文春君の正義
文春君(ふみはるくん)について思う事
週刊文春最新号に、テレ朝・田中&加藤アナの不倫記事が掲載された。二人は8日の担当番組に出演せず、そのまま降板する可能性も高い。
この「文春砲」について、ヤフーニュースでは
「文春は良い仕事するわ。今年だけでもかなり楽しませてもらった。」
「文春最高やわ〜 もっともっといいネタお待ちしています!」
などのコメントが上位表示されている。
小生はこのような世間の風潮が大嫌いだ。
そもそも文春自体好きではないが、それに追随するマスコミ、視聴率や購読数で彼らを支えている一般大衆に対して、「アホか」と。
「お前ら、それが巡り巡って自分の首絞めることになるのが分からんのか?」
そのように常々考える。
奇しくもテレ朝「グッド!モーニング」で、今月二日の「2016ユーキャン新語・流行語大賞」のニュースを伝えた際、田中アナは自身で「(番組ディレクター役)次の文春砲はいつですか?」などという発言をしている。「文春砲」をネタとして追いかける側が、血祭りにあげられるという、まさに自業自得なのだが…。
この風潮は、回り回って社会全体で自分の首を絞めている。その因果応報を自覚するのは、今回の田中アナのように当事者になるまでなかなか分からない。残念ながら、人間とは社会とはそういうものなのかもしれない。
社会の表舞台から、少しでも汚れたもの、異質なものを排除しようというのは、子供のいじめと何ら変わらないように思える。
表向き、先生などに対しては「良い子ちゃん」を振る舞い、陰では陰湿ないじめをする。自分がいじめられない為にも、誰かがやり玉に上がれば、積極的に攻撃に加わる。それが最近のいじめの特徴だそうだ。
アナウンサーは、テレビ局・番組の顔だから、清廉潔白の「良い子ちゃん」でなければならない。視聴率競争で生き残るには、積極的に汚れた存在を攻撃しなければならない。このようにして、昨今の報道番組は、水に堕ちた犬を完膚なまでに叩きのめすようなことをする。
不倫は確かに、誉められたことではないし、どちらかと言えば非難されるべきことではある。しかし婚姻歴ある男女で、全く配偶者以外に心が動かない人間が、一体どれほどいるのだろうか?50歩100歩である。
田中・加藤アナは、このまま番組から消えてしまいそうだが、ゲス川谷への追い打ちは執拗だ。ゲスの極み乙女は、熱狂的なファンに支えられて先日までコンサートを続けた。世間はそれが気に入らなかったのか、離婚成立した川谷の新恋人・ほのかりん飲酒問題をほじくりだした。これが2カ月前。
そもそもが未成年で飲酒しない人間がどれだけいるのか?飲酒や喫煙する人間で、成人するまでやらなかった人間はどれくらいいるのか?車の運転で、見通しがよく一時停止をしなかった、それを警察官に見つかってキップ切られた、その程度の問題である。バカバカしい。それくらいゲス川谷が平然としているのが気に入らなかったのだろう。
叩く側は、叩くのが正義だ、と思ってやっているからタチが悪い。「不倫は悪だ、だからそれを叩くのが正義」という相対論理だが、締め出された悪は、攻撃する側が正義の側に立つための踏み台のようなものだ。悪を攻撃することによって、自分は正義の側にいられる。いじめる側に回ることによって、自分はいじめられない。大人社会がこうなのだから、子供のいじめなど、無くなる筈がない。
社会全体がそのような悪の洗い出しに方向づけられるのは、社会全体を覆う不透明感・閉塞感という漠然とした不安があるからではなかろうか?鬱積する不満やストレスのはけ口を求めているのではないか、という気がする。
そのストレスや不安感・閉塞感は、とりもなおさず「良い子ちゃん」であることを要求する社会そのものが作り出しているわけだが。「良い子ちゃん」の狭い枠組みの中で、自網自縛状態に陥っているのが根本原因であろう。
「良い子ちゃん」社会は、いくつかの基準で出来損ないを排除する。基準の一つが、お金であり貧困である。小生は、社会で周縁化された存在(ホームレス他)の支援・再生を業とするが、どうやらしばらくは暇になりそうもない。
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テレ朝・田中萌アナ「次の文春砲はいつですか?」自身に降りかかる
スポニチアネックス 12/8(木) 9:44配信
テレビ朝日の報道・情報番組「グッド!モーニング」(月~金曜前4・55)のサブMCを務める田中萌アナウンサー(25)と加藤泰平アナウンサー(33)が8日、同番組への出演を取りやめた。
【写真】テレビ朝日入社式で笑顔の田中萌アナ
8日発売の「週刊文春」が2人の不倫疑惑を報道。同局は事実関係について「プライベートなことですので、お答えは控えさせていただきます」とする一方で、2人の出演については「報道・情報番組ということもあり、出演を当面見合わせることにしました」と説明していた。
番組は今月2日、「2016ユーキャン新語・流行語大賞」のニュースを伝えた際、「ゲス不倫」「センテンススプリング」「文春砲」がノミネートされながら大賞を逃した「週刊文春」記者・文春(ふみはる)君にインタビューしたVTRを流した。
(VTRからスタジオに戻り)
田中アナ「いや~、本当に今年は文春の記事が話題になりましたね」
吉野真治アナ「そうですよね。そこで取材記者の方に、あらためてですね、今後、いつ文春砲が発動されるのか、聞いたんです。そうすると、気になる内容だったんですね。その時のやり取りを再現してみます。田中アナは質問したディレクター役をお願いします」
(やり取りが文字表示され)
田中アナ「(番組ディレクター役)次の文春砲はいつですか?」
吉野アナ「(週刊文春記者役)まぁ、来週号で1個大きいの、あるんじゃないですか」
田中アナ「(番組ディレクター役)えっ?内容は?」
吉野アナ「(週刊文春記者役)ん…現場を震撼させるような…」
田中アナ「(番組ディレクター役)現場?ちょっとヒントを頂けませんか?」
吉野アナ「(週刊文春役)ん…何ですかね…」
田中アナ「(番組ディレクター役)何でしょうか?」
吉野アナ「(週刊文春記者役)ん…最後に逃げられたくないんで。勘弁して」
この時点で「週刊文春」の取材は大詰めだったといい、田中アナは自身に降りかかるとは予想だにしなかったのか…。
コメント
自業自得
本人達を庇うという趣旨ではないんです。
>サイエンティストの見地から述べて下さいよ。
興味ないことはないけど、証明というか説得力ある話ができないんで…
>おいどんもこういうくだらないネタを迎合して喜んで消費する大衆が大嫌いですわ。
ドモ人´∀` )( ´∀`人ドモ
西村雅彦、成宮氏の芸能界引退に「社会がいじめっ子になっちゃってる印象」スポーツ報知 12/11(日) 22:03配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161211-00000227-sph-ent
この記事のコメントをご覧下され。ほぼ全員が同意してます。社会がおかしくなっている、と。
男性原理の旋風は世界の潮流のようですが、希望もあると信じたいですね。
野田さん独りぼっちじゃないよ。
でもねぇ、、、二人とも醜男醜女だよ。本当の意味でね。
船田元さん見てもね、「失楽園」の成れの果てって、あんなもんでしょ。
あっ、そうそう麻原もね。
イジメはよくないけどね。でも本人たちも大人で覚悟してやったんだろうから、そんなに庇わなくてもいいんじゃないの?
なんかね、こういう記事読むと、ホームレスさんたちのほうがずっと立派な人たちだと思うんだ。