今後３

－－まだなんか具体的によく分からないんですけど、教団はどうなるんですか？

　教団の問題について言うならば、もうＡ派教団っていうのは、過去の遺物にしがみついているだけだからね。結論、自分の修行だけしたいなら、沖ノ鳥島しかないんでは？彼らにとっても社会にとっても一番良いんじゃないかと思うけどね。まあ特別にお金をもらって、海外豪遊やバイクツーリング旅行が好きな二ノ宮正悟師には難しいと思いますけど。

　教団の将来に不安を思う人たちには、一応の対策はしてあげたんですよ。


－－え？どんなことをやったんですか？

　将来が不安だし、もうＡ派にはついて行けない、っていう人達については、もう外で共同生活出来るようにアレンジメントしてあげました。その人達がお布施しないで貯めたお金で中古マンションを買う手伝いをしてあげたわけです。衣食住の住だけなんだけどね。まあ、これはもうはっきりと出ていく人と、決断出来ないで煮え切らない人、Ａ派バリバリの人と大体煮詰まったからほとんど終わりです。もう散々教団の人には、伝えられることを伝えられる手段で話をしたから、そろそろ正悟師としても免責かなと思ってますよ。

－－じゃあ脱会するんですか？

　うん、今ちょこちょこと一般の方に、経済の問題点と私の考えていることを話してます。それでよく言われますよ。「野田さん、もう脱会したらいいのに」って。でも脱会して身分を隠しても何しても、すぐ「あの人は元オウム」とか後ろ指さす人がいるからね。だったら最初から堂々と現役オウム、アーレフ代表の肩書きでやっても面白いかなと。

　一般の人は、必要以上にオウムのことを悪く思いこみすぎているから、そのイメージを払拭するのにも良いかなと。私は表面的な付き合いより、ケンカしてでも本音の部分でぶつかっていきたいタイプなんですよ。それで少しずつでも理解者が増えて、オウムに対する誤解が解ければ、現団体に対するはなむけにもなるかなと。

－－被害者賠償とかはどうするんですか？

　それも同時にできるように色々考えてます。例えばお金のない人に住居を提供するとして、ある程度は家賃もらった分から賠償出来るくらいの利益は出しても良いかなと。ホームレスとか刑務所を出所したばかりで、なかなか住居を借りられない人に住居を提供してあげて、生活保護を申請してもらっても良いかも。なんせ生活保護は、住居が決まらないともらえないもんだし。これ「被害者賠償を国が肩代わりしろ」って議論があるから、国から出ている保護費が賠償に回りますって言えるかもね。

　あとブログの内容にプラスして、本でも書いて版権はオウム真理教にしようかなとか。そうすると印紙税は全部賠償になる。私のアーレフ内での失脚した立場を説明するのに、名刺代わりに本を作って色んな人に配ろうかなとも考えているし。

　だから売れる本を書かないと、って思ってます。若い人に読んでもらえるように、ちょっと軽い内容で考えてます。出版社にコネのある人いたら、紹介してください。まあ私個人でも、３０社くらい原稿持って足運ぶつもりではいますけど。

　あとは、ネットで草の根運動ですかね。それなりに理解が得られれば、協力してくれそうな人は、色んなところでいるかなと思います。ただ今の市場経済で、立場がある人は難しいかもね。自分たちの既得権益が削がれるからね。だから貧乏人同士ネットワーク作ってやるしかないかもね。