fc2ブログ

野田成人のブログ

累積賠償額1640万円

HOMEPR 都市難民 シリーズ物 経済 ニュース イスラム国 幸福功徳 陰陽 オウム 団体存続 雑多 建築リフォーム

さて、最初に質問頂いたのとは別の方から「『徳(功徳)』とは何ですか?」と質問がありました。これも観念的制約と関係があるので、続きで記事にしてみます。

功徳とは、一般的には現世や来世で幸福をもたらしくれる善き行い、善根と言われます。単純に人に施しをなせば、自分が施しを受けることになる、そのようなカルマが返ってくるということ。これは功徳の一般的解釈です。

小生のオウム流解釈では、功徳とは現象を動かすエネルギーと解することができます。その現象を動かすエネルギーとは何か?一つの解釈としては、観念的制約からどれだけ解放されているか、思考の自由度があるか、という風にとらえています。

単に既存の社会的価値観、あるいは周囲の評価に流されているだけでは、現象を動かすこと、イコール新たな世界を構築することなどできないわけです。できるとしたら、逆にタコツボ化した個人の世界に閉じこもることくらいでしょう(オタク)。

では、どうやってそれらの観念的制約を外していくか…。というところで「やるか、やらないか」というのを前回までに述べたわけですが、単に何でもやればいいわけではありません。「やるか、やらないか」は、当初の小生のDIY・実行力大家業に絡んで述べたに過ぎません。

既存の社会的価値観をやぶるだけなら、不良やヤクザでもやります。しかし、それが果たして徳を増やす方向性なのかというと…そうではないですね。ここで考えなければならない基準は、エゴが増大するか否か、ということになります。

誰しも、自分の考え(エゴ)によって観念的に制約されています。その上で、そのエゴが増大するか否かをどう判断すべきでしょうか?

一つには、自分の考えは置いておいて、如何に他人の考えに合わせることができるか。これが思考の自由度と関係するわけです。考えが合わない他人がどんどん増えて孤立していくなら、エゴの増大でしょう。反対に、他人の違う考えをどんどん許容できるようになるなら、エゴの減少であり、即ちそれは功徳の増大に直結します。

小生の支援活動は、他人の思考を許容する訓練としてはかなり最適なものではないかと考えます。

小生が支援させていただく生活困窮者は、大変失礼ながら、徳という点では日本の中で最下層に分類される人たちかも知れません。そもそも徳がある人でホームレスになるのは、托鉢修行者位でしょう。

彼らの多くは、対人関係が苦手で、人と合わせることがなかなかできません。その為、仕事上の人間関係などがうまく行かず、ホームレス状態に追いやられてしまうのです。

一つ彼らの思考を表す例を挙げてみます。それは携帯電話の使い方です。

そもそも携帯を持ってない人も少なくないですが、携帯電話を持っている人でも、こちらからその電話に架電してキチンと連絡が取れるという人は、極めて少ないのです。

彼らが何か困っている時は(例えばお金を貸して欲しい、食べ物が無いetc)、向こうから電話がかかってきます。しかし、こちらから用事がある時に電話をしても、つながる確率はかなり低いのです。

つまり、彼らにとって携帯電話とは、

 自分が誰かに連絡したい時だけ使うもの

であり、

 誰かが自分に連絡したい人がいたとしても、その連絡を取る道具ではない

という感じです。

全員が全員そうではありませんが、全体的に上記傾向があり、またキチンといつも連絡が取れる人は、ウチの中でも極めてまともな人なのです。

もう一つ例を挙げておきます。「やるか、やらないか」で言えば、結構なやり手であっても、エゴの増大により徳が無いケースです。

その人は車の整備士で福山さん(仮名)というウチの店子です。ウチの店子ですから当然お金持ちではなく、貧乏です。しかし車の知識や整備はかなりバイタリティーがあるのです。例えば、電動クレーン無しで、一人で車のエンジン積み替えをしてしまうなど。

かなりの専門家としての知識や実行力もあるにも関わらず、福山さんが貧乏なのは、職人としてのこだわりが強すぎるからだと小生は見ています。

とにかく人のいう事を聞かない、納期が遅い、理由を聞くと「納得が行くまでやりたい」と言う。典型的な頑固おやじ職人。つまり、車整備オタクの世界に籠ってしまって、お客の要望その他に柔軟に対応できなくなっているわけです。

反対に、社会で起業して成功する人は、それなりに社会におけるニーズ、他人が何を望んでいるのかをうまくくみ取ってサービスや商品を提供します。お客の目線で、お客が何を望んでいるのかをどれだけくみ取れるか、それがポイントになります。そういう意味で、思考の自由度・柔軟性は、現世的成功にも直結します。

