-08 : 7
2008-07 : 8
2008-06 : 5
2008-05 : 4
2008-04 : 7
2008-03 : 7
2008-02 : 7
2008-01 : 7
2007-12 : 10
2007-11 : 8
2007-10 : 5
2007-09 : 8
2007-08 : 12
2007-07 : 7
2007-06 : 15
2007-05 : 18
2007-04 : 9
2007-03 : 17
2006-04 : 1
2004-03 : 12
[RSS 1.0]  [RSS FEED]

FC2Ad