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野田成人のブログ

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質問 祈りとは何ぞや?

ニュースで読んだのですが、ウクライナの人が「神に祈るなんてやめてくれ、もっと現実的な事をしてくれ」と。
「神に祈るなんてのは意味が無い、もっと食料を送るとか、毛布を送るとか、現実的な事をしてくれ」と。切実に訴えてました。
キリスト教圏と思われるウクライナでも、殺し合いをしている極限の状況下では、神に祈る、なんてのんびりした悠長な事言ってられないみたいなんですが。

キリスト教会では何かと祈ります。
「みなさん祈りましょう、天にまします我らの…」
とにかく祈ります。ただ祈れば人間関係や物事、問題が解決するかの如く。祈ればお金が空からヒラヒラ降ってくるかのようなイメージなのか…。なんでも祈ればいいと思ってる。ただひたすら祈っているだけの人もいる…。

小生の回答

あくまで小生の宗教的実践の見解ではあるが、祈りとは、各人の思念・意識を対象(その実現)に向けさせるもの。これは対象の内容によっては、祈りによって現実化するものもあると思われるが、祈り自体は、宗教的な究極の実践目標とも捉えることができる。ウクライナ紛争にも通じるこの問題を、掘り下げてみる。

例えば、神に対して献身しながらひたすら「宝くじが当たりますように」と祈り続けた場合、献身の度合いによっては、高額当選も可能ではないか。但し、この場合宝くじを買うという行為は必須となる。

自慢するわけではないが、小生は金運がそれなりにあり、この祈りを捧げ続けて宝くじを買えば、1000万位は当てる自信はある(やるつもりはないし、誰かにやれと言われても無視するけど)。宝くじではないが、これまでのビジネス経験で、それなりに自分の思念によって、物事が動くことを実感してきた経験があるからだ。

それに対して、ウクライナ紛争で祈りを捧げるというのはどうか?確かにこれでは現実的に起こっているプロセスに対して、祈りだけでは余りにも漠然としていて、現実化の検証がしようがない。少し結論の方向性も変わるが、小説の話で拙ブログでも取り上げた内容で考察してみる。

その題材とは、遠藤周作の「沈黙」である。「沈黙」は、史実を準えた小説だが、想像含めて話を進める。

詳細は、過去記事を読んでほしいが、宣教師ロドリゴとフェレイラは、穴吊りの拷問を受けながら必死に祈り続けた。その祈りとはなんであったろうか。

①殉教も見据えた自分自身の神への献身
②棄教するといっても許されない信者への思い

大きく分けてこの二つであろうが、②は宣教師が棄教すれば信者らが許されるという条件があり、①と矛盾する課題である。この矛盾する課題は、どのような信仰であれ、世俗の穢れから脱却することを目指すものであれば、信仰を突き詰めていくと必ずぶち当たる問題である。仏教的には、小乗と大乗の矛盾であり、善と悪の矛盾に関する葛藤である。

史実では、島原の乱後イエズス会は、布教活動のために2回に分けて宣教師達を日本に送ったが、前半の宣教師は全て殉教を選んだ、とされる。

さて彼らは拷問中、神の沈黙に対してどう考えただろうか?恐らく彼らも十字架のイエスがゴルゴダの丘でユダヤ人たちに処刑される場面を思い浮かべただろう。

「エリ・エリ・レマ・サバクタニ」

この解釈はいくつかあるが

「我が神よ、なぜ私をお見捨てになったのですか」

とイエスの神への献身・祈りが、刑死を覆す奇跡を起こさなかったことなどを思い浮かべたのではないか。前半の宣教師達は、十字架で刑死したイエスに自らの殉教を重ね合わせたかも知れないが、逆に後半の宣教師たちは全員が棄教したとされる。

もう少し拷問下の宣教師について、勝手な想像を続けてみよう。

「転ぶ(棄教)、転ぶ」と叫んで許しを請う末端信者らは、宣教師が棄教すれば許されるが、そうでなければ許されない場面設定だ。宣教師は、自分と同様に信者も殉教を選ぶことを期待しただろうか?

宣教師たちは、恐らくキリスト教に敵対する役人たちにも、思いをはせたに違いない。必死に祈れば、役人たちの気持ちが変わり、信者らも許してくれることを期待しただろうか?あるいは神の奇跡で、役人たちが隕石にあたって、あるいは心筋梗塞など突然の病で全滅することを祈っただろうか?

いずれにせよ神は「沈黙」し、これらの奇跡をもたらすことはなかったわけだが、もう一度ゴルゴダの丘のイエスの祈りを思い返しててみよう。

「神よ、彼らをお赦しください。彼らは、何をしているのか自分でわからないのです」

自らをいたぶり磔刑(たっけい)にせんとするユダヤ兵の為に、イエスは祈りを捧げたのである。小説では触れられていないが、敵対する役人と宣教師との、敵味方に関する葛藤もあったろう。イエスのその祈りに思いを馳せた宣教師もいたに違いない。

ロドリゴ・フェレイラは①②のジレンマの先にある結論に到達した。まあ、教団において一神教信仰の矛盾を経験して今の立場に至った小生としては、その葛藤を昇華した結論の方が重要だと考えるわけだが、それは彼らの祈りによってもたらされたと考える。

祈りによって、神が何かをしてくれた、というわけではない。彼らが死を覚悟して、必死に祈ったからこそ、信仰の正義と悪という根本的な矛盾を昇華できたのだろうと。これが祈りがもたらす究極的効果の一つの説明である。

「沈黙」は小説であって、それは史実とは異なるのではないか?

