不正受給
いや~、世間は広いようで狭いねぇ~
生活保護費560万円 葛飾区と川崎市から不正受給か
この人、ウチの物件にも来て、不正受給を試みまてした。3年半位前かな。
その頃池袋でホームレス対象に相談会をやっていて、そこに彼はやってきた。
「保護を受けるのは初めて」
…と、のちにこれはウソと判明するのだが。たまたまアパートが空いていたので、そこに入ってもらったのだが、いつも居ない。お金がある筈ないのに
「小田原の親戚の所にいく」
と出かけてしまう。
交通費はどうしているのか、と聞くと、クレジットカード使用だという。
(なんか怪しいなぁ…)
と思っていた所、保護決定前に野田市役所のCWに見破られて、退散。
CW曰く
「住民票のある小田原の保護課に聞いてみた所、保護を受給中ということでした。その事を本人に問い詰めると、急に顔色が変わって…」
これが2015年11月。今回の逮捕容疑は、2012年12月からの二重受給。多分この葛飾と川崎の二重受給に味をしめて、他でもやってみようと思ったのだろう。
現在の生活保護制度では、各自治体の縦割り運用になっているので、二重に受けていても分からない事がある。住民票を入れなければ、その自治体でもらって居る事も、他の自治体には分かりようがない。野田市CWは、住民票履歴から当たりをつけて問い合わせてBINGOだった。逆を言えば、住民票を入れていない所で受けていたとするならば、当たりもつけようがない。
「マイナンバーに保護の情報を紐づければいいのではないか?」
と思うかもしれない。しかしホームレスは住民票が消除された状態で、マイナンバーの通知自体をもらって無い人も多い。マイナンバー自体分からなければ、紐づけしようもない。小生は、本籍地でその情報を紐づけるべきだと思う。どこかで保護を受ければ必ず本籍地に照会が行くので、本籍地の自治体で「この人は今どこそこ市で保護受給中」と記録すればよい。
2012年の話が、どういう経緯で今になって逮捕なのかは興味がある。推測ではあるが、またどこかで二重に受給しようとしたのだろう。それで役所の方で「この人怪しい」という事になって、色々調べたら二重受給がばれた、という顛末ではなかろうか?
良い子の皆さんはマネしないで下さい。
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