最後に仏教的空の見地から述べるならば、元々は観念的制約が一切ない広大無辺な空を自我意識によって狭めてしまった結果が、今我々が甘受している輪廻の存在です。観念的制約を外すということは、自分のエゴのために失ってしまった自由度を、エゴの放棄と利他の実践によって回復するということに他なりません。

(つづくかも)

コメント


空小経(チューラスンヤ・スッタ)

空についての短い経

~ 己の心を天空に広げていく
  己の心を大地に広げていく 
  観念が消えて、すべてが空になる ~

第一章

あるとき、わたしは、このように聞いた。

ある日のこと、仏陀は、サーヴァッティの、
ミガーラマーター講堂に、止まっておられた。
そこに、アーナンダが訪れ、このように言った。

「尊師よ、以前、ナガラカの町を訪れた時、
仏陀は、空に止まっていると、説かれました。
これについて、更に詳しく、教えて頂けますか。」

「アーナンダよ、昔にしても、今にしても、
確かに、わたしは、空の境地に止まっている。
アーナンダよ、汝に、空について、私は説こう。」

「たとえば、己の心を、天空に広げて行く。
そのとき、山が消え、川が消え、森が消えて、
次第に、心が空っぽになり、観念が消えていく。」

「そして、いよいよ、心が天と合一すると、
そのときは、心の中に、天の観念だけがあり、
それ以外について、あらゆる観念が、空になる。」

「たとえば、己の心を、大地に広げて行く。
そのとき、山が消え、川が消え、森が消えて、
次第に、心が空っぽになり、観念が消えていく。」

「そして、いよいよ、心が地と合一すると、
そのときは、心の中に、地の観念だけがあり、
それ以外について、あらゆる観念が、空になる。」

「すなわち、己の心を、Aに広げて行くと、
そのとき、Bが消え、Cが消え、Dが消えて、
次第に、心が空っぽになり、非Aが消えていく。」

「そして、いよいよ、心がAと合一すると、
そのときは、心の中に、Aの観念だけがあり、
非Aが消えて、Aも消えて、すべてが空になる。」

 

第二章

「たとえば、己の心を、空無辺処に広げる。
そのとき、山が消え、川が消え、森が消えて、
次第に、心が空っぽになり、観念が消えていく。」

「そして、いよいよ、空無辺処に達すると、
そのときは、空無辺処、その観念だけがあり、
それ以外について、あらゆる観念が、空になる。」

「たとえば、己の心を、識無辺処に広げる。
そのとき、山が消え、川が消え、森が消えて、
次第に、心が空っぽになり、観念が消えていく。」

「そして、いよいよ、識無辺処に達すると、
そのときは、識無辺処、その観念だけがあり、
それ以外について、あらゆる観念が、空になる。」

「たとえば、己の心を、無所有処に広げる。
そのとき、山が消え、川が消え、森が消えて、
次第に、心が空っぽになり、観念が消えていく。」

「そして、いよいよ、無所有処に達すると、
そのときは、無所有処、その観念だけがあり、
それ以外について、あらゆる観念が、空になる。」

「たとえば、心を、非想非非想処に広げる。
そのとき、山が消え、川が消え、森が消えて、
次第に、心が空っぽになり、観念が消えていく。」

「そして、いよいよ、非想非非想処に至り、
そのときは、非想非非想処の観念だけがあり、
それ以外について、あらゆる観念が、空になる。」

「たとえば、己の心が、無相心三昧に至る。
そのとき、山が消え、川が消え、森が消えて、
次第に、心が空っぽになり、観念が消えていく。」

「そして、いよいよ、心が空と合一すると、
そのときは、心の中に、空の観念だけがあり、
観念が消えて、空も消えて、すべてが空になる。」

これを聞いた、アーナンダは、歓喜し実践した。

http://yusan.sakura.ne.jp/library/buddha_culasunnata/


コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://alephnoda.blog85.fc2.com/tb.php/1675-c96c4463

 | HOME | 

プロフィール

alephnoda

alephnoda

野田成人のブログです
メール返事欲しい人は氏名・電話番号必須だけど、書いたからと言って返信が保証されるわけでもありません。結局人間関係は共通の関心ごとがないと成立しないのであって。私が内容に関心を持った場合にやり取りが成立します。
ブログ手伝ってくれるスタッフ募集中
メールは上の画像の vv9919662014 @ じーめいる。コム(gmailです)

