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野田成人のブログ

累積賠償額1549万円

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 まこちゃん(平田まこと)が、意地悪な記事を書かれているので、微力ながら弁護。彼が出家時にお布施をしないで、へそくりを残していたのだという(末尾記事参照)。

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 だが、オウムでは出家のときに全財産をお布施として差し出すのが通例だ。教団外に金を残しておくとは「いつか脱会したときに使おう」とでも思ったのか。煮え切らなさがにじみ出ていた。
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 しかしこれは小生にも似たような出来事があった。小生は東大3年時に出家したが、その際約200万円をお布施した。通帳・印鑑毎出してくれというので、そのまま経理担当に提出した。しかしながらこれは数年後まで引き出されることが無かった。切っ掛けはよく覚えていないが、92年頃になって再度経理部からその通帳・印鑑を渡されて「引き出してきてください」と言われ、お金を経理部に出したことがある。

 麻原によると、出家者の布施はそのままとっておいて、その人が修行をドロップアウトしそうになったり、修行が進まなくなったときに、麻原が直接その人のお布施を使うことで、功徳を積ませるという(エネルギー交換)。

 多分小生のみならず、平田含めて他の出家者の布施も同じ扱いになっていたであろう。よってそのまま郵貯口座に残っていたとしてもおかしくはない。

 もし仮に平田が意図的にそれを残していたとしても、多分彼はそれを賠償に当てるだろう。「全財産を布施させるオウム・麻原は強欲だ、信者はマインドコントロールされている」などとしてきたマスコミが、オウムの価値観(全額布施)を盾に彼を非難できる資格などあろうか。余りにご都合主義のダブルスタンダード。

 平田がお金を隠し持っていたとするなら、それは彼がマインドコントロールされてなかった証拠になる。彼は人間臭いところがあったし、それ故人殺しはやりたくないと考えていただろう。それを感知した麻原も、彼には謀議に参加させなかった可能性が高い。そういう推測が成り立つはずだが、悪口しかかけないマスコミは、結局「いじめられっ子をいじめる側に回らなければ、自分がいじめられる」という根性無しだからだろうが。

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オウム平田被告“ヘソクリ”80万円
2014年12月17日 18時00分

 オウム真理教元幹部、平田信被告(49)の控訴審が16日、東京高裁(八木正一裁判長)で開かれた。弁護側は3月7日の一審で下された懲役9年の量刑は重過ぎると主張した。

 一審では、目黒公証役場の事務長仮谷清志さん(当時68)拉致事件や宗教家マンション爆破事件など起訴された3つの事件すべてで、関与が認められていた。

 一審と違ってノーネクタイで出廷した平田被告は、被害者参加した仮谷さんの長男、実さんに何度も礼をして謝罪の言葉を繰り返した。

 弁護側は、証人の証言が一方では採用され、また一方で不採用となることを「ご都合主義の判決に納得がいかない」と主張。検察側は控訴棄却を求め、即日結審した。

 この日は、主に遺族への賠償方法について補足説明が行われた。逃亡中に同棲していた元信者の女性が働いてためた金を賠償金にすることを決めていたが、当時ヒモだった平田被告の金ではないことに後ろめたさがあるという。

「自分だけの(力で稼いだ)お金がないかといろいろ考えたところ、警察に証拠品として押収されていたキャッシュカードが還付された。それを充てようとした。取り調べのときに刑事から『80万円入ってたぞ』と言われました」と平田被告。

 これは出家する前に作っていた郵便貯金の口座だという。だが、オウムでは出家のときに全財産をお布施として差し出すのが通例だ。教団外に金を残しておくとは「いつか脱会したときに使おう」とでも思ったのか。煮え切らなさがにじみ出ていた。

