水道修理
千葉県八街市にある管理物件居住者から連絡。
「トイレの床に水が漏れている」
と奥さんから電話。
この話は数年前にもあったが、旦那さんが言うには
「結露ではないか」
とのこと。
小生も一度現場を見たが、トイレで結露、というのもよく分からなかった。如何ともし難く、しばらく放っておいた。が、再度かかって来たので、水道屋に一度見てもらうことにする。
地元の水道屋に依頼する為
「八街市 水道修理」
と検索。広告が上位に来るが、広告代をかけているところは大概高い。広告下にトップに来たのは「八街市生活水道センター」。24時間365日、専門のオペレーターが対応する、とのこと。ここで
「うん?」
と疑問符。
「本当に地元の業者なのか?」
小生がイメージしていたのは、町の小さな水道屋さん。
試しに、「春日部市 水道修理」とやると、ここでも同じページが上の方に来る。
どうやら日本全国、どこの自治体の地名で検索しても、
「〇〇市生活水道センター」
らしいのだ。あなたは知っていただろうか?知らなかったならあなたの住んでいる市町村名+水道修理で実際に検索してみてほしい。こういうのは何かあざといのでパス。次に
「八街市の水道屋【八街・東吉田・富山地域の水漏れ修理・トイレ詰まりなら ...」
と検索上位にあるページを見る。東吉田…というのは、実際の八街市の地名であるから、
(ここなら地元業者だろう…)
と思ったがこれもそうでもない。ここも365日年中無休でフリーダイヤルオペレーター対応。小さな地元業者に、そんな対応が可能なわけがない。ページトップにご丁寧に
「八街市の水道屋【八街・東吉田・富山地域の水漏れ修理】」
とあるが、これも日本全国どこの市町村名+水道修理で検索しても、その市町村名が出て来る。ご丁寧なことに市町村の下の地名迄検索ワードに入れているようだ。
他にもいくつか見てみたが、検索上位に来る水道屋は、どこも同じように
(全国の市町村名 + 水道修理)
がページトップに出て来る。
余りにも同じページばかりなので、諦めてフリーダイヤルオペレーターの所に電話してみる。オペレーターに事情を説明した後、現場居住者にも連絡をとり、
「業者が来たら見積金額を知らせてもらう為、私の電話に連絡させて下さい」
と伝える。
すると翌日電話が来た。
「これは原因が正確に分からないんですが、トイレ全般古いし、床に水が浸みて床も大分緩くなってますから、床の貼替からやり直さないといけないかもですね…」
「その場合、概算で幾らになりますか?」
「う~ん、正確には見積書で出してみないと…ですが、概算なら25万から30万くらいになるかもです。」
バカ高い金額にも腹が立ったので、検索のあざとい結果についても不満を述べてみた。
「なんかお宅のページだけど、『八街市 水道修理』で上の方に出て来たから頼んだんだけど、やってるの地元業者じゃないよね?全国どこの市町村名入れて検索しても出て来るし、なんかそのページ作成業者に業務委託してるというか、ピンハネされてるだけじゃないの?」
「いや、そのページは、最初に『クラシアン』って所がそういうことやり出して、他の業者もみんなマネをしだしたんです…。取りあえず見積もりを明日出します。」
色々納得いかないまま電話を切る。
しかししばらくするとまたかかって来た。
「旦那さんともう一度話して確認したんですが、これはやっぱり結露です。というのはアングル止水栓って分かります?そこの結露が凄いんです。聞いてみたら井戸水だっていうから、井戸水が冷たいんで、外気との温度差で結露しているみたいなんです。」
「じゃあ結露だったら取り換えても同じじゃないですか。」
「そうなんです、結露だと交換してもまた同じことになっちゃう可能性が高いですからどうしようもないですね…。」
確かにそうだ、この八街市物件は、井戸水からの給水。それなりに地下水の温度差があろうから、結露しても不思議ではない。原因究明されたのは収穫。
「じゃあ、特に見積書の方は無しで大丈夫ですか?」
恐らく一銭にもならない無益徒労な出張になるところ、真実を述べてくれた業者に労いの言葉をかけた。
「はい、じゃあ何かお金にはならないところ原因究明だけしてもらって申し訳なかったです、ありがとうございました。」
あざといページとバカ高い見積金額で、一瞬悪徳かと疑っちゃったけどゴメンナサイ。
(新築で忙しくまともに記事を書く暇すらない)
この事を前向きに捉えたいと思います。
高僧の方々は死亡してから3日で誰かのおなかに入って生まれ変わるといわれています。
尊師の性格からすると尊師もすぐに誰かのお腹の中に入られるのではないかと思います。
一般常識では一番死にたくない死に方だったと思いますが、
わかる人にはわかると思います。
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