月別アーカイヴ

2037-12 : 1
2024-02 : 3
2024-01 : 5
2023-12 : 4
2023-11 : 5
2023-10 : 5
2023-09 : 6
2023-08 : 5
2023-07 : 4
2023-06 : 4
2023-05 : 4
2023-04 : 3
2023-03 : 4
2023-02 : 3
2023-01 : 6
2022-12 : 3
2022-11 : 4
2022-10 : 5
2022-09 : 3
2022-08 : 5
2022-07 : 4
2022-06 : 5
2022-05 : 4
2022-04 : 4
2022-03 : 6
2022-02 : 5
2022-01 : 2
2021-12 : 4
2021-11 : 5
2021-10 : 7
2021-09 : 5
2021-08 : 4
2021-07 : 4
2021-06 : 4
2021-05 : 4
2021-04 : 5
2021-03 : 5
2021-02 : 5
2021-01 : 5
2020-12 : 5
2020-11 : 5
2020-10 : 5
2020-09 : 7
2020-08 : 5
2020-07 : 7
2020-06 : 5
2020-05 : 7
2020-04 : 1
2020-03 : 5
2020-02 : 5
2020-01 : 5
2019-12 : 5
2019-11 : 4
2019-10 : 7
2019-09 : 4
2019-08 : 5
2019-07 : 2
2019-06 : 5
2019-05 : 6
2019-04 : 3
2019-03 : 6
2019-02 : 5
2019-01 : 5
2018-12 : 6
2018-11 : 4
2018-10 : 4
2018-09 : 4
2018-08 : 4
2018-07 : 6
2018-06 : 6
2018-05 : 8
2018-04 : 6
2018-03 : 7
2018-02 : 5
2018-01 : 5
2017-12 : 5
2017-11 : 4
2017-10 : 2
2017-09 : 2
2017-08 : 4
2017-07 : 4
2017-06 : 6
2017-05 : 4
2017-04 : 6
2017-03 : 6
2017-02 : 6
2017-01 : 5
2016-12 : 5
2016-11 : 4
2016-10 : 3
2016-09 : 3
2016-08 : 4
2016-07 : 4
2016-06 : 5
2016-05 : 3
2016-04 : 6
2016-03 : 3
2016-02 : 4
2016-01 : 6
2015-12 : 7
2015-11 : 9
2015-10 : 7
2015-09 : 5
2015-08 : 6
2015-07 : 8
2015-06 : 6
2015-05 : 8
2015-04 : 8
2015-03 : 8
2015-02 : 11
2015-01 : 11
2014-12 : 5
2014-11 : 8
2014-10 : 9
2014-09 : 9
2014-08 : 7
2014-07 : 6
2014-06 : 5
2014-05 : 5
2014-04 : 9
2014-03 : 9
2014-02 : 6
2014-01 : 5
2013-12 : 2
2013-11 : 5
2013-10 : 8
2013-09 : 8
2013-08 : 9
2013-07 : 13
2013-06 : 8
2013-05 : 12
2013-04 : 8
2013-03 : 10
2013-02 : 9
2013-01 : 12
2012-12 : 6
2012-11 : 10
2012-10 : 9
2012-09 : 4
2012-08 : 9
2012-07 : 10
2012-06 : 8
2012-05 : 8
2012-04 : 6
2012-03 : 13
2012-02 : 14
2012-01 : 15
2011-12 : 9
2011-11 : 14
2011-10 : 6
2011-09 : 10
2011-08 : 8
2011-07 : 9
2011-06 : 11
2011-05 : 9
2011-04 : 6
2011-03 : 11
2011-02 : 4
2011-01 : 6
2010-12 : 6
2010-11 : 7
2010-10 : 9
2010-09 : 10
2010-08 : 10
2010-07 : 7
2010-06 : 7
2010-05 : 7
2010-04 : 6
2010-03 : 6
2010-02 : 7
2010-01 : 4
2009-12 : 2
2009-11 : 3
2009-10 : 5
2009-09 : 3
2009-08 : 4
2009-07 : 9
2009-06 : 10
2009-05 : 10
2009-04 : 13
2009-03 : 7
2009-02 : 1
2009-01 : 4
2008-12 : 9
2008-11 : 9
2008-10 : 6
2008-09 : 7
2008-08 : 7
2008-07 : 8
2008-06 : 5
2008-05 : 4
2008-04 : 7
2008-03 : 7
2008-02 : 7
2008-01 : 7
2007-12 : 10
2007-11 : 8
2007-10 : 5
2007-09 : 8
2007-08 : 12
2007-07 : 7
2007-06 : 15
2007-05 : 18
2007-04 : 9
2007-03 : 17
2006-04 : 1
2004-04 : 6
2004-03 : 8
2003-12 : 1
2003-09 : 2
[RSS 1.0]  [RSS FEED]