 判決は3月4日に下される。また、1月16日から始まる元幹部高橋克也被告(56)の裁判にも証人出廷する予定だ。

【編集部のおすすめ】

コメント


出家修行者としては

模範にならないですが、
何百万と貯めていた、
菊地さん同様に、
俗世に生きる者とは、
見習いたいものです。

蓄財は餓鬼のカルマを積むことにつながるんでないでしょうか。
現代人の場合、老後のために蓄財する人が多いと思いますが
厳密に見ると、やはり我執と言わざるをえません。

自然に財をなしても、それに執着せず、布施することができるならば
カルマにはならないでしょう。

ちなみにアベノミクスは、国民に餓鬼的期待感を抱かせる、たいへんな悪業だと思っています。



無一物

老後のために経済的な準備をしておくことは、大切なことだし、経済的に身動きがとれなくて不自由するよりも、ある程度自由がきくのが修業するにも良いです。
ちゃんと蓄えることを勧める方がむしろ健全だと私は考えます。
時代的には無一物をパフォーマンスすることにメッセージ性があったことは確かです。
しかし今の時代はある程度の財を何に使い、いかに管理するかの方が難しく重要です。
今日、キリスト教においても修道制が考え直される時代にもなって来ています。
本当の修道は世にあって世にあらずの実践のはずですから、おそらく外面の無一物よりも精神の無一物が問われるのでしょう。
むしろ外面の無一物は問わないほうが良いと思う理由です。

蓄財することにより、今助かる命が死んでいる。
我執のために。将来も
自分だけは生き延びたいと言う。

「これは 俺のものだ 他人は どうでもいい」

これが餓鬼の世界です。

日本人は餓鬼化してますね。

なるほど、元信者さん

私も餓鬼化した人間に過ぎないので、かえって元信者さんのような生き方は尊く思えます。

蓄財も過ぎれば・・・

> ちゃんと蓄えることを勧める方がむしろ健全だと私は考えます。

たしかに、現実的ですな。

VT正悟師がよく相手をしている方は、
散財したり、平気で借金したり、人に無心するのを恥としないような方です。
それよりは、真面目に働き、貯蓄に励み、浪費をしない方の方が
カルマとしては上だと思いますね。


わたしの名前も元芝さんにつけて貰ったものですが、
そのことを忘れないように、改名せずに使い続けております。

でも、ストレスが溜まりすぎるほど働いて、蓄財などすると、
餓鬼のカルマとなるのは理解しております。

昔、元フジテレビのアナウンサーだった逸見政孝さんを思い出します。
豪邸を建て、挙げ句の果てに急性の胃がんになって、
人間界から転生していきました。
何だか、カルマの法則を具現化したような人でしたけど。


markさん。
あなたが生きるための蓄財は否定するつもりはありません。
しかし、それを投資に使ったり、ギャンブルに使ったり
あるいは、不必要な内部留保を蓄えている経営者。

こういうのが餓鬼です。

生きるための蓄えは、人間の本能に由来しています。
賢く生きないと、この人間として生まれた生を無駄にします。



お金がたまっているぞサン。

そうなんです。いくらお金を稼いでも
立派な屋敷、名声、女子供・・・
つまり、修行者にとって不必要なものばかり増えるんですよね。

少子化上等、国民総生産低下上等なんです。

日本人は先を行っているのに、アベノミクスはその流れに逆行してると思うのです。





「意地悪な記事」

野田さんの記事の「意地悪な記事」を読んで、真実などゴシップの中では見えなくなるもだと改めて認識しました。

勝手なことを好き放題言える状況では、真実から離れていろんな事が勝手に作り上げられていきます。
つまらない真実よりも、刺激的な偽りの方が面白いだろうし。

元信者さん

>しかし、それを投資に使ったり、ギャンブルに使ったり
>あるいは、不必要な内部留保を蓄えている経営者。
>こういうのが餓鬼です。

いやはや。
まさに、私は元信者さんのいうところの「餓鬼」ですね。

私なんぞ、安倍政権になった途端に円安政策が行われるからと、すぐに手持ちの円をドルに替えておきました。
蓄財があったら、私は投資できるならば投資をします。
もちろん、そこに生きているのではないのですが、おそらくそういったことは我欲の問題として考えることではなく、性格的な問題であったり、経済感覚の問題かもしれません。

