元オウム教団幹部 野田成人のブログ

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「野田さん、あの……、申し訳ないんですが……」

長年付き合いのある店子から、ひっじょ~~~に申し訳なさそうな声で連絡があった。

(なんだ、引っ越すのか?)

と思っていたが、話はちょっと違った。

「実は、私が行っているキリスト教会に行ってもらえないかな、と思って…」

キリスト教会に通っているこの店子を、仮に山田さんとしておこう。山田さんの話をよくよく聞いてみると、私に一緒に自分が通っている教会に行って欲しいというのだ。

小生「それってあれかな、ひょっとして、勧誘の話を聞いてほしいってことかな?」

山田「ええ、実はそうなんです…」

なるほど、これはオウムの「導き」と全く同じである。どこの宗教でも、信者の知人・縁故者に声をかけさせて、新たな信者獲得をする。山田さんの教会も、例外ではないようだ。

小生「じゃあ、いいよ、一緒に行ってあげる。」

山田「すいません…」

多分ノルマみたいなのがあるのかも知れない。別にキリスト教に入信するつもりなど、更々ないのだが、山田さんが困っているとなれば無下に断るわけにも行かない。翌週火曜日の午後6時に、山田さんが通うキリスト教会に赴くことになった。

キリスト教会というと、小生には貧困層への炊きだしというイメージが強い。全く信仰心が無い人たちにも、毎週気前よく食事を振る舞うキリスト教徒である。小生も、日頃ホームレス支援で彼らを支援する立場である。

食事どきの夕方に、わざわざ勧誘されにこっちから教会に行くんだから、メシぐらい出るんじゃないかな?

たまには逆の立場で不純な動機を持ったとしても、それほどバチ当たりではなかった筈だ。

実際、食事やら美しい女性やらで勧誘する宗教団体も少なくない。オウムも94,5年頃はそのようなやり方で勧誘していた。「坊主丸儲け」ではないが、そもそも宗教団体は、どこも信者らのお布施で潤っている。金が無いのは、テロに敏感なこのご時世、わざわざトルコまで集金に出向くひかりの輪くらいではないのか。

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約束の火曜日に出向いてみると、その教会はかなり綺麗で立派な建物であった。やはり金余りなのだろうか。

山田「この建物も、日曜に集会に使うくらいで、平日はほとんど誰もいないんです。」

(え…、ひょっとして、今日他に誰もいないの…)

ガランとした教会で出迎えてくれたのは、二人のアメリカ人宣教師である。見た所、二人とも20代ではないだろうか。導き入れられたのは、ホワイトボードのある講義室のような部屋。そこで小生と山田さん、向かい合わせで二人の宣教師が座って、4人だけの会合が始まった。食事どころか、お茶菓子も、いやコップ一杯の水さえおかれていないテーブルで…。

キリスト教のその宗派では、アメリカ人宣教師が2年毎に派遣されるらしい。日本に来て一人は1年、もう一人は2カ月という宣教師の日本語は、たどたどしかった。

(導きやるなら、日本語流暢な宣教師連れてこいよな…)

宗教の勧誘は、かなり強引なものもある。宗派によっては、多数の熱心な信者らで取り囲み説得するなど。入信申込書を書く、あるいは何か物品を買うまで帰さないような雰囲気になることもある。

小生も、大学一年時(当然まだオウムに出会っていない)、手かざし宗教にそのような勧誘を受けたことがあった。外見美人の女性信者を餌にしたその勧誘は、施設に入るや否や数時間信者らが取り囲み説得を受ける強引なものだった。だがその執拗な勧誘を受けても、「自分は物理学に骨を埋めるつもりだから」と、ガンとして拒絶。最後はその美人信者に、「強情もの!」と嫌味を言われて解放された。ここまで頑固で人のいう事を聞かない小生がオウムに入ったのは、「縁があった」としか言いようがないのだが…。

そんな小生に対し、たどたどしい日本語で

「私たちは正しい教え、正しい預言者を信じています。私たちがしたいのは、これです。」

とipad上の辞書ソフトで「誘う・勧誘する」という単語を表示して小生に見せる宣教師。

何を言うやらミカンやら。強情ものと言われた小生も、来年は五十路になる。このシマリがなく、ワケの分からない場の雰囲気を、ブチ壊すことなく、何となく保ちつつもクロージングさせるにはどうすればいいか。終始そのようなことに神経を使いながら、時節に合致する以下のような質問をした。

小生「フランステロのように、なぜ同じアブラハムの宗教同士でケンカし続けているのですか?」

この質問に対して、宣教師はホワイトボードにイエス・キリストから始まるキリスト教の系譜を書き出した。そして自分たちの宗派が登場する以前から存在する多くの他宗派について、次のように総括して書いた。

「背信」

(つづく)

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