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野田成人のブログ

累積賠償額1549万円

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◆仕事の切り分け

 元ホームレスであった被支援者、それにプラスして(元)サマナに仕事を紹介したりしている。単に自分の勤め仕事を割り振る以上には、なかなかうまくいかない。

 コンビニ派遣村は、もうある程度形はできた。これを個人がノウハウを完全に自分のものにすれば、そこそこの小金持ちにはなれるかもしれない。しかしそれには、それなりのやる気に加えて、営業力というか対人交渉能力が必要とされる。具体的には、ホームレスの人との人間関係構築と役所との対応等である。これは簡単にマニュアル化できるものでもない。

 「そこは野田が仕事を切り分けて定型化してやればよい」というアドバイスも頂いた。が、現実的には、その仕事の切り分けと定型化する方が大変。というか、上記の対人交渉部分を除いてしまえば、「子供のお使い」に毛が生えた程度の仕事にしかならない。逆に、わざわざそこだけ切り出して、関係者に調整して説明することの方が大変である。しかもそれをやったところで、ちゃぶ台返しのような結果になる可能性も…。

 コンビニ派遣村の方は、当初目的の投資元本1000万と賠償予定額約100万は達成予定。本来は、これをそれなりにやる気のある人に広めようとした。が、そこは余りうまくいっていない。投資の金利15%前後の為だけに、マニュアル化できない(が、当方にとっては単調な)対応をやるのも疑問が出てきた。それ以外にまだここに書けない要因もあるが、コンビニ派遣村は現状維持でのそこそこになる予定。これからまだ農業とか地域通貨もある。あとエネルギー問題も何とか対応可能という話もでてきたからだ。

◆労働需要の二極化

 ところで、社会一般の労働についても、上記のような仕事の切り分け問題が存在する。定型化・単純化しづらい労働と、定型化された事務作業、あるいは肉体労働のような労働集約型の仕事、等々での分類である。これを「労働需要の二極化」とするのが、デイビッド・オーターMIT準教授の説。

 准教授によると、定型化された事務作業は、どんどんコンピューター化されていく。情報の分類、整理、検索、製造現場の組み立て、監視などの規則性ある業務がこれに当たる。規則性がなく定型化されにくい仕事の一つは、「抽象思考」。仮説を立てる、説得力のある論拠を練る、新しいアイデアや製品を考案する、部下を管理しやる気を引き出すなどの作業には、創造性、直観、洞察力が不可欠である。もう一つ機械による定型化不能領域として残るのが、労働集約型の肉体労働。いわゆるガテン系というのかもしれない。

 この結果、「抽象的思考が必要な仕事」をする高賃金労働者と、コンピュータにも機械にも代替させにくい「労働集約的な仕事」をする低賃金労働者に分化するらしい。

 今回の不況で、企業も更に機械化・コンピュータ化を進めるだろう。これにより更に賃金格差は開くことになる。機械化により、わずかな労働力で生活必需品は生産できてしまう。これが適正に分配されないところが問題。

コメント


難しいけど、人間の仕事

のださん一人頼みの事業では後が続かない…確固としたモチベーションとそれ相応のマネージメント。それらを完璧に備えた人はほとんどいない。技量的にも普通の人なら4割程度にアウトプットが落ちるかもしれない。

それでも、それらは普通の人がやっていかなければならない仕事で、「特別な存在」は数が期待できない。普通レベルの仕事をこなせる人はぼちぼち存在する。

マニュアルなんて飾りです。偉い人もそのへんは分っているとは思います。もっと大切なのは末端の人の当事者意識でしょうね。これがあればマニュアルはほんのちょっと最初の助走のお手伝い程度だと気付くと思います。特別な人って、クルマでいうセルモーターみたいなもの。

力量を支えるものは、その人の能力だけでなく、やる気や当事者意識のウエイトも大きい。それがなければ能力があってもうまくいかない。

いままで長らえてきた資本主義経済システムも、多くの人のモチベーションにうまく合致したから量的発展を遂げながら続いたのかも。努力を支える価値観として、コンビニ派遣村はまだまだ「殊勝な心がけ」と映るのかもしれない。

関連シンクロリンク

働く者の権利とは 労働教育を考える(中)フリーター/同僚に立場理解されず
http://blog.kahoku.co.jp/anshin/2009/06/post-47.html
雇用不安問題に取り組むNPO法人POSSE
http://www.npoposse.jp/
ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない
http://ueharasan.y.ribbon.to/

その准(準?)教授の分析は、米国を意識したものだろうか。
仮に日本の派遣業法があのままだったら、
分化は更に加速度的に進行していたかもしれない。
自分も、それだけ広いスケールのカルマを読んでみたいものだ。

教養難民

最近、とみにおもうようになってきたけれど、なんらかの強度に偏差値性の高い教養の領域に耽溺してしまっている人間は大きく社会性をうしなうんだなと思うようになった。
この偏差値性から、自立し周囲と相互扶助的な状況である状態。もっと、簡単にいえば幸福の礎石といってもいい、家族と仲良く、そして寂しくない程度に友達がいるという状態をすら否定する傾向をもってしまう。閉じられた社会ではある程度認められることもあるのだろうけれど、他の社会との交流となると相互扶助性も自律性も維持できない。