だって、円安政策をすると分かっているのに手持ちの円をドルに換えないことがむしろ私には不思議です。
これまで日銀が愚かにも円を刷らなかったためのマネタリーベースでの円不足がデフレの根本原因なのだから、円を刷ればデフレから脱却できることも当然で、本来の1ドル100円くらいにはなるだろうと判断しました。
だから、私は120円を越えた段階で警戒して円に替えます。
次は、株がいいと思っています。
日銀の黒田さんはインフレターゲットを決めて緩やかなインフレを誘導するのだから、何かしらの株式を持っておくことがいいのではないかと考えます。
バブルのときの日経平均株価は3万8000円台にまで行ったのだから、現在1万8000円だから、少なく見積もっても2万8000円くらいまでは行くでしょう。
3万円を越えたら私は警戒して手を引くつもりです。
経済評論家が「株を買え!」と言いだして、一般投資家が株に手をだし始めた段階で警戒します。
素人の一般投資家が株で失敗したり、さまざまな問題が出始めてから、国が規制しなければならないと考え出すからです。
といっても、今、株は持っていません。

中世に後期に至るまでのキリスト教的な理解には、キリスト教倫理において「お金儲け」を俗悪なものと見る考え方が支配していました。
利息を取ることについても、スコトゥスという神学者が中世後期に出て来てやっと利息の正当性を語るようになりました。
私は時代の中で自らも泳ぎつつも、「この世にあってこの世にあらず」でいきたいと考えています。
キリスト教徒の私は基本すでに天の御国に属していると考えるので、その分、この世では気楽ではあります。

例えば熊は冬に備えて、大食いして体に脂肪をため込みますね。
リスも木の実をたくさん集めます。
人間にも、いつ首切られるか、いつ倒産するかわからない状況で
ある程度の蓄財がなければ餓死する可能性もありますね。

しかし蓄財に執着するのは餓鬼でしょう。
自分が死にゆくときは、きれいさっぱり捨てて行かなくちゃならない。
そしていつ死ぬかわからない。
死ぬ前に、執着を捨てておかなくては、苦しみ多いところに赴かなくちゃならないのですから。





ラーマクリシュナは家じゅう者は老後のために幾らかの蓄えが必要だと説いてました。生活苦であると神に心が向かないからです。もちろん出家者には激しい放棄を説いてます。

波羅提 三八-①
 (大分別)

諸比丘の中小欲なる者、諸比丘具嘉ベーラッタシーサに、かく言へり、「やよ、友、汝は集め貯め貯蔵せる食物を食するや」と。「何ぞ具嘉ベーラッタシーサは、集め貯め貯蔵せる食物を食するや」と非難せり。・・・乃至・・・
「實なり世尊」。

佛世尊呵責したまえり、
「ベーラッタシーサ、汝何ぞ集め貯め貯蔵せる食物を食するや」、
ベーラッタシーサ、これ未信者を信ぜしめ・・・乃至・・・諸比丘、汝等當に是の如くこの學處を誦すべし---

足跡代わり

もうとっくに終わった話題ですが。折角来たので

どうして蓄財を悪とするのか、どうして施しが善なのか
まずそこを考えるべきではと思います。
私にとって蓄財は自分を守るために必要な物
そして施しは人は一人では生きていけないから
社会を維持するため、また人に備わる承認欲求を
満たすためと考えます。まだまだ理由は色々有るんでしょうが
要約すると 情けは人のためならず。
双方とも自分が生きていくのに必要だから行うのだと考えてます。
善悪ではなくどっちも自分に必要だからというのが現時点での私の考えです

宗教家って結構2元で物を考えるところがある気がしますね
何故?と考えるのは大事だと思いますよ。
オウムではこれを考えずに痛い目にあったと思うんですけどね

ではではお邪魔しました

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