元オウム教団幹部 野田成人のブログ

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 随分前の号から間があいてしまいましたが、9年前の経済危機の続きです。

 ノーベル経済学賞教授方のリスク管理取引とは、一体いかなるものだったのか?何のことはない、単に債券市場で「割安な債券を買い、割高な債券を売る」というものだった。時間が経てば価格が見直されて、割安なものは値上がり、割高なものは値下がりするだろう、との目論見。

 どの債券が割安か、どの債券が割高か、の評価は正確だったのかも知れない。しかしロシア危機以降の市場の判断は異常だった。とにかく米国債など安全な債券に資金は流れ、信用のないジャンク債は叩き売られた(ジャンクとは「クズ」の意、ジャンク債とはクズのように価値のない債券のこと)。そこでLTCMは、割安になったジャンク債を買い、割高になった米国債を売った。「時間が経てば必ず価格は元に戻る」と。しかし自らの売買が、金融市場を破綻直前まで追い込むとは予想出来なかったようだ。

 暴騰する米国債の大量売り、暴落するジャンク債の大量買い。資金が足りなくなり、売り買いの精算が求められた。大量のジャンク債を売ると更に価格は下落する。精算時点で資金不足、破綻が決定した。

 LTCM破綻は、9月半ばには誰の目にも明らかになり、ニューヨーク連邦準備銀行が救済に乗り出すこととなる。17兆円分の債券が一気に投げ出されれば、市場がパニックになる恐れがあった。大量の売買が、市場を大混乱させ、債務不履行の連鎖を招く可能性だ。誰かが借金を払えないと、ドミノ式に更に払えない人が出てくるのだ。最悪の場合、金融の決済システムが連鎖的に崩壊する。それを先読みした株式市場は、日々下落した。

 ニューヨーク連銀は、欧米の大手金融機関15社にLTCMへの救済融資を呼びかけた。救済融資を出し渋る金融機関を半ば脅しも含めて、36億ドルの資金援助を実現させた。これは日本の財務省(旧大蔵省)が、金融機関に圧力をかけてやる指導と同じだった。金融当局による圧力は、アメリカが日本やアジア諸国に「そういう不透明なことはするな」と批判し続けたネタだった。しかし窮余の策として、アメリカも日本式解決策を採らざるを得なかった(※)。

 アメリカの金融当局が、単なるヘッジファンド救済の為に圧力をかけたことは批判を浴びた。金融界の「神話」だったLTCMも、そのベールがはがされるや否や、「なんでこんな会社に貸したのか?」と非難ごうごう。

 結果的にはニューヨーク連銀の救済策が、功を奏したわけだが、根本的な解決ではない。ヘッジファンドを規制する議論は、もう何年も結論のでないままだ。マネーゲームの中でお金は自己増殖しようとする。そのマネーゲームが、世界の金の流れの大動脈となっている。大動脈の流れが止まれば、末梢の血管・毛細血管は全て死んでしまう。つまりコツコツ真面目に物を作って働いている人たちが、給料をもらえなくなったりする。金融市場の取引失敗のつけが回ってくるのだ。

 しかし元々のお金の意味を思い出してみよう。人が人の為に何かの奉仕をする。その為の道具・手段だった。その手段だったマネーが蓄えられて、金融市場を形成する。金融市場のマネーに、現実の生産現場・現実の奉仕活動は、振り回される。いつのまにか道具・手段の方が、偉くなってしまったのだ。

 人と人との助け合いが元の本質だった、でも今は手段のマネーの方が重要。生産現場にお金が回らなくてもやむなし。

 どこかおかしい、でもこういうのはよくある。教団でもある。

 人の心を救うことが本質だった、でも今はグルの言葉の方が重要、松本家の意向の方が重要。その為にサマナ・信徒・社会が苦しんでもやむなし。

 LTCM破綻危機は、更に個人投資家、特に日本の個人投資家を襲う。


※ 破綻金融機関の損失処理を、健全な金融機関に負担させる従来の日本的な解決方法で、奉加帳方式・護送船団方式などと呼ばれる。金融システム破綻の危機においては、これ以外に解決策は無いだろう、と個人的に思う。


(つづく)


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novaうさぎがお金持って逃げちゃったよ-ン。

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