まっ、新しい貧民のスタイルだな。

上のコメントに

 上のコメントと同じようなこと言っているつもりなんだけど、違ったら失礼。前にテレビで東大で大学院まで行った人が就職難でその学歴が邪魔になるってのやってた。東大入ったらバラ色みたいに思って入学していざ就職口さがしたら何もなくて大学院行ったら研究室にのこれるような人はいいけど中途半端な人は就職口がない。
 で、魚市とかガテンな仕事について全く学歴関係なく働いているけど何かまじめで勉強のように仕事を覚えようとノートなんて作るんだけどそんなもん職人にゃいらねえ。勘をつかむんだって否定されてて、ある人は弟は高卒で働いて会社作ってその弟の会社でアルバイトしているけど弟に東大ってこと忘れろみたいなこと言われていた。
 最初東大入ったときはすっごく周りから尊敬されて弟も比較されていたがいざ現実は高卒の弟につかわれてるみたいな。
 何を目的にするかないと東大はいっただけでうかれてたら何年か後にこんなはずじゃなかったってなるって何人かの東大卒で仕事ない人たちが口をそろえて言ってたよ。

ワーキングプア・ロイヤーズを思い出す。

肩書き云々より、
そもそも本人に現在、功徳があるかどうか(現在)。
もしくは、苦労まみれの人生へと、今生が設定されているのかどうか(過去)。
その先に、どのような転生が待っているのか(未来)。
当たり前の話だが、それを見極めることが肝心だろう。

【平成志事術】マーケティングコンサルタント・西川りゅうじん

■「大和魂」で日本を元気化

 「不況だ、不況だ」と何でも不況のせいにするのを「不況活動」と呼んでいる。不況の布教活動はSTOPすべきだ。そんな何でも不況のせいにする卑怯(ひきょう)な輩(やから)は、「この不況者(ふきょうもの)めが!」と日本から吹き飛ばすべきである。

 昭和20(1945)年の終戦から64年。大正12(1923)年の関東大震災から86年。明治元(1868)年から141年。近頃、「100年に1度の経済危機」という言葉を聞かない日がないが、幕末維新、大震災、戦中戦後の国難と比べて、一体、どこが危機だというのか? どこが不況なのか? 私たちがそんな繰り言を繰り返していれば、日本国の英霊たちが「甘ったれるのもいいかげんにしろ」と飛び起き、こぞって誇大広告だとJARO(日本広告審査機構)に訴え出るに違いない。

 「ありがたき御代(みよ)にうまれてやくだてる そのよろこびにわれはゆくなり」(岩手県出身 佐藤新平 23歳)「かへらじと思ふこゝろ乃(の)ひとすじに 玉と砕けて御国(みくに)まもらん」(栃木県出身 菊地誠 22歳)「散る桜残る桜も散る桜 九段の花の清き散り際」(陸軍特別幹部第1期生 宮内秀治 17歳)。これらは、いつも枕元に置いて就寝前に拝読させていただいている、『知覧特別攻撃隊』(村永薫編)、『父へ、母へ、最後の手紙』(辺見じゅん編)の中から引用させていただいた辞世の歌だ。

 彼らが、今、よみがえったらどうするだろうか? 彼らは、今、私たちにどう生きてもらいたいだろうか? そう考えると、ちっぽけな悩みなど消し飛んでしまう。自分が日本の歴史始まって以来の幸せ者、世界一の果報者だという気がしてくる。現在の日本の豊かさは、今を生きる私たちの力で築き上げたわけではない。もともと日本は資源が乏しい。この100年間、世界の主要なマーケットであった欧米からも遠い。産業革命以降、世界をリードしてきたコケイジャン(白人)ではなくモンゴロイド(黄色人種)がほとんどの国だ。戦後、国土は灰燼(かいじん)に帰した。

 そんなハンディをかんがみれば、明治維新を迎えたとき、日本が欧米に伍(ご)して発展するよりできない理由を挙げる方が簡単だったに違いない。戦後も、もう日本は立ち直れないと考える方が普通だっただろう。バブル崩壊後の失われた10年とは言っても、日本の歴史を振り返ってみて、あるいは世界中を見渡してみて、本当にそこまで自信を喪失するほどひどい状態だったのか。海外から来た人たちは「日本のどこが不況なの?」と言っていた。

 “バブル・シーラカンス”と揶揄(やゆ)される小商人が申し上げるのは口幅ったいが、私たちが忘れているのは先達が持っていた「大和魂」に違いない。大和魂とは、吉田松陰が「身はたとひ武蔵の野辺に朽ちぬとも留め置かまし大和魂」と述べた不動の志と、紫式部が『源氏物語』の中の「才(ざえ)を本(もと)としてこそ大和魂の世に用ゐらるる方も強う侍(はべ)らめ」(大和魂をいかに生かして使うかは学問の基本があってこそできるのだと思います)で意味した現実に対し柔軟に対処する英知であろう。和魂洋才の洋才一辺倒ではなく、「大和魂=大きな和の魂」を取り戻すことこそが日本経済“元気化”の基である。(にしかわ りゅうじん)

http://sankei.jp.msn.com/culture/academic/090627/acd0906270421002-n1.htm より


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