そのような質問があるかもしれない。その辺については、色々ググってみてほしいが、①②のような信仰に関する善と悪、敵味方の矛盾や葛藤は、容易に起こりうるものであり、ウクライナやパレスチナ問題に限らず、解決不能な課題として今も世界中に存在し続けている。

ではその問題において、自らを害し殲滅せんとする敵に対して、イエスのような祈りを捧げることができる一神教徒は、一体何人いるのだろうか?30億人以上とも言われる地上の一神教徒は、今もウクライナ・パレスチナの地だけではなく、世界各地で自爆テロ含めた争いを起こしている。

「アッラー・アクバル(神は偉大なり)!」

他人のことは考えず、単に殉教するだけの方が簡単だ。しかしそれでは、互いの正義を掲げた戦い・血で血を洗う憎しみと報復の連鎖はいつまで経っても終わらない。

十字架のイエスが体現したことは、信仰者の模範であると考える。磔刑に至ったのは、生存の喜びの清算には肉体的・精神的苦痛が不可避だからだ。同様に(①②のような)善と悪、敵と味方、そのような矛盾を越えるのが、祈りの一つの到達点と考える。ウクライナ問題含めた正義と悪の争いから、根本的に抜け出すということになる。

だが、現実のユダヤ・イスラム・キリスト教含めた一神教徒達は、どうだろうか?彼らは、聖書の記述を小生より遥かに多く目にしている筈だが、イエスのような祈りの実践どころか、その祈りの意味合い(敵味方を超える)すら理解していない信者が、ほとんどなのではなかろうか。

質問者が聞いた話ではないが、ゼレンスキー大統領含めて「武器を、戦闘機を、弾薬を」と正義の戦いに勝つことのみを切望している。

「祈りではなく、武器を」

残念ながら、これが現実なのである。最大の問題児は、あちこちにちょっかいを出しつつ武器供与を続ける世界の警察官・アメリカである。

コメント


貧困ビジネスの搾取から脱出。人生29年目で初めて現実社会の一員に
https://trilltrill.jp/articles/3335476

憎しみは憎しみによっては終わらない。

ただ愛によってのみ終わる。

~ 仏陀の言葉 ~


田◯さんの近況が気になります
家出癖があった方

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↑ これ去年の話ですが、今もエアコン工事中心に仕事頑張ってくれています。
シリーズもの「ダメ人間失踪」の最後に、感情の解放5,6,7,8,9で追加してます。

「サピエンス全史」著者 イスラエル批判を続ける左派に「失望している」
10/26(木) 6:01配信

ハマスに沈黙する左派たちに

ベストセラー『サピエンス全史』著者で、イスラエル在住の歴史学者ユヴァル・ノア・ハラリが、ハマスによる民間人への攻撃に対して「欧米の左派があまりに無関心だ」と懸念を示している。
かねてからイスラエルの学者や平和活動家は、ハマスを非難しない欧米の左派識者たちを批判してきた。ハラリは、左派の無関心さに遺憾の意を示す書簡に署名し、彼らの輪に加わった形となる。署名者リストには、イスラエルの著名小説家など90人ほどが名を連ねる。

英紙「ガーディアン」は、ロンドン訪問中に取材に応じたハラリのコメントを掲載している。

「ハマスへの非難をしないばかりか、すべての責任をイスラエルに押し付けるような(欧米の左派たちの)反応を聞いて、ショックを受けています」

二元論の話ではない

ハラリの親族は、ハマスの攻撃で命の危険に晒されたという。米テレビ「CBS」に出演したハラリは、自身の叔父と叔母はハマスの襲撃があった地域に住んでおり、隣人がテロリストに殺害されるなか、隠れて生き延びたと語る。

「ハマスについてわかっていることは3つあります。まず、ハマスは民間人を標的にしたということ。次に犠牲者たちはテロリストが考えうるもっとも残虐な方法で拷問され処刑されたこと。
最後に、ハマスはこの残虐行為を隠すばかりか公表しました。なぜなら、ハマスは私たちの魂に攻撃を仕掛けているからです」

だからこそ、ハラリはこれまでリベラルを謳ってきた欧米左派の対応に失望しているのかもしれない。
ガーディアンの取材に対し、ハラリはハマスの攻撃翌日に発表されたハーバード大学の学生グループによる声明を挙げ、現状の問題を訴える。
この声明では、「イスラエルの政権は今後展開されるすべての暴力に全責任を負う」と述べられている。
ハラリは「赤ん坊を殺害した人々(ハマス)には1%の責任もなく、100%の責任がイスラエルにあると言っているのだ」と指摘する。

「現実は複雑です。同じ人間が同時に被害者にも加害者にもなりうるのです。ほとんどの紛争では、犯罪や残虐行為の責任はどちらかだけにあるのではなく、その中間にあります。
これはごく当たり前のことですが、それでも人々はこのことを受け入れがたいのです」

ハラリが署名に加わった冒頭の書簡には、結びにこう書かれている。

「イスラエルによるパレスチナ占領に対して断固として反対することと、罪のない市民に対する(ハマスの)暴力行為を非難することは矛盾しない。すべての左派はこの2つの視点を同時に持たなければならない」

https://news.yahoo.co.jp/articles/aac9ce10d33a9995482399457710edfc3504dae5

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