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元オウム教団幹部 野田成人のブログ

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秘密コメントで、私が入居者を怒らせて云々という内容があったので、それに関連した内容を以下に記す。

まず小生は、初めて会うホームレスには、その人の生い立ちから出来るだけ詳しい話を聞きだすようにしている。何度か書いたことだが、ホームレス状態に陥る人と言うのは、ほぼ100%と言っていいほど、家族関係に問題を抱えていた人達である。繰り返しになるが、家族関係の問題とは、幼少期に親が離婚したとか、幼少期に親が無くなり、あるいは親に捨てられ、孤児院で育った、などである。どの話も聞くにつれ、「この人はその幼少期にどれだけ心の傷を負っただろうか」という点は、想像しがたい苦しみがある。

以前も書いたかもしれないが、小生の両親は離婚することもなく、先頃父親が亡くなった。よって両親は、添い遂げたという事になるのかもしれない。その両親が喧嘩していた時の思い出が3回程ある。小学校低学年の時に二階で寝ていると、一階からケンカしている声が聞こえて来たのだ。

「明日から家はどうなってしまうのだろうか…」

その夜は不安で不安でしょうがなかった。

だが翌朝になると、両親はあたかも何事もなかったかのように振る舞っている。

それが小学校低学年の数年間に3回程あっただけである。

しかしその3回の夜に抱いた不安は、印象深い出来事として心に刻まれているのである。ましてやそれが毎日夫婦喧嘩が耐えなかったり、結果として両親が離婚するという事態に直面する子供の心情はいかなるものであろうか。想像に耐えがたいものであっただろう。

それらの出来事は、その人の人格形成に大きく関わることになる。大体が人間不信・自己否定・人生否定・社会不信という形になって現れる。だからほとんどのホームレスは、人間関係が下手である。露骨に人間関係を避けるか、もしくは表面上取り繕った対応をしながら、本心を隠している。そして人間不信・自己否定という性格が、彼らのキャリア形成において、大きなマイナス要因となり、仕事と住居にあぶれてしまうという結果に至っていることが良く分かる。

小生はこういう人達を目にしながらよく考える。

「自分とこの人達の間にどういう違いがあるであろうか?」

「自分の親がこの人のように酷い親であった場合、自分も同じような性格になったのではないだろうか?」

小生の両親は、たまたま離婚するに至らず、小生は比較的幸福な幼少期を過ごせた。しかし小生が違う両親の元に生まれていたとしたなら、そうではなかったかもしれない。離婚するような親であったならば、彼らと同じく人間不信・自己否定に陥ってしまっていたかもしれない。

ある子供は愛情深い両親の元で、のびのびと育ち、才能を開花させる。

ある子供は離婚する両親の元で、心傷つき心を閉ざし、人生に躓く。

子供は意識しないがそれが後々人生において大きな差になって現れる。

そういう人達と自分がどう違うのだろうかと考えると、それ程大きな差があるわけではない。たまたま両親がそうだったに過ぎない。

このように他人との同一視を進めていくと、自分が何者でもない、という思考になってくる。自分がそういう不幸な環境に生まれてホームレスになっていたかもしれない。ある意味でホームレスはそれを教えてくれる先生である。

「何者でもない」というのは

「何者でもありうる」ということである。

今はホームレスというマイナス面の同一視をしたが、逆の同一視も可能である。

例えば「電気工事」の記事他でも書いているように、他人が出来ること、やっていること、その状態にも同化しうるということでもある。

「他人が出来ることなら自分にもできる」

それを妨げるものは、「自分はこうだ」というプライド・慢である。

この点において「自分は何者でもない」「何者でもありうる」と考える思考の柔軟性は重要である。

幼少期に傷ついた人の人生にどのように同一化し、どのように変容するか、という問題に戻る。大抵の場合で、不快人間不信の殻に覆われてしまっているので、容易にそこに近づくことすら出来ない。

人格形成がなされる前の子供であったならまだ変更は容易だったろう。しかし一旦形成されてしまうと、そのプライドというか「自分はこうである」という思考は、なかなか抜け出せない。

本人達が触れてほしくない、放っておいて欲しいと思っているであろう、その殻の部分にアプローチするには、それなりに時間をかけて信頼関係を形成する必要がある。ある程度信頼関係ができると、徐々に内面が露呈してくるケースがある。それが感情の解放という形で現れてくる。

例えば何度か記事に登場する「自称ダメ人間」Tさんは、親が幼少期に離婚し親戚をたらいまわしにされた経験を持つ。親戚に育てられた子供は、必要以上に「遠慮」と「人前でかしこまる」要素ばかりが強くなる。何を聞かれても「自分は大丈夫です」と欲求を押し殺した人間が出来上がる。結果として彼は、人前では真面目に仕事をするが、ストレスを溜めてある日突然トンコするという行動パターンを繰り返すようになる。

小生の元でも何度も突然の失踪を繰り返していた彼が、「この仕事は嫌です!」と感情を表すようになったのは、付き合い始めて4年目位のことである。それでもその後も1年近く失踪状態になったり、という距離感である。こちらとしては、距離が縮まるのをじーっと待っている。機が熟するのを待つしかないのである。

よって先日Tさんが、新築トイレ設置作業の際に爆発した時、小生は

「待ってました」

という思いが湧いた。

いや「待ってました」も正確ではない

本人のストレスが溜まらないように、3日に1日は休みとして「切れない」ように細心の注意を払っていたのも事実である。

扉が開いたときしか中には入れないが、その扉が開いたのである。

「今だ!」

そう思った。

感情が解放した時しか、抑圧蓄積されたものには手が加えられないからである。

今は総論として書いているので、個別の会話は省略する。いずれにせよ一筋縄では行かないし、長い時間を要する。このような経験をさせてくれるTさんは、ある意味で小生の師匠のようなものかもしれない。

しかし100人を超える店子全員とそういう関係に至れるわけでもない。これまで300人以上のホームレスに対応し、半分以上は失踪してしまった。こちらがやろうと思ってできることでもない。沢山の困っている人を助けて、その中にたまたまそういうケースになるTさんがいたのである。

それ以外のケースでは、感情の解放だけが起こり、関係が破綻してしまったようなこともある。これはさじ加減が難しい。結論としては、「無為自然」。しかし実際には場数を踏む以外に無いのである。

このような内容も、聞かれなければ書くことも無い。一般人にはほぼ無関係・無関心なものである。しかしオウムでそれなりに仏教を学んだことのあるものなら、ひょっとしたら分かるかもしれない。そう思って書いた次第である。「ないまぜな感情」が出て来たとしたら、それが印である。

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聖者

悪人を教化し まともな人相にしなければならない そうしないとなんだか落ち着かない

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